2017夏休み　フランス・アルザス地方とベルギー～鉄道関連情報まとめ

2017/07/15 - 2017/07/22

今回は、行きかえりの飛行機は成田―ブリュッセル直行便、現地では高速鉄道TGVや在来線を乗り継いで移動し・・という移動の多い旅でした。
2年前にフランスでTGV利用したし、鉄道の旅は安心感があるので、ブリュッセル～ナンシー　ストラスブール～ブリュッセルの切符は日本でネットにて手配し、在来線の切符は現地で買って快適な鉄道の旅を楽しんできました。
フランスというとストライキの多いイメージですが、帰りのTGVが遅れた程度で（自分にとっては）特に問題ありませんでした。

7/15　NH231　成田10：50-ブリュッセル15：50
7/16　TGV9870　ブリュッセル南駅7：17→ロレーヌTGV10：09　バス10：27-ナンシー11：02
7/17　ナンシーからストラスブールへ移動、コルマール日帰り
7/18　ストラスブール滞在
7/19　TGV9890　6：08-ブリュッセル南駅9：43（30分遅れ）アントワープ日帰り

エリア ストラスブール(フランス)

ベルギーのブリュッセル空港到着、空港地下に直結している鉄道を利用して20分位でブリュッセル中心地に入ります。と、落書きが増えてきます。どこの都市も一緒かなあ。

ブリュッセル北駅です。大きな駅のはずですが、なんか閑散としているかなあ。
手前にベルギー国鉄構内のきれいな4色ごみ箱。

ブリュッセル到着日はブリュッセル南駅前のお宿に宿泊しました。
ブリュッセル南駅はタリス、TGVなど国際列車、在来線、地下鉄の発着する大きなターミナル駅ですが、治安いまいち、です。

構内はちょっと天井が低めで暗い感じかも・・？
構内にスーパー（カルフール）、パン屋さん、ジューススタンド、チョコレート屋さんなどお店多いです。

駅構内にレンタル自転車のコーナーあり。

駅の時刻表です。
日本の時刻表に慣れていると、ヨーロッパの時刻表の解読は難しい・・

旅行2日目、ブリュッセル南駅からフランスに移動。
ブリュッセル南駅からこちらのTGVに乗ります。
で、しつこいですが、この2台は連結されてません、1つのホームに2台のTGVが停車しています。

こちらのTGVに乗ります。
車体には行き先や車両は書いておらず、中に乗り込んで車内の表示を見る必要があるようです。慣れないとオロオロしてしまいます。

無事、乗る車両や号車を確認して座席を探します。
日本のような1-XX列、ABCDE席というのではなくて、すべて数字で表示されてます。なので、すべての座席番号をチェックしながら進むので時間かかります。
座席番号は背もたれの横にちょっと記載されています。

TGV　ブリュッセル南駅ーロレーヌTGV駅
バス　ロレーヌTGV駅ーナンシー

日本で手配 した切符です。で、切符は事前に刻印機で刻印しないと罰金あり、というのがガイドブックに書かれてますが、TGVの切符はブリュッセル南駅では刻印不要のようです、というか刻印機ありませんでした。駅で職員さんに聞いたけどそのようで。車内で検札があります。バスは自由席でした。

車両の真ん中あたりに荷物置き場。でも小さいので、たいていの人はスーツケースを
頭上の棚に乗せてます。巨大なスーツケースをひょいっと頭上まで持ち上げる現地の人たち、信じられません！よほどの力持ちでない限り、日本人は真似しないほうがいいような。

こちらTGV用の大きなホームで、階段だけでなくエスカレーター、エレベーター完備。
で、3Aとか3Bと表示して2本のTGVを停車させてます。紛らわしいです。

TGVのドア。おしゃれな配色です。でも段差があるので頑張らないと。あ、在来線の電車でも出入り口には段差があります。

2等車、禁煙です。
右側には緊急脱出用窓割りハンマー完備です。

利用したTGVは行き、帰りともパリの玄関となるシャルルドゴール空港を通ります。
大きな荷物を持った人たちが大量に乗降します。

都市部も走るけど、TGVからの車窓から、牧草ロールや農地が見えて、のんびり。

カフェ/レストランの車両もあるためか、車内販売は回ってきません。

行きはこちらで乗り換えです。ロレーヌTGV駅です。ぱらぱら降車する人がいます。

小さなエレベーターありますが、大半の人は階段でえっさほいさ、とスーツケースを抱えて上がってました。

TGVの駅ですが、なんかのどかなローカル線の駅みたいな感じです。

待合スペースも小さめ。こちらの駅を利用する人はたいてい車で来るようで、巨大駐車場完備でした。

プレハブみたいな駅舎です。まあシンプルでこういうのもいいかな。

こちらロレーヌTGV駅からナンシーまで直通シャトルバスを利用します。
切符は日本で手配済み。先ほどのTGVを下りた人20人弱が乗り込みます。
大型バス、座席指定なくて自由席。バスのお腹の部分にはたっぷり収納スペースがあり、スーツケースがどっさりはいります。
定刻にロレーヌTGV駅を出発。ひまわり畑の中を走ります。

