2017/06/10 - 2017/06/10
1156位(同エリア3282件中)
まりも母さん
またまた日光へ。前半 霧降高原プチ山歩き
http://4travel.jp/travelogue/11258963
続きです。
午後は車で植物園に移動です。
上三依水生植物園でクリンソウが見頃 と 聞いたので見に行ったのです。
そこはクリンソウだけでなく
ヒマラヤの青いケシ、珍しい高山植物の数々が咲く
私たちには びっくりうれしいすばらしい植物園でした。
全く期待していなかった花々が見られるかなりマニアックな植物園なのでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
レストハウス近くの屋外でお弁当を食べ
車に戻って 汚れた登山服をざっと着替えると
ポツポツと雨が降り出し すぐに本格的な雨に。
予報では「雨」はありませんでしたが 山の天気は本当に変わりやすいですからね。
私たちは 朝から さっさと登って降りて来てよかったです。
が、さっき登り始めた子ども連れのグループはきっと濡れちゃっただろうなぁ・・・。
雨はその後 結構な強さになり こんなに降っていたら写真も撮れないし 植物園 やめようか?と考える程でした。
それでも ここまで来たのだから とりあえず行ってみよう・・・と。 -
日光市上三依水生植物園(かみみよりすいせいしょくぶつえん)
入り口まで来ました。
なんとか雨はやみました。
霧降高原から ぐるっと廻って来たので1時間20分ほどかかりました。
西那須野塩原インターから進んでくれば その半分の時間で来られるようです。
もう ほぼ、福島県って場所です。
日光市ってめちゃくちゃ広いですよね・・・。
栃木県の1/4の広さだとか。 -
“男鹿川”の水生橋を渡り 右に進んだ先に植物園があります。
この橋から見える木立の中からエゾハルセミの大合唱が聞こえてきました。 -
橋の上から“男鹿川”を見ると 水が澄んでとても美しいのでした。
まさに「清流」
濡れた緑も青々として 生き生きとしています。 -
川沿いに少し歩き 建物が見えてきました。
ここで 入園料大人500円を払います。 -
お目当てその1の「ヒマラヤの青いケシ」は入り口前に早速咲いていました。
が、人が多い事と 花自体があまり状態よくなかったので写真は又後ほど。
すぐ近くに「5代目ニュートンのりんご」の木が。
ニュートンの郷里の庭に植えてあった木から5代目になる木だそうです。 -
園内の様子はこんな感じ。男鹿川の脇にあります。
ハナショウブが沢山咲いています。
バラや花壇にあるような派手なお花より山野の草花と樹木が多い感じです。 -
園内には沢山の山野草も植えられています。
これは、ムサシノキスゲ
ニッコウキスゲにも似ていますが、こちらは東京都府中市の浅間山公園(せんげんやま)にのみ自生する固有種だとか。 -
こちらは、ニッコウキスゲ。やっと咲き始めた所のようです。
ムサシノキスゲは ニッコウキスゲの変種だそうです。
やっぱり、かなり似ていますね。 -
シライトソウ
なるほどなぁ な名前。
長いブラシみたいな花はたおやかで そよそよと風になびく優雅な姿。
木立の下のちょっと暗い場所に白い花が目立ちます。 -
そして 園内何箇所かに咲いている ヒマラヤの青いケシ。
先ほどまで降った雨に濡れていました。 -
ミヤマオダマキ
不思議な形の美しい花です。
特に後ろ側から見た所が不思議な形なのです。 -
クリンソウの群生地が見えて来ましたよ。
色とりどりに 沢山咲いています。池の隣の湿地の中です。 -
一角には、白いクリンソウばかりが咲く場所も。
中に黄色のクリンソウも混ざっています。
黄色は珍しいそうです。 -
黄色のクリンソウは少なく 所々に混ざった程度。
いままで見たことのある 白~ピンク~濃い紅色のクリンソウとは色が違うだけ ではなく 冬も葉が枯れずに常緑で越冬するのだとか。
日本固有種ではなく ビルマやチベットの高地が原産のものだそうです。 -
クリンソウはこんな水の流れる湿地帯が大好きな植物です。
