2017/06/26 - 2017/06/26
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itaruさん
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日本海に浮かぶ島、隠岐の島。古来、貴族や天皇の流刑の地とされたところ。以前から興味を持ってはいたのだけれど、実は今一つ何があるのか分かっていない。そういえば、出雲大社を訪ねたころに使ったガイドブックには隠岐の島の記述があったけれど、最近のガイドブックには隠岐の島の記述がほとんどないな。逆にそれが興味をそそる。ちょうど、歩き方の島旅で「隠岐」がでたところ。6月末、3連休で訪ねてみよう。
JALのダイナミックパッケージを利用してまずは出雲経由で隠岐へ。帰りは出雲からということだけ決めて2、3日目の行動については現地に着いてからにしよう。ということで、隠岐の島へ向かいます
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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羽田から隠岐に向かうには朝一の出雲行に乗らないと。前夜は夜勤で午前1時半まで仕事。寝たのは2時間くらいかな。さっさと起きて7時25分発の出雲行に乗らなきゃ。で、出雲空港でJACの隠岐行に乗り換えです。ちなみに出雲空港は小さな空港なので制限エリア内での乗り継ぎを想定していません。人の流れに沿って進んでしまうと、手荷物受取所に行ってしまいます。そうなると、もう一度セキュリティーチェックを受ける羽目に。到着したら、隠岐への乗り継ぎ客だとアピールする必要がありそうです
隠岐世界ジオパーク空港 空港
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離島なので公共交通機関は発達していません。やはりレンタカーが便利。大手のレンタカー会社はないようですが、ローカルのレンタカー会社は何社かあります。空港送迎付の隠岐レンタ・リースで12時間、免責補償を含めて6000円也。まあ、実際に使うのは10時半から18時半なんですけどね
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前日までバタバタしてたので、あまりガイドブックも見てません。飛行機の中でパラパラっと見ながらざっと行きたいところをピックアップ。基本はユネスコジオパークに選ばれた雄大な自然を見つつ、島の歴史を感じるような場所も辿ってみよう。まずは空港から近い玉若酢命神社へ。隠岐の総社として創建された由緒ある社。この随神門は本殿、旧拝殿とともに重要文化財に指定されている
玉若酢命神社 寺・神社・教会
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随神門のすぐ近くにあるご神木は八百杉
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樹齢数百年といわれる天然記念物は寄る年波に勝てず?なのか、添え木をしたり、金属で補強したりの再生工事を施しています。何といえない、微妙な感じがするのは気のせい
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こちらは現在の拝殿
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細かな建築方式は分かりませんが、本殿は隠岐造りとのこと
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一口に隠岐といっても、実は一つの島ではないんですよね。隠岐の島町がある島後と西側の主な3つの島からなる島前の総称。空港があるのは島後で一番大きな島。ってことで、車で動くのもそこそこの時間がかかります。ってことで、テキパキと移動しましょう。目に入ったのが隠岐の伝統行事の牛突き大会を表したモニュメント
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やってきたのが、海辺に並ぶ杉皮葺きの船小屋群。これ近づいてみると、一つ一つはかなりボロボロだったりするんです。だけど、遠くから見るといい味出しているよね
都万の船小屋群 名所・史跡
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結構、このあたり海岸線が入り組んでいて景色が素晴らしい
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思わずシャッターを切ってしまいます
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先ほどの場所から海岸線をまわりこんでみると、ちょっとした松林が見えてきます。その昔、若狭の国から訪れた八百比丘尼が一晩で植えたという伝説が残る松原
屋那の松原 自然・景勝地
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で反対側からの船小屋群を
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いやあ、旅に出る前は天気が心配だったんですけどね、晴れてくれて良かった
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遠くにかすんで見えるのは島前の島。西ノ島かな、中ノ島かな
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船小屋群からナビを頼りに次の目的地へ。といって、島なのでナビがなくても迷うほど道が複雑なわけじゃないですが。主な観光スポットには標識があるので見逃さなければ何とかなる。車一台分の幅しかないような道もあるけど、平日なので対向車がないし。という間に30分ほどで那久岬に到着。先端の灯台まで歩きますか
那久岬 自然・景勝地
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遊歩道も整備されているので気持ちよく、隠岐の島の自然を満喫
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島の険しい海岸線を楽しみつつ、進んでいくと
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灯台の手前からは全く手入れがされていない。ススキかな、生い茂る草をかき分け進むしかない。せっかく灯台の手前まで来たのだから断念するわけにもいかないし
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何とか灯台に到着です。って、灯台自体はあまり面白くないので写真はなし
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さて駐車場に戻りますか。下りの時は気にならなかったけど、結構距離があるなあ
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那久岬から10分ほどで辿り着いたのが油井の池。ただの池にしか見えませんが、地質学的には貴重なものだそう。何でも300万年前の地滑りでできたんだとか。島では珍しい湿地帯
油井の池 自然・景勝地
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といっても、専門知識がないのでただの池にしか見えないのが悲しいところ。とりあえず、池の周りを巡る遊歩道を歩いてみるか
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まさに湿地帯の遊歩道って感じ。初夏から秋にかけてトンボが舞うという話もあるのだけれど、この時は残念ながらトンボには出会えず
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以前は湿地を利用して稲作も行われていたのだとか
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微妙な感じだった油井の池を後にして、今度は島の中央へ。そこにあるのは由緒ある神社と神秘的な滝。壇鏡神社と壇鏡の滝へ
壇鏡の滝 自然・景勝地
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駐車場から鳥居に向かうと2本の巨大な杉がお出迎え。「夫婦杉」だそうです
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山深い杉林という感じの参道を歩いていくと
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壇鏡神社の二ノ鳥居
