旅人気分で札幌味だより　136

2017/06/19 - 2017/06/19

旅に出ると、観光はもとより『食』に対する興味も尽きることがありません。
旅先では頑張ってしまう『食』も、こと地元となると、案外億劫で面倒なためいつも好きなお店にばかり…となっています。
引き続き、今年も少しチャレンジしてみようと思います。
地元でも旅先気分で『食』を楽しんでみます。
札幌発私の『食』案内(いつものお店から初めてのお店まで）、よろしければお付き合いください。

エリア 札幌(北海道)

今日はちょっと北東へやってきました。
北7条東3丁目。
JR札幌駅西口から徒歩15分位。

ここは「ファイターズ通」。
近くに日本ハムファイターズの練習場があります。
でも古くから商店街として栄えていたところです。

目的地が見えてきました。

「蕎麦切り　春のすけ」。
手打ち十割そばのお店です。

「WELCOMEの下にざる」というおしゃれな看板。

オシャレな佇まいに、期待は膨らみます。
ともかく初めての店には、興味深々なのです。

目印はコレ！小林酒造の赤い「北の錦」の旗。

店内。
はじめまして！と開店早々お邪魔しました。

店内。

テーブルセット。

ビールはクラフトがメイン。
やった～と喜ぶ私たち。

通常のメニューに加え「番外おすすめメニュー」があります。
日本酒の品揃えはなかなか個性的。
1から順に飲みやすさがヘヴィになるようです。

おつまみも月替わりの番外編。

来ましたクラフトビール。
「ノースアイランド」＝北海道江別のもの。
友人の一人はここのクラフトビールがあって、大喜び。
ピルスナー＝900円。

乾～杯！

つまみは何にしようか、お酒のアテは悩むほど魅力的。
まずは、の「葉わさび漬け」。

「おつまみセット」。
「自家製蕎麦豆腐」・「クリームチーズの味噌漬け」・「ゴボウの手作り漬物」。
蕎麦の実がちょこんと乗っていて雰囲気◎。

友人たちが話に夢中になっているうち(私はメニューと格闘中)に勝手に頼んだ、「砂肝の味噌煮」。
これ、かなりレベル高かったです。

私が頼んだ最初のお酒は「番外おすすめメニュー」の2番。
「竹雀　純米酒」大塚酒造＝岐阜県揖斐郡池田町。

辛口がいいのよねぇ～、とかいろいろ注文をつけるものだから、マスター自ら3本持ってきました。
道産酒「二世古」はおすすめのようです。
「うちは辛口にはこだわっていません。料理に合うお酒を選んでいます。」と。
まだ若いマスター、こだわりはあるのでしょうが、優しく説明してくれました。

友人は「栄光富士　SHOOTING STAR=夏の流れ星　純米吟醸無濾過生原酒」富士酒造＝山形県鶴岡市をセレクト。と言うか、私に選択を求めてきたので、こういう年に一度の限定酒は飲んでおいた方が良いよ、とお勧めしました。

「蕎麦味噌」。
えっ！と言うお姿…。
蕎麦の実だけ？みたいな。
が、食感がたまらなく、味わい深い。

「喜楽長(きらくちょう)　辛口純米酒」喜多酒造＝滋賀県近江市。

これも楽しみだった「蕎麦がき」。
事前予約(2日前まで)が必要です。
見てびっくり?
つぶつぶの蕎麦の実がたっぷり。
まず、そのままで食べてください。次にお塩(フランスゲラント)で。最後にわさび醤油で。と食べ方を教えてくれます。
温かいうちにどうぞ、と。

そば粉で作るものだと思っていた私は、つぶつぶ感ともちもち感が混じりあった初めての食感に魅了されました。

店内。
照明もお酒のラベルで作られています。

店内照明。

「悦凱陣(よろこびがいじん)純米無濾過生原酒オオセト」(有)丸尾本店＝香川県多度郡琴平町。

お蕎麦がやってきました。
予約時に麺の種類(細麺・太麺)を聞かれます。「細麺」にしてあります。
「大海老せいろ」。

「揚げナスぶっかけ」。

「とじつけ(たまごとじつけ麺)」。

わかるでしょうか。
本当に細い麺です。
美味しゅうございました。満足度の高いお店でした。
蕎麦の実にこだわるマスターの心意気がほんの少しわかったかな？！
近いうちに太麺食べに来るぅ～と全員が思ったのでした。

外に出て、壁にある日本酒の瓶、今日はどれもなかったね。

ごちそうさまでした。