京の週末　～京都市動物園で一日飼育員になる～

2017/06/11 - 2017/06/11

職場の人が気に入って何度もリピートしている「一日動物園体験」
面白そうなので一緒に申し込んでもらったら、見事当選したので長靴かついで参加してまいりました。

「一日動物園体験」とは、キリンやカバなどの動物達の世話や、普段は入ることのできない動物病院等の施設を見学できるもので、京都市内に在住又は市内に在学、勤務している人を対象に年2回募集される、京都市動物園のイベントです。
　　　　

エリア 下鴨・宝ヶ池・平安神宮(京都)

日曜日の朝、珍しく早起きをしてやってきたのは京都市動物園です。
http://www5.city.kyoto.jp/zoo/

京都市動物園は、明治３６（１９０３）年４月に開園した、全国で２番目に歴史のある動物園であり、市民から多額の寄付が寄せられ、全国で初めて市民の手によって創設された動物園です。

平成２７年１１月にリニューアルグランドオープンして、すっかりきれいになりました。
pacorinの旅行記にも何度か登場している動物園です。

「ピザ食べついでに動物園」http://4travel.jp/travelogue/10753619

「岡崎散歩　京都市美術館＆新しくなりつつある京都市動物園」
　http://4travel.jp/travelogue/10875674

開演前の８時４０分に集合。
通常通り入園料600円をお支払いします。
イベント参加は無料です。

あ、何気に屋根の上にゴリラがいます。

セミナールームに入って本日の流れなどの説明を聞きます。
飼育員さんの更衣室を借りて、汚れてもいい服に着替え、長靴をはいたら準備完了。

そろそろお客さんの入園時間です。

お客さんが入る前の様子をパチリ。

pacorinは高校生女子と2人で、今年飼育員になったばかりのフレッシュマンについていきます。

担当するのは「アフリカの草原」エリアにいる動物たち。
それぞれの檻に入る前に、ボツワナの国境でやったような靴底消毒をします。

まずはアミメキリンとご対面。

グレビーシマウマ（♂）

ども。

女の子はお腹に赤ちゃんがいます。

ミーアキャット。

あと、写真がないけどフェネックのお世話もしました。

まずはシマウマのエサやりと運動場のお掃除。

ここで干し草を量って、運動場のエサ置き場に持っていきます。

エサを置いたらシマウマを運動場に出します。

写真がないけど、フェネックはエサの生きたワームを砂地に隠したり、ケースに入れたりして仕込みました。フェネックが探しながら食べられるように。

お次はミーアキャット。

飼育員さんが5匹の名前をそれぞれ教えてくれたけど、シッポが短いオラック以外は全然わかりません。
見分けるのに1か月ぐらいかかったそうです。

ミーアキャットの小屋は狭くて掃除するのも大変でした。
暑い夏なんか辛いだろうな…

早く出してもらおうと待ってます。

外のガラスの掃除もしたけど、お客さんは「なんだ？あの怪しい恰好をした人は？」と思ったのではないでしょうか…。

ミーアキャットの隣にいたカバさん。

チョベ川で気持ちよさそうにしてたカバを見たのはこの2か月ほど前のことですが、もう随分前のことのように感じます。

次はシマウマの小屋の掃除。
フンまみれの干し草を熊手でかき集めてビニール袋に入れます。

飼育員の仕事はほとんどお掃除だし、大変だわ。。。

最後は水で勢いよく流します。
これは仕上げにやってもらっているところで、全部自分たちでもやりましたよ～

扇風機で乾かします。

お次はキリンのお世話。

残念ながら、今年の3月にオスのキヨミズが死んじゃったんですよね。

ここでキリンと一緒に記念撮影をしてもらいました。
一緒に写るために葉っぱをあげておびき寄せています。

しっかり枝を持っていないと、かなり強い力で引っ張られます。

キリンの部屋のお掃除。

熊手を縦横に走らせてフンを取り、オシッコしたところの砂をどけて乾かします。

君たちの部屋の掃除をしたよ～

小屋の中に木の枝を取り付ける作業。枝をしっかりとチェーンで固定します。
これは挑戦したけど、難しくて断念しました。

キリンが木の皮まできれいに食べつくした枝を同じ長さに切ってまとめ、先ほどのフンまみれの干し草などを積んでゴミ捨て場に持っていきます。

ゴミと一緒に荷台に乗って園内をドライブ（笑）

これはゾウやシマウマのフンから肥料をつくるコンポストの機械です。

