2017/08/14 - 2017/08/15
4477位(同エリア7020件中)
にっくさん
新撰組ゆかりの地への巡礼を終えた子供の、家族旅行の次なる希望地は吉田松陰を始めとする、長州志士ゆかりの地とのこと。しかも「この世界の片隅に」を観たものだから、オマケに呉も付いてきた。
ただし、呉の目的は「教育参考館」です。
毎度のごとく休暇の少ない私たち、またもや二泊三日の駆け足旅行です。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- レンタカー JALグループ ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
羽田発全日空631便。
7時5分発・・・これが進出便です。山口県から自動車で行くか鉄道で行くか迷ったのですが、やはり時間が大切という結論に至り、航空便を活用。 -
朝早いので空港で朝食。
保安検査を終えて、ゲート前のスタンド「CAFFERA」で朝食です。
パニーニ(というより、ホットサンド)と飲み物のセット750円を3つ。
合計2250円です。 -
事前に予約しておいた日産レンタカーでマーチを借り、一路錦帯橋へ。
岩国錦帯橋空港から錦帯橋まで約10分程度で到着です。錦帯橋 名所・史跡
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錦帯橋は渡らずに、駐車場から眺めるだけ、山上の岩国城も遠くから眺めるだけです。
いつものように、自撮り棒を使用しない家族写真。
この場で過ごしたのは5分程度。この河原の駐車場は普通車両は無料です。 -
国道187号線を北上し、山口県では有名な?「いろり山賊」の姉妹店(というか、山賊という幟が立っていますが)「一燈銭」で早めの昼食です。
11時30分頃に到着したのですが、すでに3組の待ち状態。15分ほど待ちました。一燈銭 グルメ・レストラン
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店内です。提灯やら七夕飾りやらでお祭りの雰囲気。
ひょっとしてそれも演出かもしれませんが、店員さんの口調が少し乱暴で、なんか落ち着きのない感じです。 -
名物「山賊焼き」
甘辛醤油で皮目もパルパリの鶏モモです。美味いです。 -
名物「山賊にぎり」
実は20年近く前にも山賊で食事をしたことがありましたが、その時も同じメニューを頼みました。 -
山賊にぎりのこの大きさ。
子供が想像以上のサイズに「山賊をみくびっていた」との発言。 -
山賊にぎりの中身は、梅、昆布、鮭の3種類です。
食べているうちに店内はさらに客足が混み、ワイワイガヤガヤと騒がしい状況になっていました。
人気店なのかもしれませんが、付近にめぼしい飲食店がないのが理由かもしれません。 -
トイレは店の外、トイレだけの建屋です。
このお店には足湯もあるそうですが、先を急ぐ私たちは足湯はそっちのけで車に乗り込みます。 -
国道187号線を更に北上します。
延々と走る山道。深い山と稲穂揺れる田んぼが続きます。 -
「一燈銭」を出てから小一時間くらい走ったでしょうか。山陰の小京都と呼ばれる津和野の入り口、大鳥居を通過しました。
津和野は島根県です。 -
津和野の殿町を車窓から見学します。
殿町掘割 名所・史跡
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津和野カトリック教会
隠れキリシタン殉教の地、乙女峠の資料館があります。(乙女峠は少し離れた場所にある。)
資料館は入場無料ですが、出入り口に寄付金を募る箱が設置しているので寄金して来ました。津和野カトリック教会 寺・神社・教会
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教会内部。
畳敷きなので下足して入場します。 -
津和野では「沙羅の木」という喫茶や土産物を売っているお店の駐車場に止めました。駐車料金400円ですが、食事や買い物を1000円以上すると、400円を返してくれるそうです。
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沙羅の木の売店で購入した、夏みかんジュース(200円)と焼きアイス(300円)。
焼きアイスはアイスをブリオッシュで挟んで焼いたもの。特に津和野名物というわけではありません。沙羅の木 松韻亭 グルメ・レストラン