で、途中の道路は制限速度110キロ！

バスも結構飛ばしている感じですが、どんどんほかの車に追い越されます。
夏休み期間のためか、自転車やらいろいろ連結している車もありました。

ナンシー駅には定刻より早めに到着。ですがバスの発着場はナンシー駅の裏口。
ナンシーのお宿はたいてい正面口側にあるので、一度、正面口にぐるっと回ったほうがいいです。線路にかかる橋を渡ります。

ナンシー駅です。
大きな駅舎でホームもたくさん。
地方都市だから治安もいいみたいで、駅舎内も穏やかな感じでした。

ナンシー駅の線路がよく見えます。正面口から、アールヌーボーで有名なナンシー派美術館行くときに通りました。

駅前にはシェア自転車のサービスあり。

ではナンシー1泊の後は、ストラスブールに移動です。ナンシ駅ーの電光掲示。
TERというのが在来線です。
在来線利用、時間帯によりますが、ナンシー～ストラスブール間は2時間に1本くらいなので事前に確認したほうがいいです。切符は有人窓口で買おうと思って並んでましたが、全然列が進まず・・人生相談でもやってるのかくらいのペース。なのであきらめて自動販売機でなんとか切符購入できました。

ナンシー～ストラスブール間の電車。ゆったり、空いてました。
ただし、こちらのホームはかなり外れた場所にあるので、駅の正面口から3-5分近くかかるかも。

アルザスを走る電車ということでラッピングあり。

在来線、TERの座席です。足元も広め。

ストラスブールから、コルマール日帰りです。こちらコルマール駅。TGVも発着する地方の中規模都市、という感じでしょうか。

コルマール駅です。趣のあるかわいらしい駅です。

向かいのホームにはTGVがやってきました。

コルマール駅構内です。観光客かな？たくさんの人が電車待ちしてます。

車窓から見えるのはやはり牧草ロール。北海道みたいですね。

ストラスブール駅です。宇宙船みたいな外観ですが古い駅舎を丸ごとくるんだようなデザインです。

こちらはストラスブールの路面電車。こちらの上にわっかのある場所が路面電車のターミナル。近くにユニクロやらお店がいっぱいある繁華街です。賑わってます。

では、話は飛んでストラスブールから、最終宿泊地のブリュッセルに移動する日です。またブリュッセル南駅へ。
直通のTGVは多くないようで、ストラスブール6：08→ブリュッセル南駅9：43の便を利用します。時差ボケがあるので早朝でもまあいいかと思いますが・・
6時前にストラスブール駅到着。電光掲示板でホームを調べます。

TGV　ストラスブール駅ーブリュッセル南駅

これはストラスブール駅でちゃんと刻印してから乗車しました。
で、これらの切符は日本で1か月くらい前に手配し、なんと郵送してもらったものです。

なお、ストラスブール-ブリュッセル南駅の移動ですが、直通乗り換えなしの便はとても少ないですが、パリ乗り換え（ただしパリ東駅～パリ北駅の移動が必要）ならとても便数は多く、しかも直通の場合より安かったり。
今の時期、怖いパリに乗り換えのためだけに行くなんてヤダ！と思ったので時間帯が悪いけど直通列車にしました。

ホームに上がる前に、コンコースにこの黄色い打刻機があります。切符を下の楕円の部分に差し込むと、時間が刻印されます。改札のないフランスやらヨーロッパの鉄道では、乗車前に必ず刻印する必要があります。（一回忘れましたけど）

しかし、このTGVは発車後もノロノロ運転でどう見てもおかしいなあ・・と思っていると、最初の駅（ロレーヌTGV駅）到着時に「30分遅れてま～す」とアナウンスあり。さらに「シャルルドゴール空港には1時間くらい遅れる見込みです」としれっと追加。
乗車客のかなりの人数がシャルルドゴール空港で降りるはずですが・・なんとか途中頑張って45分遅れでシャルルドゴール空港到着となりました。

こちらのTGV、シャルルドゴール空港でかなりの乗客が下りたので空いてきました。

余裕が出てきたので車内を撮影。
足元には日本の新幹線と同じ足置き。

ブリュッセル南駅到着時はガラガラでした。
２等車は2-2列　1等車は1-2配列
座席の向きは固定式で進行方向を向いているとは限りません。しかもこの便は途中で進行方向変わります。

