2017/07/09 - 2017/07/09
2583位(同エリア4157件中)
t.oさん
今回は、上野・浅草エリアのウォーキングで、いつものJR駅からハイキングから離れて、オリジナルのコースでした。
ちょうど上野・浅草では「下町七夕祭り」と「ほおずき市」が開催中で、祭り見物を楽しみながら、梅雨から初夏の季節への変化を街中に感じつつ上野から浅草への街中ウォーキングを満喫することができました。
起点駅・集合時間:JR上野駅中央改札口 10時
歩行距離・所要時間:約2.1km 約4時間
今回のコース:
JR上野駅→かっぱ橋本通り→かっぱ橋道具街→浅草寺
歩行後のお酒とごはん:酒の大桝
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
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今日は上野駅から出発です。まるで梅雨明けしたかのような良い天気です。
上野駅 駅
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先ずは台東区役所を目指して歩いていきます。ここからかっぱ橋本通りに向かって裏通りを北上します。
台東区役所 名所・史跡
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かっぱ橋本通りに向かう途中の裏道に東京メトロ銀座線踏切がありました。ここは、知る人ぞ知る大変貴重な鉄道の名所だとのことです。
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詳しく説明しますと、東京メトロ上野検車区の手前にある、日本で唯一の地下鉄が通る地上の踏切だとのことです。銀座線は第三軌条方式によって集電するため、線路内への立ち入りは感電するおそれがあります。そのため、一般の踏切とは違い、貴重な軌道遮断式踏切です。
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と、言っているうちに遮断機が降りて遮断ゲートがオープンし始めました。もしかして??
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期待に胸が高まる中、銀座線が地下から登場しました。なかなかお目にかかれない貴重な一瞬です。
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車両はゆっくりと一般道を横切り、検査区に入っていきます。銀座線がいつここを通るか時刻表もないため、この光景を見られるのは非常にラッキーなのです。
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車両はゆっくりと検査区に入っていきました。
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車両が検査区に吸い込まれると遮断ゲートがまたゆっくりと降りていきます。
このように道路からの見物は可能ですが、検車区出入りの車両編成は少なく、時間帯も限られているため、踏切の作動と電車の通過を見るためには、事前にちゃんと調べる必要があるのですが今回は本当に偶然でラッキーでした。 -
地下鉄の後は、かっぱ橋本通りに出ました。今日はちょうど「下町七夕祭り」の開催期間中で、通りは歩行者天国となっております。
「下町七夕祭り」は、上野から道具街を横切り、浅草六区の西にかけて約1.2km続く「かっぱ橋本通り」にて毎年催される下町七夕まつり実行委員会主催のお祭りです。期間中に飾られる大小様々な七夕飾り・提灯などが通りに連なる様子は圧巻です。 -
お祭りで華やかに飾り付けられた通りの向こうにスカイツリーを眺めます。なかなか良い光景です。
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商店街の豆腐屋さんが、定休日に特別に開店しておりました。早速食べ歩き用に購入します。
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できたばかりの冷奴。さすが昔ながらの丁寧な手作りだけあって、とても美味しいです。
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冷奴の後は、引き続きお祭りで賑わう通りをそぞろ歩きします。
合羽橋本通り商和会 名所・史跡
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七夕の笹の葉など、色とりどりの飾りが目に楽しいです。
合羽橋本通り商和会 名所・史跡
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そうこうしているうちに、曹源寺に到着しました。ここは、かっぱ寺とも呼ばれている、この通りの中心となるお寺です。
このお寺は1588年(天正16年)5月現在の皇居和田倉門付近に開創され、1591年(天正19年)11月江戸城拡張により湯島天神下に移転、1657年(明暦3年)1月いわゆる「振袖火事」により大半が焼失し、現在地に移転して続いております。曹源寺(かっぱ寺) 寺・神社・教会
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このお寺に、1814年(文化11年)雨合羽商の喜八が葬られたそうです。喜八は私財を投じて水はけ工事を行い、これに感動した河童が手伝ったと伝わり、その後河童を見かけると良い事があるといううわさが広まり、「かっぱ寺」とも呼ばれているそうです。
境内にはカッパのオブジェが沢山置かれており、お供え物はもちろんキュウリだそうです。なんと”カッパの手のミイラ”も置かれているのだとか。当日はお祭りのため門が閉鎖されていて残念ながら中は見学できませんでした。曹源寺(かっぱ寺) 寺・神社・教会
