2017/08/20 - 2017/08/20
231位(同エリア1103件中)
まりあさん
ポルトの後編です。
似たような写真が続きますが、朝のウォーキングで、川向こうの景色を楽しみ、ある時は市電、ある時はロープウェイなどを利用して、町を歩き回りました。
坂が多く、アングルが変わると、景色の様相も変わり、ポルトの町は、やはり大好きだと思います。
レストランも、少しずつ慣れてきて、安く、そこそこ美味しいものを食べれるようになりました。
ポルトガルは、朝食付きのホテルが多く、また、3つ星でも、メロン、スイカ、パイン、オレンジなどのフルーツをたっぷり出してくれるので、嬉しいです。
ポルトガルで、いつも良かったのは、ホテルの朝食と、タクシーの使いやすさ。
ぐっ、それだけか(笑)。
人々は、ふつうに親切ですが、少し暗い目なので、ラテンの陽気さに欠けて、可愛いと思えることが少ないです。
残念ながら、すべての総合点において、「好きにはなれなかった国」として残りそうです。
本来は、暑いポルトガルを先に行き、あとから北に位置するスペインに行く方がよかったのかもしれませんが、8月はやはり、バカンスのドピークになり、スペインの方が混雑が激しいかと、先にスペインに行ったのでした。
夏休みは、ホテルもレストランも大混雑で、やはり、この時期は避けようと思いました。今回については、自宅の夏の暑さから逃げる「避暑の旅」という位置づけで、あえて、夏休みに旅してみました。
ガリシア地方については、いつものスペイン以上に、人々が優しく親切にからんできて、またグルメも素晴らしく、ガリシア地方の夏は、またきてもいいな、という印象です。
ポルトガルは、ホテルやレストランに工夫がなく、スタッフの働き方も、「自分たちのやり方でいいんだ」というプライドが感じられますが、じつは、世間的な標準に達しておらず、「井の中の蛙か」と思うことが多かったです。
このままの遅れたツーリズムで、お客への思いやりを欠いたままだとしたら、ポルトガルはもう二度と行かないだろうと思います。いや、基本的には、旅を始める前から、「最後のポルトガル」と位置付けていたので、予測の範囲内なのかもしれません。
私にとっては、何より、好きなスペインが、好きなままだったので、満足です。ガリシア地方は、再訪リストにバッチリ入りましたもんね。
言語学習については、日本での準備がイマイチで、映画館に裏切られて、ポルトガル語吹き替えの映画を、ものすごく楽しみにしていたのに、すべて英語やフランス語のオリジナル音声に字幕。
これが、何よりの誤算で裏切りでした。
とはいえ、テレビでは、イヤフォンで、ポルトガル語のニュースを聞いて、ひと月の滞在の後半は、Bom diaの挨拶や、obrigadaのありがとう。
(前半は、イタリア語と混同して、グラッチェと、何度も言ってしまいました)
道を聞いたり、商店での買い物、レストランでの簡単なやりとりは、スペイン語まじりのポルトガル語で、できるようになりました。
ちょっとしんどかったけど、「ひと月滞在する」という意義は、それなりに感じられた旅でした。
最後のバルセロスから、ポルトへの移動も、もうあのぼろくて、混雑する普通電車に、乗る気力も体力も残っておらず、たとえ高くても、タクシーにすることに決めました。
とはいえ、あまりにぼろい車や、ポルトガル語以外で、コミュニケーションをまったく取れない車だと、60キロも走るのにしんどいので、バルセロスの町の4箇所か5箇所にある、タクシー乗り場で、暇そうに待っているタクシーを物色しました。
で、とある乗り場の3台目ぐらいのタクシーに話しかけて、「英語かスペイン語はできますか」と尋ねて、一台目の若い兄ちゃんは、経験不足のようだし、言葉もできなさそうなので、その次のタクシーに声かけると、「スペイン語はわかる、英語は少し話せる」との答えだったので、ポルトまでの値段を確認すると、60ユーロぐらいかな、と。
カードをもらうと、名前と電話番号が書かれていて、「日曜の11時半にxxホテルに」と予約しました。相手も、こんな形の予約に、焦っていたようなので、紙切れに、私の名前と時間と日にちを書きました。
「おお、ポルトガル語まで書けるんか」とびっくりしてたけど、私はただ、日にちをスペイン語で書いただけです(笑)。
車体番号が04となっていたので、ベテランかなと思ったら、バルセロスでのタクシーキャリア22年だそうで、ナビもなしに、ポルトのホテルに連れていってくれました。
ただ、車もキャリアが古そうで、タイヤの空気圧がやばそうで、高速をぶっ飛ばすので、ちょっと怖かったです。
メーターは、70近くになりましたが、日曜の2割り増しだとか説明して、約束の60ユーロでOKでした。
ポルトガル、タクシーだけは、イタリアより、ぜったいに使いやすいです。イタリアでは、歩けるぐらいの距離も、10ユーロは要求されたし、台数が少ないので、タクシーが強気に出ることが多かったです。
ポルトガルは、細かい距離でも、まじめにやってくれるし、町の中での役割がしっかりあるから、安心して乗れます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イチオシ
ポルトガルの教会の、ポルトガルゆえの特徴は、なんといっても、このアズレージョ
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町の目ぬき通り、サンタカタリーナ通り
