2017/06/09 - 2017/06/10
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deracineさん
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この旅行記のスケジュール
2017/06/09
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電車での移動
AVANTで Madrid Puerta de Atocha より移動
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車での移動
Renfe Toledo 駅からタクシーで Parador de Toledo に移動
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車での移動
タクシーで旧市街へ
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車での移動
タクシーでホテルへ
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この旅行記スケジュールを元に
今回の旅行ではホテルは全て街中(=Centro)の観光に便利な場所を選びました
しかしトレドだけは別。素晴らしい街の眺望が望めるという Parador de Toledo(パラドール・デ・トレド)を迷うことなく選択
その結果うわさに違わぬゴージャスな夜景を満喫できました
<全体日程) バルセロナ(4泊)+グラナダ(2泊)+セビリア(2泊)+トレド(1泊)+マドリッド(2泊)+機中泊=12泊13日間
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マドリッドのソフィア王妃芸術センターで有名なピカソの「ゲルニカ」ほかをタダで鑑賞した後* アトーチャ駅 12:20発 Avant で Toledo (トレド)に向かった
*http://4travel.jp/travelogue/11253813
このマドリッド~トレド間の往復切符は事前に日本で Renfe のHPから予約、発券して置いた
・・・・https://4travel.jp/travelogue/11246750
なおこの Renfe (スペイン国鉄)の切符は事前に日本で予約、発券した
例によって20分前に手荷物検査を受けた後 乗車した -
号車番号は乗車口に液晶表示されている。予約時点が早かったので1号車だった
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スーツケース置き場も車両のエンドに装備されているが我々はマドリッドのホテルにチェックイン前日ではあったが預かってもらった
したがって身軽にトレドに1泊の小旅行ができた -
1号車は1+2の横3列配置だった
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トレド行きの車窓風景
スペインにしては珍しくこのあたりは平原が広がっていた
遠くにはオリーブ畑が見えた -
途中 Renfe の車両基地が見えた
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電車が好きな孫が見たら喜びそうな景色だった
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スペインの AVE, AVANT などの高速列車は日本の新幹線と異なり機関車方式なので連結車にパンタグラフがなく、すっきりしている
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マドリッドから約45分でトレドに着いた
するとTV番組「美の巨人たち」でも紹介されたことのあるトレド駅舎が目に入った -
美しい駅舎に興奮してまずは自撮りにいそしむ旅行者もいた
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内部もエクステリアに負けず劣らず美しい
イスラム教とキリスト教の建築様式が融合したムデハル様式 -
幾何学模様のステンドグラスが朝日を受けてきらきらと輝いていた
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旅行者もしばし歩みを止めてこの美しいインテリアを写していた
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駅で客待ちしていたタクシーを拾いパラドール・デ・トレドに向かった
10ユーロ(確か8ユーロ程度)以内だった -
スペインの暑い夏の太陽を遮る工夫か、長い庇だった
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こちらが Recepción(フロント)
あごひげの似合う Señior が応対してくれた
せっかく習ったスペイン語を実践すべくほとんどスペイン語で話した
昼早くチェックインしたのは良い部屋を確保できると思ったからだ
部屋を確認すると「シティビュー、バスタブつき」とのこと、ラッキーだった -
