2017/08/20 - 2017/08/20
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然を紹介している
◆福島・四季・彩々は回を重ねPart,70です。
記録的 な冷夏による米騒動があった1993年(平成5年)ほどではないにしても今年の関東以北太平洋側の夏は何処に行ってしまったのでしょう(ーー;)。
特に8/2に梅雨明け宣言が出てからお盆までは肌寒い上に毎日のように雨が降るしお盆以降もそう肌寒いことはなくなったものの雨は降り続けるは気温も例年より低いし。
遠出ができず旅行ネタが無いなんていう愚痴なら可愛いもので
このままでは農作物中心に大きな被害が出てしまうかも(-"-)。
私は毎年のようにタイに行っているので
タイ米には慣れてはいますが、日本食向きでは無いので
さすがに毎日となると勘弁して欲しいし、野菜が高くなれば家計にも響きます。
そして何より景気全体が悪くなるのが一番心配です。
自然に対し人間一人一人の力は微々たるものかもしれないけど
地球の一人一人が『ハチドリのひとしずく』ごとく
真剣に考えなければならないときなのかも知れませんね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
近くの里山でソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)が見頃を迎えました。
ソバナは本州~九州の山地の林縁や渓流沿いなどに自生し草丈は60~100cmほど、
花の大きさは2cmほどです。
蕎麦のような若菜を山菜として食べるので蕎麦菜という説もありますが、
山や谷の斜面(岨=そま)に自生するので岨菜が妥当かなと思います。
私の地域でソバナの多くは標高400m以上の山あいに自生しますが
街近くの里山に自生するのはとても貴重です。
佐賀、福岡、山口、千葉では絶滅危惧種1類、東京では絶滅種になっています。 -
☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
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☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
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☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
ソバナは仲間のツリガネニンジン(釣鐘人参/キキョウ科ツリガネニンジン)と似ますが(写真下)
ツリガネニンジンは里地~山地まで分布域が広く、
草原、土手、林縁など明るければ様々な場所に自生し、草丈は大きいものは1.5mにもなります。
花期は晩夏~秋。
花序下部の花が輪生し、雌しべが突出します。
また、ソバナは同じ釣鐘型でも末広がりの富士山型で、ツリガネニンジンはドーム状の梵鐘型です。
ソバナの花色はほぼ薄紫ですが、ツリガネニンジンは白~紫と様々です。 -
☆ツリガネニンジン(釣鐘人参/キキョウ科ツリガネニンジン属)
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☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
里山の崖でケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)が
見頃になりました。
以前はイワタバコとして紹介していましたが
茎やガクに産毛がたくさんあるのでケイワタバコとするのが
正しいかも知れません。
イワタバコは岩手県にもわずかに自生しているようですが
群生地としては福島県が北限だそうです。
ましてやケイワタバコは多くの資料に関東~近畿に分布とあったので
当町の花もイワタバコ(写真下)だろうと勝手に思い込んでいました。
福島県にもわずかにケイワバコの自生例があると知り
以前の写真を確認したら、あれま!!どれもこれも
見事に毛深いではありませんか(笑)。
こりゃ、どう見てもケイワタバコです。
ただ、ケイワタバコは母種のイワタバコより花期が早いとありましたが
北限だからなのか、当町のケイワタバコの花期はそう早くはありません。 -
☆イワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
こちらは一般的なイワタバコ。
花茎に産毛がほとんど生えていません。 -
☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
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☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
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☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
名前にタバコと付きますが煙草(ナス科タバコ属)とはまったく別もので
岩場に自生しタバコの葉のような大きな葉っぱなので
イワタバコと呼ばれます。
大きな葉っぱは20cmにもなります。
星型の花は基本5角形の合弁花ですがまれに六角形や四角形もあります。
開花して直ぐはキレイな星型ですが花弁がしだいに外側に丸まり
花期の終盤は全体的にて丸っぽい花に見えてきます。
グロキシニア、ストレプトカーパス、セントポーリアなどもイワタバコの仲間なんですよ。 -
☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
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☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
田んぼを望む里山の林縁で今年もカワラナデシコがちょうど見頃になりました。
カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)は本州以南に広く分布し、
明るい河原や林縁、草地に自生します。
秋の七草の一つで、撫でたいほど可愛らしいので撫でし子と呼ばれます。 -
☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
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☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
