ベルギー・フランス7日間（パリ編）

2017/08/09 - 2017/08/15

子育てもほぼ終ろうかという時期に入ってきたので、時間を見つけては夫婦自由気ままな旅を楽しんでいます。この夏は、一昨年の年末に実現できなかったベルギーと、3年前のパリでの忘れものを見に行く、まさにリベンジ旅行となりました。ベルギー・ブリュッセルからタリスで 1時間少々でパリ中心部へ。今回の宿はベルサイユと帰りの空港へのアクセスに配慮して 5区にとったのですが、思いもよらない地下鉄工事で迂回を強いられることに。実質的には 2日間ということもあり、凱旋門もエッフェル塔も計画に含めず、しっかりと目的を果たすことに徹したパリ滞在でした。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブリュッセル南駅からタリスで 1時間少々、パリ北駅に到着。少しずつ 3年前の記憶が蘇ってきます。

パリ北駅 駅

今回は自動券売機でモタつくことなくカルネを購入。メトロ 4号線でホテルの最寄りサン・ミッシェルへ向かいます。

パリ北駅 駅

車両の写真を撮りませんでしたが、4号線はきれいな車両を使ってるんですね。ドアを開けるボタンやレバーもないし、車内は明るいし、なにより次の駅を知らせるアナウンスが流れてました。

サン ミシェル駅 駅

ホテルに荷物を置いて、サン・ミッシェル橋から夕陽に照らされたノートルダムを望みます。パリに来たことのまた実感。

さて翌日から観光スタート。朝の散歩もノートルダム寺院から。ちょっと小雨がぱらつきましたが、なんとか降られずにすみました。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

パリから何kmの起点となるポイントゼロですね。朝は楽々写真に収めることができますが、昼間は観光客がこぞってこの前で写真を撮ろうとするので大変です。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

シテ通りからサン・ミッシェル橋を。こういった曇り空は絶好の美術館巡り日和です (笑
3年前の忘れ物のひとつは美術品です。今日は 3ヶ所を巡りますが、それぞれに忘れ物があります。

まずは開館時間に合わせてメトロ 1号線で Palais Royal Musée du Louvre へ。やはり最初は大混雑間違い無しのルーブル美術館から。
見ていただいてわかるように、なんとホームドアまで設置されてるんです。パリの地下鉄の安全性も高まってるんですね。

また逆さピラミッドに戻ってきました。入館待ちですぐ後ろに並んでいた福岡の女の子二人に声をかけられ、ミュージアムパス購入場所について聞かれました。慌てて一人が購入に走り、戻ってきたところでボールペンを貸して記入事項を教えてあげたら、その後オルセーでもばったり再会。楽しい美術館巡りになりました。

ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

マルリーの中庭、3年前は入り口が分からなくて入ることができませんでしたが、今回はしっかりと中に入ることができました。これも忘れ物のひとつですが、一番大きな忘れ物はアングルのグランド・オダリスク。今回はしっかりと目に焼き付けて、写真にも収めてきました。

ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

お昼は日本の名店で鰻と胃袋は固まっていたのですが、まさかの夏休み。

野田岩 和食

え～、お盆休みですかぁ？パリ店なんだからお盆関係ないやろ！と思いますか、日本人なんだからこの時期に休みますよね。

野田岩 和食

胃袋はすっかり日本で食べ慣れた味を求めていたので、近くにあったラーメン店で味噌ラーメンを餃子と一緒にいただきました。

オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

オルセーもフラッシュを炊かなければ写真撮影がOKになったんですね。日本のオルセー展で見た作品も、本家では撮影できるのが嬉しいですね。笛を吹く少年もしっかり写真を撮りました。

オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

フランソワ・ポンポンの白熊。大理石なのにふんわり感が伝わってきます。切手にもなってるんですよ。

オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

オルセーでの忘れ物はルノワールのムーラン・ド・ラ・ギャレット。こちらもしっかりと目に焼き付けてきました。

オルセー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

さて、美術館巡りで 3つ目の忘れ物を観にクリュニーへ移動しようと思ったのですが、RER-C線が工事のため動いていません。やむなく30分近くかけて歩くことに。

足の裏が痛くなりながらも、クリュニー美術館（国立中世美術館）に。3年前はここにくることができませんでした。

クリュニー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

クリュニー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

中世美術館からホテルまでは歩いても10分かかりません。前回は 9区に宿を取ったのですが、5区は賑やかなエリアですね。騒がしくはなかったですが、夜遅くまで人の声が聞こえてきました。

オテル ロイヤル サン ミシェル ホテル

翌朝、帰国の途につく今日は最後の忘れ物ベルサイユ宮殿を訪れます。RER-C線が Javel まで動いてないので、ホテルから近いメトロ10号線で Javel - Andr?・ Citro?・n まで行きます。Javel からベルサイユまでは RER-C が折り返し運転をしています。

オデオン駅 駅

Javel に着きました。シトロエン通り越しにエッフェル塔が見えますね。晴天の気持ちいい朝で良かったです。

たまたま職場の同僚が同じ時期にパリに来ていたので、facebook で地下鉄工事の折り返し運転情報をもらえたのが助かりました。ここからは予定どおり RER-C線でベルサイユへ向かいます。

