会津旅01 只見線の車窓から

2017/08/13 - 2017/08/13

夏休みは、お盆を中心にした連休。
高齢の両親のことが心配になってからは、この時期は帰省するようにしていましたが、
春帰省のときに母がわりと元気だったので、今年は帰省をやめてドライブ旅行することにしました。

行き先は会津。
霧が漂う只見川の橋の上を二両編成のローカル線が通る写真に、心を奪われました。

エリア 金山・昭和・会津美里(福島)

8/13 日曜日。
11日から始まった帰省ラッシュは、もうそれほどひどくはないのでしょうが、
念には念を入れて朝方3時に出立。

真っ暗な空が明るくなってきて、雲が朝日に照らされていく。

夜が明ける前はちょっと寒いぐらいだったのに、
太陽が出るととたんに暑い。

毎度のことながら太陽の存在のすごさに感服する。

さてこの日のスケジュールは只見線に乗ること。
西那須野塩原ICで高速を降り、こんな感じの一般道を2時間ほど行く。

SAで買ったサンドイッチしか口にしてなくて、何か食べたいのだけど、
コンビニもなければこんな早朝では道の駅も営業しておらず。
あーーお腹空いた。。

最初の目的地 会津川口駅到着。時間は7:30。
結局 高速降りてからはここまで水しか口にしなかった。
立ち食いそばでもないかな? という期待を持ち中に入るが…

会津川口駅 駅

あっっ　「弁当」のノボリ発見!
っってお盆だから、弁当は本日ありません　ですって。_(┐「ε:)_ｽﾞｺｰ

でもお湯の提供はしてくれるというので、カップうどんとお菓子を買って、朝ごはんにしました。

窓口で切符買うときに、
「電車くるまでは線路に入らないでね、
　電車来たらなんぼでも線路に入っていいからね～」と受付のかた。

8時過ぎに2両編成のローカル列車入線。
この緑のラインが自然と調和しててなかなかよい。

鉄の塊 独特のサビ加減。
何気に曇り空のどんより具合も鉄感を演出してくれてカッコイイ。

単線の二両編成って旅に来たって感じ。

線路のとなりは只見川。
ここから会津若松方面の途中まで、川を添っての走行。

川なのに、湖のように静かで水面が動いていないため水鏡になってます。
この川の上流と下流にダムがあるので流れが止まってるんですね。

いい感じに霧がモクモクしてます。
この川霧の現象は、朝晩の気温差の激しい夏に見られる現象なのだそう。

このような川霧の中の橋を、只見線のローカル列車が通る写真に惹かれてここにきましたが、この日は列車に乗るだけ。

すでに幻想的な雰囲気が漂う。
この日の川霧狙いの撮影はよかったんじゃないでしょうか。

只見線は本来は、会津若松から新潟魚沼市の小出駅までを結ぶローカル線なのですが
2011年の豪雨で橋がいくつか流され、今ではこの会津川口駅から只見駅までは、バスでの代行輸送がされています。

なので線路は新潟まで続いてるのだけど、会津若松から魚沼方面に向かう場合、ここは一旦終点。バスに乗り替えることになります。

今回私らは、会津川口から会津若松方面に向かい、途中の会津柳津というところで下車します。
時間にして片道1時間の乗車。会津若松まではさらに1時間ほどかかる。

さてこの只見線、お盆時期には相当混むと聞いていたので、
駅では行列ができてるんだろなと思っていましたが

がら空きやないかい!

ちょっと前に全線完全復旧決定のニュースがあったからなのか、こんな具合。

混雑ぶりの事前調査で、自分の考えを押し付ける番人がいるとこに、ええーーいと質問したところ
あなたのやろうとしてることは理解できませんねと全否定してくれた回答者の、
回答しなおしコメントの豹変ぶりに呆れて軽く毒入りの礼をしといたが
そんな爆弾質問したのもアホがつくほどの無駄に終わりました。

ま、空いてて良かったですけど。

8:40。ぴりりりりりりりーと若い車掌さんが笛を吹く。
会津若松に向けて出発し、しばらく行くと金山町の集落が見えてきた。

この集落も撮影スポット。

霧のヴェール漂う只見川。

この日の朝の川はずっとこんな感じでした。

昔ながらの田舎の風景。

無人駅。

無人駅は結構ありました。

会津柳津駅到着。
このあとの行動予定は、会津川口に戻るだけであとはノープラン。

朝早く出て来たことだし、このあたりの温泉で帰りの電車の時間までゆっくりすることに。

会津柳津駅 駅

このあたりのことを調べたのは、これから入る日帰り温泉のことだけなんですが…

ん?? 一休さんが道案内してます。
どうもお寺があるようです。しかしそれをスルーして進むと…

おまんじゅう屋さんがありました。

小池菓子舗 グルメ・レストラン

…（￣￢￣）ジュル…

う、美味そう。

なかなかの人気店らしく、人がひっきりなしに買いに来ます。
帰りに通りましたが、行列ができていました。

ちなみに次の日にちかくの別店舗の試食で栗まんじゅうを食べたところ、あまりに美味しくて私も行列に並んでみましたが、時間ぎれで諦めた…。

さっきの一休さんが案内していたお寺がありました。
なんかすごい!!

