函館歴史散歩と大沼で自然を感じる旅①（2016夏）

2016/08/08 - 2016/08/10

ＪＡＬのマイレージを利用して、夏休みに北海道へ２泊３日の旅へ。
函館での街歩きと、大沼の自然を楽しみました。

表情が全く異なる街ですが、電車で４５分ほどで行くことができるので、どちらも楽しみたい私たちにとっては魅力的です。

北海道ではめずらしい３０℃越えの天候でしたが、函館はイメージよりもコンパクトな街で、異国情緒とレトロな街並みを日本の歴史を感じながら楽しみ、そして綺麗な夜景も見ることができました。

そしてもちろんグルメも堪能しました。

まずは初日の函館異国情緒とレトロな街並み＆夜景見物編です！

エリア 函館(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

東京羽田８：２０発、函館９：４０着のＪＡＬ３９５５便を利用し、空港からは空港連絡バスで函館駅前へ。

函館朝市で、ちょっと早めのランチをいただくことに。ガイドブックでピックアップしていたお店の中から、きくよ食堂へ。

きくよ食堂 本店 グルメ・レストラン

夫とそれぞれ、巴丼を選びました。ボタン海老とイカも単品でオーダー。

腹ごしらえのあとは市場をブラブラ。函館朝市ひろばで夕張メロンをつまみます。

函館港のほうに出てみると、摩周丸が見えました。（今回は立ち寄りませんでした。）

青函連絡船記念館 摩周丸 美術館・博物館

岸壁にカモメがとまっています。港な感じ。。

さて、早速街歩きへＧＯ！

函館といえば、路面電車。いろいろなラッピング車両が走っています。

こんなかわいいのもありました。。

十字街で降りて、銀座通りをブラブラします。この銀座通りは昭和のはじめまでは函館で一番華やかな通りだったそうです。
函館は何度も大火に見舞われたため、大正や昭和初期にたてられた鉄筋コンクリートやレンガ造りの優れたデザインの建物を見ることができます。

そんな大正時代の雰囲気を感じさせる銀座通りの入り口にあるのは、旧梅津商店。角地にそったカーブが美しいです。窓ガラスも昔の波打つようなガラスでレトロな雰囲気を醸し出しています。

函館市電 十字街停留場 駅

見通しの良いところにくると、函館山が見えます。街歩きでよくみた風景です。

続いて見えてきたのは梅津商店倉庫。大正時代に建てられたそうです。

通りの向こうには旧ホテル中央荘。

美容室あみんは大衆浴場「衛生湯」として建てられたものだそう。

この建物が通りに残るモダン建築の最後なのですが、思いのほか短い距離でした。
正直、私たちのほかに観光客はおらず、使われていない建物もあり、何か有効有効活用できないのかな・・・と思いました。

十字街に戻り、今度はベイエリアのほうへ。

こちらは、日本最古（かつ現役）のコンクリート電柱で、円柱ではなく角錐形なのもめずらしいです。

ここで、予想外の暑さに休憩することに。喫茶店がオアシスに見えました。。

茶房旧茶屋亭にて。明治末期の商家で、店内にはアンティーク家具が置かれたレトロで落ち着く空間でした。

茶房旧茶屋亭 グルメ・レストラン

冷たいもので、疲労回復♪

お店の近くは倉庫が立ち並んでいるのですが、色とりどりでちょっと可愛い。

そして、金森赤レンガ倉庫にやってきました。

金森赤レンガ倉庫 名所・史跡

ショッピングモールをブラブラみたあと、ミルキッシモへ。

ミルキッシモ 函館本店 グルメ・レストラン

ちょうど王様のブランチで取り上げられていて、その時すすめていたかぼちゃくりん、ミルク、ジャンドゥイアをふたりでシェア。
北海道はアイスクリームがおいしくて、行く先々で食べてしまいます。

赤レンガ倉庫をはなれ、次の目的地にいく途中に赤い靴の少女像がありました。

市電の走っている通り（市電「末広町」周辺）には洒落た旧銀行の建物が並んでいます。
こちらは、旧第百十三国立銀行本店。当時のドイツ建築様式が取り入れられています。

道路をはさんで向かいには、旧ホテルニューハコダテ、こちらは旧安田銀行函館支店でした。
2017年に、またホテルとして運営されているので、泊まる機会があるといいなあ。