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☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
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☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
ナデシコと言えば女子ワールドカップ優勝し、
ロンドンオリンピックでの大活躍した日本女子サッカー代表のナデシコJAPANを
思い浮かべますよね。
ナデシコJAPANが撫でたいほど可愛いかは置いといて(^^);
ここのところ少し低迷しているのが残念です。
現監督は福島県福島市出身の高倉麻子監督ってこともあり
ぜひ頑張って欲しいものです。 -
☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
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☆ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属)
郊外の田んぼ道の土手でツルフジバカマが花盛りでした。
ツルフジバカマは北海道~九州や東アジアに広く分布し
花が藤に似て蔓状の茎に袴状の托葉があるのでツルフジバカマと呼ばれます。 -
☆ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属)
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☆ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属)
緑が濃くなるこの時期は光があまり射さない森の中より
明るい林縁や土手などの方がたくさんの花が見られます。
ただ里地の林縁や土手は下刈りされる割合が高く宿根草とは言え毎年同じ場所、
同じ時期に咲いているとは限らないので
こまめにあちこちチェックしないと花の盛りを見逃してしまいます。 -
☆ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属)
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☆ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属)
ツルフジバカマは福島ではさほど珍しい花ではありませんが
京都、奈良、三重では絶滅危惧種1類
大阪、兵庫、鳥取、高知では絶滅危惧2類に指定されています。 -
☆ツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属)
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☆カワミドリ(河碧・川緑/シソ科カワミドリ属)&モンシロチョウ
カワミドリ(河碧・川緑/シソ科カワミドリ属)は北海道、本州~九州の山地、沢沿い、林縁などやや湿り気のある場所に自生し、全草にシソ科独特の強い芳香があり
近づいただけでも香り漂っています。
名前の由来はよく分からないそうです。 -
☆カワミドリ(河碧・川緑/シソ科カワミドリ属)
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☆カワミドリ(河碧・川緑/シソ科カワミドリ属)&モンシロチョウ
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☆カワミドリ(河碧・川緑/シソ科カワミドリ属)&モンシロチョウ
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☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
今年も茨城県との県境にほど近い山里にシキンカラマツを見に行ってきました。
シキンカラマツは福島、長野、群馬、茨城でしか自生が確認されていない貴重な山野草です。 -
☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
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☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
シキンカラマツは図鑑やNet情報では長野、群馬、福島の三県に分布とされますが、茨城県北部にも一部自生します。山地の湿った半日陰などに生え、草丈は花序を含めると大きいものは2mをゆうに越えます。
全草がカラマツソウ(唐松草/キンポウゲ科カラマツソウ属)に似て花が錦のごとく美しい紫なので紫錦唐松と名付けられました。 -
☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
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☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
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☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
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☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
隣り村の渓流沿いでメタカラコウが見頃になりました。
メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)は本州以南の主に深山の
渓流沿いや湿った谷間に自生します。
蕗(フキ)に似たハート形の根性葉から50cm~100cmほどの花径を伸ばし、
頭状花を多数咲かせますが、舌状花(ハナビラ)は
1枚か2枚、申し訳程度にあるか全く無く少々華やかさに欠けます。
近似種のオタカラコウ(御宝香/キク科メタカラコウ属)(写真下)に比べ
華奢なことから雌宝香と呼ばれます。
花期はオタカラコウより早く7~8月頃です。 -
☆オタカラコウ(雄宝香/キク科メラタカラコウ属)
こちらはオタカラコウ。
オタカラコウは主に福島県南部~九州に分布し、深山の谷川や湿った斜面に地生します。
フキによく似た大きな根出葉から1~2mもの長い花茎を伸ばし
舌状花&筒状花を十数個咲かせます(花は2.5cmほど)。
名前の由来は、根茎の香りが龍脳香(宝香)に似て
メタカラコウ(雌宝香)より草丈&花が大きいいことから(雄宝香)と呼ばれます。 -
☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
ハナビラが全くない株も多く、オタカラコウと比べると地味な印象は否めません。 -
☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
ハナビラがあっても1枚ていど。 -
☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
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☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
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☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
隣り村の深いい森の奥でミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)が見頃になりました。
ミヤマウズラは常緑のランで草丈5cm、花茎10cmほど。
全国の山あいに広く分布しますが
私の地元では数はあまり多くはなくポツポツと自生する程度です。
今年は運良く小さな群生を見つけることができました。
常緑といっても葉っぱは小さく地味なので花が咲いていないと中々見つけられません。
群馬や千葉では絶滅危惧種Ⅰ類です。 -
☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
名前の由来は葉っぱの模様をウズラの羽毛模様に例えたそうですが
ミヤマウズラの葉の模様は一様ではなく
このミヤマウズラの葉はあまりウズラ模様に見えませんね(-"-)。
江戸時代の後期には、「錦蘭」の名で葉の班の美しさや珍しさが競われ
一大ブームがあったそうですが、ブームが去ると忘れさられ
その当時の珍品種はもう存在しないそうです。
昔から日本人は流行に敏感であっても飽きやすい性質は
変わらないようです(^^);。 -
☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
薄暗い森で木漏れ日を浴び、透き通るように清らかな白い花は
なんとも言えぬ気品がありウズラ(鶉)というよりクリオネかカモメが
森を舞っているようです。 -
☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
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☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
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☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
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☆キオン(黄苑/キク科キオン属)&モンシロチョウ
天栄村の羽鳥湖高原でキオンやハンゴンソウが花ざかりです。
キオン(黄苑/キク科キオン属)は北海道~九州の山地の林縁や草原に自生し
草丈80~180cmほど、ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属))(写真下)と
花はそっくりですが、ハンゴンソウの葉は手の型のように分裂し
キオンはくさび形(笹型)で分裂しません。
羽鳥湖高原ではハンゴンソウはたくさん自生していますが
なぜかキオンは少なめです。
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☆ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属))
こちらがキオンと良く似た
よく似たキオンとハンゴンソウですが両者が混生しているポイントもあります。
花だけでは見分けが難しいですが
葉っぱの形が明らかに違うのが見極めのポイントです。 -
☆キオン(黄苑/キク科キオン属)&モンシロチョウ
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☆キオン(黄苑/キク科キオン属)&モンシロチョウ
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☆キオン(黄苑/キク科キオン属)
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☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
田んぼ脇の土手でオグルマ(小車/キク科オグルマ属)が花盛りです。
北海道~九州の日当たりのいいジメ地や土手などに自生し分布域は広いですが
東京では絶滅、石川、大阪、愛媛、香川では絶滅危惧Ⅰ類に指定され
18都府県で絶滅危惧種になっています。
福島県は指定こそされていませんが、あまり見かけません。 -
☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
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☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
オグルマは明るくやや湿った場所に自生し
茎には毛があり、上部で良く分岐するので1株当たりの花が多い。
葉はガサガサし葉脈はくっきりしているものの浮き出てはいません。
良く似たカセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)は
全国の明るくやや乾燥ぎみの草地に自生し
草丈は40~80cmほど、茎には毛が密につき葉は葉脈が浮き出てガサガサしています。 -
☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
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☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
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☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
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☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