ブリュッセル南駅ではすぐに地下鉄に乗り換え。
メトロのマークをたどっていくと、エスカレーターで地下へ。切符を自動販売機で2.1ユーロ現金で購入。地下鉄は改札があります。
で、お地下鉄にもホームに段差あり。
今回の旅ではできるだけ地下鉄は利用しないようにしよう、と考えてましたが普通に安全そうです。

ブリュッセル観光の拠点となる、ブリュッセル中央駅です。美しいアールヌーボーの様式です。大きな吹き抜けが印象的。

記念碑的なものがありました。ベルギーの誇るアールヌーボー形式建築のオルタの設計です。

ブリュッセル中央駅、階段が多いけど、端っこにエレベーターもあります。帰国日には重い荷物があるので事前にエレベーターの場所を確認しなければ。

この階段も記念撮影スポットです。

ブリュッセル中央駅です。確かにゆるい湾曲で美しい外観です。

観光客はせっせと記念撮影。兵隊さんたちはしっかり守っています。

駅前には軍関係の車両。社会情勢上、そうなるんでしょうね。
ベルギーもフランスも、大都市では軍隊による治安維持が大切みたいで。

ブリュッセル中央駅など、ベルギーの主要な駅には4色の柱。いい記念写真スポットです。

ベルギー国鉄のマーク、かわいいです。結構2階建て車両が多かったです。

ブリュッセル空港駅です。さすがに空港駅ではエスカレーターやエレベーター完備です。

アントワープ駅。
観光客はみなパシャパシャ写真撮ってます。

大きな駅です。

アントワープ駅に停車していた電車。落書きがすごい。

アントワープ駅。駅前で撮ろうとすると大きすぎてうまく行きません。

世界で最も美しい駅　とされるアントワープ駅。確かにその通り。

だいぶ離れて駅前大通りから。街路樹の影になってしまいますが、威風堂々とした姿はさすが。

アントワープ駅構内にはなぜかガチャガチャ。

地下2階まであるそうで、上下にも大きな駅です。

これだけ見たら駅舎とは思えない、大聖堂のようです。

駅構内のかつて王室貴賓室として利用された部分が現在はだれでも利用できるカフェになっています。その名もロイヤルカフェ。

ベルギーらしく、ワッフルとコーヒーを頂きました。さくさくでおいしい。

でもほかのお客さんは昼間からみなビール飲んでました。

駅の階段、踊り場。
映画のシーンのようです。

ちらほら案内板があるので、やっぱり駅なんだな、と気づくぐらいで、基本的にはとても優雅な場所です。

駅のホームはレンガ色のアーチでやっぱりすごい。

建築ファンの方はぜひぜひアントワープ駅、おススメです。

こちらルーヴェン駅にも美しい4色のポールあり。

こちらはブリュッセルから20分ほどで到着する大学町ルーヴェン。上品な駅です。

では切符情報です。これはベルギー国鉄の切符で、ブリュッセル市内から空港への切符。
8.8ユーロです。20分前後の乗車ですがやや高めのお値段です。自動販売機でも、有人窓口でも買えます。もちろんクレジットカード決済可能、というかクレジットカードで買うほうが普通みたいです。

ナンシー駅自動販売機で買った　ナンシーストラスブールの切符。

在来線のTERという電車ですが、自動販売機で買おうとすると、日付を入力するのは当然として、「時間帯」「列車」を指定するように画面が進んでいきます。
電車の本数が少なければ指定できるでしょうが、普通の電車で時間指定しなきゃいけないのか、とびっくり。でもこれは、別に関係ないそうです。

フランスで電車に乗る際は乗車前に必ず刻印が必要

なのですが、コロッと忘れて刻印せずにナンシー駅からストラスブール駅行きに乗ってしまいました。気づいた時には発車2分前だったので、もう遅い。
ユーロ現金をATMで下した直後だったので罰金覚悟でそのまま乗車し、検札を待ちました。
が、車掌さんにこの切符を出すと、何もなかったように刻印して終了、お咎めなしでした。刻印がわかりやすいように裏面を示しますが、2回刻印されてます。普通は1回です。
見るからに観光客、という風貌だったので見逃してくれたのかな・・

ナンシー駅の自動販売機で買った　ストラスブール－コルマールの切符です。

日付の指定はともかく、時間帯指定するように自動販売機の画面で進むのですが、30分に1本走っている電車で指定する必要あるのか？？と思いつつ絵選択して購入。

でも駅員さんに後で聞いてみたところ、その電車に乗らなくてもいいそうです。事前に刻印は必要ですが。何のための時間指定なのかな・・不思議でした。

ベルギー国鉄の自動販売機で買った切符を並べます。
左2枚は往復切符ですが1枚です。右はブリュッセルー空港の片道切符。

自動販売機で　single とreturn の片道と往復いずれの切符も変えるのですが、いずれにしろ1枚なのであれれ？と思いましたが大丈夫です。