我が客室はロビーの上階にあった
このパラドールは傾斜地に建てられており、総客室数158部屋。屋外プールもあるが一番の特徴はその素晴らしい眺望
いろいろな口コミも異口同音にその素晴らしさを褒めたたえていた
またロビーにはエル・グレコの絵が多く飾られていたが、、、 -
あいにくと自分はこのトレドを愛してここに骨をうずめたギリシャ人画家(エル・グレコとは”ギリシャ人”の意味)の絵はあまり好きではない
倉敷の大原美術館で若い頃見たがアスペクト比を間違ったかのような画風がどうも気に入らない
したがってガイドブックにも必ず載っているサント・トメ教会も訪れなかった -
ロビーにはみやげショップもあった
トレドの伝統工芸品などが売られていたがあまり興味なく買わなかった -
フロント奥のレストランからは外に出ることができる
-
屋外のテラスでは結婚式の後の披露宴だろうか、ドレス姿の若い女性が親族と思われる人々と記念写真に納まっていた
スペイン語では確か「おめでとう」は Felicitadas! あるいは Enhorabuena! だったがとっさには口に出てこなかった -
部屋を確認するとこちらの要望どおりツイン
パラドールとはスペインでは古城などを改装したり、景勝地に新しく建てた半官半民の宿泊施設網で1928年に始まり2007年時点で91か所ある
パラドール人気ランキングによるとトレドは第二位、トップはグラナダのアルハンブラだがこちらは高くて手が出ない
そこで12月の上旬に速攻で予約した。2月11日にチェックしたところもう満室という人気だった -
部屋は広く今まで泊まった中ではもっとも広い部類だろう
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ただ困ったことにこのパラドールだけのやり方か、それともパラドール共通の方式なのかセーフティボックスの利用方法が一般のホテルと異なる
一般のホテルは4桁の暗証番号だがここではクレジットカードをスリットに挿入し、水平矢印方向にスライドさせる
このときカードの裏面(=磁気テープが貼られた面)を上にすること・・・これがわからずフロントに来て教えてもらった
部屋を確認し、貴重品をこのセーフティボックスに保管した後、タクシーを呼んで Centro (旧市街)に出かけた・・・下記の記事です
https://4travel.jp/travelogue/11254131 -
このパラドールはもうひとつ戸惑うことがあった
ベッドサイドのスイッチ(どれだか忘れたが)をOFFにすると部屋の全ての照明が消えること。これにも手こずった -
それ以外は部屋にはテラスもあり、三方をタホ川で囲まれ天然の要塞といわれるトレドの街並みを堪能できる
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街歩きから戻り部屋のテラスに三脚を据えて夜景撮影の準備をした
使用カメラは デジ一眼は Nikon D7100+18-200mm Zoom あるいは 10-24mm ワイドレンズ、これに高級コンデジの SONY DMC-RX10 の両方
RX10 の方が使い勝手が良かったのは皮肉だ
ビデオ撮影もするためビデオ雲台を使用した
レリーズを忘れたのでセルフタイマー2秒を使用した -
ふと下を見ると結婚式後のパーティだろうか多くの人が地階のテラスで談笑していた
中央やや右よりの向き合っている二人が新婚カップルと思われるが関係ない人がハグしているのもスペイン風? -
やがて日本よりはるかに遅いが古都にも夕暮れがやってきた (8:53)
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件のパーティもお開きになったようだ* (8:53)
ただし自分が聞いたNHKのスペイン語講座のスペイン人講師は日本と異なり彼の地ではパーティーの終了時間はないという、すなわちデスマッチ
きっと部屋に入って二次会でもやっているのだろう
日本でも昔は田舎の公民館の披露宴では同様だったような気がする -
スペインカトリックの総本山であるトレドのカテドラル
近くからは広いスペースがないのでなかなか全景が写せないのでここからズームアップ(8:54) -
街歩きに疲れて行かなかったアルカザルもクロ-ズアップ (9:23)
4本の剣を思わせる尖塔が赤い空に突き刺さっていた -
やがてオーロラのような雲が出て空は信じられないような赤い色に染まりだした(9:42)
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ネットで検索するとこの日のトレドにおける日没時刻は PM 9:43
ちょうど日没時刻になった
街のあちこちには街灯がともり始め Twi-light (二つの光、すなわち太陽と人工の灯り)が始まった (9:43) -
ズームアップするとタホ川の水面にも赤い空が移りこんでいた(9:51)
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夕陽に染まるカテドラル(左)とアルカサル(右)(9:51)
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イチオシ
古都の空は恐ろしいくらい赤みを増した (9:57)
