リゾートなしのセブ

2017/07/14 - 2017/07/17

7月の海の日の連休で、セブ島へ行ってきました。フィリピンは2度目ですが、1回目のマニラの印象がすこぶる悪く、20年程行く気になれませんでした。今回、安いエアチケットが手に入った事と友人の奥さんがカフェを営んでいるとの事で出かけました。
リゾート地セブですが、いつもの様にブラブラと街歩きです。前回は20年程前ですが、マニラでは宿探しの途中、10人程のストリートチルドレンに囲まれて、リュックやポケットに手を入れられそうになり走って逃げたり、如何わしいポン引きのオヤジに長時間付き纏われたり、本当にイヤな思いをしました。事前にネットで調べても、ダウンタウンやバス・ジプニ―の中はスリやヒッタクリの巣窟の様に書かれています。気の進まない旅でしたが、行ってみると楽しい所でした。

エリア セブ島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エバー航空
• 利用旅行会社: エアトリ

今回は、台湾のＥＶＡ航空の台北乗り継ぎ便を使います。

成田空港 第1ターミナル 展望デッキ 名所・史跡

搭乗手続きを終え、第1ターミナルなのでプライオリティーカードで入れるＫＡＬラウンジで時間をつぶします。

成田空港 KALラウンジ 空港ラウンジ

おにぎりとミニカップラーメンで腹ごしらえしました。私は、飛行機の機内食がどうも苦手で飲み物とフルーツくらいしか食べれません。お寿司とか日本そばが付いていたら食べます。以前は味見程度はしていましたが、今は主食の銀紙の蓋を開いた時の臭いから嫌なので最近は開けてもいません。30年程前に初めてベトナムへ行った時、ベトナム航空の機内食でうな重が出た時は美味しいと思い感激しました。今まで機内食、100食以上経験していますが、美味しいと思ったのはその1度きりです。

指定された時間にゲートへ行きましたが、まだ準備中でした。

無事、台北へ到着しました。ＭＲＴ空港線も2月に開業して3月に一度乗りましたが、今日は時間もあるし外の景色が楽しめるバスにします。

チャイナエアラインラウンジ V2 (桃園国際空港) 空港ラウンジ

ヨーヨーカード（Ｓｕｉｃａの様な交通カード）も持っているし、皆ＭＲＴへ向かっているので、席は空いています。夕方の景色を楽しみます。

台北に着く頃には、夜になっていました。今日は久しぶりに士林夜市へいきます。
地下鉄で士林駅の一つ手前の剣澤駅で降ります。

剣潭駅 駅

駅前から夜市の方をパチリ。

士林観光夜市 市場

蛇肉屋、その他ゲテモノ取り扱っています。苦手なのでサッサと通り過ぎます。

金曜日の夜という事もあり、大変な人出です。

有名な「大腸包小腸」。細いソーセイジを太いソーセイジで挟みます。一個で結構お腹にきます。

坦々麺と牡蠣のオムレツも食べました。

デザートは、「大餅包小餅」。先程のソーセイジと名前が似ていますが、これはクレープでクッキーを包み、トンカチでクッキーを粉々に叩きます。クッキーは色んな種類があり、私はピーナッツを選びました。注意して食べないと相当粉っぽいので、喉にむせます。

夜市で遊んでいたら、適度な時間になったので今日はサウナで休憩して、空港へ向かいます。

金年華三温暖 (サウナ) エステ・スパ・マッサージ

中山駅を降りて、徒歩７・８分の所にあります。ちょっと裏路地であやしい所にあります。写真に撮れませんでしたが、ここの湯船の後ろに何故か等身大の3体の白い女神像が立っていて夜中に一人で入っていると本当に怖いです。白い像がカビで所々黒くなっていて、向き合って入っていると怖くなったので、後ろ向きに入ったら、背後から襲われそうでモット怖くなりました。早々に出ました。

午前3時過ぎにサウナを出て、台北駅の国光バス乗り場までブラブラ歩いて来ました。

台北駅 駅

4時発のバスがありました。待合室は結構人がいました。ＭＲＴは6時頃が始発なので、早朝便の人はバスを使います。一時間程、寝て行きます。

搭乗手続きを終えて、時間があるのでプレミアムラウンジへ向かいます。

ザ モア プレミアム ラウンジ (台湾桃園国際空港第2ターミナル) 空港ラウンジ

台北のラウンジは、充実しています。私は飲みませんが、お酒飲める人はビールでもワインでもその他各種飲み放題です。

牛肉麺・リンゴ・サンドイッチと牛乳です。この麺が本当に美味しくて、ビーフシチゥーに太麺が入っていると思って下さい。飲み物・食べ物・シャワーやパソコン全て無料です。

