2017/07/02 - 2017/07/02
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miharashiさん
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ドロミテは夏だけで7回も訪れているので、もうおしまいにしようかと思っていたが、峠一さんのブログでロッレ峠の存在を知り、ぜひ行きたいと思っていました。さらにスイスのベルザスカの谷とイタリア・リグーリア州のチンクエテッレの村も行ってみたいということで、今回の旅行を計画。それぞれの場所が離れているので、旅程を立てるのに、天気予報も考慮に入れながらの試行錯誤の繰り返し。結局、出発の10日前に航空券を購入して、途中の旅程は一部未定のまま出発することになりました。
本編は、ポルトヴェーネレの観光後、ラ・スペツィアからリミニまで移動して、翌日にサンマリノを観光したときの旅行記です。(表紙写真は、サンマリノの要塞のひとつ・ロッカ・グアイタ)
今回の旅行の全旅程は以下の通り。
6月22日 成田22時ー(エミレーツ航空、ドバイ経由)ーベニス(23日13時)
空港でレンタカー借りだし->サンマルチーノ(泊)
6月24日 ロッレ峠トレッキング
ロッレ峠->モルベーノ湖->アンダーロ(泊)
6月25日 アンダーロ->ステルビオ峠->サンモリッツ->シルバプラナ(泊)
6月26日 シルバプラナ->コルバッチロープウェイ駅
中間駅のムルテルからスールレイ峠を越え、ロゼック谷までトレッキング
ロゼック谷->(馬車)->ポントレジナ->(バス)->
コルバッチロープウェイ駅->ソーリオ->コモ湖畔(泊)
6月27日 コモ湖->ルガノ-> ベルザスカ谷(泊)
6月28日 ベルザスカ谷->ルガノを経て再びコモ湖畔(泊)
6月29日 コモの町でレンタカー返却
コモ->(鉄道)->ラパッロ(泊)
6月30日 ラパッロからポルトフィーノまでバスで往復
ラパッロ->(鉄道)->ラ・スペツィア
ラ・スペツィアからチンクエ・テレまで鉄道で往復
(ラ・スペツィア泊)
7月1日 ラ・スペツィア->(船)->ポルトベーネレ->(バス)->
ラ・スペツィア->(鉄道)->リミニ(泊)
7月2日 リミニからサンマリノまでバスで往復
リミニ->(鉄道)->ボローニャ(泊)
7月3日 ボローニャ->(エミレーツ航空、ドバイ経由)->羽田着(4日深夜)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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サンマリノ(San Marino)は。世界で5番目に小さなミニ国家で、現存する最古の共和制国家だ。サンマリノ市やボルゴ・マッジョーレやセラヴァッレなどの町からなりたっている。サンマリノ市は標高748mのティターノ山の上にあり、リミニから路線バスが通じている。また、山の麓からはロープウェイも通じている。「サンマリノの歴史地区とティターノ山」として、サンマリノ市、ボルゴ・マッジョーレ市などの一部が2008年に世界遺産に登録された。(写真は、サンマリノへ上がるロープウェイ)
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サンマリノ周辺の地図。+++の線で囲まれた範囲がサンマリノの国土。サンマリノ国内には鉄道駅はなく、北東に18kmほどのイタリア半島の東海岸の町リミニからバスで行くのが、一般的な行き方だ。
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7月1日、ラ・スペツィアから5時間の列車移動の後、まだ明るいうちにリミニに到着。夜11時過ぎに着くことを想定して、駅前のホテル(Card International Hotel)を予約してあったのだが、その必要もなかったくらい明るい。このホテルが今回の旅行で一番高いホテルになった。
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値段相応に快適な部屋だった。お腹がすいたので、ホテルの人に美味しいレストランを教えていただき、さっそく予約を入れてもらった。今日は土曜の夜ということで、どこも混んでいて、最後の席がぎりぎり予約できたそうだ。
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予約してくれたレストラン(Osteria ia e Simane)は、ホテルから歩いて5分もかからないところにあった。
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二人ともパスタを注文。上がシーフードスパゲッティ。下がミートソースタッリアテッレ(tagliatelle)。いわゆるスパゲッティボロネーゼだ。どちらもおいしかった。
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温野菜の盛り合わせ。手前からなす、ほうれん草、ポテト、キノコ。とてもおいしかった。ここを教えていただいて大正解。地元の人達に愛されているような家族経営のレストランで、しかも値段が手ごろだった。
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9時ちょっと過ぎだったが、ライトアップにはまだ間があったので、ぶらぶら凱旋門まで歩いた。写真は町の中心部にある大きな広場(Piazza Tre Martiri)。
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広場からみた凱旋門の方向。
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先に門が見え始めた。
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広場の真ん中にあるTorre dell'Orologioと時計塔。
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時計塔を拡大。
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時計塔の上部には鐘。
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広場の端にあった教会。
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Tempio D' Antonioという名前の教会だ。
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広場横にあった美しいレイアウトの本屋さん。
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アウグストゥスの凱旋門(Arco d' Augusto)に到着。中世の面影が残る門だ。
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かつてのリミニの町の説明図。
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反対側の町の外側から見たアウグストゥスの凱旋門。紀元前27年に元老院が皇帝アウグストゥスへ贈ったものだという。
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門の横に戦争(第一次世界大戦)で破壊された当時の写真が展示されていた。
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凱旋門から町の中をのぞき見る。
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門の前で記念撮影。かなり大きいことがわかるだろう。
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帰りは、来た道とは違う道を歩いてみたら、きれいな教会に出会った。マラテスティアーノ寺院(Tempio Malatestiano)。
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ライトアップされて美しい。
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入り口を拡大して。
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横から。
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7月2日、ホテルの朝食。甘いものが充実。
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生鮭いりおにぎりも用意されていた。私達のために用意してくれたかもしれないと思い、二人で1つづつ食べてみたが、ごはんがボロボロとくずれ食べにくかった。醤油も用意されていたので、お寿司のつもりだったのだろう。お米が日本のものとはちがうので、にぎるのに苦労したのではと思った。
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他にもおかずが数種類用意され、食べきれない。
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豪華な朝食でつい食べ過ぎてしまう。
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チェックアウト後ホテルにバックを預け、サンマリノ行きのバス停へ。9時25分発のバスまではまだ間があった。私達の後ろにはいつの間にか長い列ができ、座れない人も出るくらい混んでいた。
