2017/05/15 - 2017/05/15
1位(同エリア298件中)
めておら☆さん
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- 旅行記171冊
- クチコミ100件
- Q&A回答1件
- 428,248アクセス
- フォロワー111人
ブリンディジと言ってまず思い浮かぶのは、ローマから続くアッピア街道の終点であるという事、そしてその終点には古代ローマの円柱が立っているという事。
じゃ、後は・・・?と自問自答すると、正直、これまであまり魅力を感じる要素が見出せないでいました。
でも、古代ローマ好きの私としては、そこが古代ローマゆかりの地であるというだけで、やはり行きたい気持ちは捨てきれない・・・
ならばそのアッピア街道の終点に立つ為だけに立ち寄るのもいいか、と思い、町を訪れることにしました。
・・・ところが!!訪れてみてはじめて知った、ブリンディジの魅力の数々。
正直、街並み自体はちょっと味気ない雰囲気なので、街歩きには向きません。でもその街並みの中に、今も古代ローマの片鱗が多くひそんでいます。古代ローマ好きさんには是非オススメしたい町でした。
そして、このブリンディジ、実は美味しい魚介料理が食べられるお店がたくさんあるんです。
古代ローマで胸いっぱい、美味しい魚介料理で腹いっぱい、思いのほか大満足のブリンディジ滞在となりました♪
1日目 5/12 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→バーリ・パレーゼ空港
□2日目 5/13 バーリ・パレーゼ空港(レンタカー借出)→カステッラーナ・グロッテ→ポリニャーノ・ア・マーレ→モノーポリ
□3日目 5/14 モノーポリ→ロコロトンド→マルティーナ・フランカ→チステルニーノ
■4日目 5/15 チステルニーノ→オストゥーニ→ブリンディジ→レッチェ
□5日目 5/16 レッチェ→オートラント→ガッリーポリ→レッチェ
□6日目 5/17 レッチェ→ターラント→アルタムーラ
□7日目 5/18 アルタムーラ→カステル・デル・モンテ→バーリ・パレーゼ空港(レンタカー返却)→バーリ
□8日目 5/19 バーリ
□9日目 5/20 バーリ・パレーゼ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
4日目 5/15(月)
「外は幾何学模様、中は美しいフレスコ画の”サンタ・マリア・デル・カザーレ教会”とアドリア海の絶景を臨む”水兵の記念碑”」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11265026
水兵の記念碑から車を走らせること約10分で、ブリンディジ(Brindisi)の町に入りました。
ローマから続くアッピア街道の終点として知られるブリンディジ。古代ローマ好きの私にとっては聖地のようなものです。
町が近づくにつれ、高まるドキドキ感! -
旧市街の西の入口”ナポリ門(Porta Napoli)”、別名メザーニェ門(Porta Mesagne)とも呼ばれています。
古代ローマに作られた門で、強固な城壁と一体になっています。
旧市街の南側に、レッチェ門(Porta Lecce)という門もありますが、私はあえてこのナポリ門から入ることを選びました。
なぜなら、南西からこの門に向かって伸びる通りは”アッピア通り(Via Appia)”と名がついていて、おそらくアッピア街道の名残だと思われたから。
古代ローマ人と同じ足跡を辿るって、夢がある♪
・・・って言っても、車で通過したんですけどね。歩いてくぐり抜けたら、なお感激だったかも。 -
12:15 旧市街の北西に位置するカステッロ通り(Via Castello)に到着。
事前にこの通りが無料駐車場であることを確認していたので、予定通り駐車。 -
街歩きを始める前に、さきほど車で通り抜けたナポリ門に徒歩で戻ります。
門の裏側を近くで見たかったので。
アレッサンドロ・マンゾーニ通り(Via Alessandro Manzoni)をてくてく歩いて行くと、風にたなびくイタリア国旗が迎えてくれました。 -
あ、ナポリ門が見えました。旧市街の内側から見るとこんな感じです。
旧市街に入る際に通ったアッピア通りは、ナポリ門を境にこの”カルミネ通り(Via Carmine)”に名前を変えます。
さて、ブリンディジの街歩きはここからスタートです♪ -
カルミネ通りはローマの石畳。
かつて古代ローマ人もここを往来したんだなぁ~と、ひとりでロマンに浸ります。 -
カルミネ通りにはバロックの薫り漂う邸宅が並びます。
これなんか、とってもシックで気に入りました。 -
ここも古そうだなぁ~。
扉の上に紋章もあるし、かつては名の有る方のお住いだったんでしょうが、今は空き家になってるっぽい。 -
カルミネ通りから左に折れて、サン・ベネデット通り(Via San Benedetto)に入りました。
少し歩くと突然視野が開け、姿を現すのが”サン・ベネデット教会(Chiesa di San Benedetto)”。
プーリアロマネスクを代表する建物で、その起源は11世紀まで遡る、歴史ある教会です。 -
建物の右側面。この扉口が主要な入口なので、内部には側面から入ることになります。
てことは、ファサードはこの面になるのかな。アーチの連続が美しいです。 -
扉口上部の装飾。
細やかな編み目模様のアーチがとても珍しい。下の人間と動物が彫られたレリーフは、神話における狩の様子を表しているんだそうです。 -
11世紀創設とはいえ、時代の流れと共に幾度も改修が行われたようです。内部も近年改修されたばかりだそうで、なるほど、古さは感じません。
これといった色彩がある訳ではないけど、円柱とリブヴォールトの調和がとにかく美しい。 -
主祭壇には木製のキリスト磔刑像が高く掲げられています。
3ヶ所に配された縦長のステンドグラスもキレイでした。 -
主祭壇と対面の壁に入口があり、そこを入ると聖具室が。内部には美しい彫像が何点が置かれていました。
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木像か、石像か、はたまたカルタペスタ(レッチェの伝統工芸である紙粘土細工)か・・・?