やっと夜が明けて来ました。セブ島へ向けて飛びます。

セブ島の空港に到着です。空港には、白色と黄色のタクシーがいて、ネット情報ではサービスはほぼ変わらず、価格は白色の方が安いとの事。到着フロアを出たらＷＨＩＴＥ　ＴＡＸＩ　ＳＴＡＮＤを目指します。

黄色と白色の乗り場は、並んでいますが黄色はガラガラ、白色は結構な列ができています。並んでいたら、ガードマンが外人（私も外人）は優先して乗せてくれました。現地の人に悪いみたいです。

友人からもらった地図を頼りに、奥さんのカフェを探します。空港から割と近いので、最初タクシーに乗って探しましたが、運ちゃんも探しきれないのでラプラプ市場の前で降りて探します。

フィリピンは、殆どの人が英語が出来るので楽です。やっと一時間くらい探して見つかりました。

事前に連絡していなかったので、奥さんは不在でした。バイトの女の子にお土産をたのんで、コーヒーを飲んで後にしました。

空港のあるタクマン島からセブシティーのあるセブ島へ。ミッドタウンにあるオスメニアサークルへ来ました。

ホテルの近くで、率のイイと言われている両替屋があります。

ロータリーに面したＫＦＣの横の路地を入ります。

ラジャ パーク ホテル ホテル

路地を入って直ぐ、ここが両替屋です。空港では当座の2000円しか両替しませんでしたが、確かにこちらの方がレートはイイです。それでも１万や２万円の両替ではその差はお昼ご飯代くらいです。

ホテルのチェックインの時間まで、お昼を食べて時間をつぶします。

ビジネスホテル風。治安を考えてそこそこのホテルを確保しました。

ABC ホテル ホテル

トイレとシャワーは、曇りガラスの中です。十分快適です。

一休みして、夜はする事が無いのでアヤラモールというショッピングセンターへ出かけます。セブは夜店とかないので他に行くところがありません。タクシーで行こうと思っていたのですが、危険とされているジプニ―に乗ってしまいました。運転手の後ろに乗ったので、料金受け渡し係のようになってしまいました。料金は客が適当な時に７ペソ払います。後ろの座席からは、客の手でリレー方式で渡されて来ます。お釣りも同じようにリレーで渡します。

バス停も案内もありませんので、外の景色で適当に降ります。幸運にもショッピングセンターの看板を見つけたので、コインで手摺をコンコンと叩くと停まってくれます。

アヤラ センター セブ ショッピングセンター

中に入って、その広さにビックリです。買い物とか興味無いのでブラブラと見て回るだけですが、迷子になりそうです。中庭のカフェはスコールの為、開店休業状態でした。

中央の吹き抜けだけで、この大きさです。向こうの階段に居る人で、大きさを想像して下さい。野球のグランドくらいの大きさがあります。この吹き抜けの広場から、何本もショッピング街が延びています。方向感覚を失いそうです。

フードコートで食事をとりました。アサリのスープみたいのが美味しかったです。

翌朝、大通りでは何かのパレードやっていました。この後に何百人もの人が続いてきました。デモではない様な雰囲気でした。

フィリピンに来たら、一度は行かなければと思い朝食をとりにJollibeeへ行きました。

メニューの種類が朝でも豊富で、ご飯ものとかもありました。定番のハンバーガーとコーヒーにしました。味は、そこそこでした。

道沿いの壁に、不気味な壁画がありました。私の旅行記の香港編・台湾編にも不気味な壁画を掲載していますが、日本人の感覚とは異なるようです。日本では、こんなのがあったら、苦情が出ると思います。

朝食後、南部の都市カルカルへ行くために南方面バスターミナルまでブラブラ歩きます。

約30分ほどで、近くまで来ました。

バスターミナルの近くになると、露店が立ち並びます。

正しく東南アジアのバスターミナルですね。

プロビンシャル サウス バス ターミナル (セブ島) バス系

各地方へと向かうバスが、無秩序に並んでいます。

フロントガラスの表示を見つけ、車掌に確認して乗りこみます。エアコン無し、窓全開で目的地まで突っ走ります。人やバイクは、クラクションで蹴散らして、１００ｍ先は信号が赤だったりしても無駄にスピードを出します。

