葛藤を抱えつつ雨のパリ、街歩き　新緑のドイツ・フランスの旅4-2

2017/05/06 - 2017/05/06

2017年5月6日（土）

両親の足跡を辿るのが目的のドイツ・フランスの旅。
ずっと宿題になっていたヴェルサイユを観光して、パリに戻ってきました。

さて、午後はどうするかなぁ。
行きたかった所は、前の日に制覇しちゃったしなぁ。

あいにくの雨に、コレ！という所も思い浮かばず…。（-.-）

とりあえずランチの後、パレロワイヤルとパッサージュに行ってみました。

（旅行期間：2017年5月3日～5月13日）

エリア パリ(フランス)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ヴェルサイユ観光に行く前、ガイドさんの「JTB近くには、うどんやラーメンの店もあります」の言葉に、「パリに来て、うどん、ラーメンはないでしょ」な～んて思っていたのに、帰る頃には、「うどん」が頭の中を占めていました。（笑）

それで、JTBの人に店を教えてもらいました。
ちょうどJTBの裏辺りにあるとのことで、行ってみれば、なんとまぁ、行列が…。
驚くことに、並んでいるのは、日本人ばかりではなかったんですよね。

雨の中、傘をさして待ちたくない…。　なにせ、寒いのです。
その店を諦めて歩き出してすぐ、「善」という文字が目に留まりました。

メニューを見ると、松花堂弁当があります。
でも、ギョウザに惹かれました。
ギョウザとラーメンのランチセットを注文。

ギョウザ、美味しかったー！
ラーメンもマルだったのですが、途中でお腹がいっぱいに。
食欲、どうもイマイチ…。

でも、温まりました！
地下にもスペースがあり、SANUKIと比べれば、収容人数が多いです。
そしてここも、お客さんは日本人ばかりでなく、地元の人と思われる人が来ていました。

さて、これからどうしよう…。
昨日、行きたいところは周ってしまったし、この雨じゃあねぇ。
地図を眺めて思案します。

とりあえず、トラベラーのオカンカンさんが行っていた、パレ・ロワイヤルとパッサージュに行ってみよう。

13時、パレ・ロワイヤルにやってきました。

パレ ロワイヤル庭園 自然･景勝地

パレ・ロワイヤルは、1632年、枢機卿のリシュリューが、当時ルーブル宮に住んでいたルイ13世のそばに住むために立てた館。

リシュリューの遺言で王家に贈られ、ルイ13世の死後、王妃アンヌ・ドートリッシュが、幼いルイ14世を連れて、ここに移り住みました。

現在のパレ・ロワイヤルは、後に増築、修復されたものだそうです。

白黒のストライプ模様の円柱は、1986年に制作されたダニエル・ビュランの作品。

中庭の周りを取り囲む回廊の先、並木が見えます。

わぁ～、素敵！

中庭の像の頭に、ハトがとまっていました。　濡れちゃうよ～。

庭のバラが咲き始めています。

ルイ14世がおぼれそうになった池？

水道かな？　趣きがありますね。

回廊部分には、お店が入っていました。
手袋の店、ディスプレイが素敵です！

レストランも入っています。　Restaurant du Palais Royal

レストラン・ドゥ・パレ・ロワイヤル フレンチ

パレ・ロワイヤルを抜け、ギャルリー・ヴィヴィエンヌというパッサージュにやってきました。

お隣のコルベール・パッサージュは、残念ながら工事中。

ギャラリー ヴィヴィエンヌ ショッピングセンター

おぉ、洗練された雰囲気！　パリのパッサージュは初めてかも～。

大きなワインボトル。

こういうレストランで食事もいいなぁ。

先へと進みます。

床の模様が綺麗です！

いいね、いいね！

パッサージュの角にイタリアン・レストランが入っていました。
トラットリア・ダロッコ。
お客さんでいっぱい！　ピザが美味しそうでした。

再び、パレ・ロワイヤルに戻ります。
こうして外から見ると、素敵な中庭があるなんて、まったくわかりませんね。

パレ ロワイヤル庭園 自然･景勝地

ここにもマロニエの花。

花婿さんが花嫁さんを撮っていました。
後ろにいる人、カメラマンだと思うんだけどね…。（^^;
雨でも二人はとっても楽しそう。　お幸せに～！

美味しそうなケーキ！

メゾン・キツネのカフェでした。
メゾン・キツネは、パリ発の若者向けファッション・ブランドらしい。
表参道にも出店しているそうです。

ここでお茶すればよかったんだよね…。
でも、この時は、パレ・ロワイヤルに入ってすぐの所にあったカフェに入ろうと心に決めていました。

ディズニーのアトラクションの練習？

モデルさんでしょうか。　撮影にはもってこいの場所です。

では、カフェへ！
ところが、入ろうと思っていた店は人の賑わいが消え、ガラス越しに見えるテーブルがチープな感じ。

パレ・ロワイヤルに着いた時、コーヒーのいい香りが漂ってきて、お客さんでいっぱいだったのが、今はまるで魔法が解けたカボチャの馬車のよう…。

入るのをやめて、歩きだすと、建物沿いに人の列ができていました。
店の角を曲がった所がコメディー・フランセ。
どうやら、そこが開くのを待つ客が、カフェで時間潰しをしていたと思われます。