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この教会の守護聖人”聖ベネディクト(San Benedetto)”、イタリア語読みは聖ベネデットで、この教会の名前と一緒です。
18世紀に作られた、カルタペスタの像で、彼のアトリビュートである、先がくるんとまるまった杖と、赤い本(ベネディクト会の会則)を手にしています。
この像、やたらとイケメン寄りのベネデットさんですね。 -
幼子キリストを抱くナザレのヨセフ。聖母マリアの夫でキリストの養父になります。
これはカルタペスタで、20世紀に作られたものです。 -
この聖母子は石像ですが、カルタペスタが精巧すぎて、ホントに見分けがつきません。
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この聖具室の奥にこんな扉があり、キオストロへの入口になってます。
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キオストロ大好き~♪
建設当初はベネディクト会の修道院だったので、その名残ですね。 -
切り石積みの壁とアーチ。
石が明るい色なので、暗くなりがちな回廊もとても明るい。 -
太い柱の間に細~い柱が配置されてるのがオモシロイ。
後に改修されたものがほとんどのようですが、中には11世紀建造当初の柱ものこっているんだそうです。 -
細い柱の中には柱頭に動物の装飾が施されているものがありますが、これらは11世紀の建造当時のもの。動物がついていない柱は後世に修復されたものだそうです。
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たてがみがあるから、雄ライオンかなぁ。
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こっちはたてがみが無いから雌ライオン??
いずれにしろ、私にはゆるキャラにしか見えないけど(^^;) -
中央には井戸の跡。
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回廊の床には、ところどころこんな遺跡が残ってます。
古代ローマ時代、この場所にあった建物の遺跡だそうです。
なるほど、円柱みたいなのも残ってますね。 -
現在の建物の地下に古代ローマの遺跡が眠っているって、よくありますが、イタリアにもまだまだ地下に隠れた遺跡がたくさんあるんでしょうね。
遺跡好きとしては、考えただけでワクワクしちゃいます♪ -
キオストロの壁にはところどころ古いフレスコ画が残っています。
かつては壁一面を覆っていたようですが、今はわずかに見てとれるだけ・・・ -
静寂に包まれたキオストロでちょっぴり癒され、教会を出ます。
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再びカルミネ通りに戻り、海の方向へ向かって少し歩くと、また教会が。
”サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会(Chiesa di Santa Maria degli Angeli)”
17世紀のバロック様式の教会です。エレガントなファサードに惹かれ、中に入ってみたかったけど、残念ながら閉まってました。 -
次にやって来たのは”サン・ジョヴァンニ・アル・セポルクロ聖堂(Tempio di San Giovenni al Sepolcro)”。
ブリンディジの教会の中で一番楽しみにしてたものです。
11世紀ノルマン朝時代に建てられたロマネスク様式の聖堂。円形の造りは集中式といい、中世に多くみられた建築様式です。
小さく可愛らしい聖堂ですが、なんとこの内部に、素晴らしいものが隠されているんです。 -
ネットで調べても正確な開館時間がわからなかったので、たぶん閉まってるだろうなぁ・・・と半ば諦めモードで来てみたのですが・・・
開いてた♪♪ -
扉口上部のレリーフが繊細で美しい☆
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扉を挟む2本の円柱。柱頭のレリーフが歴史を感じさせます。
よーく見ると、彼らもなかなか面白いキャラ(笑) -
その円柱を足元で支えるのは2頭のライオン。
もはやライオンかアザラシか、判別不能になってますが(^^;) -
内部に足を踏み入れた瞬間、「あ~、来てよかった!」と思わせる空間が広がっています。
内部は完全な円形ではなく、馬の蹄鉄の形状をしていて、その中に大理石でできた8本の円柱が配されています。 -
そして周囲の壁には13世紀から16世紀のものと思われるフレスコ画が残されています。
これが見たかった~♪ -
天井は、かつてはクーポラがありましたが崩壊し、現在は木で覆われています。
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床の中央に円形の穴が開いており、柵ごしに下が覗けるようになっています。
管理人のオジ様に「クリプタ(地下聖堂)?」と尋ねると、「いやいや、古代ローマ時代の住居の跡だよ。ほら、床にモザイクが残ってるだろ?」と答えてくれました。
ほんとだ、よーく見ると黒い床は細かなモザイクでできてる!
先ほどのサン・ベネデット教会のキオストロもそうでしたが、気が付くとあちこちに残るローマ遺跡。やはりブリンディジが古代ローマゆかりの地であることを痛感します。
だからこそブリンディジに来たかったので、こういった古代ローマの片鱗を目の当たりにすると本当にウレシイ♪ -
入口正面の壁、8本の円柱のうちの2本に挟まれた部分が主祭壇になるのかな。
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さーて、壁のフレスコ画をじっくり見て行こーっと♪
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”キリストの磔刑(Crocifissione)”
・・・とは言っても、もうよくわからなくなってます。 -
”デイシス(Deesis)”
キリスト教の伝統的なイコンで、中央にキリスト、その右手に聖母マリア、左手に洗礼者ヨハネを配した図像。
でも、中央のキリストがいるべき場所が空の壁龕になってるので、もしかするとそこには像が置かれていたのかも?? -
”キリスト降架(Deposizione della Croce)”
中央に左手を十字架にかけられままのキリストの上半身が見て取れます。 -
この辺りはかなり保存状態が良かった。
なにやら聖人やたちや、馬のような動物も描かれてます。 -
正確な人物は判明していないようですが、右は赤い祭服と頭にミトラをかぶっていることから、司祭だと考えられています。
左は長いあごひげと、緑の服に黄色のストールをはおっていることから、聖ジャコモとされています。 -
これは4人の聖人が描かれていますが、やはり誰かは判明していないようです。
左から2人目だけは女性の聖人ってことだけはわかってるみたいだけど。 -
これは顔が見えなくてもわかります。
馬に乗った聖ゲルギオス(イタリア語読みは、聖ジョルジョ)がドラゴン退治をしてる場面。彼を象徴する図像ですね。 -
これは一見どちらも聖母子のように見えますが、左は幼子キリストを抱く聖母マリア、そして右は聖母マリアの母・アンナが幼いマリアを抱く姿です。
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これも2人の聖人のようですが、左は聖ブラシウス(イタリア語読みだと聖ビアージョ)、右は某司教ではないかと言われています。
このサン・ジョヴァンニ・アル・セポルクロ聖堂は本当に素晴らしかった。ブリンディジに行ったら必見です! -
どんどん海の方へ進みながら、次に辿り着いたのは近代的な建物。
”Nuovo Teatro Verdi(新ヴェルディ劇場)”。
と言っても、演劇を見に来たのではなく、遺跡を見に来ました。 -
この劇場が建つ一帯は”サン・ピエトロ・デッリ・スキアヴォーニ考古学地区(Area Archeologica San Pietro degli Schiavoni)”と呼ばれており、古代ローマ遺跡が残るエリアになっています。
なんと、この劇場の地下にも遺跡が残されていて、無料で公開されているんです。
そして劇場が位置するのは、歴史的建造物が立ち並ぶ界隈のほぼ中心。
看板が示すように、この周囲には見所が集中しています。 -
どれどれ、中に入って見ましょう♪
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わっ、ホントだ、遺跡~~!!
