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2017 鳥取の旅 1/5 根雨 (1日目)

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    旅行時期 2017/05/30 - 2017/05/31 (2017/08/12投稿

    旅の行程
    5月30日 根雨、富吉
    5月31日 所子、御来屋、鹿野

    鳥取県日野郡日野町根雨(ねう)は、県西部を流れる日野川の中流域に位置し、米子から根雨を経て津山へ至る出雲街道と、根雨から新見へ出て、高梁~倉敷を経て岡山へ至る日野往来との、かつての街道の分岐点にある町です。

    このような交通の要衝に位置する根雨には、松江藩が参勤交代の際に利用する茶屋本陣(七里茶屋)が置かれ、宿場町として発展します。

    ちなみに松江藩は、参勤交代の際に印の入った羽織を着て一つ前の宿場まで藩主を迎えに行く「七里飛脚」の制度を設けていて、「七里飛脚」の業務は本陣が請負うのが通常だったことから、茶屋本陣を「七里茶屋」とも呼んでいました。

    現在、松江藩の茶屋本陣の建物は現存していませんが、茶屋本陣のあった元の場所から南へ50mくらいの所にかつての門が移設されています。

    千年以上の歴史を持つ「たたら製鉄」は、須佐之男命(スサノオノミコト)や八岐大蛇(ヤマタノオロチ)神話で有名な奥出雲地方に伝わる日本古来の製鉄法として知られていますが、良質な砂鉄が採れた日野川上流地帯でも、奥出雲と同様盛んに行われていました。

    江戸時代になって鉄の需要が高まると、その生産量は急速に拡大し多くの製鉄家を生み出しますが、その中に、安永8年(1779年)に製鉄業に参入した、後に日野最大の製鉄家となる近藤家があります。

    鳥取県下最大の製鉄家だった近藤家は、日野郡内に61ケ所の鉄山と、78ケ所の製鉄工場を経営しており、この地方の「たたら製鉄」の歴史を知るには近藤家なしには語れないと言われるほどで、「たたら製鉄」に関する資料は、近藤家に残る文書を除いて、ほとんどまとまったものは存在しないようです。

    しかし、鉱物資源の国有化と採掘権の国家による独占を定めた「日本坑法(明治6年発布)」の制定により、日野の製鉄事情は急激な衰退へと大きく様変わりし、さらに、大正時代の頃から安価な輸入鉄鋼にも圧迫されるようになり、昭和に入るとまもなく鉱山の火は途絶えてしまいました。

    現在の根雨には、「たたら製鉄」で栄えた近藤家のお屋敷を始め、昭和初期に建設された洋館の銀行などが出雲街道沿いに点在し、往時の繁栄ぶりを今に伝える町並みが続いています。

    写真 70枚

    交通手段 : 
    • 現地移動 :  自家用車 / 徒歩
    エリア:
    鳥取 | 南部町
    エリアの満足度:
    評価なし
    • 撮影場所の地図