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バスは昨日訪れた凱旋門のそばも通って、サンマリノへ。
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15分位走ると前方にサンマリノらしい街のある岩山が見えてきた。
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岩山が近づいてきた。岩山の上には、サンマリノの要塞の三つの塔もはっきりと見えた。バスの正面に見えるのが、そのうちの一つ、ロッカ・グアイタ。
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岩山直下に着いた。
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サンマリノ市街地は標高748mの山上にあるので、バスはさらに急な坂道を登っていく。
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坂の途中から城壁と要塞が見えてきた。
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バスターミナルに到着。トイレはここで済ましておいた方がいい。まずはターミナル付近からの素晴らしい眺めを撮影。
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パノラマにして(画像をクリックしてください)。
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バスターミナルから町の中を通って、山の上に向かう。古い教会らしき建物のそばを通る。
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路地には時計などを売るお店が多い。サンマリノには消費税がないことで、買い物を目当てに来る人も多い。やたら時計屋さんやサングラスなどを売る店が多かった。
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町の中の坂道を上がっていくと、ロープウェイの頂上駅に到着した。写真は、ロープウェイが下の駅から上ってきたところ。眼下に広がる町並みがすばらしい。
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上記の左側の眺め。
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ロープウェイの下駅付近を拡大。
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ロープウェイが間近に迫ってきた。
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リベルタ広場の手前の立派な教会(Basilica di San Marino)。
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教会の中。白と基調としたシンプルな内装。
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側面。
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リベルタ広場の横を通り抜けてさらに上がっていくと、要塞の最初の塔(ロッカ・グアイタ)が見えた。
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ロッカ・グアイタの横を取り過ぎると、今度は前方に二番目の塔が見えてきた。3つある要塞のうちで、一番高い(749m)チェスタの塔だ。
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通り過ぎてから振り返って撮影したロッカ・グアイタ。遙か下には町並み。
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ロッカ・グアイタの全景。
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チェスタの塔に向かう途中の展望台に到着。ここからのロッカ・グアイタの眺めは絶景。サンマリノの紹介でよく使われる光景だ。
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険しい岩山の上に建っていることがよくわかる。
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遙か下に広がる町並みとともに。
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パノラマにして(画像をクリックしてください)。
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ロッカ・グアイタの全景。
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ロッカ・グアイタを背に記念撮影。
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チェスタの塔の方角。やや逆光気味。
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塔には上がらず、素通りして、先の方へ。
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すると、三番目の要塞(ロッカ・モンターレ)の塔が見えてきた。
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ロッカ・モンターレ。
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眼下に広がる光景。
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三つの要塞を見終え、他に特に見るところはなさそうなので、これでサンマリノの観光は終了。坂を下り、バスターミナルへと戻る。
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バスターミナルへ戻る途中で見えた光景。
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この塔のようなものが何かはわからない。中に像らしきものが見える。
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12時少し前のバスに乗り、リミニに戻る。途中、ひまわり畑に遭遇。
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リミニ到着後、まだ時間があるので、駅の反対側のビーチまで行ってみることにした。駅から15分ほど歩いて、ビーチ手前でアイスで一服。日ざしが強くてバテ気味。ここまでの道には立派なヴィラが多かった。中には売りに出されているのもあった。
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ビーチ手前の広場にある噴水。
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ビーチに着いたが、海が見えない。海辺は、このような絨毯のような歩道を歩いたその先にあった。
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上の歩道の先はシャワールームとレストランがあり、その先は両側ビーチパラソルの列が続いた。
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日よけのパラソルが何重にも並んでいた。
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パラソルの中を抜け、ようやくビーチに出た。海は期待外れ。あまりきれいに見えなかった。なぜこのようなふつうのビーチに多くの人が押し寄せるのか不思議に思った。イタリアには他にいくらでもきれいなビーチがあるのに。
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それでも大勢の人が寝そべっていた。リミニは、イタリアの代表的なビーチリゾートのひとつらしいが、想像したよりずっと人工的(よく言えば都会的?)な雰囲気で、私たち日本人があこがれるようなビーチリゾートではなかった。
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ビーチから帰る途中。パラソルの向こうには五つ星の高級ホテル。
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ビーチから駅へ戻る。
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途中は木陰があり、涼しい。
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ホテルで荷物をピックアップして、リミニ駅へ。午後3時頃の列車で、今日の宿泊地、ボローニャへ向かった。(その13に続く)
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