思いのほか広範囲に渡って残ってたので、ビックリしました。 -
この辺りは初期キリスト教時代の礼拝堂の跡らしいのですが、それは古代ローマ時代の住居の上に建てられたものだったとか。
スゴイ、遺跡のミルフィーユですねぇ(゜ロ゜;) -
南北に60mに渡って残っている、古代ローマの道、実際は100m続いていたといいます。
溝のようなものは、馬車が通った轍の跡。
こういうのを見ると、実際にローマ人が生きた息吹を感じるようで、胸がドキドキします。
なにせ私は、前世が古代ローマ人だったと(勝手に)思ってるので・・・
いや、古代ローマの道端に生えてた草だったかも・・・(^^;) -
これは水路の跡っぽいですね。
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遺跡は漠然と眺めてると、ただの石です。
でも、眺めながら古代に想いを巡らすと、そこに人の息吹や流れる空気まで感じるようで。過去と現代で空間を共有してるような感覚がたまらなくいいんです。 -
この辺りは住居跡っぽいです。
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このモザイクは壁面に飾られていましたが、おそらく床モザイクだったんでしょうね。
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円柱の片鱗も置かれていました。
2000年以上前からこの世に存在するって、ほんとにスゴイ!・・・と、遺跡を見るたび感動してしまうのでした。
こんなのが無料で見られて、幸せ~♪ -
そして、劇場の外に出てもまた遺跡があるんです!
中央に見えているアーチは、かつてここに建っていた”サン・ピエトロ・デッリ・スキアヴォーニ教会”の一部。この考古学地域の名前に由来する教会です。 -
そして、サン・ピエトロ教会跡の東側、ドゥオーモ通り(Via Duomo)沿いに建つのが”グラナフェイ・ネルヴェーニャ邸(Palazzo Granafei Nervegna)”。
写真右手の建物です。 -
正面から見るとこんな感じ。まぁ、よくある貴族の邸宅かなぁ・・・と思いますが、なんとなんと、ここは絶対に見逃せない重要な物が展示されているんです!!
ここも入場は無料。ワクワクしながら中に入ります♪ -
中に入ると、やはり考古学地区の一画であるだけに、またもや古代ローマの遺跡。
・・・でも、それだけじゃないんです。 -
ブリンディジと言えば、アッピア街道の終点。
そして、その終点に立つのが、ブリンディジで一番の見所である古代ローマの円柱。
でも、現在立っている円柱はレプリカなんです。
では、オリジナルはどこに??
そう、実はこのグラナフェイ邸に、オリジナルの柱頭や破片が展示されているんです!!
写真は円柱オリジナルの破片。これを見ただけでもかなり興奮しちゃいますが、更に奥のホールに進むと・・・ -
あった、柱頭のオリジナル!!
これを見た瞬間、全身トリハダが立ちました。
この柱頭1つがあるだけで、ホール全体が神聖というか、高貴な空気で溢れてる。
圧倒的な威厳を誇る柱頭に釘づけになり、しばらく動けませんでした。 -
紀元前190年、ブリンディジの港を臨む高台に作られた大理石の円柱は、当初2本ありました。1本は1528年に突然崩壊、そのまま約1世紀の間放置されていた後、レッチェに贈られました。
そして、残ったもう1本の円柱に付いていた柱頭がこれ。コリント式で、アカンサスの葉と12体の神話上の人物から成っています。 -
柱頭の4面には男女2体ずつ計4体の海の神が配されていて、それぞれが両手で頂板を支えています。
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頂板を支える、男性の海の神・・・と言えばネプチューン(ギリシャ神話ではポセイドン)かな?
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頂板を支える、女性の海の神。
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柱頭の4角には2体ずつ計8体の、半魚人のような海の神が配されています。
この円柱をブリンディジの港に立てたのは、アッピア街道の終点の印としてはもちろんですが、東方へ遠征するローマ軍兵士たちの無事を祈念してのものでもあったそうです。
肌で感じる神聖なオーラはそんなところから来てるのかな、と感じました。
柱頭のまわりをゆーっくり、ゆーっくりひと回りして眺める。本当に感激のひとときでした。 -
グラナフェイ邸を出て、ドゥオーモ通りを北に進んで行く。
すると突き当りに、バルコニーの持ち送りが珍しい邸宅が現れます。
”バルサーモ邸のバルコニー(Loggia del Palazzo Balsamo)”
16世紀にアンジュー家の造幣所として建てられ、後にバルサーモ家の邸宅となったそうです。
バルコニーの持ち送りに刻まれた空想上の生物と、風変りな模様がとっても面白い♪
そして、ここを右に曲がると・・・ -
”ドゥオーモ広場(Piazza Duomo)”に出ました!