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☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)は本州以南の林野に
広く分布し遠目で見たときはヌスビトハギ(盗人萩/マメ科ヌスビトハギ属)と
全体の印象は似ていますが、花がヌスビトハギの2~3倍ほど大きく見栄えがするので別種だと分かります。。 -
☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
名前のいわれは花が藤に似て、葉が甘草に似るので藤甘草だそうで
たしかにしな垂れて咲く姿は薄紅色の藤の花のようです。 -
☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
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☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
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☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
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☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
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☆福島県天栄村 涌井の清水ルートマップ
※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.2861612,140.1921897,13162m/data=!3m1!1e3
8/8,迷走台風5号が新潟県沖を北上した日は当地も朝から雨だったので
撮影はあきらめていたのですが昼前には雨が上がり、わずかに青空が見えてきました。
いつまた雨になるか分かりませんが運が良ければ撮影可能かもと
ダメモトで隣り村の涌井の清水に出向いてみました。 -
☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水
我が家から車で20分、涌井の清水に到着すると
期待した通り清水は移流霧が立ちこめていました。
移流霧(いりゅうぎり)とは暖かい空気が流れこんできた時に、
冷たい水面や地面によって冷やされて 発生する霧です。
暖かい空気が入って来やすい初夏の海に多い霧ですが
条件が揃えば内陸でも水の冷たい川や湖などでも見られます。
福島県では只見川の幻想的な移流霧が有名です。 -
☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水
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☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水
この移流霧は常時立ち込めているわけではなく
出たり消えたりを繰り返します。 -
☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水
移流霧なので生暖かい空気が入ってこないと発生しませんが
逆に人間が感じるような風の強さだと消えてしまいます。
とてもビミョウなバラスで発生するようです。 -
☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水
涌井の清水は、湧水量毎分2,200Lと言われ、
水底から途切れることなく砂が浮き上がる様子は神秘的で、
日照りで降雨の少ない気候でも水量に変わりなく、魚も生息し、
昔から魚を獲ったり、池をかき回すと洪水となって襲ってくると言い伝えられ、
人々から恐れられていました。
また、その昔、成務天皇のころ、この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には藩主松平基知らが領民を救済するために、
大祈祷を行わせた記録があります。(案内板より) -
☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水&コオニユリ
清水の周りではコオニユリ、コバギボウシ、フシグロセンノウ、
アキノタムラソウ、ハンゴンソウなど夏の花が彩りを添えていました。 -
☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水&コオニユリ
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☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水&アキノタムラソウ
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☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水&アキノタムラソウ
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☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水
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☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水&ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属))
上記でキオンを紹介ついでにも紹介した羽鳥湖高原のハンゴンソウが
涌井の清水でも見頃を迎えていました。
羽鳥湖高原は標高700mほどすが、涌井の清水は標高400mほど。
ハンゴンソウの自生地としてはこの辺りでは一番低地です。 -
☆福島県天栄村 幽玄の涌井の清水&ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)
台風通過の合間を見て近場の涌井の清水を訪れましたが
予想に反し雨は落ちてきませんでした。
今頃は隣県の新潟沖を通過しているはずなんですが
風も無く、雨も降らず、変な台風5号です。
でも果樹栽培が盛んな福島県だけに強風が吹かなかったのは
不幸中の幸いです。
曇天は曇天ですが、天気はもう少し持ちそうなので