2時間程でカルカルへ到着しました。事前情報では、路線バスはスリに注意とか書いてありましたが、無事財布もカメラも大丈夫でした。油断は禁物ですが、治安情報は、少し大袈裟かな。カルカルも中心部は道がロータリーになっています。

Carcar City Rotund 広場・公園

結構、賑やかな町です。

アレクサンドリア聖カトリーヌ教会。カルカルは、スペインの文化が色濃く残っています。

誰か有名な人らしい。たぶんスペイン人。

聖キャサリン大学？たぶん。

聖キャサリン大学管理室。

聖カタリナ教会。

この日は、日曜で多くの人達が礼拝に訪れていました。

歴史ある立派な教会です。

これも誰かの像。これらは同じ敷地内にあります。

教会の坂を下りた所にある、スペイン様式の建物。

ロータリーの所にあるカルカルマーケットまで降りて来ました。内部は現地の人向けの日用品・食品です。

市場内の露店食堂。豚の臓物を甘辛く煮たものが並んでいます。

私は、豚の脂肪付き皮と大腸を選んで、細かく切ってもらいました。こんなのは平気なのに、飛行機の機内食は食べられないんですよね。

ロータリーの東側で帰りのバスを待ちます。バス停とか無いので、セブシティー行きのバスが来たら、手を挙げて止めて乗りこみます。

帰りのバスもエアコン無し。満席で立っている人もいます。

無事、帰って来れました。

ターミナルから近い、悪名高きコロンストリートへ行ってみました。

昼間だし、ネット情報の様なスリ・ヒッタクリの巣窟の様な危険性は感じませんでした。

フィリピンでＪollibeeと並ぶファストフードの有名店Chowkingです。こちらは中華メニューです。

セットメニューが豊富で、選ぶのに苦労します。客も満員状態です。

焼きそば・フライドチキン・アイスティーです。味はそこそこです。

コロンストリートから徒歩７・８分の所にあるセントニーニョ教会です。日曜礼拝で凄い人です。遥か彼方で偉い神父さまが説教されています。

サント ニーニョ教会 寺院・教会

内部でも信仰心の篤い人達が、独自で祈っています。

色々な聖書に由来する像が、各所に設置されています。

礼拝堂の外では、子供たちが遊んでいます。

同上

この建物の中に、マゼランクロスが安置されています。この時は、人がいっぱいで写真撮れませんでした。

マゼランクロス 寺院・教会

スペイン統治時代に建てられたサンペドロ要塞へ向かいます。

サンペドロ要塞 史跡・遺跡

マゼランクロスから直ぐの所に在ります。要塞の前は、公園となっており市民の憩いの場となっています。

このゲートより先は、入園料がかかります。

料金を払って、中へ進みます。

料金を支払うカウンターに猫が居ました。日本でいうところの看板猫でしょうか。ここからセブ島で撮った猫を紹介します。

コロンストリートの露店の商品の上でくつろぐ飼い猫。服を着せられ、鈴を付け自信に満ちた顔をしています。あまり好きなタイプではありません。

ごみ箱の近くに居た猫。根性ある顔してますよね。上の猫とは、生活感が違います。割りと気に入っています。

これまた親子で、幸せそうな顔で授乳中です。環境で表情が違いますね。

要塞の中へ、戻ります。

有料のせいか、人も少なく落ち着いた処です。

ガイドブックにもある様な写真なのでコメント無しでいきます。

夜はまたショッピングセンターで暇つぶししました。アヤラモールと並ぶＳＭマートです。これがまたアヤラモールよりさらに大きなお店です。

フードコートで炒飯・ラーメンとか食べてしまいました。

翌朝、飛行機の時間まで町をブラブラします。

今朝の朝食は、ペソをなるべく使い切るために高そうなカフェで摂りました。

ジプニ―を乗り継いで、空港へ向かいます。

ジプニ―もコツさえ掴めば、便利な乗り物です。そんな長距離走っているわけではないので、とんでもない所まで行きません。知らない所へ行ってしまったらタクシーを使えば宜しいかと思います。

なんとセブ空港に、プレミアムラウンジがありました。小さくて古い空港なので全然期待していなかったのですが。空港は拡張工事やってました。暫らくしたら、立派な建物が出来るかもしれません。

小じんまりしたラウンジです。

麺とリンゴとピーナッツです。

また、ＥＶＡ航空で台北へ向かいます。トランジット時間短いので、台北では外に出ません。４日だけの旅でしたが、今回も無事帰れる事を感謝します。