この広場には重要な歴史的建造物が立ち並びます。
正面の高い鐘楼を持つ建物は、”サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂(Basilica di San Giovanni Battista)”
ブリンディジのドゥオーモであり、カテドラーレ(司教座大聖堂)でもあります。
その左手の、アーチが並ぶ建物は”フランチェスコ・リベッツォ考古学博物館(Museo Archeologico Francesco Ribezzo)”です。 -
考古学博物館の1階部分はアーチの連なるアーケードになっており、一部だけ白と茶の切石積みで大理石の円柱が付いている部分がありますが、その部分は”テンプル騎士団のポルティコ(Portico dei Templari)”と呼ばれています。
見るからに歴史を感じる造りですが、12世紀から13世紀のものとされています。 -
ドウォーモの鐘楼の前には”マドンナ・ペッレグリーナ(Madonna Pellegrina=ロレートの聖母)”と呼ばれる円柱が立っています。
1954年に作られたもののようです。 -
柱頭の上には、手を合せて祈祷する聖母マリアのブロンズ像が乗っています。
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ドゥオーモの右手には”神学校(Semiario)”があります。
サレント地方(プーリアのブーツのかかとにあたる半島)におけるバロック様式の建築物の中でも最も重要なものとされています。
1720年に完成しますが、1743年にアドリア海を震源とする大地震が発生し一部崩壊、修復が行われました。
ファサードの8本の付け柱と、その上に配置された8体の聖人像が特徴的です。 -
そしてこれがブリンディジのドゥオーモ、”サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂(Basilica di San Giovanni Battista)” 。
12世紀に建てられたロマネスク様式の聖堂。こちらも1743年の地震で被害を受け再建されますが、その後も何度か改修が行われ現在に至っています。
こちらも神学校同様、頂上に聖人像を配した付け柱が特徴。縦のラインがスッキリとした印象で鐘楼とも調和がとれており、とても美しいです。 -
扉の上にあるのはなんの紋章だろう?
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扉口の左手にある2体の聖人像。
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こちらは扉口右手の2体の聖人像。
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内部は白の世界。これといった色彩は床の赤い絨毯と主祭壇のステンドグラスくらいでしょうか。とてもシンプルです。
構造は三身廊式で翼廊はなし、左右に側廊を有しています。 -
身廊から見た、左側廊。
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身廊から見た、右側廊。
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通常は主祭壇の前にあるクーポラは、この大聖堂には無いので、見上げると凹んでいるはずの部分は平面になっています。
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この装飾もごくごくシンプル。薄水色と白の、淡~いコントラスト。
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こちらが主祭壇。
木製の聖歌隊席が堂々とした存在感。でも他の装飾は無く、ここも本当にシンプル。 -
唯一の色彩とも言える、主祭壇上部のステンドグラス。
赤いストールを羽織ったイエス様、通常より幾分体がムキムキです。 -
両側廊には美しい絵画がたくさん掛けられていました。
薬のようなものを手にし、男に与えようとしているのは癒しの大天使ラファエル? -
幼子キリストを抱くナザレのヨセフ。
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この大聖堂一番の見所はここ。
”聖体の礼拝堂(Cappella del Santissimo Sacramento) ”
右側廊の中ほどにアーチがあり、その奥が写真のような礼拝堂になっています。16世紀に作られましたが、1743年の地震の少し後に改修されました。 -
先ほど、「この聖堂にクーポラは無い」と書きましたが、実はこの礼拝堂にクーポラがあるんです。外から見ても、この礼拝堂の上部にまぁるいクーポラが乗っています。
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聖体の礼拝堂の祭壇画は”最後の晩餐(L'Ultima Cena)”
聖体とはミサなどで食するパンのことで、キリストの体を表します。またワインはキリストの血を表し、最後の晩餐ではキリストがパンとワインを十二使徒に与えます。
このことから、聖体の礼拝堂にはよく最後の晩餐の絵があります。 -
さて、そろそろドゥオーモを出ようかな。
入口へ向かって歩くと、大きな大きなパイプオルガン!
この聖堂で一番存在感放ってたんじゃないかな(笑) -
ドゥオーモの鐘楼の下は写真のようなアーチになっています。
ここをくぐると”コロンネ通り(Via Colonne)と言って、古代 ローマの円柱に続く道になります。
さぁ~て、いよいよ古代ローマの円柱とご対面・・・ -
・・・って、ふんふんふん♪と歩いてたら、突然視界が開け、もうそこに円柱が!
そして青い海も覗いています!
自然と漏れる「うぉぉぉぉ~~」の感嘆の声。 -
とうとう着きました、アッピア街道の終点!
