2017/06/17 - 2017/06/17
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旅人のくまさんさん
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日本百名城の長篠城の紹介です。永正5年(1508年)、菅沼元成により築城され、天正3年(1575年)の長篠の戦の後、翌年の天正4年(1576年)に廃城となった、江戸時代以前のお城です。
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『甲州金(複製)』の貨幣一覧です。室町時代末期から、江戸時代にかけて甲斐一円で流通した金貨と紹介されていました。見本の数は、21種類です。
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イチオシ
戦陣姿の武田信玄公の全身像です。床几に座った戦場での指揮場面のようです。川中島合戦の時の有名な軍配ではなく、指揮棒を手にしていました。『正恭画』の補足がありましたが、その詳細は分かりませんでした。
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イチオシ
長篠上の籠城の時に使われた、奥平家の『血染の陣太鼓』です。奥平家の家宝でしたが、鳳来町に寄贈されたと紹介されていました。
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『六十二間小星兜・脇立付』
兜の筋が縦に62本あり、その間に三角トゲトゲがついた星兜のことです。鉢につける金物飾りは無数にありますから、飾りが付けば、まったく違ったイメージの被り物に変身しそうです。 -
奥平家伝来の兜とされる、『六十二間小星兜・脇立付』の説明パネルです。『菊座五段重・吹返付・切付き五段下げ毛引き縅』と細かく紹介されていました。1枚の鉄の板に25個の鉄の鋲が打ち重ねられているようです。
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『陣笠』と『雑兵具足』の展示です。身分の高い武士は兜を、低い雑兵は『陣笠』を被ったと説明されていました。陣笠は鉄製で、漆が塗ってあると紹介されていました。具足には、釘抜き紋があったとも紹介されていましたが、陣笠に大きく記された紋のことのようです。これは本来、座金を表していて、テコと組み合わせて使用します。元々は釘抜座紋と呼ばれ、時代が下って省略されて釘抜紋と呼称されるようになりました。『くぎをぬく』が転じて『九城をぬく』といわれ、戦勝をシンボルする家紋として使われるようになりました。
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左が『仙丸の墓(岡崎市・夏山)』と、右が『仙丸処刑の地(新城市・門谷)』の紹介パネルです。鳳来寺山麓に晒されていた仙丸の首を持ち帰り、埋葬したのが岡崎市の夏山です。父の奥平亭能が菩提のために仙洞庵を建て、後に遊仙寺と名前が改められました。
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昭和41年(1966年)の発掘調査で、本丸跡の本丸西隅の地下1メートルからから出土した品々です。木片、竹片、穀類の炭化物です。
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手前から中段にかけての文書類は、『大成武鑑』です。江戸時代の大名の詳細な事項が記された武鑑です。奥平家に関する記述が玉枝の左側に再掲してありました。背後の肖像写真は、奥平昌恭(1887~1948年)公です。
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『奥平昌恭(まさつね)公木像』です。奥平昌恭(1887~1948年)は、実業家、政治家、華族で貴族院伯爵議員を務めました。
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『中津藩舟印(なかつはんふなじるし)』です。この船印は、中津藩の奥平公が、参勤交代で江戸に上る時、大阪や姫路の室津まで瀬戸内海を航行した船の舳先に付けられました。船の名前は、『朝暘丸』です。
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新城市の桃牛寺から寄贈された、『亀姫屋敷の門』の説明木札です。長篠の戦の翌年(天正4年:1576年)に奥平信昌(貞昌)夫人として輿入れした、亀姫(徳川家康長女)の屋敷の門であることが紹介されていました。
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『亀姫屋敷の門』の光景です。なぜか、扉の一部が破れたままになっていました。『亀姫屋敷の門』の説明木札には、解体保存されていましたが、この場所に復元展示されたと紹介されていました。柱と扉にはクスノキ(楠)が使われています。
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『亀姫屋敷の門』の横に掲示してあった。『亀姫』のタイトルがあった説明文です。右側に亀姫年表、下側に亀姫の墓の写真などがありました。墓のある場所は、新城市の『大善寺』です。