けっこう坂になってるんですよね。 -
この道も、ぐーんと下がって、また上がり、その上に教会があるので、なかなかの景色になります。
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Via Catalinaというショッピングモール。
このピンク色の飾りは、最初はなかったのですが、夏休みのセールなのか、ド派手に目立つようになりました。
ここの地下に、MEOやボーダフォンなどの、SIMカードを買える店があります。
フードコートもなかなか充実してます。トイレもいいのがあります -
コインブラから、変更した3泊は、町の少し東側に位置するホテルで、その近くにある、ローマという店のランチ。
いかにも、町の食堂で、常連さんや、何かで調べてきたような観光客が多かったです。
料理は、まあまあですが、安く食べられます。
couvertというやつが、出て来るのですが、この習慣、よくわかりません。 -
サラダ・ミスタも2ユーロ
魚のフライ。
ただフライにして、レモンひと切れのせただけ。そして、ライスとポテトが山盛り。
と、このスタイルが、多いようです。 -
デザートのプリン、ふた切れだけ。
甘いから、この量で充分かも。
これ、すべて食べて10ユーロでした。 -
このホテルは、コインブラから変更したので、直前予約になり、120ユーロぐらいしました。拠点ホテルに120ユーロ払うことを思えば、こちらのホテルの方が、ずっといいです。メンテに欠点だらけの拠点ホテルは、半年以上前に予約したから、77ユーロですが、直前に予約すると、あの狭い部屋が120ユーロ。ポルトの夏のホテル、ぼったくり商売です。くれぐれも、予約は早い目に。
高層ホテルで、高層階を希望していたから、15階からの夜景は、とても素敵でした。
朝、出かける時には、ツアーバスがずらりと並んでいたから、なるほど、ツアー御用達のホテルなんですね。
部屋数は多いけど、部屋の掃除も素早かったし、メンテナンスもOK。
ただ、立地が少し悪く、町まで歩く道の歩道が狭く、ゆっくり歩くポルトガル人のペースで歩くと、疲れました(笑)。 -
見上げると立派なホテルです。
一応、プールもあるので、夏休みは家族連れで、大混雑でした。 -
部屋の窓からの夜景。
窓が少ししか開かない式なので、アングルが同じですが・・・ -
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近くの教会のイルミネーションが、印象的でした
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この日は、市電2日乗車券で、乗ってみました。
海岸線を走る線は、観光客御用達で、運転手さんも英語ができました。
ただ、半時間に一本で、どうも仕組みがよくわからないので、結局、一回ずつ乗っただけで、10ユーロは高い。
ネットで始発時間を調べているのに、その時に、その場所から出ないんですよね。観光客中心だから、皆さん、わからないままに待ちぼうけ食わされたりして、そういう点に、腹立たしいことが多い、ポルトガルのツーリズムでした。 -
車庫です。
車庫につくと、運ちゃんが、だまって降りてしまうので、残されたお客は慌てます。
すでに知っている先輩のお客が、「心配しなくても、すぐに運ちゃんが戻るから、と慰めてました。
そう、これがポルトガルのツーリズムです。
もっと、観光客にわかりやすくしろよな、と言いたいです。 -
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イチオシ
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イチオシ
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Via Catalinaのフードコートは、内装が、街並みのようなのにしてあるので、とても雰囲気がいいです。
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Wokで、焼きそば、
レモネードが美味しかった。 -
ポルトの盆栽の店。
こんなのがあるんですね。 -
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朝のウォーキングの、この景色は、何度見てもいいです。
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イチオシ
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川沿いのこの道、上の道は、水道橋の上を歩いているんですね。
古い水道橋が残っていて、そこにも家がたつ、という、イタリアのペルージャの町を思い出します。 -
イチオシ
サンベント駅のアズレージョ
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これ、気に入りました。
Lunch de fiambre
ハムが、fiambreとは・・・スペイン語と、ぜんぜん違う。
このパン、柔らかくて、日持ちもするので、非常食として重宝しました
でかいので、二食分になります
