オリバー旅行記【釜山2泊3日/海鮮三昧編/1日目】

2017/06/17 - 2017/06/19

こんにちは。オリバー(北海道在住/アラサー/男)と申します。


いっけんJ-POPと流行りの洋楽を聞いて、月9とか一生懸命見てそうな顔をして生きている僕ですが、何を隠そう中身は大の韓国好き。家では毎日韓国のバラエティー番組を見ながらオリジナルレシピのキムチチゲを食べ、韓国音楽を聞きながら出勤、昼休みは韓国の芸能ニュースを読み漁る…誰にでも裏の顔があるものです。

過去4回の韓国旅行は、すべてソウルとその周辺でしたが、今回5回目にして、初めて釜山に行ってきました！

この釜山旅行の1週間前に、前回のソウル旅行から帰ってきたばかり。(旅行記はこちら→ http://4travel.jp/travelogue/11252329 ) ソウル旅行に向けて韓国熱が高まっているタイミングで、エアプサンが格安のキャンペーンをぶつけてきたので、つい手が滑ってチケットを購入してしまい、二週連続の週末韓国となりました。

往路は札幌(千歳)から釜山5,000円、復路は大邱から関空2,500円。関空から札幌が9,000円。国際線往復よりも国内線片道の方が高くなっちゃったけど、それでも安い！


今回の旅の仲間ですが、直前に決めた旅だったので、友達に休みを取らせるのは難しい…。とゆうことで、平日仕事をしていない唯一の知り合い…そう！母です！

僕の母は、J-POPとたまに洋楽を聞いて、月9ドラマとかを見てるタイプの普通のアラ還女性です。ヨン様にハマったこともないし、僕が一生懸命見ている韓国のバラエティー番組より、嵐の出てるバラエティー番組がお気に入りです。肉料理が苦手な彼女は、昔、家族で韓国に行った時に、サムギョプサル・参鶏湯・プルコギ…と、次々と襲いかかる肉料理で体調を崩し、帰国してから一週間ほど床に臥せた暗い過去があります。今回も最初誘った時は「韓国はもう二度と行きたくない！」と即答されたのですが、仕事をしていない知り合いは彼女しかいない…そして僕は一人旅が苦手なのです。背に腹は代えられません！「肉料理は一回も食べない！おいしい海鮮料理を食べさせてあげるから！」と三日三晩説得して、なんとか首を縦に振らせました。


未知の街・釜山。どんなところなんだろう。約束通り、母においしいご飯を食べさせてあげられるかな。

6/17(土)-19(月)、2泊3日の釜山旅。

皆さんも行ったつもりで、是非一緒にお楽しみください。


【旅のメンバー紹介】

1.オリバー
筆者 5回目の韓国で初釜山！

2.オリバーの母
旅の仲間 アラ還マダム 2回目の韓国 肉全般が苦手

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エアプサン
• 旅行の手配内容: 個別手配

6/17(土) 1日目です。

やってきましたみんな大好き新千歳空港。

1週間前に前回のソウル旅行から帰ってきたばかりなので、僕はその余韻からまだ抜けられず、これから旅行に行くとゆうより、なぜか日本に帰ってきたみたいな気分。

今回の旅の仲間は母です。初めての母子海外二人旅。意識高い系アラ還女子の母は、今日もヒールの高いお洒落な靴を履いてきました。結構歩かせるつもりだけど大丈夫なのか！その点、僕は履き慣れまくったボロボロスニーカーなので安心です！

新千歳空港 空港

LCCエアプサンに初搭乗。格安なので、シートが激狭だろうがサービスが劣悪だろうが墜落しようが何があっても文句は言いません！

前回のソウル旅行でたくさんお土産を買ったので、今回はスーツケースなしのバックパッカースタイルで出発します。

新千歳空港 空港

飛行機まではバス移動です。機体の色合いがさわやかでおしゃれ！天気が良いので嫌いなバスからの搭乗もなんだか気持ちがいいですね。

土曜日のお昼の便だったので日本人が多いかなと思ったら意外と韓国人の方が多い印象でした。日本人！韓国もっと行こうぜ！

新千歳空港 空港

3席/3席の座席配列。

お！LCCなのに足元広々！むしろ先週乗った大韓航空より広いような！シートも座りやすく快適です。しかも母と通路から隣同士で2席にしたのですが、隣の窓側は空席。ラッキー！

乗る前は『狭すぎて足ちゃんと収まらないかも』なんて心配していたのですが、そんなに足長くなかったです！はっはっはっ

エアプサンはLCCなのに機内食も出ます！札幌→釜山路線はエビチャーハンでした。味も美味しい。日本⇔韓国感ならこれくらいの簡単な食事で全然ちょうどいいなと思いました。お水の他にたしか飲み物サービスもありました。