この円柱は、先ほどグラナフェイ・ネルヴェーニャ邸で柱頭のオリジナルを見たもののレプリカです。
レプリカとはいえ、こうして街道の終点で見ると感激もひとしおです。 -
そしてもう1本の円柱がこちら。
崩壊して、破片がレッチェに寄贈されたものです。土台と円柱の一部だけが残ってます。 -
円柱が立つ場所からは、海を臨む素晴らしい景色が広がります。
いつかアッピア街道をレンタカーで巡るのが夢だけど、イタリアには他にも行きたい町がいっぱいあって、なかなか実現しない・・・
なので、とりあえずアッピア街道の終点にぴょんと来ちゃったって感じですが、この景色を見たら心底来てよかったなぁ~と思いました。
古代ローマ時代、東方への玄関口であった、このブリンディジの港。かつてポンペイウスも、カエサルも、そしてアウグストゥスも、このブリンディジの港から旅立ち、そして帰還しました。
さらにフェデリーコ2世も、この港から十字軍に出征して行きました。
今は地元の人たちや観光客でにぎわうこの場所も、かつては軍港であるだけでなく商業港として、また中世には巡礼の地としても重要な役割を果たしてきたんです。 -
古代ローマの円柱がある階段前の海沿いには、ヤシの木が並ぶレジーナ・マルゲリータ通り(Via Regina Margherita)が続いています。
この通りにはホテルやレストラン、バールなどが並び、観光客が往来しています。 -
レジーナ・マルゲリータ通りから対岸を眺めると、町に入る前に立ち寄った、”水兵の記念碑(Monumento al Marinaio)”が見えました。
あの天辺からの景色、サイコーだったなぁ~♪ -
古代ローマの円柱がある階段に向かってすぐ右手には、”パラッツィーナ・デル・ベルヴェデーレ(Palazzina del Belvedere=直訳すると、展望台の小邸宅)”があります。
内部には、創設者であるサルヴァトーレ・ファルデッタ氏が収集した考古学コレクションが展示してあります。 -
入口に貼ってあった開館時間。
定休日は無いみたいです。
ちなみに入場は無料。太っ腹ですねぇ~! -
1階から3階まで、様々な展示品が並んでいます。
この辺りは紀元前570年から550年頃のコリント式陶器。
スゴイ!よく紀元前のものを、こんなに良い保存状態で残してあったなぁ(@@;) -
この辺りも同時期のものだったと思います。
歪みのない形状や、しっかりと色付けされた模様。とても高い技術であることが伺えます。 -
あれ、なんだか見慣れたお顔。
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あれれ、絶対見慣れたお顔!
この辺りは東方から入ってきたもののようです。インドの彫像で、ブッダなどの頭部が並んでいます。 -
これなんか、日本でも目にする仏像のお顔ですよね。
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ほら、このイボイボの頭!絶対日本の仏像といっしょだ!
あ~、こんなところでお会いできるとは、感無量・・・ -
この辺りは何かの道具のようです。
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下段は紀元前330年から250年頃の陶器。こんな複雑な形状の取っ手が作れるなんて、ほんとにスゴイ技術力!
上段は紀元前7世紀から5世紀ころのものです。 -
現在の技術か、いやそれ以上の技術とも言える品々に、驚かされるばかり・・・
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この辺りはイタリア南部の古代ギリシャ植民地に住んでいた、イタリオータ(italiota)と呼ばれる住民が作ったもののようです。
黒字にオレンジ色の模様が、エトルリア人が作った壺などにとても良く似てるなぁと思いながら眺めてました。 -
美しいですねぇ☆
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それにしてもエトルリアの壺とよく似てる。
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最後の3階。終始、保存状態のすこぶる良い展示品ばかり。ホントに大昔のものなのかと疑いたくなるくらいです。
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展示品はこれで終わりですが、この博物館にはもう一つのお楽しみがあるんです。
その秘密は建物の名前にあります。
”Palazzina del Belvedere=展望台の小邸宅”と名が付いているのは・・・ -
屋上が展望台になっているから♪
うわぁ~、いい眺め!ブリンディジの入り江から外海まで見渡せる! -
水兵の記念碑も。
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海と反対方向を見れば、古代ローマの円柱も間近に見えます。
博物館見学の最後に、ステキなプレゼントが待ってました♪ -
博物館を出て、レジーナ・マルゲリータ通りを北西に少し歩くと、こんな門構えの建物があります。
ここがツーリストインフォメーションになってるんです。
もう街歩きはほぼ終わりなんだけど、記念に地図をもらいに立ち寄る。カウンターの優しい男性スタッフに地図をもらい、お腹がすいたのでオススメのレストランも数軒教えてもらいました。
ブリンディジは知る人ぞ知る、魚介料理の美味しいお店が多いようで、食事も楽しみにしていたんです♪ -
数軒紹介してもらった中で私が選んだお店は、”ラ・ロカンダ・デル・ポルト(La Locanda del Porto)”。インフォのお兄さんも「ここが一番かなぁ~」と言ってたので。
La Locanda del Porto
Via Montenegro, 20, 72012 Brindisi
TEL : +39 0831 568181 -
待たなきゃいけないかなぁ・・・と思ったら、席はいくらか空いていて、すぐに座れました。
気が付けば14:00をまわってた。一気にお腹がすきました! -
まずはパンと、お約束のタラッリ。そしてトマトのブルスケッタ。
このブルスケッタがめちゃめちゃ美味しくて!やっぱり良質のオリーブオイルのせいでしょうね。
さらにパンも、ほのかに温かくモチモチ!パンが美味しいと料理も期待できます♪ -
前菜盛り合せは全9品で14ユーロ。
10分ほど待つと次々と料理が運ばれて来て、あっと言う間にテーブルいっぱいになりました。
うわ~、見たことない料理もあって楽しみ~♪ -
これはモッツァレラチーズを、ナスの薄切りで包んで揚げたもの。
サクッとジューシーで美味しい♪ -
これはタコをオリーブオイルと酢で和えたもの。
プリプリで自然な塩味がしてヨイ♪ -
これはムール貝にパン粉をまぶして焼いたもの。
もう言葉は無用です。とにかく美味。 -
これがとても珍しかった。
スペルト小麦にエビ、イカ、ムール貝、トマト、ニンジン、セロリと具材が色々入ってて、ちょっと酸味が効いた薄目の味付け。
エビとイカのぶりぶり食感、スペルト小麦のぷちぷち食感、ニンジン・セロリのサクサク食感・・・まぁいろんな食感が楽しめてとっても気に入りました。 -
まぁるいのでコロッケ?と思ったら、白身魚のフライでした。
サックリ揚がってて、これも美味しい♪
そして、まだまだ続きます!