      根雨に着きました。

      JR伯備線根雨駅の真向かいにある日野町役場の駐車場に車を停めさせてもらって、町歩きを始めます。

    • 撮影場所の地図

      町並みの一角に立っている「川舟の碑」。

      この碑は、日野川を利用した川舟による水運業を開いた近藤喜六氏の功績を称えて立てられたもので、日野川の元着舟場付近にあったものをこの地に移設したものだそうです。

    • 根雨の町並みです。

    • 白漆喰の壁に虫籠窓を開けた町家。

    • 幅の広い2連の出窓のある町家には・・・

    • 「出雲街道根雨宿」の垂れ幕が掲げられています。

    • こちらの町家の軒先に、水琴窟が見えます。

    • 水琴窟は根雨の町おこしの一つのようで、町並みには水琴窟のあるお宅が点在しています。

    • 路地から見た町並みの様子です。

    • 根雨の町並みを振り返ったところです。

    • 松江藩の茶屋本陣跡を示す標柱が立っています。

    • 根雨の町並みです。

    • こちらは日野最大の製鉄家、近藤家の分家にあたる酒近藤家です。

      酒近藤家は、造り酒屋を営んでおられた時期があるので、この屋号で呼ばれています。

    • 酒近藤家のお隣には、こちらも近藤家の分家筋にあたる勝瀬家があります。

    • 勝瀬家の軒先にも水琴窟が設けられています。

    • 右手が酒近藤家で、左手が勝瀬家です。

    • こちらは、玄関に破風屋根をそなえたお茶屋さんです。

    • こちらは昭和4年(1929年)に旧雲陽実業銀行根雨支店として建てられたもので・・・

    • 現在は山陰合同銀行根雨支店として使われています。

    • 白漆喰塗籠めの町家は酒屋さんです。

    • 松江藩の茶屋本陣のあった元の場所から南へ50mくらいの所に移設されたかつての本陣の門。

    • 撮影場所の地図

      移設された本陣の門の前に脇道が延びているので、ちょっと歩いてみます。

    • 1階と2階で方式は異なりますが、戸袋のデザインを工夫されています。

    • 建物のほぼ全面に格子を嵌めたお蕎麦屋さん。

    • いい時間なので、こちらで昼食を戴くことにします。

    • 「松平出羽守宿」と書かれた関札は、出雲松平候が参勤交代で本陣にお泊りになった際に玄関に掲げられた物だそうです。

    • 席に座って、先ず出された湯のみ。

    • 食後に出された蕎麦湯の入った湯桶。

    • シャープなフォルムの注ぎ口。

    • 1階の角を隅切りして、鉢植えの花を飾るスペースにしている町家。

    • 妻入りの町家がありました。

      見えている欄干は祇園橋のものです。

    • 撮影場所の地図

      京都の文化を導入して架けられた祇園橋。

      祇園橋の向こうに根雨神社の鳥居が望めます。

    • 日野町の汚水枡の蓋。

      霊峰大山、町の花「つつじ」、町の鳥「おしどり」がモチーフになっています。

    • では、根雨の町並みに戻ります。

    • 移設された本陣の門の前を右折して、先へ進みます。

    • 撮影場所の地図

      大きなお屋敷の門の前に・・・

    • 松ぼっくりが整列しています。

    • 緻密な木彫り細工が施された持ち送りが1階の下屋を支えています。

    • 懸魚をしつらえた建物のある、本当に大きなお屋敷です。

    • 町中に張り巡らされた側溝には、清らかな水が勢いよく流れています。

    • 日野町の小口径の汚水枡の蓋。

      大口径の物と同じモチーフが使われています。

    • 根雨の町並みです。

    • こちらも近藤家の分家にあたる出店近藤家です。

      江戸時代末期に工事が始まり、明治元年(1868年)に完成しました。

    • 出店近藤家の斜め向かいには、本家の近藤家があります。

    • 出店近藤家も、木彫り細工が施された持ち送りが1階の下屋を支えています。

    • こちらが安永8年(1779年)に製鉄業に参入し、鳥取県最大の製鉄家となった近藤家の本家です。

    • 近藤家は、最盛期には日野郡内に61ケ所の鉄山と、78ケ所の製鉄工場を経営していました。

    • 撮影場所の地図

      鳥取県の「たたら製鉄」の歴史を知るには近藤家なしには語れないと言われています。

    • 撮影場所の地図

      根雨の町並みです。

    • 浅黄色に塗られた漆喰壁の町家がありました。

    • 荒壁が塗られた町家は、屋根が朽ちかけているので空き家なんでしょうね・・・。

    • このお顔なら、お地蔵さまと言うより石仏の方がふさわしいですね・・・。

    • こちらは、日野産の美味しい水、米、大豆を使った味噌と醤油の醸造場です。

    • 撮影場所の地図

      新しく建てられた町家も、伝統様式に倣っておられます。

      さて、根雨の町並みもこの辺りまでなので、ここから引き返します。

    • 根雨の町並みです。

    • 撮影場所の地図

      この水を町中に引き込み、町並みに張り巡らされた側溝を潤しています。

      見えている橋は祇園橋です。

    • 板井原川沿いの道路から見た近藤家の本家。

    • 煙出しの越屋根があるこちらの町家は出店近藤家です。

    • 撮影場所の地図

      いろんな形の窓が楽しませてくれる町家です。

    • ステンドグラスのはまった石の行燈が立っているのは・・・

    • 玄関先でヤツデが繁る料理屋さんです。

    • 製材所で使うような大口径の電動のこぎりの歯が、無造作に置かれています。

    • 撮影場所の地図

      緑にあふれた路地。

    • かわいい鯉のぼりが泳いでいます。

    • 下地窓のある町家。

    • こちらの町家の玄関には、破風屋根が架けられています。

    • 撮影場所の地図

      実にすっきりとした町家です。

    • 下見板張りの壁が主張する町家。

    • 撮影場所の地図

      出雲街道の交通の要衝に位置し、松江藩が参勤交代の際に利用する宿場町として発展した根雨ですが、その面影が感じられるものとして、唯一残っているのは移設された松江藩の茶屋本陣の門だけで、それはそれで歴史の重みを感じさせてくれましたが、それ以上に印象に残ったのは「たたら製鉄」がもたらした繁栄ぶりです。

      千年以上の歴史を持つ日本古来の製鉄法として知られる「たたら製鉄」は、奥出雲と同様日野川上流地帯でも盛んに行われていました。

      安永8年(1779年)に製鉄業に参入し、鳥取県下最大の製鉄家となった近藤家は、この地方の「たたら製鉄」の歴史を語るには近藤家以外にないと言われるほどの成功を収めました。

      現在の根雨には、「たたら製鉄」で栄えた近藤家一族のお屋敷が出雲街道沿いに点在し、往時の繁栄ぶりを今に伝える町並みが続いていました。

      根雨の町並みも一通り歩いたので、次の目的地へ向かいます。

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