前に訪れた 有名なクリンソウ群生地“千手ヶ浜”も 水辺に咲くクリンソウが水面に写り それはすばらしい眺めの場所でした。
千手ヶ浜湖畔のクリンソウも大好きな場所ではありますが
なにせ超人気でめちゃ混みなのがね・・・。 -
丁度 見頃の様子です。
後で 入り口前の売店でクリンソウの苗が売られていて 私も思わず買いたくなりましたが・・・。
こんな水辺のような環境は自宅には無いので きっと枯らしてしまうだけだと思い留まりました。
買っていくおばちゃんも結構居ましたけど~ちゃんと育てられるのかしらね? -
クリンソウの近くにルピナスの植えられた場所がありました。
色も様々で 見ごたえのする美しい花ではあります。
でも 山野草の多いこの植物園では ちょっと異質な感じも。
ここで見るのはあまり うれしくないような・・・と思ったのは私の勝手な思い込みですけどね。 -
クリンソウの花を真上から撮ってみました。
放射状に花が広がって面白いですね。 -
サクラソウの仲間のうちでも、花が大きく高くなるので見ごたえがあります。
それに グラデーションのように花色があるのがなんとも美しいと思います。 -
クリンソウの隣には ショウブの咲く場所も。
色とりどりのクリンソウと黄色のハナショウブが良い感じです。 -
ハナショウブ類の咲く湿生植物池は木道が整備され そこから花を見ます。
ショウブ類も見頃の時期でした。 -
葉っぱが大きく育つ時期となってしまった これはミズバショウ。
雪解け後 すぐに出てくるミズバショウは この場所ではかなり早い時期に咲いてしまうのでしょうね。
この後 もっと大きな葉っぱになっちゃうのでしょう。 -
園内の散策路はこんな様子です。
池の浅い所には大量のおたまじゃくしが誕生していました。
のんびり 花と自然観察しながら歩ける 良い植物園です。 -
水面を埋め尽くすのはヒツジグサ。
尾瀬で 見たかったヒツジグサは 時期が早くて見られなかったもの。
ここで、見られてうれしかったなぁ。
本当は花も見たかったけど さすがに それにはまだ早かった~。 -
花が咲き始めたコオホネ。
水面からにょっきり伸びた先に黄色の小さな花。不思議な植物です。 -
ヒメサユリ
ピンクのかわいいらしい百合
尾瀬で少し見たことがあります。あまり見る事のない百合の花。
この植物園には そんな 見る機会の少ない花々が多くて驚きました。 -
そして・・・園内を進んで、ロックガーデンのエリアへ。
なんと!コマクサが咲いているではありませんか!
高山に 自生しているのものにはめったにお目にかかれないし
植えられている場所だってそれなりの高地だったりしてなかなか会えないコマクサが、ここにあった!! -
シロコマクサまでありますよ~。
すてき~。うれしい~。 -
イワキンバイ
このロックガーデンエリアは 貴重な高山植物や過酷な自然環境に生える植物が色々見られる場所でした! -
エゾノチチコグサ
かなり地味目な花です。
ってか、ハハコグサって黄色い花は、道端でも見かけるものだけど
チチコグサなんて対のような植物があるなんて知らなかった~。 -
そして更に北海道固有の植物までも! レブンソウ
礼文島の特産種 と書かれています。
ダンナ 何度も礼文島に行った事があるのに
学生当時は花になんて大した興味も無かったようで 時期と場所からして 見ているはずだけど~見た覚えが無いそうですよ。 -
チシマギキョウ
これもかわいらしい小さなキキョウ。
高山植物が丁度咲くには良い頃だったのか 沢山 開花したものが見られたのも超ラッキーです。 -
チシマウスユキソウ
ウスユキソウの仲間は色々ありますが、
このウスユキソウは北方領土の岩場などに自生する
自生したものはほとんど見に行く事が出来ないであろう花です。
登山で見つけるミネウスユキソウやホソバヒナウスユキソウとは また、ちょっと見た目も違い 育つ環境も違うのでしょうね。
こんなレアな植物まで見られちゃって その場所特有の花を見たくて山へ行く事もある私たちには「いいのか~?こんな所で見ちゃって~??」とありがたくも申し訳ないような・・・妙な気分になりましたよ。 -
これは、私の大好きな マツムシソウ!