でも、美味しいからペロペロ食べちゃう・・・(^^;) -
これも珍しかった。
サーモン、クルミ、ルーコラをモッツァレラチーズで巻いたもの。
モッツァレラの優しい甘さとサーモンの適度な油、クルミの歯ごたえ、ルーコラのほろ苦さがよく合ってます。 -
ジャガイモとアーティチョーク、カキのフライを酸味あるソースで和えたもの。
これ、すっごく美味しかったなぁ~。 -
これはムール貝の身をつみれのようなもので包んで揚げたものを、トマトソースに浸しています。
これもちょっとお目にかかったことのない料理です。 -
これはタコのトマトソース煮。港町ではよく食べる料理ですが、ここのはすごく磯の香りが効いていて、タコも柔らかすぎず適度なプリプリ感を残してある。
もぉ~~、ほんとに何食べても”美味しい”しか出て来ませんでした。
以上で9品全部です。パスタも食べたいなぁ~って思ったけど、オーダーしなくてヨカッタ!一人なら十二分、少食な方なら二人でシェアしてもいいくらいだと思います。
でも、量だけじゃなく質もとても高く、どれもこれも丁寧に作ってる感じの伝わる味でした。大満足~♪
テーブルチャージ 1.5ユーロ
水 1.5ユーロ
前菜盛合せ 14ユーロ
これで合計17ユーロは、安すぎるくらいです。 -
さて、そろそろ帰り足です。
車を停めたカステッロ通りに戻りがてら、また教会に立ち寄りました。
”サンタ・テレーザ教会(Chiesa di Santa Teresa)”
1670年から1700年にかけて建てられた、バロック様式の教会。 -
この地域特有のカルパーロ(石灰石の一種)の優しい土色をベースに、白の装飾がとても上品に映えています。
-
内部はバロックにしては控えめな装飾。ファサード同様、それがかえって気品を感じさせます。
側廊の無い単身廊式ですが、翼廊を有しています。 -
天井の装飾は凝ってます。四角と丸を組み合わせた模様が目に楽しい。
-
主祭壇も幾分アッサリした印象。
大理石の聖卓は美しいですね。
おっちゃんは、祭壇に片足乗せて何思う・・・? -
玉座のキリスト、その胸で輝いているのは聖心(キリストの人類に対する愛の象徴である心臓)でしょうか。
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全部が四角で構成されてて、カク、カク、カクっていう印象の説教壇。
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これは左右どちらかの翼廊だったと思います。
祭壇だけでなく、入口のアーチにまで繊細に施された漆喰装飾がみごとです。 -
祭壇画にはこの教会の守護聖人、聖テレーザが描かれています。
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こちらも翼廊だったと思います。
祭壇画の他にも4枚の絵が飾られていて、まるで小さな美術館のよう。 -
とにかくあちこちに絵画が飾られている教会でした。
これは斬首された聖人・・・と言えば、洗礼者ヨハネかな? -
聖母子や天使たちも描かれてますが、なんのシーンだろう。
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1779年に描かれた”カルミネの聖母(Madonna del Carmine)”。
あまり時間が残っていなかったので、ざざっと内部を見ましたが、サンタ・テレーザ教会は本当に絵画が多く、美術館のようでした。 -
サンタ・テレーザ教会を出て歩き始めると、淡いピンク色の建物に目が止まりました。
入口に近づいてみると・・・ -
こんな張り紙が。
なになに、”旧サン・パオロ・エレミータ修道院(Ex Convento di San Paolo Eremita)”って書いてます。
図を見ると・・・むむっ、この中にキオストロがあるじゃないかぁ!! -
というワケで、中に吸い込まれたら・・・あらら、素敵なキオストロ。
ここは14世紀に建てられたフランチェスコ会の修道院だったそうです。 -
切石で作った太い柱が並ぶキオストロ。ぬくもりのある石の色で、なんだかやすらぐ空間です。
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キオストロをくる~っと一周しながら、ブリンディジの思い出を胸に刻みます。
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キオストロを出て最後に立ち寄った”サン・パオロ・エレミータ教会(Chiesa di San Paolo Eremita)”は、残念ながら全面修復中でした。
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15:10 車を停めたカステッロ通りに戻って来ました。
予定では14:30にブリンディジを発つはずだったのですが、思いのほか見所が多くてかなりオーバーしてしまいました。
今夜宿泊するレッチェのB&Bに15:00到着と連絡してたのに・・・マズイ(汗) -
ちょっと慌て気味にブリンディジを出発。
古代ローマの円柱見て美味しい魚介料理食べたらそれでいいかな~、くらいに思ってやって来たブリンディジでしたが、予想に反してかなり楽しめました。
さーて、次の町、レッチェへ向かいます!
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この旅行記へのコメント (8)
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- sundy2017さん 2019/04/19 19:57:56
- 美味しそう)^o^(
- どの写真も涎がでそう!解りやすい適格なコメント。イタリア初心者にはハードルの高い町でしたが、このレストランの為だけでも行く価値有り。今後読み進む旅行記がますます楽しみになって来ました。
sundy 2017
- めておら☆さん からの返信 2019/04/19 21:04:58
- Re: 美味しそう)^o^(
- sundy2017さん、いつもご訪問ありがとうございます。
ダラダラと好き勝手に書き綴ってる旅行記なので、私以外の方は非常に読みづらいだろうなぁ・・・と常々思ってるので、お褒めいただいて恐縮です(^^;)
ブリンディジの”ラ・ロカンダ・デル・ポルト”は地元の方々にも人気のレストランで、本当に美味しかったです。私も今思い出してもヨダレが・・・
いつか機会があれば、是非立ち寄ってみてくださいね。
私は今年はミラノやベルガモ、マッジョーレ湖あたりを巡る予定なので、sundy2017さんの旅行記も参考にさせていただいてます。
またお邪魔させていただきますね♪
めておら☆
-
- としさん 2017/10/25 21:09:17
- ブリンディジの記事が参考になりました
- 来週、ブリンディジからクルーズを開始します。当地には2泊しますので、めておらさんの記事を参考にさせていただきます。
- めておら☆さん からの返信 2017/10/25 21:31:08
- Re: ブリンディジの記事が参考になりました
- としさん、はじめまして!