ちなみに機内食のメニューは事前にホームページで確認できます。苦手なものだったらスペシャルミールをリクエストすることも可能。LCCとは思えないサービスです。

お肉が苦手な母もエビチャーハンに大満足。

約3時間半の空の旅。機内ではソウル旅行記のイラストを描いてました。飛行機で母の隣で黙々とイラストを描くアラサー男。CAさんには不思議な顔で見られましたが気にしません！

そろそろ釜山に到着です。空から見る釜山はぜひブラタモリで取り上げて欲しいくらい、かなり不思議な地形。海の近くにボコボコと山が並び、その谷間に貼りつくように建物がびっしりと建ってます。なんだかミニチュアみたい。

それにしてもエアプサン。快適すぎて、安いのに申し訳なくなるほどでした。また乗りたいです！

初釜山！いえーい！

金海国際空港。大変シンプルな空港です。僕の予定では到着時刻から入国審査、空港を出るまで余裕を持って1時間を見てたのですが10分くらいで突破。スムーズ。

前から思っていたのですが、なぜ『釜山国際空港』じゃないんだ！分かりずらい！

空港からホテルまではドキドキのバス移動です。海外の交通機関は何よりもバスが緊張します。勝手が分からなすぎる。

金海国際空港 (PUS) 空港

外に出てバスを探します。インターナショナルエアポートとは名ばかりで、外国人へのウェルカム感ゼロ。どこもかしこもハングル表記。なんとかそれらしきバスを発見して乗り込みます。

後ろに座ってた異常に声の大きい関西人カップルが、「昔水商売をしていた知り合いのマミちゃんが、先月離婚して、焼き鳥屋のバイトも辞めちゃって、今は既婚の男性と不倫してる」とゆうゲスい話を静かな車内に響き渡らせていました。

せっかくの楽しい海外旅行。しかも母との二人旅。頭の中は、元お水で現在無職ゲス不倫中のマミちゃんなる女性の想像でいっぱい。なんと下世話な旅の始まり…。

ホテルの最寄のバス停で下車！

声の大きい関西人カップルへのイライラをなんとか頭の隅に追いやり、気を取り直して地図を片手にホテルを探します。すぐに発見！

『クラウンハーバーホテル釜山』

ホテルに関して母からのリクエストが「とにかく新しくてきれいなホテル」だったので、このホテルに決めました。

ネットで見ていた通り、とてもきれい。部屋も広々していてスーツケースなんて10個くらい広げられそう。床がフローリングなのがホテルの部屋っぽくなくて、なんだかモデルハウスに来たような気分でした。

母からもナイスチョイスとお褒めの言葉をいただく。

フロントには日本語を話せるスタッフもいました。サービスの質も韓国のホテルとしてはかなり良い方だと思います。

クラウン ハーバー ホテル プサン ホテル

港側の部屋は料金が高かったので、泣く泣く山側の部屋を予約しました。しかし！高層階をリクエストしていたおかげで、この眺め。山の斜面にびっしりと立ち並ぶ建物がおもしろい。

クラウン ハーバー ホテル プサン ホテル

一休みしたらさっそく夕食を食べに、街に繰り出します。今回もWi-Fiなしの旅なので、地図と勘だけを頼りに、目的のお店を探します。

『国際市場』にやってきました。迷路のような狭い路地にいろんな個人商店が立ち並んでいて、良い雰囲気。観光客よりも地元の人が多くて、子供達が走り回ってる様子を見ると、当たり前のようにこの景色の中で育ってるのかーとしみじみした気持ちになります。

国際市場 市場

目的のお店『トルゴレ』に到着。

かなり分かりにくい場所にありますが、迷わずたどり着きました。釜山で豆腐チゲと言ったらここ！らしい。かなり古くから地元の人に愛されている名店！らしい。

豆腐チゲは日本でもかなりメジャーな料理になりましたね。日本で食べれるからなかなか韓国で食べる機会がなかったのですが、本場の味を一度食べてみたかったのです。

トルゴレ 韓国料理

店内。地元感がすごい。地元の人しかいない。この異国間。たまりません。

メニューもシンプルで豆腐チゲと味噌チゲのみ。あとお鍋のメニューが１つあったかな？

チゲを一つずつオーダーして母とシェアします。チゲにはキムチと味噌汁とライスがつきます。ここのキムチも評判どおりすごくおいしかった。購入も出来るんだけど、今回はバックパッカーなので我慢。

トルゴレ 韓国料理

想像していた1/2くらいの大きさのチゲ。けど味がしっかりしててご飯が進みます。

豆腐チゲは豆腐がなめらかでめちゃくちゃ美味しい！さすが本場！食べれば食べるほど奥深いいろんなダシの味に出会えます。

味噌チゲは今までも何度か挑戦したことがって、どこで食べても味の濃い味噌汁としか思えなくてあまり得意じゃなかったんですが、ここの味噌チゲを食べて味噌チゲの意味がやっと理解できました。豆の風味が鼻に抜けて大正解の味噌チゲでした。