山(権太倉山)向こうの白河市(旧・大信村)の聖が岩・不動滝にも行ってみることにしました。 -
☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝ルートマップ。
現地の案内地図。
白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝は涌井の清水からは
権太倉山(976m)を挟んで直線距離なら5kmほどですが
山をぐるっと迂回するので車で20分ほどかかります。 -
☆隈戸川渓流 枡滝
『聖が岩ふるさとの森』ビジターセンターの真ん前にある『枡滝』
隈戸川が極端に狭まる場所を流れ落ち落差は2mほどの小滝です。
名前の由来は不明です(^_^;)。 -
☆隈戸川渓流 枡滝
以前は崖上から見下ろすだけでしたが
知らぬ間に川面に降りられるステップができていました。 -
☆隈戸川渓流
隈戸川は権太倉山(976m)や大間ヶ嶽(876m)などの山々を源流とし、
大信、矢吹と流れ鏡石町で釈迦堂川と合流し
その釈迦堂川は須賀川市で阿武隈川に合流します。
隈戸川は太平洋水系の川で冬の積雪もそう多くなく流量は貧弱で
流域は不毛の丘陵地(矢吹が原)だったため、丘陵地に引くため山向こうの日本海水系・鶴沼川を堰き止め
羽鳥ダム(1956年竣工)を造り、山中を導水し流量が貧弱だった隈戸川に放水するようになりました。
これにより隈戸川下流(矢吹町)の堰から羽鳥湖用水路を通して矢吹が原一体に水が行き渡り、
不毛の大地が豊かな農業地帯に変身できたのです(1964年全事業完了)。
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☆隈戸川渓流
隈戸川渓流は元来はさほど流量の多い川ではありませんが
田植え時期から夏場は羽鳥湖ダムからの導水があるので
けっこう水量が豊かになります。
今回は台風の影響もありいつも以上に激流になっていました。
川岸ではちょうどタマアジサイが花盛りです。
聖ヶ岩不動滝はこの激流の少し下流側にあります。
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☆隈戸川渓流
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☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝
駐車場から徒歩7,8分で遊歩道の最終地点に聖ヶ岩・不動滝の観瀑台へ降りる鉄製の階段があります。
その階段を降りると目の前にどどんと滝が見えてきます。
春から夏は羽鳥湖からの放水があるので元々水量は多くなりますが
今回は台風5号の影響ででいつも以上に豪快です。 -
☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝
大信不動滝は一般的には滝幅30m、落差が5、6mと紹介されていますが、
確かに観瀑台(写真左手)から見る滝は落差5,6mほどですが、
頑張って観瀑台側の岩の斜面を登ると三段になって流れ落ちる滝全体が見渡せます。
落差は20m近くあると思います。
夏場は木々が鬱蒼として最上段は見えにくですが
落葉の時期(12月)になれば見通しが俄然よくなります(一番下の写真) -
☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝
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☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝
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☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝
滝幅はかなり広いですが観瀑台からだと一番下の滝しか見えないので
確かに落差5,6mの滝にしか見えないかも知れませんね。 -
☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝
滝の山側に聳える聖ヶ岩の由来は源義経が承安4年奥州に向う途中この岩に休みその絶景を賞し名付けたとか、
徳一大師の子弟で修験者・聖坊が庵を造って、
村人の無病息災と五穀豊穣を祈願したことから名付けられたとも言われます。
源流の権太倉山は平安時代にこの山で休憩をとった八幡太郎義家の鞍が石になったことから権太鞍山になったとか、
源義経の愛馬「太夫黒」にちなんだとかの伝説があります。 -
☆白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝
撮影がちょうど終わったころついにポツポツと雨が落ちてきました。
台風通過中だというのに良く天気が持ってくれました(^_^;)。 -
☆初冬の聖ヶ岩・不動滝(2013年12月上旬撮影)
5月の田植えの時期から9月上旬頃までは羽鳥湖からの放水があるので
大信のナイアガラと言われるほど水量が多い聖ヶ岩不動滝ですが、
放水が無い時期の水量はこんなもんです(^_^;)。
ま、これはこれで繊細で素敵だと思います。
この旅行記を草稿し始めた頃は冷夏でしたが
ここ4,5日ようやく夏らしい暑さが戻ってきました。
でも相変わらずスカっとした晴れは無く毎日雨が降っているので
この分だと米の作柄は悪くなるのではないかと心配しています。
これで“◆福島・四季・彩々・Part,70・夏をあきらめて・・・”
はお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして投票もありがとうございます。
では、また。 j-ryu
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 琉球熱さん 2017/08/28 00:37:35
- サザン
- j-ryuさん、こんにちは
今回は珍しく花のオンパレード!
幽玄な川面の霧、締めは「これぞ」の滝。
正にフルコースですね。
知らない花が沢山ありました。
サザンのタイトルが続きますか?
----------琉球熱---------
- j-ryuさん からの返信 2017/08/28 05:30:36
- RE: サザン
- 琉球熱さん,おはようございます。
いつもご来訪&投票&コメントありがとうござます。
花シリーズは旅行記と言いより図鑑ですね(^_^;)。
山野草は公開されている場所以外は
具体的な自生場所を書くと残念ながら盗掘の怖れがあるので
旅行記としては不完全なのが申し訳ないです。
”夏をあきらめて”はたまたまです。
もう一つの写真ブログ『福島四季の風』ではBGMにしました。
福島は朝晩はもう初秋の涼しさになりました。
j-ryu
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