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磔になった鳥居強右衛門の様子を表した焼物です。シルバー人材センター鳳寿窯会員の方が製作されたものです。今では長篠城のシンボルデザインの趣があります。そのもとになる原図があったのかも知れません。
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この土地の豪商、久保屋が栄えた明治・大正時代の鬼瓦です。二本の角を持った鬼さんのようです。
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武田家の家臣の、望月家で用いられていた鬼瓦です。長篠の戦いの後に、長篠に移り住んだ人とされます。この鬼さん、綺麗に櫛梳られた頭でした。
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一対で造られた、渦巻く雲か、水流を表現した飾瓦のようです。鬼瓦の一部分だったかもしれません。
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鬼瓦の展示です。瓦の中央には、文字が記されているようですが、『土居』当たりの文字でしょうか、木型の上に設置してありました。
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控えめに設置してあった説明書きの紹介です。最後に紹介した鬼瓦だけでなく、入口付近に展示してあった鬼瓦全般を指す説明文のようでした。
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長篠城址・史跡保存館の見学を終え、これから長篠城址の見学です。桜の時期にも見学したことがありますが、この付近では、桜淵公園と並ぶ桜の名所になっています。
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長篠城址の本丸入口付近の光景です。長篠城は地形恵まれていたためでしょうか、厳しい評論では、『構造に工夫が乏しい典型的な土豪の城』とも評価されています。一段高くなった本丸の周りには、積まれた時期は分かりませんが、石垣跡も見えました。
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同じく、本丸入口付近の光景です。長篠城の守りの欠点は、北方にある大通寺山から城の構造が丸見えになることなどが挙げられています。結果として攻城は失敗しましたが、『武田軍はこの城を囮として、後詰めに来る信長・家康をおびき出す目的があった』と分析する人もあります。
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『要害の長篠場』のタイトルがあった説明看板です。『要衝』、『要害』と『土居と堀』に分けて説明されていました。『要約』すれば、城の位置は豊川の船便の終点となる『要衝』であり、豊川と宇連川に守られた『要害』の地、更に『土居と堀』で護られた長篠城です。
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イチオシ
本丸跡の北部に残る、堀址と土塁址の光景です。川がある三方向は自然の要害で守られていたものの、平坦地の北側は防御の弱点になっていたようです。南や東西から見れば断崖絶壁上の城ですが、北側から見た姿から『平城』に分類されます。
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同じく、本丸北側の土塁(土居)と堀の光景です。長篠の戦いの頃の城の構造は、本丸のすぐ北側には堀(写真の堀)があり、その北側に二の丸、そのすぐ北側にまた堀が掘られていました。二の丸外側に三の丸、弾正曲輪などがあり、本丸の西側に服部曲輪があり、野牛曲輪なども築かれ、城域の北側を囲むように木柵が作られていました。
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本丸入口付近にあったパネルの紹介です。左側の図面には、『長篠城縄張概図』、左側の一覧表には、『歴代長篠城主』のタイトルがありました。左側の縄張り図に、濃い茶色で塗られたのが『本丸』、右側の一覧表の最後の城主は、天正4年(1576年)の奥平信昌です。先ほど紹介した、城の北側方面の守りは、この縄張り図でも概要を確認できます。
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写真撮影しましたが、中々文字が読み取れなかった看板です。『説明』のタイトルがあり、『永正5年(1508年)、菅沼元成が築城した時からの出来事が記してあったようです。
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新城市立の『長篠城址史蹟保存館』の建物側面光景です。100名城スタンプは、この建物の2階に設置してあります。
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本丸址の光景です。本丸址の周りにソメイヨシノが植樹されています。川を挟んだ対岸に高架道路が見えました。新東名高速道路です。東側にある長篠インターから、長篠城までは10分ほどのようです。
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