2017/06/19 - 2017/06/19
1709位(同エリア5212件中)
ニッキーさん
四国の絶景を巡る旅、二日目は高知県の足摺岬と四万十川へ。四万十川では遊覧船に乗って、沈下橋を見に行きます。
宿泊は愛媛県の道後温泉です。
高知→足摺岬→愛媛県の道後温泉と、この日は長距離移動になるため、途中トイレ休憩で立ち寄るショップでの買い物も旅の一環としてうんと楽しむつもりで出発しました。
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このツアーが巡る絶景8ヶ所は次のとおり。
絶景1 大歩危
絶景2 祖谷(いや)のかずら橋
絶景3 桂浜
絶景4 足摺岬
絶景5 四万十川
絶景6 金刀比羅宮
絶景7 善通寺
絶景8 鳴門の渦潮
8つの絶景のうち、7つまでは見られました。
見られなかった一つは何か?
最後まで読んでいただくとわかります。
旅行のスケジュール ★印は本旅行記で取り上げた場所
6月18日(日) 羽田空港午前7時45発のJAL475便で高松空港へ
大歩危峡
祖谷のかずら橋
桂浜
高知城
高知市内の「龍馬の宿 南水」泊
6月19日(月) ★足摺岬
★金剛福寺
★四万十川遊覧 屋形船で幕の内弁当の昼食
道後温泉「茶玻瑠(ちゃはる)」泊
6月20日(火) 金刀比羅宮
善通寺 四国八十八ヶ所霊場お砂踏み
鳴門公園 うずしお鑑賞
徳島空港19時55発JAL464便で羽田空港へ
- 旅行の満足度
- 4.0
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高知市から最初の訪問地、足摺岬まではバスで約3時間。
かなり距離があります。
途中、観光物産センター「ゆういんぐ四万十」でトイレ休憩を兼ねたお買い物をしました。
外観は仮店舗みたいな簡素な建物なのに、中へ入るとびっくり、土産物が非常に充実していました。
こういう時、皆、コーヒーやらおつまみやらを買ってバスへ戻り、出発後の車内で食べ物の競演が始まるので、手ぶらで戻ると寂しくて後悔します。
トイレ休憩も旅の一環として楽しむ、これが団体旅行の楽しみ方です。
ツアーを何度も経験して知っていたので、私たちも買って持ち込みました。
ソフトクリームです。観光物産センター ゆういんぐ四万十 お土産屋・直売所・特産品
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高知市を出てからトイレ休憩を入れて2時間、添乗員さんの「向こうに足摺岬が見えて来ました」の声に、車内から写真を撮りましたが、実のところ、どれが足摺岬なのかよくわかりません。
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うわぁ、きれい!
海が見えると、テンションが上がります。 -
四万十川を渡りました。
河口近くですから、川幅も広くゆったりした流れです。 -
これ、メンバーの頭越しに何を撮ったかと言うと、「大文字」なんです。
ここ四万十市中村では京都の五山の送り火にならい、大文字の送り火が行われているそうです。
京都の大文字と比べると、小さくてとても低い場所にありますが、500年の歴史を持つそうです。 -
このきれいな浜は大岐海岸です。
遠浅の美しいビーチは昨日見た桂浜よりきれいじゃないか?と思うぐらいです。
それもそのはず、後で調べてみると、足摺宇和海国立公園の東の端に位置する、長さ1500メートルに及ぶ遠浅の美しい浜でした。 -
この辺りではキャンプやサーフィン、潮干狩りを楽しむことができるそうです。
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高知市を出てから3時間少々、足摺岬先端の駐車場に着きました。
ここで最初に見たのはジョン万次郎の銅像です。
現地のガイドさんが説明してくれました。
江戸時代末期、漁師として働いていた14歳の万次郎は、嵐で無人島へたどり着いたところをアメリカの捕鯨船に助けられ、船長の養子となってアメリカで教育を受けた。10年後、帰国したのは開国前の日本。学校で英語、造船、測量、航海術などを教え、ペリー来航時以降は日本とアメリカの架け橋として活躍。日米修好通商条約の批准書交換の際には使節団の一員として咸臨丸に乗って渡米、開成学校(東京大学)の英語教授も務めたというのです。
大した人物だったのですね。 -
イチオシ
展望台へやって来ました。
断崖絶壁の下は青い海。
荒々しく岩場に打ちつける波。
ツアーで巡る絶景の4つ目、足摺岬の絶景です。
ここは四国最南端の地。
地図で言うと、蝶の形をした四国の左下になります。
団体旅行ですから、まずは全員で集合写真を撮影。
その後、自由行動になりました。足摺岬 自然・景勝地
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イチオシ
岬の先端の断崖の上に灯台が立っていました。
「足摺岬」と言えば、この灯台の写真が出てきます。
灯台は足摺岬のシンボルですね。
この日はすごくいいお天気だったので、足摺岬の「空・海・白亜の灯台」のパーンと目に飛び込むような絶景を期待していました。
それなのに、もやっているのか海が霞んでいます。
お天気なのにな~。
ちょっと残念。 -
添乗員さんに灯台をバックに記念写真を撮ってもらっていたため、他のメンバーに遅れを取りました。
灯台へ続く遊歩道があったので、行ってみることにした。
いい雰囲気の道です。
他の人たちはどこへ行ってしまったのか、誰もいません。
みんな灯台を見に行かないのかな?
