アドリア海沿い5カ国を行く　その８　憧れのドゥブロヴニクとちょっとだけボスニア・ヘルツェゴビナ

2017/06/24 - 2017/06/27

2017年6月17日から27日で、イタリアのベネチア・ドロミテ、スロベニアのリュブリャナ・ブレッド、クロアチアのプリトヴィツェ・スプリット・トロギール・ドゥブロブニク、モンテネグロのブドヴァ・コトル・ペラスト、ちょっとだけボスニア・ヘルツェゴビナのネウムに行ってきました。
色々な意味で、盛りだくさんの旅となりました。
8日目、バスでスプリットから途中、ボスニア・ヘルツェゴビナを通過しつつドゥブロブニクに移動します。この日は1日ドゥブロブニク散策です。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 4.5

いよいよ旅も終盤。
最終目的であるドブロブニクに向かいます。
スプリットからはバスで移動。
体調的には、早歩きができるようになった！いい感じです！

駅前に行くと、すでにドブロブニク行きのバスが止まっていました。
このバス、なんとリュブリャナから発車している。
いったいトータル何時間かかるんだ・・・
あ、このバスはスーツケースの荷物代がかかりました。

朝の5時過ぎくらいに出発し、到着予定は4時間後。
時間的にはここまでで1番の長旅です。
でも、車窓がきれいでとても楽しかった！！

海沿いを行くので、絶対に進行方向右手側の席がお勧め。
たまたま一番後ろの席が空いていたので、のんびりとしたバス旅を楽しめました。

※どうやらバスの暗黙の了解的ルールがあるみたいなんですが、結局よくわからなかったです。
（例えば、後部の階段すぐ後ろのテーブルがある席は予約席？とか？）
何か言われたら従えばいいのではないかと・・・

途中、運転手が何か言い、みんながパスポートを取り出した。
どうやらボスニア・ヘルツェゴビナとの国境だった模様。
そこでパスポートチェックを受けました。というか、パスポートを回収されました。
そしてそのままバスは走り出します。
なんだかよくわかんないけど、みんな何も言わないしそういうものなのかな、と従います。
（このバスの運転手さん、ずっとクロアチア語で何言ってるか全然わからなかった）

そして、ネウムという街で20分の休憩～
（だったらしいと他の乗客が教えてくれた）
ここがボスニア・ヘルツェゴビナか！

地図を見るとスプリットとドブロブニクの間にちょっとだけはさまっている地形。
思いがけず入国を果たしました笑

ネウム 散歩・街歩き

でもなかなかにきれいなとこですねー！
ドゥブロブニクからボスニア・ヘルツェゴビナへのツアーとかもありますしね。

しばらく走って、またクロアチアとの国境。
そこでパスポートは戻ってきました。よかったよかった。

本当に一瞬の滞在でした、ボスニア・ヘルツェゴビナ。

ネウム 散歩・街歩き

そうしているうちにドゥブロブニクに到着！！
バスターミナルから街は離れているので、ここから市バスに乗り換えます。

ドゥブロブニクでお世話になるアパートメントからは8番バスに乗るように、と。
多くの人が向かうピレ門とはちょっと別ルートです。

長距離バスターミナル (ドブロブニク) バス系

まずはキオスクのおばあさんからバスチケットを買います。12クーナ。
バスの運転手さんからも買えますが、そちらだと15クーナです。
ちょっとお得。

長距離バスターミナル (ドブロブニク) バス系

バスの路線図はこんな感じ。
アパートメントは旧市街の上の通りに面しているので8番バスなんですね。
ピレ門に行きたいならば、キオスクの近くにあるバス停から1aとか1bに乗ればOKです。
結構本数多そうでしたよ。

長距離バスターミナル (ドブロブニク) バス系

でも、それ以外ならばバスターミナルの南東側の端にあるバス停でバスを待ちます。
（一番街寄り、フェンスの手前辺り）
長距離バスが並んでいますが、奥に市バスの停留所があります。

バスに乗ったら機械にチケットを通します。
レシートみたいのが出てきますが、1時間以内だったらそれがバスチケットとして有効みたいな情報を聞いたことが。
試していないので、不確かな情報ですが・・・

長距離バスターミナル (ドブロブニク) バス系

そして無事に旧市街に到着ー！
ここが噂のドゥブロブニク！！

ミンチェタ要塞 史跡・遺跡

アパートメントはどこもそうだったんですが、場所がわかりづらい。
ここも例外ではなく、地図見ながらで迷いました。
Google先生ピン止めの位置、間違ってますから！