「ごちそうさまは韓国語でなんて言うの？」と聞かれ教えてあげたのに、店を出るとき恥ずかしくなったのかなにも言わない母。

ごちそうさまでした！星２つです！

トルゴレ 韓国料理

国際市場をブラブラ歩きます。いろんなお店があります。子供服がかわいい。

皆さん映画『国際市場で逢いましょう』はご覧になりましたか？僕はこの釜山旅行から帰ってきた直後に見ましたが、まさに映画に描かれていた風景です。おもしろい。

家族へのお土産などをちょこちょこ買う。

国際市場 市場

たまたま見つけたお菓子屋さん。地元の人たちが並んでたので美味しいのかなーと思い買ってみました。

店の奥で作ったお菓子を道に面した小さな窓口で売ってます。

ホドゥパンパン (くるみ饅頭) 地元の料理

クルミの形のお饅頭。中の餡子にもクルミがしっかり入ってて食感が良くて甘すぎなくてとても美味しいです。

なんだか日本にも全く同じお菓子がありそうですが、母はとても気に入った様子。爆食いです。

ホドゥパンパン (くるみ饅頭) 地元の料理

若者向けのお店が立ち並ぶ大きな通りに出ました。

見上げると韓・日・台湾の国際ガールズグループ『トワイス』の巨大看板が！日本人が隣の国で頑張ってるのは誇らしい。

ブラブラ歩きます。

国際市場 市場

ロッテモールでトイレ休憩。ここら辺は地上だけでなく、地下道にも所狭しとお店がびっしりと立ち並んでいて、ブラブラしてると飽きません。

ロッテマート (光復店) スーパー・コンビニ

ロッテモールのスーパーマーケットに寄り道。野菜・果物・肉・魚、売り方が超ダイナミック！日本じゃありえない量や大きさ。韓国人は家族が多いのか、食べる量が違うのか。

ロッテマート (光復店) スーパー・コンビニ

歩きに歩いてすっかり日も暮れ、夜食は肉料理NGな母のために選んだタコ鍋の超有名店『ケミチ』に来ました。

街を歩いてて日本人に出くわすことは少ないですが、この店はさすがに日本人の団体客がチラホラ。タコ鍋。日本ではなかなか食べられないからね。期待が膨らみます。

ケミチッ 韓国料理

タコ鍋の他にホルモン鍋や海鮮鍋もありました。そしてサイドメニューのお刺身とかチジミもおいしそう。

隣のテーブルでは日本人の団体客が動くタコの刺身に大盛り上がりの大絶叫。日本人の多くが「中国人観光客＝うるさい」ってイメージを持っているように、おそらく釜山では「日本人観光客＝うるさい」と思われているに違いない。

ケミチッ 韓国料理

まずはマッコリで乾杯！ようこそ韓国へ！なんだか韓国留学中の息子のところに遊びに来た母をもてなしているような気分です。

韓国で飲む微炭酸の生マッコリはなんでこんなにうまいんだろう！「センタクマッコリ」最高でした。

ケミチッ 韓国料理

僕たちは迷わずタコ鍋をチョイス！絶対美味いに決まってる！

お店のおばさんが作ってくれるので、食べてよしと言われるまでお預けをされた犬状態で待機。うー早く食べたい。

ケミチッ 韓国料理

出来上がったタコ鍋の具をご飯に乗せて、韓国海苔フレークをふりかけて、混ぜて食べます。

うおおおおおおお！うめえええええ！と、隣の日本人のように大絶叫したりしません。店内の他のお客様に迷惑をかけない系の育ちの良い母子です。おいしいね…と小声でつぶやきながらタコのうまみを噛み締めます。

このために釜山に来ても良いくらいおいしい。ごちそうさまでした！星３つです！

ケミチッ 韓国料理

満腹の帰り道。少し遠回りをして釜山港を見に行きました。小さい公園がありバスケットコートとかもあって、気候もとても気持ちいい！なのに誰もいない。

釜山の美しい夜景を眺めながら、母と二人で『釜山港』を熱唱。

釜山港大橋 建造物

釜山港に母子の歌うドロドロした歌詞の演歌が響き渡ります。ひとしきり歌って満足したらホテルに戻って就寝。

今日は地下鉄に乗らず、ひたすら歩きまわりました。足が疲れて棒のようです。調子に乗ってヒールを履いてきてしまった母の足は最後までもつのでしょうか！どうなる！

ということで、1日目終了です。

釜山港大橋 建造物