好きな高山植物はいくつもありますが このマツムシソウも大好きです。
ここのお花はやや紫っぽい気がしますが(普通はもっと水色っぽい)生育環境によって多少の色の違いはあるかもしれませんね。
でも 見られてうれしい~。
思いがけない好みのプレゼントを頂いたみたいです。 -
びっしり生えたのは、イワベンケイ
まだこれから黄色の花が開いていくのでしょう。
前に同じような植物を見た覚えがあって
帰宅後 調べてみたら それは 葉っぱの形がこんなに長細くなくてもっと丸かった。
同じものではないのかなぁ?植物の見極めは 本当に難しい・・・。
ロックガーデンには 見たことの無い(見に行かれないような)珍しい高山植物が沢山あって 私たちのような高山植物・山野草を見るのが好きな者には 驚愕の展示でありました。
ここだけで入園料の価値があると思いましたよ~。 -
更に園内を進み、
ヤグルマソウ。
ポヤポヤした小さな花の集まりは マクロサイズでみるとかなりかわいらしい。
こういう時 観察用のレンズがあるといいですね。
(今日は持っていないので ダンナに接写撮影してもらって画像で見ました) -
ぐるっと園内を一周して最後の所に再びヒマラヤの青いケシ。
雨で濡れた花びらも乾いてきたようです。
さっき見た花は花弁が6枚だったけど、これは4枚。
どうも4~6枚ってのはありだそう。
帰り際に 建物の中の売店に入りました。
建物内には本場ヒマラヤの花の写真がありました。
本場の青いケシはもっと青が濃かったです。 -
ここには、白い花も。
他にも紫とかもあるらしいです。 -
園内にある池
この周りは 和風庭園っぽくなっています。
鳥居が見えるのは「熊野堂神社」
この右側に大きなイチョウの木があります。
樹齢300年 かつての尾頭街道(会津西街道の脇道)脇にあったものと言われる巨木です。
街道だったあたりは 今は 植物園の敷地内です。歴史のある場所なのですね。 -
上三依水生植物園 思ったよりずっと珍しい花々が見られて ダンナとふたり かなり満足でした。
雨降って来ちゃって途中でやめようか~?と思ったりしましたけど 来てよかったです。 -
帰りは 塩原温泉街を抜けて西那須野塩原インターへ。
塩原温泉は いつもスルーで ゆっくり歩いた事もありません。
なので 前から気になっていた温泉街のご当地グルメ「とて焼」をおやつに食べていく事にしました。
パンフをもらい その中からスイーツ系の亀屋本舗の「和スイーツとて」を食べに寄ってみました。
店頭に「とて焼」の大きなのぼり旗などはなく・・・ガラスの内側に小さいのぼりがあるのみ。
中の奥さんに「とて焼 ありますか?」と聞くと 作って下さるそう。
「少しお時間お待ちください」と。 -
出てきた「とて焼」は ちょっと厚めのクレープ生地みたいなのに こしあん、生クリーム、いちご餡、カットいちごの乗ったもの。
ここのは ちょっと小ぶりで400円
味は すっかりおなじみになったいちご大福、生クリーム大福のように
違和感ない 和とクリームのハーモニー。おいしかったです。
他にもお食事系とて焼やスイーツ系とて焼が 大小色々 各店で販売されているそうです。
今日は、午前中に山歩き 午後は植物園で沢山の珍しいお花を見られた 充実感のある一日でした。
広い日光市 ままだまだ見どころありますねぇ。これからも日光通いが続きそうです。
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