迷ったあげく、本当に旧市街の上の通りをちょっと上がったらいいだけでした。

ここのアパートメントは到着したらすぐチェックインできました。
というか、オーナーさんにジュース（希望すればワインもありました）とメロンをごちそうになり、亀とたわむれました笑
さすがTurtle apartmentsという名だけある笑

クロアチアではずっとアパートメントに泊まってましたが、どこも快適でした。
清掃やタオルの交換はないけどね。
でも、ゆっくり過ごすには十分でした～。
ここも部屋も広く、シャワー周りやキッチン周りに用意されているものが充実してました。

さあて、この日はドブロブニクの街を観光です！
アパートメントからピレ門まで降りて、旧市街に入ります。
ちなみに、この階段結構アップダウンきついです。
一度アパートメントまで戻ると、街に下りようかなという気が起きない程度に。

ピレ門をくぐるとまず現れる噴水。
ここで水くんで飲んでる人たくさんいました。

Fontana スイーツ

フランシスコ会修道院。
残念ながら薬局は閉まっていました！

フランシスコ会修道院 寺院・教会

街を散策していて見かけた、刺繍をするおばあさん。
何カ所かでこういった手作りの刺繍製品を売っている方を見かけました。
先に散策して後でゆっくり覗いてみようと思ったら、15時くらいには撤収してしまっていました。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

聖イグナシオ教会に向かう階段。
ここは結構写真スポットになってまして、人が途切れることがありませんでした。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

狭い小道を抜け、人一人がくぐれそうなトンネルを抜けてみたらなんと絶景カフェが。
まさしくオーシャンビュー！

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

ドゥブロブニクには猫もいっぱい。
街の人たちもかわいがってるみたいで、お裾分けしてあげるレストランの店員さんとか見かけました。
猫たちも全然人を怖がらず、初対面でも結構遊んでくれます。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

そして想定外のアップダウン！
想像していた以上に坂の街じゃないですか～。
坂の街の景色は大好きですけど。

クロアチアの人、美男美女が多くてどこのモデルだよって人をたくさん見かけました。
脚が綺麗な女性もたくさんいたわけですが、こうやって日々鍛えてるんですかね。

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

ちょっと旧市街を出て、街の東側にあるバニェビーチへ。
6月とはいえすっかり夏モード。
海水浴客がたくさん！

ちょっと水に足をつけてみたけど、結構水冷たかったですよ。
でも海が綺麗なので入りたくなるのもわかるかも～

バニェビーチ ビーチ

本当はこのバニェビーチからのドゥブロブニク旧市街、というのを見たかったんですけどね。
海水浴客が多くて夏はダメですね。
どうにか人がいなくてこの角度で街が見えるとこ、を探していたら穴場スポットを発見。
バニェビーチと旧市街の間くらいに、下に下りられる階段がありました。
その辺りは地元の人っぽい人が2、3人いたくらいなので、ちょっとお邪魔して街の写真だけ撮ってきました。

入っていい場所だったのかわからないですけど・・・
柵とかもなかったし、看板的なものもなかったし・・・
たぶん大丈夫だったのだと信じたい。

バニェビーチ ビーチ

何か軽くランチを・・・と思ったんですが、まだ食欲がそんなにない。
スープみたいなものが飲みたいと思い、メニューにスープがあるお店に入りました。
で、メニュー見てたらリゾットならいけるかな・・・と頼んでみたんですけど。

私の体調のせいだったのかもしれないんですが、なんかクロアチアの食事は味付けが濃くて・・・
暑いせいなんですかね。
そうはいっても、このとき入ったお店のは塩辛すぎた・・・
結局ほとんど食べれませんでした。

もうアイスが癒やし！
ここのアイスは量もたっぷりで美味しかったです！

ドルチェ ヴィータ スイーツ

アパートメントのオーナーさんが、近くにあるロクロム島を勧めていました。
なんでも自然いっぱいで植物園もあるとか？
日本人は自然好きでしょ？って言ってました笑

まあ、すでにブレッドとプリトヴィツェで緑は堪能しているので、あえて行かなくてもいいかなーとは思ったんですけど。
海から見る旧市街は見てみたいな、と、船に乗ることにしました。