再び、どーするかなぁ…。
あっ、ルーヴルの地下はどうかな、フードコートもあったし。
リシュリュー宮へと向かいます。

ヴェルサイユからの帰り、バスからオルセーに並ぶ人の列が見え、ルーヴルも混んでいるだろうからと、美術館に行く気はなし。
行こうとしているのは゛地下”です。（笑）

リシュリュー宮を抜けて、ガラスのピラミッドに向かう途中、美術館の中が見える場所がありました！

ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー

反対側にも。　身体の不自由な方は、ここから入ることができるようです。

ガラスのピラミッドの入口には、案の定、列ができています。（--）

中庭にステージ。
コンサートでもあるの？と思ってましたが、翌日、ニュースの画面で見ることに。

1805年のナポレオンの勝利を記念して建てられた“カルーゼル凱旋門”を横目に、ルーヴルの地下に通じている別の入口から入ろうと、再び、リヴォリ通りへと向かいます。

カルーゼル凱旋門 国立公園

ここ、好きなんですよね。
歴史ある建物の間の道を車が走るって、パリならではの感じがして。

結局、入口を見つけられずに、リシュリュー宮の通路の所まで戻ってきてしまいました。

そういえば、地下鉄の駅からルーヴルに行ったよね。

ところが、それもわからなかった…。
だんだん疲れてくるは、冷たい雨は降り続くはで、ホテルに帰りたくなっています。
でも、せっかくのパリに来たんだから…と葛藤。

そうだ、マドレーヌのフォションでお茶ってのは？　うん、いいね！
と、ルーヴル・リヴォリ駅からコンコルドで乗り換えて、マドレーヌへ。

あれぇ、朝、JTBに行くのに見かけたフォションってここだっけ？

地下鉄への下り口のすぐ前に、もう一軒、フォションがあったのです。
でも、朝は人がいたそっちのほうは閉まっていました。

期待してやってきたフォションでしたが、カフェがなかった…。

フォション (本店) 専門店

マドレーヌの角のカフェは、観光客らしき人でいっぱい。
まっすぐ進んだらホテルに行ってしまうため、なんとなく、トロンシェ通りを歩きます。

カフェ・ド・ラ・ペは行ったことあるしなぁ…。
ホテルから、あんまり遠くには行きたくないしなぁ…。

で、14：45、ホテルからもほど近い、ル・ウィークエンドという店に入りました。

クレープとカフェ・オレを注文。
店のオジサンが、ホイップ・クリームをトッピングするかと聞いてきました。
ハイ、お願いします！

クレープ 5.5ユーロ、カフェオレ 5.5ユーロ、ホイップクリーム 1ユーロ。

店内が暖かくてホッ。　しばし、まったり。（^･^）
お洒落な店ではないけれど、一応、パリのカフェでお茶しました～。

これ以上、ジタバタするのはよそう。　15時過ぎ、ホテルに戻ってきました。

クッションが匂うので、「取り替えてほしい」とメモを置いて行ったのですが、「これしかない」と書かれています。
意図を汲み取れというのは無理だったか…。

今になって思い出したのですが、パリに行くことがあったら訪れたい美術館が、オランジェリー以外にあったのです。
モネのコレクションでは世界最大数を誇ると言われている、マルモッタン美術館。
バリにご無沙汰しすぎて、すっかり忘れていました。

モネの『ルーアンの大聖堂』も展示されているそうで、これを観ていたら、翌日のルーアン行きが、もっと印象深いものになったかもしれない。
そう思うと、残念至極…。（TT）

一応は、このまま出かけないのも…で、ホテルのWifiにつないで、グーグルマップで夕食の店を探します。

ピラミッド近くには和食の店（というより飲み屋的な店？）が結構あるみたい。
行ってみるか。
お昼に食べたギョウザとラーメンが忘れられなかった。（^^；

19時半、地下鉄14番を7番に乗り換えて、パリ東駅まで行く場合を検証しがてらピラミッド駅へ。
ピラミッドでの乗り換えで、階段を使わなければならないことが分かり、東駅へはタクシーに決定。

ピラミッドに着いたら、まずは朝食のパンを調達しにモノプリヘ。
ここでも、オカンカンさんの旅行記の情報に助けられました。

モノプリ (オペラ店) スーパー・コンビニ

モンプリにも、ギャルリー・ラファイエットと同じ、オレンジを搾る機械がありました。
モノプリでは、店員さんがおらずセルフ。
この機械を見かけた方、試してください。　面白いですよ！

食料品売り場をウロウロするうち、なんだかもう店を探すのが面倒になってしまった。
食欲イマイチの時は、馴染みのある味を食べるに限ると、7.9ユーロもするツナとアボカドのお寿司なんぞを買って帰ってきました。

この日の歩数 19856歩。　よく歩きました。

明日はルーアンに足を伸ばす予定ですが、天気予報は晴れとはいかず…。

おまけに、妙な具合に背中が痛い。　変なモノ、連れてきちゃった？
金縛りにならないよう、枕元にお守りを置いて寝ます。
これが意外と効くのです。

22時、就寝。

Hôtel De l'Arcade ホテル