それとも別の道があったのかな? -
足摺岬には何万本ものヤブツバキが自生しているそうで、遊歩道の両側にも椿の木がたくさんありました。
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イチオシ
遊歩道の途中からも灯台が見えます。
この角度からの眺めもいいですね。 -
足摺岬灯台へやって来ました。
白亜の灯台は高さ18メートル。
見上げるような高さ。
わが国の灯台の中でも大型の部類に入るそうで、日本の灯台50選にも選ばれています。
灯台は2014年に点灯100周年を迎えたと言います。
太平洋を望むこの四国最南端の地で、長年沖を行き交う船の安全を担って来たのですね。
ちなみに中へ入ることはできませんでした。足摺岬展望台 名所・史跡
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亜熱帯植物に囲まれる灯台。
南国ムードたっぷりです。
ここで他のメンバーたちがやって来ました。
ツバキの遊歩道を通らず、別の道を来たようです。 -
みんなとツバキの遊歩道を帰りました。
途中にあった「足摺七不思議 弘法大師の爪書き石」。
岩肌に弘法大師が爪で「南無阿弥陀仏」と彫ったと説明がありました。
目を凝らして見てみましたが、私にはわかりませんでした。 -
こんなのもありました。
「足摺七不思議 地獄の穴」
地獄の穴なんて言われると、見に行きたくなります。
「この穴に銭を落とすとチリンチリンと音がして落ちていく。
その穴は近くの金剛福寺の本堂のすぐ下まで通じているといわれます」
これはやってみなきゃ。 -
屋根の下にある「地獄の穴」。
わいわい数人が集まって、試しに妹がコインを落としてみました。
耳をすませると、チャリンチャリンチャリン・・・チリンチリンチリン・・・コトコトコト・・・みたいな音が数秒して、コインが石に当たりながら深い所へ落ちて行く感じがしました。
私はその様子を動画に撮っていました。
他の人もやっていました。
こうやってコインが溜まると穴がだんだん浅くなるんじゃないかと心配するのは私だけでしょうか?
どこかに取り出し口がある?