RER-C線、厳つい感じの車両ですね。明るい時間の利用でしたし、有名な観光地へ向かう路線なのであまり恐怖感はありませんが、バッグはしっかりと前に抱えましょう。

Gare de Versailles Château Rive Gauche 駅です。奥さんは帰りにここから絵葉書を出していました。切手は改札脇の売店で買えます。ポストは売店に近い階段から一旦外に出て右手に黄色いポストがあります。

宮殿が見えて来ました。手前は大型バスや自家用車の駐車場になってるんですね。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

では最初の門をくぐります。ミュージアムパスを持っているので、Aゾーンの列に並びます。開場40分前に到着しましたが、日曜日ということもあり大型バスが次々と到着して、あれよあれよと行列が伸びていきました。
行列ができる前に撮った動画もご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=WYyhE59mqEI

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

中側の門扉は門は金ピカで、朝陽で眩しく輝いてました。それにしても凄い行列が我々の後ろに続いてました。楽々300人以上いたんじゃないかな。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

開場時間になって列も少しずつ動き出し、なんとか15分ほどで入場することができました。やっぱり朝一番で並ぶのが良さそうです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

皆さんのお目当てはこの鏡の間ですね。確かに贅の極みといった感じ、美しかったです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

さて、ルーブル美術館で食べようと思っていたアンジェリーナのモンブラン。改装中だったのか、お店が開いてなかったのですが、なんとベルサイユ宮殿にもアンジェリーナがあったんですね。

アンジェリーナ (ヴェルサイユ宮殿店) スイーツ

これです、これ。このモンブランが食べたかったんですよ。かなり大きかったんですが、ペロリといただきました。美味しゅうございました。

アンジェリーナ (ヴェルサイユ宮殿店) スイーツ

再び順路に戻ります。大きな絵画もビッシリです。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

さて、宮殿内の見学を終えて外にでました。この日は日曜日ということで、噴水ショーが行われるので、園庭への入場は有料（9.5ユーロ）になります。こちらはミュージアムパスでは入れません。折角来たので園庭にも入ることに。

https://www.youtube.com/watch?v=lQfGFc7YuaI

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

噴水ショーは 1日 2回。ちょうど入場してすぐにショーが始まりました。音楽が流れ始め、噴水が吹き上がり出します。いろいろと変化があるかと思って期待して観ていたのですが、何も変化がありませんでした。5分も撮影してしまったちょっと残念な動画もよろしかったご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=yQ6nuQrw1ZY

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

google Map でみてもあの広さですから、実際に地上に降りてみても果てしなく庭園が続く感じです。いやもうスケールが違い過ぎ。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

さて、ベルサイユ宮殿を後にパリ市内へ戻ります。そうそう、結構いろんな場所で普通にこの間隔で縦列駐車されてます。出られるのかなぁ？

Javel に戻ってきました。陽も高くなって、エッフェル塔がはっきり見えるようになりました。

パリ滞在中に facebook で職場の友人からポワラーヌのクッキーが美味しいとの情報を得ていたので、Javel から地下鉄10号、6号と乗り継いて Dupleix へ向かいます。

ポワラーヌはホテルの近くにも本店があるのですが、日曜日は休みだったので、日曜日も営業しているエッフェル塔店へ。

Dupleix 駅から徒歩5分ほどでエッフェル塔店に到着です。なんと日本語がもの凄い堪能な埼玉に住んだこともあるという店員さんがいました。とても気さくに話しかけてくれて、写真も撮らせてもらいました。可愛らしい女の子です。

ポワラーヌ (エッフェル塔店) パン屋

こちらはパン屋さんで、日本でも日本橋高島屋で購入できるようですが、クッキーは購入できないようです。店内で試食もできますので、是非パリにお越しの際はお立ち寄りください。

ポワラーヌ (エッフェル塔店) パン屋

ちなみに地下鉄6号線は地下ではなく高架を走ります。しかも車輪はタイヤでした。

パリの忘れ物最後のひとつはムーラン・ルージュです。モンマルトルへは行ったのですが、ムーラン・ルージュを直に見ることができなかったのが心残りでした。これでミッションコンプリートですね。

ムーラン ルージュ ナイトライフ

お腹が空いたので、お昼はムーラン・ルージュ向かいのステーキハウスでお肉をいただきました。やっぱり山盛りポテトか...

サン・ミッシェルのホテルで荷物を受け取り、RER-B線でCDGへ向かうつもりでしたが、RER-B線も工事で動いていません。やむを得ず opera まで来てロワシーバスで帰路につきました。

オペラ駅 駅

ド・ゴール空港に着いて出発ターミナルでチェックインをしようと思っていたら、いきなり銃を持った軍人がたくさん入ってきて Terminal 2C が丸々閉鎖。我々は一人残らず退避させられました。30分ほどで閉鎖は解除されましたが、何か情報が入って緊急調査、警戒態勢をとったのではと推測しています。そんなこんなでCDGでは写真を撮る余裕もありませんでした。

オペラガルニエ 劇場・ホール・ショー