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殿町通りの有名な鯉。
ぶっちゃけ、津和野に何があるのと聞かれても困るけれど、小京都と呼ばれる街の雰囲気を楽しむだけでしょうか。
山の中腹にある稲荷神社なんか見応えあるのでしょうが、今回の旅行ではスルー。
天気も悪くなって来たので、一路萩へ向かいます。 -
津和野から萩へは、県道13号と県道11号で40分程度でしょうか。
途中、牛の放牧なんかも見られますが、この後土砂降りの雨が降り出し、結構スリリングな山中ドライブとなりました。 -
萩のホテルに着いたのが14時頃。
車をホテルの駐車場に残して、歩いて徒歩圏内の「松陰神社」へ向かいます。
松下村塾を見たいというのが、子供の旅の目的の第一です。松下村塾 名所・史跡
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松下村塾は外から眺めるだけです。
松下村塾 名所・史跡
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松下村塾の内部。
近くに松陰神社宝物殿「至誠館」がありますが、そちらには入館せず、蝋人形で松蔭の生涯を展示してくれる、歴史館の方を見学することにしました。 -
そして松陰神社。
お賽銭をあげてお参りをして来ましたが、どんどん雨脚が強くなっております。 -
松蔭の一生を等身大の蝋人形で再現してくれる「吉田松陰歴史館」、は入場料500円。
ここの展示は説明書きに「吉田松陰先生」と、常に「先生」なる敬称をつけるほどの松蔭リスペクト。分かり易くその偉業や生涯を説明してくれます。
でも実際、自分の近くに吉田松陰がいたらウザいだろうなあと思うほど、厄介な性格だな、なんて感想を持ちました。 -
松陰神社から土砂降りの雨のなか、徒歩約10分。
伊藤博文旧宅・別邸。両者が隣り合って建っています。
旧宅は、安政元年から伊藤博文が居住していた国指定史跡ですが、外からの見学となります。
別邸は明治40年に伊藤博文が東京に建てたもので、それを平成10年に当地に移築。伊藤博文別邸 名所・史跡
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別邸の内部です。
移築されたのは玄関と離れとおお座敷のみだそうですが、それでも広々。
入場料百円です。 -
さて、伊藤博文公ゆかりの地から、再び松蔭先生ゆかりの地へ。
今度は徒歩15分程度ですが、急勾配の登り坂が続くので体力に自信のない方は車で行くのがよろしいかと。(駐車場あります。)
私たちは土砂降りの雨のなか歩く歩く。函館の暴風の中の行程に比べればへっちゃらよ! -
松蔭先生誕生の地の記念像
吉田松陰誕生地 名所・史跡
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これが生家跡の土台部分。
こんなのを見て、何が楽しいんだか・・・とは思うものの、これが歴史ロマンというやつでしょうか。 -
誕生の地から萩市を望む。
誕生地は山の中腹にあって(だから到着までは延々と登り坂)、晴れていたら見晴らしも良かろうと思います。 -
ホテルに帰る途中、子供がアマガエルを捕まえました。
カエルやヘビを素手で捕まえようとするわ、風呂入るの面倒くさいとか言うわ、小学生男子のような自称思春期女子の中学三年生。 -
今回お世話になるホテル「萩本陣」
二食付きで一人20,520円のプラン。いつになく豪華です。萩本陣 宿・ホテル
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ロビーの雰囲気。広々としています。
チェックインの時間(15時)まで、観光している私たちに傘を貸してくれたり、親切な対応をしてくれました。 -
室内の様子。
玄関はオートロックじゃありません。昔ながらの昭和のホテルといった感じですが、古さは感じられません。清掃も行き届いて清潔な感じです。 -
ウェルカムスイーツ。
豆外郎が美味しくて、お土産にも買って帰りました。 -
欲情は「湯殿」と呼ばれる離れにあります。男女入れ替え制。
海が近いからか、温泉は僅かに潮の香りがしました。
お風呂の種類は内湯や露店風呂の他に、サウナ(ミストサウナ)、ジャグジー、寝湯、といった一般的なスーパー銭湯にあるようなラインナップです。 -
さて、晩御飯。
食前酒にノンアルコール梅酒、胡麻豆腐にお造り、黒毛和牛のしゃぶしゃぶです。
お造りがとにかく美味しかった!