この度は私のつたない旅行記をご訪問いただきまして、ありがとうございます。
来週ブリンディジからクルーズですか?!素敵~☆
ぜひぜひ楽しい旅行になりますようにお祈りしてますね。
私の旅行記が少しでもお役にたてば幸いです。
では、気をつけて行ってらっしゃいませ~♪
めておら☆
-
- マリアンヌさん 2017/08/08 12:45:38
- アッピア街道の夢
- Ciao〜めておらさん。
それにしてもブリンディジって見所たくさんあるね〜
こりゃ是非ともいつか行かなくちゃ!
まずサン・ベネデッド教会、アラブやビザンチンの影響を感じるファサードやレリーフですね。パレルモを思い出すね。
キオストロのライオンちゃん?も可愛い。めておらさん、回廊探すの得意だよね。私も好きなんだけど見逃してる気がする。
そしてサン・ジョヴァンニ・アル・セポルクロ聖堂。
フレスコもずいぶん残っていて素敵です♪
しかし何といってもアッピア街道終点の古代ローマ柱、感動です☆
美術館に別保管されててかえって近くでよく見れていいですね。
アカンサスの上の彫像、ローマを感じるなぁ。
めておらさんがおっしゃるようにカエサルやオクタヴィアヌスや十字軍が・・・・と想いをはせるとジーンと来るね。
Palazzina del Belvedereの仏像の頭、ガンダーラ美術っぽい。広く交易があった証拠だよね、海は繋がってるから。
黒地にオレンジの壺、ギリシャ風であり、エトルリアの壺に似てるね。
Finalmente 食事が抜群!青い空と海、美味しいお皿、プーリャ行きたくなっちゃうよ。
短時間と滞在とは思えないほど充実のお散歩でしたね。
マリアンヌ
- めておら☆さん からの返信 2017/08/08 13:29:49
- RE: アッピア街道の夢
- マリアンヌさん、ciao ciao〜♪
いつもコメントありがとうございますm(_ _)m
> それにしてもブリンディジって見所たくさんあるね〜
そうなんですよぉ。私も円柱見られればそれでいいか、ぐらいの気持ちで行ったんだけど、意外とみどころ満載で。
でもね、街並みは面白味に欠けるから、そこは期待せずに行ったほうが楽しめると思います。
> まずサン・ベネデッド教会、アラブやビザンチンの影響を感じる
> ファサードやレリーフですね。パレルモを思い出すね。
なるほどなぁ、そう言われるとそうだね。
今、パレルモのカテドラーレが思い浮かんだけど、あれもファサードにアーチが連なってて雰囲気似てる。マリアンヌさんのコメントはいつも的確だなぁ〜☆
> めておらさん、回廊探すの得意だよね。私も好きなんだけど見逃
> してる気がする。
いやいや、私も見逃してて後悔すること多々です。
キオストロもだけど、クリプタも。後で人様の旅行記など見て、「あ、クリプタあったんだぁ〜!!」ってじだんだ踏んだりします(-_-;)
> そしてサン・ジョヴァンニ・アル・セポルクロ聖堂。
集中式の聖堂と言えば、この間マリアンヌさんがローマで見たサンタ・コスタンツァの霊廟が思い浮かびますよね。
あそこまでゴージャスじゃないけど、この聖堂も古きよき時代が感じられる素敵な聖堂だったよ。
> しかし何といってもアッピア街道終点の古代ローマ柱、感動です☆
やっぱり?!この感動をわかっていただけでウレシイ♪
ああいう遺跡やモニュメントを見て古代ローマに思いを馳せ、ひとりで妄想にひたっちゃう・・・かなり変人だね(笑)
> Palazzina del Belvedereの仏像の頭、ガンダーラ美術っぽい。
そっか、ガンダーラ美術が日本に伝わったんだから、元はいっしょだもんね。ああいう東洋の文化をイタリアで見つけちゃったりすると、なんだかやけにウレシくなる。普段は日本の文化なんて興味示さないのに(^^;)
> 黒地にオレンジの壺、ギリシャ風であり、エトルリアの壺に似てるね。
ね、ね、そうでしょう?
ギリシャ人がエトルリア文化を取り入れたのか、はたまたエトルリア人がギリシャ文化を取り入れたのか??
> Finalmente 食事が抜群!
> 青い空と海、美味しいお皿、プーリャ行きたくなっちゃうよ。
ひとりのテーブルが料理でいっぱいになってちょっと恥ずかしかったんだけど、ほんとにどれもこれも美味しくて大満足でした。
プーリア、いいよねぇ〜。私もすっかりハマってしまいました。
マリアンヌさんも、いずれ再訪必至ですよぉ♪
めておら☆
-
- るなさん 2017/08/07 12:32:34
- 古代ローマの夢の跡
- めておら☆さん、Ciaociao♪
毎日酷暑ですね(*_*;あちぃの苦手よ〜
ブリンディジか...今回はスルーせざるを得ない街なのでめておら☆さんの旅行記で行ったことにしておきます(笑)
正直こういうデカイ街は捉えるのも苦手でして。街歩きしかしてない私には不向きかな?だって古代ローマなんてまったくうんちくわからんし(-_-メ)
アッピア街道ぐらいは知ってますけどねぇ。
サン・ベネデット教会のファサードの網目模様が珍しい!
私もキオストロフェチです(笑)
柱の動物の顔がちょっとファンキーで可愛いわ♪ホント、ゆるキャラみたいね。とても歴史ある物とは思えないわ。
イタリアの街は地下鉄工事すると遺跡にぶち当たってなかなか工事が進まないって言いますよね。そりゃそうだわ、って感じ。でも地下鉄があるとなしでは、私のように公共交通機関で移動しようと思う人には、全然便利さが違うんで作って欲しいんですがね(笑)
ほとんど色味も絵も失っているサン・ジョヴァンニ・アル・セポルクロ聖堂のフレスコ画に時の流れを感じます。
遺跡フェチにはたまらんブリンディジ。
古代ローマの円柱のオリジナルが貴族の邸宅に展示されてるとな?一体どんな一族なんぞや?@@;
でも、オリジナル円柱、わりと新しい物に見えるけど?だいぶ修復してるんだろうか?
