2017/07/06 - 2017/07/07
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ずーくさん
この旅行記のスケジュール
2017/07/06
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電車での移動
45列車
この旅行記スケジュールを元に
いよいよ長年やりたいと思っていたマレー半島縦断鉄道の旅の始まりだ。縦断とは言っても目的地はクアラルンプール。線路はその先のウッドランズまで続いてはいるのだけど、それはまた別の機会までお預けにしておこう。
フアランポーン駅の道の反対側にある旅行会社12goのオフィスで、オンライン予約してあった今日の夜行列車のチケットを受け取り、改めてフアランポーン駅へ。次第に気分が高まってきた。
【今回の行程】
●7/6(木):東京⇒(航空機)バンコク、バンコク市内散策、バンコク⇒(鉄道)
●7/7(金):⇒パダンブサール⇒(鉄道)クアラルンプール
7/8(土):クアラルンプール市内散策、クアラルンプール⇒(航空機)東京
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ANA タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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フアランポーン駅に立つバンコクの駅名票。ここから旅が始まる。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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待合室は人でいっぱい。席は結構空いているのだけど、多くの人が地べたに座っている。確かにひんやりしてて気持ちいいのかもしれない。
さて、今のうちに買い物を済ませておかねば。水のペットボトル12バーツ、そしてトイレットペーパー13バーツ。車内のトイレに備え付けのトイレットペーパーがあるとは言っても、あっという間になくなってしまうとの話をよく聞くので不可欠だ。ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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チケット売り場。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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これから乗車するパダンブサール行き45列車は上から2つ目、3番線から15:10の発車だ。途中のハジャイまで先行する31列車は14:45発。15:20発のウボンラチャタニ行きや17:05発のトラン行きも夜行列車だ。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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大きなドーム上の屋根に覆われた駅構内。広さは違うけど、6年前に訪れたブダペスト東駅を思い出す。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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右側が乗車するスンガイコーロク/パダンブサール行き37/45列車、左側はハジャイ行き31列車。2016年に導入されたばかりの中国製新車を使用した特急列車だ。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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スンガイコーロク行き37列車とパダンブサール行き45列車が併結して走る。どちらもタイとマレーシアの国境の街だけど、スンガイコーロクはテロの多い地域にあって外務省から渡航中止勧告が出ているくらいだ。一方でパダンブサールが危険だという情報は聞かない。用心するに越したことはないが、大きな問題はないだろう。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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ピカピカに洗われた車両。とても綺麗に見える。外観は。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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編成後方は37列車スンガイコーロク行き。パダンブサール行き45列車は前方に連結されているようだ。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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食堂車が連結されていた。車両自体はスンガイコーロク行きだけど、パダンブサール行きの乗客も利用できるし、寝台車には食事の注文もとりにきてくれる。後で活用することにしよう。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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2号車。今夜お世話になる車両だ。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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乗車の前に最前方で機関車にご挨拶。右がハジャイ行き31列車、左が乗車列車。31列車は客車も新型だけど、機関車もどこか洗練されているように見える。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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無骨だけどそのぶん力強そう。一晩頼みますよ!
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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さて隣のホームでホースのシャワーを盛大に浴びていたのは・・・どこかで見覚えがあるような。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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「自動ドア」。やっぱり、日本で走っていた寝台列車用客車(恐らく24系?)だ。バンコク・チェンマイ間の夜行特急列車に使われているとのこと。次の機会にはこの車両を狙ってみたい。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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別の列車の3等車。車体のサイズがひとまわり小さくて、冷房も非搭載。チラ見してみたところではイスも木製のようだ。これで長距離移動はなかなかしんどいだろう。
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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いよいよ2号車に乗り込もう。座席は向かい合わせのボックス席。頭上に見えるのは折りたたんである上段ベッドで、日本で言うなら583系に近い仕組みだ。
今回とれたのは2等寝台の上段。寝台は2等だけ、でも十分な広さがあるのでそれ自体は何の問題もないんだけど、上段には窓がない。なので下段を希望したけどあえなく売り切れ。ということはそこそこ混んでいるに違いない。
・・・と思ったら、あっという間に大量の荷物を持った大家族(というか親族一同?)に囲まれてしまった。聞くとクアラルンプールまで帰るところだという。シートも通路も荷物であふれ返ってしまったけど、どうやらいくつかのボックスに密集して座るようで、僕はボックスを一人で使っていいよ、とのこと。お言葉に甘えてノビノビさせていただくことにする。ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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15:10、定刻にフワランポーン駅を発車。10時間しかいられなかったけど、さらばバンコク!
ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅
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発車してすぐ、食堂車のスタッフ(?)が夕食の注文をとりにやってきてくれた。セットが4種類ほどあって、写真入り・英語表記ありなので分かりやすい。その中からチキンを選んだ。時間も聞かれたので18時にお願いしておく。
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バーンスーBang Sue駅の近く。高速道路の工事でもやってるのかな?と思ったらどうやら鉄道のよう。あとで調べてみたら、ここバーンスーを拠点駅にしようという計画があるようで、その工事なのかもしれない。
バーンスー駅 (国鉄) 駅
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バーンスーの機関区。趣味的には面白そうだけど一般人は入れないだろうな。
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バーンバムルBang Bamru駅。高架は建設中のライトレッドライン。タイ国鉄の近郊鉄道路線だそうで、完成の暁にはバンコク周辺の国鉄輸送網も少し若返ることだろう。完成予定を大幅に過ぎても運行開始の音沙汰がないのが気になるけれど。
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瓦ぶきの建物に囲まれたサラヤ駅。夏休みの田舎の駅という雰囲気で懐かしさすら覚える。
サラヤ駅 駅
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ナコンパトム駅で大粒の雨が降ってきた。7月と言えばタイでは雨季。こんなスコールがいつきてもおかしくない季節なのだ。
ナコンパトム駅 駅
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17:50、予定よりちょっと早めに夕食が届いた。座席の下に隠してあった(?)テーブルを出してもらって食事タイムだ。メニューはチキンの炒め物、スープ、トムヤムクン(?)、蒸しパンとバナナ。これで200バーツだから街中で食べれば高いかもしれないけど車内価格なのは致し方あるまい。炒め物はちょっと辛かった(僕基準なので大多数の人は問題なく食べられるだろう)けど美味、スープはコショウがきいていてこれまた美味。トムヤムクンっぽいスープにはどうしても手がつけられなかった。蒸しパンもほんのり甘くて美味しかった。
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すっかり雨もあがった夕暮れの中を列車は進んでいく。思いのほか快調な走りだ。そして揺れも少ないのでなかなか快適。気になっていたのは車内冷房だけど、効きすぎることはなくちょうどよい。一応キャリーケースの出しやすい位置にユ○クロのウルトラライトダウンは入っているけど、どうやら必要なさそうだ。
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18:30、ペッチャブリー駅。ペッチャブリー県の県庁所在地だ。
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19時、ベッドメイキングタイム。ボックスシートの座面を引き出して下段をつくり、上段をおろすと中からふとんとシーツ、そして毛布とまくらが登場。手早くシーツをセットして・・・
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あっという間に完成!
ベッドの長さは変わらないけど、幅は下段のほうがかなり広い。上段のほうが安いとはいえ、広くて窓もある下段をやっぱりオススメしたい。高さはといえば、あぐらをかいて座って頭が当たらない程度。圧迫感はあまりない。 -
ベッドができたら、みんな早々に就寝。やることもないので、僕も寝てしまおう。
・・・と思ったけど、車内が消灯になることはなく、結局寝て覚めてを繰り返してしまった。おまけにウワサに聞いていた黒いアイツ(このあたりでは黒くないアイツ)も出るしで、熟睡できたとは言いがたい。
5時に起床すると、まわりの人たちはもう結構活動を開始していた。おしゃべりする人あり、食事する人あり。やはり東南アジアの人々の朝は早い。
07:15、駅に停まったと思ったら前進後進を繰り返してかなりな衝撃が伝わってくる。ベッドの上段にいるので外が見えないけど、おそらくハジャイでスンガイコーロク行きの車両を切り離しているんだろう。
改めて周囲をみると、季節のせいなのか曜日のせいなのか、ほとんどがマレーシアに帰る人のように見える。日本人はおろか、西洋人の旅行者の姿もみかけなかった。
08:06、ハジャイ発。客車3両と身軽になったせいか、めちゃくちゃ加速がいい。ここから終点のパダンブサールまでは約1時間。ラストスパートだ。
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旅行記グループ 2017年7月タイ・マレーシア
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