福満虚空尊　圓蔵寺 紅葉

柳津駅から歩くこと15分…あついーーー
9時から営業してる町民センター。入浴料300円。安すぎ。
しかもこのマッサージ機は、15分で200円!
いつも行くとこのマッサージ機では10分で300円です。

建物は古いけど、高校野球が田舎のお盆休み感だしててリラックス出来そう。

柳津温泉　つきみが丘町民センター 宿・ホテル

とりあえずの館内探検を終えると、
突然雨がザーーーーっと降ってきて、山霧が漂う。

この間にお風呂に入っちゃいます。

お風呂から上がった後は11時30分から営業してるお食事どころで食事。

やはりお盆。家族連れが多く、すぐに席はいっぱいに。
お盆に家族が集まる風習は改めて素敵だなと思った。

ラーメンとセットのミニソースかつ丼。
会津柳津のソースかつ丼は、カツの下に卵焼きが敷いてるのが特徴なのだそう。

「ミニ」とはいえないボリュームでちょっとびっくり。

かつ丼とセットの喜多方ラーメン。２つで900円。

今回の旅は美味しい喜多方ラーメンを食べるつもりでいましたが、このラーメンと柳津オリジナルソースかつ丼で大満足でした。

ご飯を食べてロビーでゆっくりしたあと、列車の時間にあわせて出発。

お風呂に入る前に降っていた雨もあがっていました。

門前町の通り。

うぐい最中?　名物は粟まんじゅうじゃないの?

さきほど見たお寺です。
ここは次の日に行きました。

このときは素通り。
趣があっていい感じ。

来る時通ったお饅頭屋さん。

行列ができてます！(◎_◎;) 並んでる人たちを待つ車の列も。すごい人気。

柳津駅に戻ってきました。ここも無人駅です。

設えがレトロ。

時計は古いけど、さすがに時間は正確。

切符回収箱。

椅子も古くて味わいある。

暑いのでこんな缶ジュース。
懐かしいね。

木造の駅舎。
蝉の鳴き声しかしない。

会津若松方面。ザ・夏。
雲が細田守のアニメみたいにモクモク。

列車が来ました。

この撮影してる間に、オニヤンマが行ったりきたり。
久しぶりにオニヤンマみたなー

会津若松で10分遅れで発車したと聞いたので
今度こそ混雑かと思いきや

いやいや・・・空いてます。

会津川口までの戻りでは、降りて行く人たちを駅で迎えにきてくれる方達がちらほらいて。

駅で久しぶりに会うご家族との対面に、こちらがほっこりしました。

ちょっと私も帰省すればよかったかなーなんて思ったり。

後ろの運転席からの眺めが面白かったです。

電車、単線、トンネル。

どこかのアニメのよう。

雰囲気ありすぎ。
森の熊さんでもでてきそうです。

さすがに川霧はなくなっていました。

こういうローカル線でも、今回のようにただ乗るだけじゃなくて
移動手段で使う方がやはり有意義なのだと感じる。。

会津川口に戻ってきました。

電車って乗るより撮る方が好きかも。
それを再認識しました。笑

この旅行記へのコメント （4）

• ラムロールちゃんさん 2017/08/27 20:57:09

  無視された一休さん(笑)

  でも、翌日行ってもらえたから、良かったか。
  
  赤白の提灯が、良い味出してますね〜。
  私好みです♪♪
  門前町の看板も、素敵にレトロ。
  列車、いいな、いいな〜〜。
  
  ラムロール

  picotabiさん からの返信 2017/09/02 13:33:27

  RE: 無視された一休さん(笑)

  ラムロールちゃん　返信遅れてごめんなさい。
  
  さすが…そこに食いついた?<一休さん
  ほんとはね、怪しい…というかおもしろい看板が他にもあったんだけど〜
  地方はそういうの宝庫ですね。
  集めて記事にしようかな。

• nichiさん 2017/08/25 07:51:12

  数々の日本の原風景！　いいですねー

  深い緑に囲まれた中で水鏡になった川
  静けさの中の厚い朝霧と鉄橋
  レトロな単線と数々の無人駅
  THE夏である青空とレトロな車両
  緑の中の山寺や畑
  
  どれもこれも素敵です。
  
  しかし３時出発？
  朝がめちゃ早いようですが、ほぼ徹夜ですね？？
  
  

  picotabiさん からの返信 2017/08/26 16:49:53

  RE: 数々の日本の原風景！　いいですねー

  nichiさん　ご覧頂きありがとうございまする(・∀・)
  
  > しかし３時出発？
  > 朝がめちゃ早いようですが、ほぼ徹夜ですね？？
  
  そーなんです。
  このときはnichiさんが夜に仙台まで車ぶっとばしていた記事を思い出していました。笑
  前日は10時には就寝して。もうやりませんが、お盆帰省の車移動は青森まで
  ピークをさければできるなと思いました。全然道混んでませんでしたし。
  
  田舎の夏、特に東北は、アニメに出てくるような景色と訛りがいいですね。
  この記事を書き終えると秋がはじまると思うと、書き終えたくないような…(冬になるって)