いやいや、足摺七不思議、そんなことは考える方が野暮というものでしょう。 -
集合までに時間があったので、駐車場の向かいにあった「金剛福寺」にお参りしました。さっきコインを落とした「地獄の穴」が本堂下に通じているという、あのお寺です。
弘法大師が開いたと言われる真言宗のお寺で、四国八十八ヶ所霊場の第38番札所です。金剛福寺 寺・神社・教会
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こちらが本堂です。
お参りして来ました。 -
金剛福寺の御朱印をいただきました。
この日は、まさかお寺にお参りすることになるとは思わなかったので、朱印帳をバス預け荷物の中に置いて来てしまいました。
御朱印を紙の形でもらい、後で貼り付けました。 -
不動堂(手前)と多宝塔(奥)。
金剛福寺は前の札所「岩本寺」との距離が四国八十八ヶ所霊場中最も長い80キロメートル、次の札所「延光寺」との距離も50キロメートルと非常に長く、歩いて遍路する人にとっては厳しい行程になる場所なのだそうです。 -
私たちはバスで楽に来たので、歩き遍路の方には申し訳ないような。
境内の池にはさまざまな形や色の石が配置されていました。 -
12時前、バスに集合し、足摺岬を後にしました。
次は四万十川遊覧に向かいます。
車窓から見えた山の上のお城。
中村城です。 -
午後1時過ぎ、四万十川の遊覧船乗り場へやって来ました。
ここで屋形船に乗って沈下橋(ちんかばし)を見に行きます。四万十川観光遊覧船/屋形舟 乗り物
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ここではオプションで、事前にお弁当を申し込むことができました。
屋形船に揺られながらお弁当が食べられるのです。
それもおもしろそう。
私たちは申し込んでおきました。 -
イチオシ
ツアーで巡る絶景の5つめ、四万十川です。
人の手があまり加えられていないことから「最後の清流」と呼ばれる四万十川。
流れはゆったり。
のどかな初夏の川下りです。 -
お弁当はこんなの。
幕の内弁当でした。
地元の食材が使われています。
四万十川で捕れた川エビ(手長エビ)、岩のり、それに高知県特産の柑橘系果物、「小夏」などが入っていました。 -
メンバーの多くがお弁当を注文していました。
お弁当はオプションなので、中にはバスの中で軽食のお昼を済ませ、屋形船では景色を眺めることに専念するメンバーもいました。 -
川の流れはゆるやか。
船頭さんの話によると、四万十川は四万十という名前からもわかるように支流が多い(川の名前の由来については諸説あるようです)。台風や大雨になると、たくさんの支流の水が一斉に本流に流れ込むため、大きなダムの無い四万十川では急激に水かさが増す。そうなると、こののんびりした眺めからは想像できない恐ろしい川になるそうです。 -
この辺りでは川底の石が見えます。
この川が恐ろしい川に豹変することが想像できません。
船頭さんは、過去最高の水位では、駐車場のバスの屋根ぐらいまで水が来たと言ってました。 -
高瀬の沈下橋(ちんかばし)が近づいて来ました。
欄干や橋げたに流木などがからんで水圧がかかり橋自体が流されるのを防ぐため、大水の時には橋が水の中に沈むように造られており、欄干がありません。 -
沈下橋のことは知っていましたが、実際に目にすると、この異様な眺め。
欄干がないと渡る側は恐いでしょうね~。
歩きはまだしも、自転車や自動車は恐そう。 -
沈下橋をくぐった後、船はUターン。
エンジンをふかせて船着き場へ戻り始めました。
ええっ、もう戻るの?
それでは着くまでにお弁当を食べてしまわねば。
みんな大急ぎでお弁当を食べました。 -
でも実は、慌てることはなかったのです。
船は船着き場を行き過ぎて、今度は上流へ向かって進み始めたからです。
下流の沈下橋へ行って戻り、今度は上流へ行って戻る、というのがこの遊覧のコースでした。
それを知っていれば、もっとゆっくりお弁当を食べたのに~。 -
この船頭さんの話が綾小路きみまろばりにユニーク。
舵を取りながら次々におもしろい話や冗談を言って、乗客をわかせました。 -
船頭さんが子どもの頃は、よく四万十川に遊びに来ていたそうです。
川底の石を両手ですくうと手長エビが捕れた、皆で岸辺で焼いて塩を振って食べた、楽しかった~と。 -
遊覧が終わり船を降りようとした時、遠くの沈下橋の上を人々が渡り始めているのが見えました。
わかりますか?
写真をクリックしていただけると、拡大写真が見られます。
きっと団体旅行のお客さんでしょう。
沈下橋を渡る体験つきのツアーもあるのですね。 -
四万十川遊覧は特に急流がある訳でもなく、のんびり屋形船に揺られているだけなのですが、おいしいお弁当を食べて船頭さんのおもしろい話を聞いたため、なかなか楽しい経験になりました。
船頭さんの話のおかげでメンバーみんな、四万十川への関心が深まりました。
帰りに商店で、四万十川ののりの佃煮やアオサふりかけをどんどん買ったのはいうまでもありません。
船頭さん、話だけでなく商売もお上手です~(笑)。
この後は愛媛県へ向かい、道後温泉に宿泊します。
その様子は次の旅行記で。
(まるごと四国 8つの絶景めぐり <4>へ続きます)
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