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通りを挟んで曹源寺の向かいにある「肉のさがみや」( http://kappa-steak.tokyo/ )には行列ができておりました。
お客さんのお目当ては名物「かっぱステーキ」です。せっかくの機会ですので私たち一行も行列に並びます。肉のさがみ屋 グルメ・レストラン
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ステーキが次々に焼かれて供されていきます。私たちは幸い長い時間並ぶことなくありつくことができました。ていねいに巻かれた上質なお肉と、特製スパイスが織りなす味は一度食べたら忘れられないおいしさです。行列ができるわけですね。
肉のさがみ屋 グルメ・レストラン
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肉のさがみやの後は、少し通りから外れて近所の古刹を2ヶ所訪問しました。先ずは龍鳴山本覚寺を訪れます。
本覚寺 寺・神社・教会
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こちらは、日蓮宗のお寺で、円了院成身日満(俗名関根卯兵衛)が開基、上行院日覚が開山となり天正19年(1591)馬喰町に創建、明暦3年の大火の後、当地へ移転したそうです。
本覚寺 寺・神社・教会
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因みこのお寺は、江戸十祖師の一つ日限祖師として著名なのだそうです。江戸十祖師とは、江戸にある10ヶ寺の日蓮宗寺院を参拝することにより祖師(日蓮)のご利益にあずかろうとする民間信仰のことで、江戸時代は盛んだったそうです。
本覚寺 寺・神社・教会
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境内には百度石が3本置いてありました。百度石とは、社寺の境内で,百度参りの往復の標識として立てられている石のことですが、これが3本あるとは、当時の江戸町民の厚い信仰心を偲ばせるものですね。
本覚寺 寺・神社・教会
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本覚寺の次は、矢先稲荷神社を訪れました。こちらは徳川家光が寛永19年(1642)に創建した三十三間堂の守護神として祀られた稲荷大明神が起源だそうです。
矢先稲荷神社 寺・神社・教会
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三十三間堂自体は、元禄11年(1698)の大火後に深川へ移転したそうですが、稲荷大明神は当地に残り、三十三間堂(弓矢の練成道場)の由来から、矢先稲荷神社と称したとのこと。
矢先稲荷神社 寺・神社・教会
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神社よりかっぱ橋本通りに戻り、かっぱ橋道具街に到達しました。
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合羽橋交差点のすぐ近くにある「かっぱ河太郎像」を訪れました。黄金の輝きが印象的です。こちらは平成15年10月に「かっぱ橋道具街」が誕生してから90年を迎えるにあたり、これを記念して東京合羽橋商店街振興組合によってシンボル像として建立されたものだそうです。
かっぱ河太郎像 名所・史跡
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像の脇の碑には合羽屋喜八(かっぱ河太郎)の功績と河童との故事が記されております。かっぱと言えば遠野物語のイメージに囚われていたのですが、江戸時代からこれほどに親しまれている町が身近にあったのだと新鮮な気持ちになりました。
かっぱ河太郎像 名所・史跡
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ここから南北に道具街をそぞろ歩きします。言わずと知れた、調理・厨房備品に関するものなら何でも揃うと言われる日本一の調理道具街です。この街の起源は、1912年(大正元年)頃に数軒の道具商が店を構えたこととされているそうです。
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先ずは、道具街を北に歩き、通りの裏手にある「江戸昔菓子 あさくさ 梅源」
を訪れました。こちらは、創業から百年、昔ながらの江戸和菓子を提供しているお店で、仕込から仕上げまですべて手作りのお店だそうです。あさくさ梅源 グルメ・レストラン
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ちょうど、この時期ならではの凍らせたきんつばが売っておりましたので購入しました。凍らせたきんつば、某メーカーのあずきバー並みに歯応えがありましたが、上品な甘味で美味しかったです。さすが本物は違いますね。
あさくさ梅源 グルメ・レストラン
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梅源の後は通りを南へ、色々なお店をウインドウショッピングしながらそぞろ歩きします。かっぱ橋道具街と言えば、食品サンプルでも有名ですね。せっかくですので寄ってみます。先ずは「元祖食品サンプル屋 合羽橋ショールーム」に寄ります。
元祖食品サンプル屋 (合羽橋店) 専門店
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殆ど本物に見える様々な食品サンプルサンプルが陳列されており感嘆します。写真は食べかけの目玉焼き。なんと8万円!