いやぁ〜やっぱりイタリアって歴史が詰まってる国ですよね。歴史をしっかり把握して行けば、どこ見ても全てが博物館みたいな街ばかりだもんね。まぁ私は行く資格がないぐらい歴史音痴だけど(爆)
めておら☆さんやマリアンヌさんの旅行記見てると、私には探求心はないのか?って感じで凹みますが、ただただその時の流れに圧倒されながら、美しい物は美しいと捉えるだけで勘弁してもらいましょう。
最後に!!なんじゃこの美味しそうなお料理達♪
こりゃ前菜だけでお腹いっぱいになるねぇ〜とてもパスタまでいきつかない感じ。9品14euroはお値打ちですね。これだけ食べにブリンディジに行きくなってきたわ(笑)
そう言えば...気になってきた...めておら☆さん、来年のイタリアはどこ行くの?
るな
- めておら☆さん からの返信 2017/08/07 13:31:19
- RE: 古代ローマの夢の跡
- るなさーん、毎度どもです!
ほんと、毎日暑いのに、私のダラダラ旅行記につきあっていただて、ありがとうございます☆
ブリンディジね、旅行記書いてても思ったけど、やっぱりるなさんが街歩きしてるとこはイメージできなかった。街並みがねぇ・・・ほんとにちょっと・・・いや大分面白味に欠けてる(-_-;)
だから、私も教会、遺跡、そして博物館しか行ってないもん。
> 私もキオストロフェチです(笑)
なんででしょうね〜。キオストロがあるって知ると、何をおいても見たくなっちゃう。モザイクで飾られた美しい柱が連なってると思えば、超シンプルで飾り気無しの柱ばっかりってところもあるんだけど、いずれにしろキオストロはいい!
やっぱりあの雰囲気が好きなのかなぁ。
> 柱の動物の顔がちょっとファンキーで可愛いわ♪ホント、ゆるキャラ
> みたいね。とても歴史ある物とは思えないわ。
ですよねー、ホント歴史の遺産というにはこっけいすぎて・・・(笑)
でも、100%美しいものたちを堪能してる中でああいうゆる〜いもの発見しちゃったりすると、なぜかホッしてしまう。私自身も完璧じゃないから(^^;)
> イタリアの街は地下鉄工事すると遺跡にぶち当たってなかなか工事が
> 進まないって言いますよね。
そうなんですよね。ちょっと掘ると数千年前の遺跡とか出てきちゃうから
数年単位で工事ストップしちゃうんですもんね。でも、イタリア人ってそういう環境に慣れてるから文句も言わないのがスゴイ。
とは言え、確かに公共交通機関の利便性がいいと旅も効率よく回れるから、私たちにとったら早く整備してほしいと願ってしまうけど・・・でも、貴重な歴史遺産を無下に扱うわけにもいかないだろうし、悩ましいところですよね。
> 古代ローマの円柱のオリジナルが貴族の邸宅に展示されてるとな?
> 一体どんな一族なんぞや?@@;
今はもう邸宅としては使用されてないようですけどね。でも、あんな柱頭、でーんと置けちゃうくらいの邸宅だから、昔の貴族ってほんとに羽振りよかったんだなぁって思いますよね。
> でも、オリジナル円柱、わりと新しい物に見えるけど?だいぶ修復
> してるんだろうか?
2000年以上前のものにしては確かにキレイですもんね。
修復はしてると思いますが、表面をキレイにするとか、補填してならすとか、雨や汚れが染みないように薬品で保護するとか、そんな程度みたいです。
> いやぁ〜やっぱりイタリアって歴史が詰まってる国ですよね。
> 歴史をしっかり把握して行けば、どこ見ても全てが博物館みたいな
> 街ばかりだもんね。
ほんと、その通りです!しかも、歴史的にすっごく重要なものが無料で見られるところもたくさんあるじゃないですか。イタリアってそういうところが素晴らしいと思う。気軽に歴史にふれることができるから、子供も必然的に歴史に慣れ親しむことができますもんね〜。
> まぁ私は行く資格がないぐらい歴史音痴だけど(爆)
> めておら☆さんやマリアンヌさんの旅行記見てると、私には探求心は
> ないのか?って感じで凹みますが、
物の捕らえ方も、感じ方も、自分にとって一番大切なことも、人それぞれ違いますもん。るなさんは歴史の背景より、直感で美しいと感じるものをシンプルに堪能したいっていうだけですよね?
私は逆に、自分の感覚に素直に旅できる、るなさんがステキ〜って思いますよ。
> 最後に!!なんじゃこの美味しそうなお料理達♪
> こりゃ前菜だけでお腹いっぱいになるねぇ〜
すごいでしょう?私、ほんとに大食なのでペロっと平らげちゃう(^^;)
でも、本当に美味しかったですよ、どれもこれも。
> そう言えば...気になってきた...めておら☆さん、来年のイタリアは
> どこ行くの?
う〜ん、まだ考え中ではあるんです。
ずっと再訪したいと考えてたペルージャに、そろそろ行こうかなぁ〜なんて思ってみたり、でも、シチリアにもまた行きたい!けど、るなさんとローマの話してたらローマもまた行きたくなった!
ホントに困っちゃいますね、行きたいとこばっかりで。私は年に1度しか行けないから、よけいチョイスには頭悩ますんですよ〜。
またハッキリしてきたらお知らせしますね。
ではでは、暑さで体調崩さないよう気をつけてくださいね〜
めておら☆
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