感動と充実のスペイン　４日目（１）　セビーリャ編

2017/08/03 - 2017/08/10

スペインの暑さにも負けず、元気に４日目のスタート。
今日は日曜日。日曜日の観光はは魅力が半減する所が多いですね。
信心のない私たちだからなのですが、カトリックの教会はミサのため観光ができません。
どなたかの旅行記で、日曜日のメスキータが観光できなかったとの情報があったので、コルドバの観光日のチェックはしたのですが、セビーリャのチェックが抜けていました。
あ～あ、大聖堂がミサの真っ最中、ヒラルダの塔に登れなかった…
遠い遠いセビーリャは入っていなくても良かったかな？

エリア セビリア(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

おはようございます。旅行も半分が過ぎ、後半戦です。
アンダルシア地方は寒暖差が激しく、朝の気温は２０度くらいだそうです。
ひんやりした空気の中、ホテル中庭のお散歩です。

ちょっと一回りで１５分位
朝食前の朝の散歩にちょうど良いです。

ガーデンウエディングができるホテルなので、イスラミックは装飾がたくさん配置されています。写真を撮るのに良いですよ。

朝食は野菜や果物が多く、嬉しい。
チュロスもありました。ホットチョコレートをつけて食べます。

８：２０　気温２６度　セビーリャに向けて来た道を３０分も戻ります。
コルドバから続く「グアダルキビール川」を渡り、市街地に入ります。
人口７０万人　スペイン第４の都市です。

黄金の塔

コロンブスの大航海時代、金色の陶器パネルで覆われ、その反射で黄金色に見えたこと名が付いたそうです。今は海洋博物館です。
この周辺には１９９２年のセビーリャ万博のパビリオンが保存されていて、各国が大使館等で使用しているそうです。
日本館も安藤忠雄さんデザインで作られましたが、木造建築の保存方法がわからないとのことで撤去されてしまったそうです。残念。

８：５０　スペイン広場に到着
世界中にあるスペイン広場の中で一番美しいとされているそうです。
ふむ、本当に美しい。
ここは３０分フリーで見学です。好きなところを見られるのはいいですね。

この広場は、同じパビリオンでも少し早い　１９２９年「イベロ・アメリカ博覧会」　の会場として造られました。
ムデハル様式の装飾がされているそうです。
ムデハル様式とは？初めて聞きました…
「ムデハル様式とは、イスラム建築とキリスト教建築が融合したスタイルのこと」とのことです。

アーチ型の回廊にはセビーリャ焼きのタイルでスペイン国内の都市が紹介されています。

中央の建物に入っていきます。
階段の装飾まで凝っています。
階段、壁、手すりにまですべて装飾されている建物です。

まだ朝早いので、観光客が少ないので、独り占め！
絵になる美しさですね。

ここは映画の撮影場所としても使われているそうです。
「アラビアのロレンス」
「スターウォース」などなど
美しさに納得です。

回廊とアーチの下には５８のタイル画が飾られています。ベンチになっているので、お気に入りのタイル画の前で待ち合わせをするのが地元っ子だそうです。

９：３０　カテドラルへ移動
世界第３位の大聖堂　スぺイン最大の大聖堂
楽しみにしていました。ＢＵＴ、日曜日なのです。ミサの最中です。入れない～

外観だけと説明されましたが、信者さんのような態度で、そっと見学だけならＯＫということで、そっとおじゃまします。

入口付近のステンドグラスだけ
コロンブスのお墓も柵の向こう…
残念です。主祭壇とかはきっと素晴らしいんだろうな～　消化不良

ヒラルダの塔の先端にある「信仰の勝利」を讃えるブロンズの女神像
この女神さまは、風によって向きを変える風見鶏の役目もしています。
「ヒラルダ」とは「風見」の意味。
そして、ヒラルダはもともとはミナレットだったそうです。

