ミディピレネー・ナバラ　ドライブの旅　－キーワドはロマネスク、サンチャゴの道、仏の美しい村　 ー　ポー

2017/06/21 - 2017/06/22

個人旅行の旅程を組み立てる時、田舎を回ったら
次にはちょっと街らしき所をと、緩急組み合わせる
ようにしている。コマンジュの大地から西に進むのに
ちょうどよい処にポーの街が・・
アンリ4世の生まれ育ったシャトーがあって、ピレネー
山脈を望めて、という～　期待以上の街であったな～

エリア ポー(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ランチをドライブインで取ったあとは、順調に走り進み
ポーの街中も、ナビの案内で戸惑うことなくホテルに到着

ホテルはポーの城、中心街から少し離れた駐車場のある（無料の）所。
チェックインの後、お城まではタクシーを使おうとしたが・・

ホテルオーナー曰く、歩いて15分位だよ。真っ直ぐ行けばすぐ、すぐ、と。

15分って言ったって・・それなら倍は必要なんだから～と思いながらも
歩き始めて。

両側の建物はバランスがとれ、店舗が数件毎に。車道も広く確かに歩きやすい
通り♪　通りすがりの人をみ、ブラブラと歩く。

街の中心、広場に続くピエトンに。ここからポー城にむかって西に～

ポー城　現在内部は国立博物館。パルファンはいわゆる部屋・調度品等は余り
興味がなく、パス。　

見学はガイド付きツアー。　
時間は1時間から1時間半ということで夫だけが参加。
英語ガイドに付いたのに、途中でいなくなり仏語ツアーに合流したそう～

お城の説明は、立派な日本語ガイドリーフレットがある。
この様なシャトーになったのはルイ・フイリップ・ナポレオン三世以降らしい。

もともと14世紀末フォワ伯爵が、100年戦争に乗じてこの地域のアラゴン
イギリス、フランス王に対して領地を主張して城塞を建設したという

15世紀、16世紀初めには城はルネサンスの風を受け、階段、門、テラス、
庭園が王宮と変わっていったそう。

最初のフランス王(ブルボン王家）となるアンリ4世がこの城で生まれたのは、このルネサンス様式の宮殿が花開いた16世紀半ばであったという

17世紀以降は、城は維持はされたが、家具の大部分は取り除かれ18世紀には
領地は町の開発で縮小されていったという。
1830年フランス王となったルイ・フイリップにより城の全面改装がされたそう。

ついで、改装を引き継いだのはナポレオン3世、正面玄関を町に開かれた形にし
ルネサンス風の柱廊と、4階建ての塔に改築し、現在に至っているという。

リゾート地とも言われるポー。城の前は高級マンションが並ぶ♪

城のツアーに参加した夫とは1時間後に城入り口で待ち合わせ。
それまでは一人行動♪

街には夕陽が射して・・真正面の建物でも変化ある魅力的な空間に。。

この通りの奥は下り坂に・・行ってみたくなります～

先はこんな風になってました～　アーチは高架のようです。

こんなキュートな小路も。（表紙の絵の場所♪）

変化あるポーの町の魅力全開ってとこかな？

カラフル過ぎる！と思いながらも色のバランスが、それなりにとれている～

とっても小奇麗な町。人物が入って町が息づくのを感じる

傍まで行かなかったけど路地から見える教会～　犬のお散歩も優雅～

窓、雨戸等をアップで・・　絵にしたら面白いだろうなぁ～

スケッチもしたので、そろそろ約束の時間になって～

お城の前の広場では、全フランスで繰り広げられている
＜フェット・ド・ラ・ミュージック＞　
これは、夏至の日にいろんなジャンルの音楽を、いろんな場所で楽しんで
もらおうという催し。でも、観客がいない！