これは職場の人が担当したアジアゾウ。
水をかけてもらって気持ちよさそうです。

午前中の作業が終了。
持参のランチを食べてお昼休憩。

午後からは園内ツアーです。まずは「もうじゅうワールド」から見学。

ジロっとこっちを見ているのはジャガーの女の子、ミワ。

こちらはジャガーの男の子、アサヒ。

お肉をもらいました♪

何見てんだよ～

ライオンは寝ている。

トラはあくびをしている。

キリッ☆

なんとなくパシャリ。

「ゾウの森」へ。

あ、ケープタウンで見たケープハイラックスだ！
草食性の原始的な有蹄動物で、仲間分けするとゾウの仲間になるらしい。

ブラジルバク（のおしり）

ゾウの檻を見学。

この隙間はゾウが暴れた時に人が逃げ込むスペース。

小さな扉を開けて体調管理をしたりする。

「ゴリラのおうち」屋上階へ。

後から撮ったゴリラの紹介。

ニシゴリラのゲンタロウが遊んでいました。

なんか笑えるたたずまい。

表情が人間っぽい。

チラっ☆

園内ツアーの次はバックヤードツアーです。
まずは調理室＆貯蔵室。

小学校の給食調理室みたいでした。

エサの馬肉。

こちらはペンギンのエサのお魚。

生きたマウスや凍ったマウスもいました。。。

牛の大腿骨は猛獣のおやつ。

乾燥エサ。

穀物類。

パンダはいないから、レッサーパンダ用のエサですね。
あとでここにキリンのエサを取りにきました。

コンポスト。

動物病院。

手術台にのっているのはぬいぐるみです。

薬は人間用のものを使うそうです。

ヘビの腫瘍を取り除いたときのレントゲン写真。
瓶の中には摘出された腫瘍がホルマリン漬けになってました。

バックヤードツアー終了後は午後からの作業です。

これはヘイキューブを適当な大きさに割っているところ。
ひたすらハンマーでたたいて、袋が一杯になるまで割っていきます。
無心になれる地味な作業。

エサを計量してフェネックやミーアキャットにあげたり、シマウマを小屋に戻したり。

これは飼育員さんがフェネックに目薬をさしているところ。

キリンがおやつをもらっています。

そろそろおうちに帰る時間だよ。

１６時頃、キリンを部屋に戻して作業終了。

最後はアンケートを書いて一日体験を終えました。
飼育員の仕事は大変だし、動物園の運営もかなりお金がかかるんだろうなという印象。
興味深い体験ができました。

閉園時間までうろうろすることにします。
レッサーパンダかわいい♪

こっち向いて～

上から。

エサをもらいました。

そういや今日はゾウの姿をまともに見てないや。

このレリーフは大正１２年（１９２３）に建てられた旧ゾウ舎の壁に付いていたもの。

そろそろ閉園時間なので帰ります。

なんとなく動物園のニオイが染みついていたような（笑）

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2020/05/20 19:20:13

  以前の旅行記に失礼します

  pacorinさん　あちらにご返信ありがとうございます。
  私もずっと自由人と言われます。褒め言葉と受け止めています(笑)
  
  素晴らしいレアな体験と思います。競争率は結構高いのですか？
  私も子どもがまだ小さいころ、富士サファリパークのバックヤードツアーに参加して面白かったですが、こちらのほうが３倍くらい充実しているように思います。
  
  そろそろ活動再開ですか？　私はやる気満々(^_^)
  さっき山小屋に電話したら、向こうもうずうずしていました。

  pacorinさん からの返信 2020/05/23 22:49:09

  Re: 以前の旅行記に失礼します

  ねもさん、こんばんは
  
  飼育員体験の旅行記にコメントありがとうございます♪
  これはなかなか貴重でおもしろい体験でした。けっこうがっつり仕事をしなければいけないので、募集対象は高校生以上というイベントです。わたしが体験した時は入園料のみ必要、参加費は無料だったのですが、今、昨年の募集要領を見てみたらなんと参加費2,000円＋入園料となっていたので、意外に人気があるのかもしれません。リピーターが多かったみたいで、抽選で外れることもあったようです。
  
  関西も緊急事態宣言が緩和され、来週から週２で出勤することになりました。先日、フレンチレストランへディナーに行ってきたのですが、京都の人は用心深いのか、やはり自分たちの貸切でした（笑）密を避けて近場から活動再開しましょう♪
  
  pacorin