ロクロム島までは定期便が出ていますが、乗船賃は現金のみです。
このとき手持ちのクーナがなかったので換金しに行こうとしたところ、別の看板に気付きます。

ロクロム島には上陸せず、近くをぐるっと回ってくるだけのボートツアーです。
なんだ、私はそれで十分だな。

港ではたくさんの業者が並び、ボートツアーの勧誘をしています。
ほんとに横並びになっているので、どこに声をかければいいのか悩みます。
そして、業者ごとの違いは話を聞いてもまったくわかりませんでした笑
なんとなく話を聞いたお姉さんいわく、そこはグラスボートと潜水艦のツアーがあり、今ならすぐにグラスボートが出る！とのこと。
じゃあそれでいいやーと船に乗り込みました。
そこも現金のみでしたが、ロクロム島行きの船より安かったので払えました。

ということで、海からの旧市街～。

途中、シーカヤック軍団も見かけました。
ドゥブロブニクは案外、マリンレジャーをする場所なんですね～。
でも海は確かに綺麗！！

あ、グラスボートでしたが、ちょーーっとだけ小さな小魚が見えたくらいでした。
まあ、そっちは全く期待してなかったので全然いいです。

そして旧市街に戻ってきて、ここにも登ります！
そう、城壁です。

ただ、こちらはピレ門側からの入り口。
私は逆側の港側から登りました。

ドブロブニク城壁 史跡・遺跡

城壁は一方通行なので、もし半周する場合は山側コースと海側コースがあります。
ピレ門からだと海側コース、港の方からだと山側コースです。

私は山側コースを行きます！

ドブロブニク城壁 史跡・遺跡

これが山側コースからの眺め！！
これが見たかったのでこっちにしました。

体調万全だったら絶対に1周してましたが、海側コースもなかなかアップダウンきつそうに見えたので、半周してピレ門側から下りました。

なお、ピレ門側から登ってくる人たち、城壁にたどり着いた時点でみんなへろへろになってました笑
港の方の入り口より傾斜がきついです笑

ドブロブニク城壁 史跡・遺跡

そして街も大体一周できたので、当然これに乗ります。
スルジ山行きのケーブルカー！

行く前に色々な情報を見かけ、乗り降りに時間かかるかなとか心配してましたが、6月末の時点では普通に来たやつに乗れました。

運賃は往復130クーナ。片道80クーナ。
（内戦の博物館とのセットだと160クーナ）

そして営業時間は月ごとで違うようで、2017年6月の時点では

1月　 9：00 ～ 16：00
2月　 9：00 ～ 17：00
3月　 9：00 ～ 17：00　　　　
4月　 9：00 ～ 20：00
5月　 9：00 ～ 21：00
6月　 9：00 ～ 24：00
7月　 9：00 ～ 24：00
8月　 9：00 ～ 24：00
9月　 9：00 ～ 22：00
10月 9：00 ～ 20：00
11月 9：00 ～ 17：00
12月 9：00 ～ 16：00

とのこと。

なんと夏場（6月～8月）は24時までやっている！
なかなか海外でそんな営業時間見かけないのでびっくりですね。

ドブロブニク ケーブルカー その他の交通機関

そしてケーブルカーで上まで登ります～
乗っている時間はだいたい5分程度でしょうか。

ドブロブニク ケーブルカー その他の交通機関

そして上からの眺め！！
定番ですけどやっぱりきれい！！
赤い屋根と青い海のコントラストが最高ですね！

スルジ山 山・渓谷

階段を上がって、更に上の展望台にも行けます。
奥に見えるのがロクロム島。

でもここからだとどうしても下にいる人が入っちゃうし、私は下の展望台の方が好きです！

建物を出てみましたが、うーん、なかなかに何もない。
ここから歩いて街に下りることもできるそうが・・・
（車でも行き来できます）

なお、展望台の建物には小さなお土産屋さんとレストランがありました。

まあいいかーと、あまり山頂には滞在せずに帰りのケーブルカーへ。
こちらもそんなに待たずに乗れました。

スルジ山 山・渓谷

朝はいなかったけれど、この頃にはピレ門に衛兵さんが！
人気者でした。

そうそう、たばこ問題ですが、スプリット、トロギール、ドブロブニクは少しましです。
なぜなら、観光客が多いから。
欧米全体で見ればたばこを敬遠する国も多いんです。
なので、観光客が多ければ全体のたばこ吸わない人率も増えるわけで。
そうはいっても現地の人やお店の人たちがもくもく吸いますけどね！！

夜はスーパーで買って済ませ、翌日に備え就寝です！

ピレ門 史跡・遺跡