広場からみたお城。　さすが均整がとれて。

ツアー見学は30分も時間オーバー！
ま、合流して中心街に。　素敵な街かど～

広場は観光客と地元の人が半々かな？　プレスジュースを飲んで帰路に。

来た時とは違う道を通って～　ホテルには近道になる通り。

すると見えてきたサン・ジャック教会。教会名はサン・ジャックだけれど
サンチャゴの道とは関係ないみたい。

町の中心からくる正面にサン・ジャック教会の見えるコルドリエ通りは、
橋になって続く。

橋の下はそれなりに広い通り～（ここでも楽器演奏をしている）
ポーの町は起伏に富んでいて面白い町

ピレネー近くであり、もっと郷土色の濃い町かと思ったが、
中々シックな落ち着いた魅力あるフランスの街～～

教会の傍にある大きな建物は裁判所。

ここでも、フェット・ド・ラ・ミュージックの催しがあったようで・・
解散したところかな？

ホテルに戻って。　この旅行前から体調がよくなかった夫も、何とか回復してきつつあり・・でも、今晩も持参のおかゆが夕食。

翌朝、ピレネー山地が一望できるという＜ブールバール・デ・ピレネー＞に。
うまい具合に近い所に駐車スペースを見つけたけど～

あぁ～　予想通り！　ピレネーの山々は雲のなかに・・

朝のせいか散歩道は人も少なく・・
ワンブロック歩いたあとは車にもどり、4カ所寄って目的地に着くという本日の
長い行程へと向かう～

この旅行記へのコメント （4）

• mistralさん 2018/04/14 14:41:56

  Pau

  パルファンさん
  
  旅行記の一編ごとに見事なスケッチが入れられて！
  街歩きでも製作の時間を必ずとられるんですね。
  
  かつて、旅先でスケッチをしたいよね、と
  夫と絵画教室に通ったのですが
  全くものになりませんでした。
  
  Pau, この街で20代の私は夏の一ヶ月ほどを
  過ごしたのです。
  街の佇まいはほとんど記憶に残っておらず
  断片的に広場のイメージなどが残っているのみです。
  Pauがその後、ピレネー、バスク地方につながる
  原点となった地でした。
  じっくりと楽しませていただきました。
  ありがとうございました。
  
  mistral
  

  パルファンさん からの返信 2018/04/15 00:36:50

  RE: Pau

  mistralさん
  
  日が変わってしまいました〜
  
  > 街歩きでも製作の時間を必ずとられるんですね。
  
  残念ながら、スケッチの時間を取れない箇所もでてくるんですよ。
  
  > かつて、旅先でスケッチをしたいよね、と
  > 夫と絵画教室に通ったのですが
  > 全くものになりませんでした。
  
  え〜〜せっかく教室に通われたというのに！
  でも、まだまだmistralさんご夫妻はお若いので
  これから又トライして下さい！
  
  パルファンもきっかけは、若い時、ヨーロッパの
  風景に出合い描いてみたいという思いがつのり
  リタイアする頃から始めたのですから・・
  
  > Pau, この街で20代の私は夏の一ヶ月ほどを
  > 過ごしたのです。
  
  語学留学をされていたのですか？
  生活しやすそうな、落ち着いたいい町でした。
  
  若い時に、そのような経験があるなんて羨ましい〜
  具体的な事は忘れていても、きっと今に繋がる
  ものが培われたのでしょうね。
  
  最期になりましたが、フォローさせて頂きたいと
  思いますのでよろしく願い致します。
  
  パルファン
  

• pedaruさん 2017/08/09 04:57:47

  これも初めて聞く町の名前　ポー

  パルファンさん　おはようございます。
  
  やっと表紙に登場しましたね、フランスらしい屋根を持つ建物が背後に見える街角、手前の道に日が差してアクセントをつけています。パルファンさんらしい素敵な絵ですね。
  
  ホテルのオーナーの言葉に従って街歩き、タクシーよりは楽しめたのではないですか？
  ポー城のツアーは英語がいつの間にかフランス語に・・・いいのか、これで・・・
  
  人物が入って街が息づく、とはそのとおりですね〜　たとえ人物の足が超短くとも（(笑)
  
  ＜フェット・ド・ラ・ミュージック＞　
  素敵な企画ですね、しかし観客のいない会場では演奏者が可哀想ですね。
  
  おかゆ持参の旦那様、そこまでしても旅に出たい・・・気持ちはよくわかります。
  
  ＞あぁ〜　予想通り！　ピレネーの山々は雲のなかに・・
  
  「あぁ〜　全然　ミレネー」なんて言いましたか？
  
  pedaru
  
  

  パルファンさん からの返信 2017/08/09 17:58:10

  RE: これも初めて聞く町の名前　ポー

  pedaruさん
  
  pedaruさんらしい、楽しいコメンありがとうございます〜
  
  ミレネーとは巧く言ったものですね！
  あぁ、旅行中連発したかった〜
  
  まず、トップの絵、光が表現できてない！
  
  二つ目のガイドの件、夫曰くスタートは英語とフランス語のグループに
  分れていて。でも英語は２人だったので、いつの間にかガイドはいなくなり
  フランス語のグループに吸収されたんだって。
  
  三つ目の人物、やはり絵になりそうな人がいいけれど・・でもいかにも
  地元の御年輩というのもいいですね。　あ、pedaruさんはお孫ちゃんの
  ような子どもがいると更に目を細めるかな？
  
  四つ目の夫の体調、旅行前に歯のチェックをしたら、下手に触られて歯痛が・・　
  鎮痛剤で抑えながら出発。でも固いものは避けたり、化膿を考え
  アルコールをセーブしていた三日間でした。
  
  ポーはパルファンも行く前はほとんど知らなかった街。
  でも、石造りの町でありながら明るい、シックなところでした〜
  
  では、猛暑の日々、お身体にお気をつけお過ごしくださいね！
  
  パルファン