ここで食べたヒラスという魚の刺身が、人生最高のお刺身だったかもしれない。 -
ふくの叩き。
山口では河豚のことを「ふく」と呼ぶんですね。ポン酢でいただくこれも美味でした。 -
フカヒレ茶碗蒸し。
ちょっと味付けが濃かったかな。 -
鯛のあら炊き。
これも美味しかった・・・・味付け最高だし、身も脂が乗っててうまかったです。
いずれも萩で水揚げされた魚介だとか。 -
宿では足湯のある展望台までバスで送迎してくれます。
一人520円もしますが(笑)、タオルも貸してくれます。
この日は天気が悪かったせいか、19時30分の便は貸切状態でした。足湯を浸かりながら萩市の夜景を堪能、しかも運転手さんから萩市や観光にまつわる色々なお話を聞くことができました。 -
さて朝食です。
バイキング方式で食べ過ぎを懸念していた私ですが、結局「ご飯のお供」が美味しくて、白ご飯をお代わりしてしまいました。
梅と、海苔の佃煮と、松蔭漬けという大根の漬物です。
特に海苔が美味しかったな~ -
8時にはホテルをチェックアウトし、車で約5分の反射炉へ。
セブンイレブンの駐車場と世界遺産の駐車場が同じになっています。
(セブンイレブンが反射炉への入り口)萩反射炉 名所・史跡
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駐車場から階段を登っていきます。
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さらに坂道を登ります。
朝食を食べている窓の外は土砂降りでしたが、丁度雨が上がってくれました。 -
日本近代産業化の象徴、反射炉でーす。
ですがこの反射炉、いわゆる試作品というか失敗品というか、稼働はしなかったそうです。 -
反射炉から引き続き、近代産業化の象徴、恵美須ヶ鼻造船所。
こちらも見学無料。 -
恵美須ヶ鼻造船所は長州藩が建設した軍艦製造所跡です。
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石造りの防波堤の上。
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現在、未だ発掘調査中の跡地は、草は生え放題で一見ただの野っ原に見えます。
私たちが訪れた時は貸切状態でした。 -
こちらはこの後に訪れる、明倫館に展示してあった造船所の見取り図です。
こちらを先に見ておけば、分かりやすかったかも。 -
車で10分ほど走り、萩博物館駐車場(310円)に車を止めて、萩市内を散策します。
雨は上がりの湿気と夏の日差しに、蒸し暑さが半端ない感じになってきました。萩博物館 美術館・博物館
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今回の旅のHITは、夏みかんジュースでした。
こちらのお店のおばさん曰く、夏みかんの取れ高で例年は遅くても7月にはジュースは終わってしまうそう。
甘酸っぱさと苦味のバランスが最高で、疲れた体に染み込んでいきます。 -
さて、徒歩10分程度で高杉晋作誕生の地。国指定史跡だそうです。
料金100円ですが、これも建屋の外から見学するのみです。高杉晋作誕生地 名所・史跡
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こんな感じで、外から建屋内部と展示品を見学します。
高杉晋作といえば奇兵隊。日本の近代軍事的基盤を作り上げた人物、と言っていいのしょうか。
大河ドラマ「花燃ゆ」やマンガ「おーい竜馬」で幕末を語る子供です。 -
スタンプ押し押し。
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そこから更に歩いて、木戸孝允誕生の地です。
木戸孝允というより桂小五郎といったほうが、マンガ好きの子供には馴染み深い。
ほんと、この狭い土地に幕末志士のインフレ状態な街、萩市です。木戸孝允旧宅 名所・史跡
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そうこうしているうちに、雨がポツリと来たものだから、木戸孝允の家は少し外から覗いただけで、早々に駐車場に戻ります。
萩城も博物館も無視して、藩校「明倫館」の跡地に立つ、明倫学舎に向かうことにします。 -
行く手に広がる暗雲・・・函館といい、どうしてこう夏の旅行は雨に見舞われるのでしょうか。もしかして、幕末の志士にあまり歓迎されてないのかも??