ポルトガルの人って、卵の黄身が好きなのかどうか、ラングドシャも、このパンも、エッグタルトも、黄色い色が強調されてます。
といっても、エッグタルトも、ただのカスタードクリームなんですよね。
卵といっても、卵の味はしません。
けど、柔らかくて食べやすいパンです。 -
ポルトのホテル。
高層階を希望しているのに、1階です(笑)。
ドアで、隣接の建物の屋上に出られるけど、他の部屋の人もうろつけるから、カーテンは閉めたまま。
幸い、灯りはたくさんあるのですが、コンセントがベッドに隠れていたり、スイッチがわからなかったり、10分間ぐらい格闘して、やっと、すべての灯りをつけれました。
ほんまに、腹立つ欠陥ホテルです。
電気ポットがあるのが嬉しいのですが、最初の部屋のポットは、スイッチが壊れていて、沸騰したタイミングをみて、コンセントを抜き、この部屋のは、時々スイッチがひっかからなくなり、沸騰するまで、スイッチをおさえる必要があります。
欠点だらけなので、工夫して対処しながら、ブティックホテルぶって、デザインに気を配るより、必要なものの機能を確認してちょうだい、と言いたいです。 -
イチオシ
このころから、1983年のメキシコ留学時に、硬い肉やまずい料理に困り果てて、ミラノ風カツレツを、「困った時のミラネサ」として、よく注文するようになりました。
これなら、肉が薄く、肉をたたいていたりするので、食べやすいです。
カツは、日本のトンカツとはまた違い、細かいパン粉であげてるので、わりとあっさりしてます。
マクドナルドの北側にある、カフェ・アンバシャダーで、カツレツを注文。
サラダ・ミスタと水とコーヒーで、10ユーロでしっかり食べれます。 -
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ポルトのショッピングモールに行きました。
地下鉄駅からすぐなので、行きやすいです。
夏休みだからと、ポルトの町のように混まないようで、ゆっくり食事できます。 -
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ポルト発の、B級グルメ、フランセジーニャというのが、あちこちのカフェにあり、どんなもんかと、食べてみました。
食パンにステーキやハムをはさんで、チーズをたっぷりかけて、さらに目玉焼き。
朝ごはんみたいな料理ですが、かなりカロリーは高そうです。 -
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この日は、いつものように川向こうまで歩いて、さらにロープウェイで、戻りました。
ロープウェイ、片道で、6ユーロ。高いです。 -
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川向こうには、ワイナリーがたくさんあるのですが、下戸なので、ワイナリー見学には興味がなく、ポートワインは、いつか飲んで懲りたので、近寄りません(笑)。
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ロープウェイからの景色はまた、違ったアングルになり、一度は乗りたいものです。
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前から看板は見つけていた、イタリアンのレストラン、Ricottaに行きました。
ポルトで食べた、最後のランチ。
パン、飲み物、前菜、デザート、コーヒーをすべて含んでいて、メインにより、値段が変わる、という仕組み。
そう、こういうセットメニューを、用意してくれる店が多いといいのに、ほんとに、ポルトガル人って、工夫しないんだから。
あまり期待せずに入ったのですが、とてもよかったです。
前菜は、たいしたことないけど、これはイチジクと、モツァレラとトマトです。
きれいに盛り付けてありました。 -
メインは、黒のリングイーネ、
エビがしっかり美味しいし、ムール貝もひとつだけど、特大です。
味付けはさっぱりしていて、パスタはイカスミの味がしっかり出てました。 -
デザートのパンナコッタも、しっかりイタリアの味です。
メニューのチョイスが、あまりないので、何度も通えませんが、一度は入ってみてよかった。
なぜか、韓国人がたくさん来ていて、韓国のツイッターで人気なのかしら。 -
ランチのあと、いつもの川沿いの散歩です。
考えたら、いつも早朝の人のいない時に歩いていたから、ランチどきには、こんなに店が賑わっていると、知りませんでした(笑)。 -
何度か歩いた、この階段も、いつも誰もいなかったけど、この時間は、けっこう観光客が上り下りしてました。
そこにアジアの女性一人がいたので、声をかけたら、フィリピンの子で、スペイン在住3年目、さらに3年住んで、博士号を取るのだそうです。
思わず、日陰で30分ぐらい立ち話してしまいました。
フィリピンのお嬢さんと、スペイン語で立ち話するとは、思いませんでした。
アジア人と、ほとんど出会わなかったのですが、ランチどきに、皆が集まるところを歩いてみると、けっこうな数のアジアからの観光客がいました。 -
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いよいよポルトともお別れです。
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