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9:59、日没後 16分
やがて太陽は周りの山々をを真っ赤に染めながら西の山の端に沈んだ
隣部屋のお客さんもこのゴージャスな夜景に見入っていた -
10:15、日没後 32分
すっかり夜の帳が下りた街にはライトアップされたカテドラルとアルカサルが存在をアピールし、それらを取り巻くように道路のライトがスパイラルを描いていた -
10:59、日没後76分経過
街の灯りは益々勢いを増し明るく輝いていた
もう変化も乏しくなったので寝ることにした -
寝る前に風呂に入った
ジャグジー(ジェットバス)だった
これで街歩きで疲れた身体をマッサージした -
なお洗面はダブルシンクで便利だった
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イチオシ
翌朝異郷の地の朝日を拝んだ、日の出時刻は 6:47
タホ川の水面がまだ暗い暗闇にかすかに見えた -
参考までにパラドールの位置と旧市街の位置関係をスマホの Google Map で示す
街を包み込むように大きく蛇行して流れる Río Tajo(タホ、あるいはタージョ川)に囲まれた天然の要塞
1561年に首都がマドリッドに移るまで政治および経済の中心地だった
711年からはイスラム勢力の支配下にもあり、またこの地の経済を支配していたユダヤ人の影響でキリスト、ユダヤ、イスラムと三つの文化が色濃く残る特異な街
このため「一日だけスペインを経験したいのならトレドへ行け」という言葉が生まれた -
昨夜はフライデーナイトフィーバーでにぎわっていた街もまだまどろんでいた
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我々はいつも朝早くから観光に出かけるのでホテルの朝食は取らないことが多い
しかしトレド発マドリッド行きのAVANTは土・日に限り始発が 9:25 と遅い
またパラドールの周囲にはバルもない
そこでここでのみ朝食をチェックイン時追加した(税込み 13ユーロ)
朝食は朝8時からで窓際の席を確保した
自分たち以外にも日本人の個人旅行客が二人いて早く出発したいので朝食を早く出してほしいと交渉していたがダメだったようだ -
このパラドールには某ツアー参加の観光客が10数名宿泊していたようで、彼らは15分早く食事を開始していた
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朝食はビュッフェ形式
スペイン名産イベリコ豚の生ハムをもちろん選択した -
パン類やデサートのケーキもある
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フルーツ類では暑かったのでスイカを選んだ
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専業主婦で食材の値段に詳しい妻は本場の Jamón Iberico(イベリコ豚の生ハム)とスモークサーモンを多く取った
また小鍋に載っているのは地もとの名物料理と勧められたが単なる残ったパン屑処理料理と思われる
小鉢に入っているのはトマトのオリーブオイル和えのようなもので妻はこれが一番美味しかった由 -
自分はいつものように Zumo de Naranja (オレンジジュース)とフルーツ(スイカ、パイン、モモなど)と生ハムそれにフランスパンを食べた
日本でも週の半分は昼にフランスパン(=バゲット)をオリーブオイルに浸して食べているが日本でいつも買っているパン屋のほうが美味しかった -
食堂を出ると日本の某パックツアー団体客10数名が出発に備えて集まりつつあった
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帰りもフロントでタクシーを呼んでもらって駅まで乗った
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イチオシ
9:25 の発車時刻まで時間があったのでゆっくりとこの駅とは思えないような美しいつくりの駅舎を改めて鑑賞した
スペインはどこに行っても立派な建築が多く旅行者の目を楽しませてくれる -
天井も木製でアルハンブラ宮殿でみたような細かな透かし彫り仕様だ
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乗車前にホーム側から駅舎を写す
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駅の時計台をズームアップ
小さな半円で縁取られた窓もかわいい -
トレドからの帰りも1号車だった
Madrid Puerta de Atocha には定刻 9:58 に着いた
今回のトレド訪問でかって七つの海を制したスペイン文化の蓄積の深さを感じた
トレドのようにカトリック、イスラムそしてユダヤと異文化が融合して独自の文化をかもし出しているスペイン
その異文化をリーズナブルに体験できるスペイン旅行が今人気なのはこのあたりに理由があるのかもと感じた
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