ところでこの閑静なナマコ壁の江戸町ですが、結構、車の往来が激しいです。
観光客かと思いきや、慣れた道路だからか、山口ナンバーでかっ飛ばしてくる車が多いので要注意。 -
さて、明倫学舎。
旧藩校「明倫館」の跡地に、最近まで授業が行われていた旧明倫小学校の校舎を利用して、幕末ミュージアムやジオパークセンターがオープンしました。
駐車場は、道を挟んで向かい側の市役所の駐車場を利用しました。 -
明倫学舎入り口です。
明倫小学校の校舎は、日本最大の木造校舎だったそうですよ。旧明倫館跡 名所・史跡
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敷地内には、藩士の練武場だった「有備館」も当時のままに残っています。
入場無料。旧萩藩校明倫館 名所・史跡
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坂本龍馬も試合をしたという剣道場。隣には槍術用の道場もあります。
高い天井、なめらかな床、松の木の梁。 -
さて、明倫学舎の入り口。
手前に立つ一号館はジオパークビジターセンターや売店、レストランが入っています。奥に立つ二号館は入場料300円で幕末ミュージアムを見ることができます。
無料ですがジオパークビジターセンターは、NHKでやっていた「ジオ・ジャパン」の内容を彷彿とさせるような、(こんな場所に住んでいて大丈夫か?と思わせる)衝撃的な内容の展示が見られます。 -
幕末ミュージアムに入ってすぐに設置されているおみくじ(入館者無料)
子供は、私は久坂玄瑞、旦那は小田村伊之助でした。 -
幕末ミュージアムは色々勉強になりました。
明治維新に向けた政治の動きと、近代化産業のための萩藩の苦心、当時の戦争に使われた兵器を初めとする科学技術。
最近、明治維新を否定的に捉える記事を多く目にしますが、改めて「日本の近代化」の意味を考えさせられる内容でした。
写真はたたら製鉄の天秤フイゴの体験です。 -
近代化の礎を気づいた「長州ファイブ」
近代化戦士長州ファイブ! くらいの特撮を作ればいいのに~
さて。
時刻は12時を過ぎてお腹も空きましたが、お昼も取らずに萩市を出発します。 -
自動車で約40分。
たどり着いたのは山口県美祢市。利用一回につき400円の市営駐車場に車を止めます。 -
疲れて、腹ペコ具合も訳が分からなくなって来ました。
とりあえず昼ご飯を無視して現地に向かいます。 -
たどり着いたのは秋芳洞。
入場料は1200円。
入場チケットは後で使うので捨ててはいけません。秋芳洞 自然・景勝地
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入り口に近づくにつれ、大気がひんやりとして気持ちよくなって来ます。
天然の冷房ですね。 -
有名な百枚皿。
私はこちらへは3度目ですが、子供に地球の不思議を見せたくて連れて来ました。
が、疲れてあまり感動している風ではありませんでした。 -
千畳敷という広いスペースを少し過ぎた所に、カルスト台地の展望台へ向かうエレベーターがあります。
秋芳洞の入場チケットは、帰りのエレベーター搭乗の際にも使用するので捨てないように~。 -
エレベーターを降りて、さらに坂道を登り続けます。
ここからバスで駐車場に向かう方法もあるそうです。 -
ミネ 秋吉台ジオパークセンター カルスター グルメ・レストラン
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ここでソフトクリームを購入して一休み。
350円もするだけ当て、めっちゃ美味しかったです。ミルクが・・ミルクがまるで練乳のように甘くて・・ -
さて、展望台からカルスト台地を見学した後は、来た道を戻って駐車場へ。
家族は山陽道を使って山口県を脱出します。
続きは「萩と呉2」でどうぞ!秋吉台カルスト展望台 名所・史跡
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