南イタリア旅行記（２）モンレアーレ

2017/06/07 - 2017/06/18

パレルモから世界遺産のモンレアーレ大聖堂に足を延ばしました。

エリア パレルモ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

パレルモ市街から世界遺産のモンレアーレ大聖堂に足を延ばしてみました。

地球の歩き方や旅行サイトではタクシーや路線バスを薦めていますが、
私は王宮裏からモンレアーレ大聖堂行きのPronto　Busを利用しました。

運行時間帯は王宮裏のPalazzo Realeというバス停のそばに仮設のチケットスタンドが出ていて、赤いシャツを着たスタッフがチケットを売っています。

料金は往復で１０ユーロ。
片道３０分ほどの道のりです。

残念ながら日本語のイヤホンガイドはありませんでしたが、
街の喧騒や風を感じながら進むオープンバスの旅は気分はアガります。

モン・レアーレは“王様の山”という意味です。
名前の通り山の上に位置しているので、バスはどんどん坂道を登っていきます。
振り向くと眼下にパレルモ市街とティレニア海が拡がっています。

バスを降り、さらに２００メートルほど歩くと街の中に出ます。
こぢんまりした街並みです。

モンレアーレ市街の案内看板。

モンレアーレ大聖堂 寺院・教会

到着しました。
モンレアーレのドゥオモ（大聖堂）です。

モンレアーレ大聖堂 寺院・教会

内部は見たことも無いくらい広い面積がモザイクで埋め尽くされています。

イスタンブールでもアヤ・ソフィアやカーリエ美術館でもたくさん素敵なモザイクを見る機会がありましたが、ここは本当にレベルが高いです。

世界遺産に登録されたのは２０１５年だそうです。
アジア人や欧米人よりイタリア人の観光客が目立ちました。

パレルモのパラティーナ礼拝堂よりずっとスケールが大きいです。

フィッシュアイでも撮影してみました。

左右の回廊にも細かく聖書の物語がモザイクで描かれています。

同時期に建設されたパレルモ大聖堂にモザイクがほとんどないのは、
モンレアーレにモザイク職人さんの手を取られてしまっていたからだそうです。

写真が下手すぎてすみません。。

実物は１２世紀に作られたとは思えないほど
本当に鮮やかで繊細で３０倍くらい美しかったです。

一番有名な“全能のキリスト”です。
こんなに豪華で鮮やかなモザイクは他で見たことがありません。

ファサードの青銅扉も立派でした。
こちらも１２世紀のもので、聖書の物語が描かれています。

立派な大理石の柱。
壁の細部にいたるまで細かいモザイクで埋め尽くされています。

こちらはキオストロ（回廊）。
修道院の中庭部分です。

キオストロ (回廊付き中庭) 建造物

こちらも魚眼で撮ってみました。
柱の１本１本にも細かいモザイクと彫刻が施されています。

人物や動物や植物の彫刻はユニークで見飽きません。

?がれたモザイクや彫刻は少しずつ修復をしています。
手前のものは最近修復されたばかりのようです。

こちらは大聖堂の裏手です。
正面側より豪華ですよね。
テラスの窓が見えますが、こちらにも登ることができるそうです。

大聖堂だけでなく、街並みもなかなか素敵なモンレアーレ。
いつかまた、次は３日くらいかけてじっくりのんびり訪れたいなあ。。

モンレアーレ大聖堂 寺院・教会