道を進んでいくと、旧第一銀行函館支店が見えます。今は函館市文学館として利用されています。

こちらはモスグリーンの壁の色がとても目立っていた相馬株式会社。

相馬株式会社 名所・史跡

市電の通っている道路をはなれ、東坂を上っていくと、旧小林写真館があります。石川啄木が家族写真をとるために通っていたそうです。

旧小林写真館 名所・史跡

さらに東坂を上っていくと、函館中華会館があります。清朝末期の伝統工法で建てられた日本に現存する唯一の建物なのですが、残念ながら外観のみ。中も見たかったなー

基坂のほうへ行き、函館市旧イギリス領事館へ。コロニアル建築様式で建てられています。
アジサイがキレイです。

函館市旧イギリス領事館 名所・史跡

領事執務室を再現した部屋では、椅子に座って写真をとることもできます。

こちらも撮影ＯＫ！

函館市旧イギリス領事館をでて、基坂を上りきったところに元町公園があります。かつて函館奉行所や北海道庁函館支庁が置かれていました。（旧北海道庁函館支庁関連の建物も見たかったのですが、イベントをしていて公園の敷地内に入るのが有料。ということであきらめました。。）

元町公園のさらに先に、旧函館区公会堂があります。青と黄色の外観、今まで見たことがない、印象的な建物です。国の重要文化財に指定されています。

旧函館区公会堂 名所・史跡

大正天皇が皇太子のときに、行啓の宿舎として使われた由緒正しい建物です。こちらは、御座所です。

御寝室。

大広間も、クラシックな雰囲気でとてもすてきでした。

大広間からバルコニーに出てみると・・・

函館港を見下ろす眺めが素晴らしい！

旧函館区公会堂を見終えたところで一休み。北海道名物とガイドブックにのっていたコアップ・ガラナを見つけたので早速チャレンジ！味はいわゆるコーラです。。

旧函館区公会堂の前を、市電と並行している港ヶ丘通りをすすみ、様々な宗派の教会が立ち並ぶエリアへ。
この通りは、ソフトクリームを売る店が並んでいて誘惑が・・・（ここでは食べませんでした。。）

最初に訪れたのは、函館ハリストス正教会です。

函館ハリストス正教会 寺・神社・教会

日本初のロシア領事館の聖堂として創立されたロシア正教会の聖堂です。

ロシア風ビザンチン様式の聖堂です。

献金をおさめて、聖堂のなかも見学することができました。

こちらは、英国プロテスタントの函館聖ヨハネ教会です。

函館聖ヨハネ教会 寺・神社・教会

函館聖ヨハネ教会の脇の細い坂道は、チャチャ登りとよばれ、とても急です。そのぶん、いい眺めが広がります。

チャチャ登り 名所・史跡

つづいて、カトリック元町教会。時間が16時をまわってしまい、内部の見学はできませんでした。

カトリック元町教会 寺・神社・教会

キリスト教教会だけでなく、仏教寺院もあります。東本願寺函館別院は、鉄筋コンクリートでできているため、通常のお寺と微妙に違う感覚が面白かったです。

東本願寺函館別院 寺・神社・教会

最後は、日本基督教団函館協会です。

本当にせまいエリアにひと通りの宗派の教会があります。開国時の函館が様々な国の人々が集っていたことを感じることができました。

今回の旅行の宿です。
ガイドブックに、五稜郭周辺は飲食店が多いとあったのと、大浴場（温泉）があったのでこちらにしました。
本当は、街歩きのまま、直接夜景をみに行こうと予定していたのですが、暑かったこともあり、いったん宿で休憩することに。

函館天然温泉ルートイングランティア函館五稜郭 宿・ホテル

部屋はいわゆる近頃のビジネスホテルで、比較的新しく効率的なつくりで、快適に過ごすことができました。

ホテルを再出発して、またまた市電で十字街にでて、そこから函館山ロープウェイで山頂へ。
ロープウェイは、欧米観光客が多かったです。１２５人乗りで、大きくて、快適でした。

函館山 自然・景勝地

山頂へ到着してすぐは、とても夜景が綺麗に見えました！

しかし、写真をとったりしている間にあっという間に霧がかかってきて、かすんできてしまいました。

それに、山頂はすごい人でした！！

そしてこの後、下山しようと思ったら、ロープウェイは長蛇の列・・・
結局乗り込むまでに１時間近くかかりました。

ようやく十字街に到達。。

そしてディナーへＧｏ！

今宵は、開陽亭へ。

函館山をおりるのに時間がかかってしまったため、ラストオーダーぎりぎりに入店。そのため、楽しみにしていた活イカ刺しは品切れで、残念。

でも、お店の名物いかゴロ陶板焼は食べることができました。その土地ならではの料理を味わうことができました！

②へつづく。

開陽亭 本店 グルメ・レストラン