カテドラル前の広場は活気があって、トラムの走っています。
さすがスペイン第４の都市ですね。

カテドラルに入れず、アルカサルに入場　こちらも世界遺産だわ。
ライオンの門　　ライオンは力の象徴　
権力誇示のため、紋章にも使われています。

アルカサル内最古の門をくぐり、入場します。

１４世紀に完成したペドロ１世宮殿
今でも国王が静養のため年に１回は滞在するそうです。

宮殿内はタペストリーが多く飾られているのが印象的です。

王の紋章にライオン　権力の象徴

これはコロンブスが新大陸発見の航海に使った「サンタ・クルス号」の模型だそうです。

国王訪問時の様子が描かれています。　この場で会見するそうです。

乙女の中庭　　ペドロ１世宮殿の中央に造られています。

このアルカサルはアルハンブラ宮殿を模して造られました。
特に「乙女のパティオ」は、アルハンブラ宮殿のパティオによく似ています。

ムデハル様式の宮殿内は素晴らしい漆喰装飾です。

バカラのシャンデリアも美しい

大使の間
宮殿内の中枢で、一番豪華に造られています。
ここの壁の漆喰細工は見事です。

そして、クーポラ部分の木工細工が素晴らしい！
黄金に輝いているようです。

トロイの庭　かな？
イスラム宮殿は水への憧れから、水をふんだんに使い、贅を誇示しています。
水辺は涼しく感じますものね。

なんと、プライベートな浴室もありました。
宮殿内の貯蓄庫も隣にあります。
洞窟状なので、ここ涼しっ！

マ－キュリーの庭
宮殿内には大小７つの庭があるそうです。
ここの水は、市内にある水道橋から続いていたそうですよ。今は分断されてしまっていますが、権力の大きさが窺われます。

池から続く庭は、王のプライバシーを守るために造られた「ダムセルの庭」

周りの回廊から、アラブ風なエキゾチックな庭園を臨みます。
庭園内は歩けるけど、日が高く、日差しが強烈！
回廊２階から眺めるだけにしましょう。

自由散策の時間１５分　日陰を選び　ベンチでおしゃべり

ヒラルダの尖塔の女神さまが見えます。
残念ながら風向きが悪く、後ろ姿。

最後のゴシック宮殿に入ります。キリスト教王によって増築された部分なのでイスラム色が一掃されていました。

ここで見るものはタペストリーですね。

約１時間でアルカサル見学終了。
ここはアルハンブラ宮殿の妹分と言われているそうです。
先にこちらを見学したので感激が大きかったかなと思います。
後からだと、う～ん、感動したかな…

アルカサルを出た広場が一番「ヒラルダの塔」がきれいに見える場所だそうです。
しばし写真タイム

ランチに向かいましょう。
現存する水道橋の脇を歩き、ユダヤ人が住んでいた「サンタ・クルス地区」を通ります。

水道橋付近を「水の小路」と言います。
この通りには『アルハンブラ物語』の著者であるワシントン・アーヴィングが住んでいた家があります。
外壁に彼の肖像入りのプレートが掛けられています。

１２：００　今日のランチは　Hosteria Del Laurel
ホテルの１階にあるレストランです。
モーツアルトが宿泊し『ドン・ジョバンニ』を作曲した宿とも言われているそうです。

レストラン名は「ドン ファン テノーリオ」っていうのかな？
４トラにはこの名で出ています。

店内は良い雰囲気　地元の方がたくさん入っていましたよ。　おいしいかもね。

サラダをいただきます。　おいしいね。

イカの墨煮　安定の日本人好みの味　ちょっとしょっぱいので長粒種のパサパサライスと混ぜる両方がちょうどよくなっておいしくいただけます。

レモンのシャーベットでお口直し　さっぱりしていて良かった！

たくさん歩いたようで、実はアルカサルのすぐ近くでした。
ムリーリョ公園を抜けて、バスに戻ります。
暑い中でもお花がたくさん咲いています。

ムリージョ公園のコロンブスの記念塔
２本の柱の上にはライオンが君臨しています。

中央のコロンブスが乗った「サンタ・クルス号」
舳先は新大陸（アメリカ）に向けられているそうです。

１３：１５　グラナダに向けて出発　また長移動です。
咲き終わったヒマワリ畑を見ながら爆睡に入ります。