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この石段を登っていくと
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落差は約40メートル。豪快な滝ではないけれど、陽にきらめく滝はどこか神秘的で
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この滝を裏側から見ることのできる「裏見の滝」s
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写真の技術がないもので、きらめく滝を伝えきれないのがもどかしい
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言い伝えによると、およそ1200年前、慶安という僧侶が夢のお告げを受けて山中をさまよい滝を見つけたという。慶安はさらに登ってもう一つの滝とともに神鏡を発見。滝の近くに祠を建てて祀ったのが今の社につながっているのだとか
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由緒のある滝は日本の滝百選にも選ばれ、滝からほど近い水源の湧水も名水百選に選ばれるほど
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山深い中にある趣のある社、静けさの中に滝音が響く。何とも心落ち着く感じ
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島では滝は長寿の水とか、飲むと勝負ごとに勝つといわれているそうで、伝統行事の際は滝の水で清めるのが習わしになっているんだとか
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おっと観光に時間を費やしてお腹がすいた。もう1時半、どこかで島の名物でも食べよう。ということで、車を30分ほど走らせてガイドブックに載っていた「あじゅまや」へ。さざえ丼のセット(850円)。コリコリのサザエに満足です
あじゅまや グルメ・レストラン
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「あじゅまや」があるのは島の北西部の中村という集落。すぐ近くには海水浴場や公園があり、島のおじいさん、おばあさんがゲートボールに興じている。で、ふと目にしたのが「ゲゲゲの鬼太郎」の作者水木しげるさんのブロンズ像。水木さんが自らのルーツが隠岐の島にあると考えていたそうです
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水木さんの像のすぐ近くにはこんな立派な松も
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さて本格的に観光再開です。まずは白鳥展望台へ。いくつかの島と岬の複雑に絡み合った地形が面白い。ただ、午前中と比べてかすんでいるのが少しばかり残念
白島展望台 名所・史跡
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ここに来るまでは一組のカップルにあった以外は観光客に合わなかったけれど、ここで初めて団体客と遭遇。しかし、島の細い道でバスと遭遇するのは避けたいな
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思わず撮ってしまった。う~ん、何とも考えさせられるなあ
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時間がないので先を急ごう。やってきたのはローソク島第1展望台。ただ、ここからでは小さなローソク島が見えるだけ
ローソク島展望台 名所・史跡
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間近にローソク島を見るためには第2展望台まで下りて行かなければ
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ということで約850メートルの道のりを一気に下りていく
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やっぱり第2展望台までこないと、物足りないな。夕陽が岩に重なるとまさにローソクに火が灯ったように見えるという。できることなら、日暮れまで待ちたい。もしくは夕暮れに合わせて出港する観光船に乗りたいところ。でも、レンタカーを返さなきゃいけないので残念ながら断念。それにしても、こんな岩が自然の中で形作られたなんて不思議だ
ローソク島 自然・景勝地
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ちょっとアップで
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ちなみに拡大しない場合は第2展望台からでもこんな感じ
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さて急いで戻ろう、って下りはいいけど、上りはきついわ
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戻りがてら隠岐の島の郷土芸能を展示した五箇創生館や隠岐郷土館に寄ろうと思ったけれど、着いたのは午後4時45分。5時閉館ってことで残念ながら見学はならず。写真は明治時代の隠岐郡役場を使った隠岐郷土館
隠岐郷土館 美術館・博物館
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仕方ないので隣の水若酢神社へ。と思ったら、何やら遺跡らしきものが。実はこれ6~7席の古墳
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さて横から入ってしまった水若酢神社。鳥居はこちらのようで
水若酢神社 寺・神社・教会
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祭神は隠岐の国土開発と海上警護の任に当たった水若酢命
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ぎりぎりまで観光します。ってことで、かぶら杉を目指したんですが、ナビに従っていたら標識を見落としてしまい、林道を突き進むことに
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いやあ、間違えたと思ったけれどこんな道なんで引き返すこともできず、どうなるかと思った
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これがお目当てのかぶら杉。道路沿いにあったんですが、ナビに気をとられすぎた。というか、ガイドブックに駐車場があるとあったので、どこかで曲がったところに広場のような駐車場があると思い込んだのがいけなかった。実際は駐車帯のような感じだったんですが……
かぶら杉 自然・景勝地
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根元が6つに分かれているかぶら杉は樹齢およそ600年。ここには妖怪たちとともに「隠岐は水木さんのルーツです」と書かれたモニュメントが
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で、最後に向かったのが岩倉の乳房杉。ここはホントに狭く、道路の状態も悪いところがあるので注意って感じです
岩倉の乳房杉 名所・史跡
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この杉は幹が途中から15に分岐し、分岐部分から24の根や枝が垂れ下がっている。乳房のように見えるから乳房杉と呼ばれるんだとか。ガイドブックには森を守る聖なる動物のようと表現されているけど、ちょっと不気味でないかな
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隠岐プラザホテル 宿・ホテル
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夕飯は居酒屋の鱗へ。やっぱ島に来たら海鮮でしょう、ってことでお奨めのイカの刺身
鱗 グルメ・レストラン
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焼き魚もいただいて
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最後は隠岐そばで締めました
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