元祖食品サンプル屋 (合羽橋店) 専門店
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大根おろしを添えた鯵の塩焼きと思われるサンプルです。日本酒が欲しくなります。
元祖食品サンプル屋 (合羽橋店) 専門店
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次は佐藤サンプルに寄ります。
サトウサンプル 専門店
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超大盛カレーのサンプル。見ているだけでお腹がいっぱいになりますね(^^;。
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夏らしくそうめんを掬い上げる美味しそうなサンプルです。涼感を感じますね。
食品サンプル まいづる 専門店
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通りを歩いていると、かなり大きな寺院が目に入りましたので、寄ってみることにします。本山東本願寺と言い、浄土真宗東本願寺派(大谷派から分派)の総本山だそうです。
本山東本願寺 寺・神社・教会
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1651年(慶安4年)、東本願寺第12世教如が神田に江戸御坊光瑞寺を建立したのが始まりだったとか。1657年(明暦3年)、明暦の大火により焼失し、浅草に移転。「浅草本願寺」・「浅草門跡」と称されるようになり、その後、関東大震災や、空襲でたびたび焼失し、さらに、大谷派からも独立し、現在に至っているそうです。
本山東本願寺 寺・神社・教会
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菊谷橋交差点まで南下してきました。道具街の南の入口になります。
ニイミ洋食器店のビルのコックさんの胸像が印象的ですね。道具街のシンボルです。ニイミ洋食器店 専門店
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ここから道具街をまた北に向かって戻っていきます。
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キッチンワールドTDIです。ここはかなり広い売り場面積があり、幅広い品揃えで有名です。一行はじっくりと商品を見比べながらショッピングを楽しみました。
キッチンワールドTDI 専門店
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ショッピングの後は喉が渇いてきたので、「カンピオンエール」というメンバーのお薦めの地ビール屋さんに寄ることにしました。
カンピオンエール グルメ・レストラン
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こちらは、店内でビールを醸造しているという、まさに浅草の地ビールのお店です。
カンピオンエール グルメ・レストラン
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店の入口入ったところに醸造室がありガラス越しに醸造中のタンクを眺めることができます。
カンピオンエール グルメ・レストラン
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私はゴールデンエールを2/3パイント注文しました。他のメンバーのかたもめいめいお好みのビールを注文し、乾杯しました。冷えたビールが身体に染み渡り、生き返るようです。
カンピオンエール グルメ・レストラン
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冷たくて美味しいビールで喉を潤した一行は浅草に向かい、雷門通りに入っていきます。
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ちょうど雷門は補修工事中でした。その門をくぐり、仲見世通りに入っていきます。
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仲見世通りは、予想通りの賑わいです。人の流れに押されながらほおずき市のエリアに向かいます。
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ようやく宝蔵門の手前まで到達しました。ほおずき市はこの辺りから境内奥にかけて店棚が展開しております。
四万六千日・ほおずき市 祭り・イベント
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江戸時代から続く威勢の良い売り子さんの声が辺りに響きます。観光客の騒々しさに負けておりません。また風鈴が風になびく音も爽やかです。
四万六千日・ほおずき市 祭り・イベント
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ほおずきは一鉢、風鈴つきで2500円が相場ですが、こうしてバラ売りしている店もあります。
四万六千日・ほおずき市 祭り・イベント
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せっかく来たので、浅草寺本堂にもお参りします。とにかく大勢の観光客で賑わっており、お互いはぐれないように必死です。
四万六千日・ほおずき市 祭り・イベント
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花やしき通りに抜ける境内にも店棚がありました。ほおずきを漢字で書くとこうなるにですね。食べたら酸っぱいのかな?
四万六千日・ほおずき市 祭り・イベント
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一行は浅草寺を後にして、浅草六区方面に抜けて昼食の場所を探しましたが、どのお店も満員御礼の状況です。ようやく雷門近くの「酒の大桝」というお店に空いた席を見つけ、こちらに落ち着くことができました。美味しい日本酒が色々と置いてあり、様々な日本酒を楽しみながら七夕ウォーキングを大満足のうちに締めくくることができました。
酒の大桝 雷門店 グルメ・レストラン
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