2017/01/26 - 2017/01/29
3960位(同エリア6659件中)
三峯霧美さん
京都の冬の旅、三日目は二人旅になりました。
午後は知恩院から八坂神社を抜けて高台寺と圓徳院へ歩きます。
知恩院は京の冬の旅企画で大方丈と小方丈が特別公開中です。
高台寺も普段は眺めるだけのお堂の特別公開中です。
知恩院から高台寺までのねねの道は土曜と春節が重なって多くの観光客がいました。
でもお寺拝観は何故か人が少なく、静かに拝観できました。
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ランチ休憩した岡崎茶寮を12:30に出て、知恩院に向かいます。バスに乗るほどの距離ではないので、歩いて行きます。
12:40 青蓮院門跡の大きな楠を横目に見て、坂を上ります。 -
12:42 知恩院 黒門坂前にある 七不思議の瓜生石(うりゅうせき)のところからずっと先にある門を撮影。ずらりと観光バスが並んでます。
瓜生石を撮影するのを忘れました。 -
華頂山知恩教院大谷寺 ご本尊は 法然上人像と阿弥陀如来
創建は1175年 浄土宗の総本山です。
敷地が広いので、北側にある黒門から境内に入ります。
瓜生石は知恩院建立の前からあるという石で、いろいろ伝説のある石です。知恩院 寺・神社・教会
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京の冬の旅の企画は大政奉還150年記念、江戸時代に徳川家康が浄土教信者で、将軍家の庇護を受けて、京都御所を見下ろす、この場所に大きな伽藍が造られました。
幕末は薩摩藩の島津久光の宿所となりました。
ゆったりとした石段はここまでで、角を曲がると急になります。 -
北門 ここまで登ると、後は平ら、ちょっと息が上がりました。
メインの入り口ではないので、あまり人がいません。 -
拝観の入り口はこちら。
現在本堂の御影堂は修理中で終了は2019年の予定で、拝観できません。
御影堂の法然上人像は集会堂に安置されています。
この集会堂は広くて現代的な照明や音響の設備が整っていて、法要などの手続きを行う窓口は銀行みたい。
特別拝観は集会堂の脇で受付、大方丈と小方丈、方丈庭園の拝観ができます 600円。知恩院 寺・神社・教会
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大方丈 54畳敷の鶴の間、武者隠しのある上段の間(宮様おなりの間)、豪華で迫力のある狩野派の障壁画、「抜け雀」の襖絵、鴬張りの廊下を拝観。
小方丈の襖絵も狩野派ですが山水画で色が抑えてあり、静かで落ち着いた雰囲気です。知恩院 寺・神社・教会
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方丈庭園は池泉回遊式の庭で、江戸時代初期の名園といわれています。
青紅葉の頃、秋の紅葉時に訪れたいです。 -
二十五菩薩の庭 人の臨終のときに阿弥陀如来と二十五菩薩が浄土へ迎えに来てくれる様子を表しています。石で阿弥陀如来と二十五菩薩を、植え込みが雲を表しています。
お念仏を唱えれば、お迎えが来てくれて、浄土に行ける・・・素敵だ。 -
権現堂 お寺の基礎を築いた徳川家康、秀忠、家光の霊をまつっています。
お茶室とお庭があるそうですが、ここから見るだけ。
通常、境内と集会堂は無料で拝観できます。方丈庭園は拝観料がかかり400円です。 -
阿弥陀堂。
ご本尊の阿弥陀如来坐像は2.7mと、とても大きく、金色に輝いています。
残念ながら、この日は挙式があるので、内部は拝観できませんでした。 -
ご朱印所の奥にある多宝塔。1958年につくられたコンクリート製。
古くからある寺社は、度重なる災害や乱で焼失と再建を繰り返しており、戦後復興期の1950年頃に火災に強いコンクリートで再建されたものをよく見かけます。
その時代の価値観や災害設備などが影響しているのでしょう。 -
御朱印所は多宝塔の手前にあり、小さな建物ですが、引き戸が閉まって暖房がきいていました。
通常頂けるご朱印 「法然上人」と書かれています。
時期により限定のご朱印もありますが、今回は何もなく、通常頂ける3種のみでした。 -
御影堂は建物に覆われて修理中です。 3年後、修造後、是非とも訪れたいと思います。
知恩院 寺・神社・教会
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御詠歌も頂きました。
草も木も枯れたる野辺にただひとり 松のみ残る弥陀の本願 -
大鐘楼 重さが70トン。
TVで17人がかりで撞く除夜の鐘の映像を見たことがあります。 -
山の上の方にある勢至堂のご朱印、いただいてしまったのに、つれは石段を登らないという・・・まあいいや、また次回、お参りに来ましょう・・・来れるのかな。
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こちらが正参道の三門からの男坂。膝を痛めないように、女坂を下りました。
意外と下りの石段の方が足に負担が来るものです。知恩院 寺・神社・教会
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三門 1621年建立 国宝です。
木造建築として最大級の二重門。
14:01 三門を後に丸山公園を通って八坂神社に向かいます。知恩院 寺・神社・教会
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14:13 八坂神社 西門
つれは八坂神社にお参りしたことがないので、サクッとお参り。
この日も大変な人で、拝殿の鈴の前には長い行列ができていてます。行列に並びそうになるつれを拝殿前に引きずって行って、鈴は無視してお参りしました。
「え?いいの?」というつれに「いいの、いいの、牛頭天王は何でもお見通しさ」と訳の分からないことを言って煙に巻く。
とりあえず、西側の有名な門だけ見て、また境内に戻ります。八坂神社 寺・神社・教会
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せっかく来たのだから、限定御朱印を頂きました。書置きなので、速攻いただけます。こちらは12月中旬から節分までの領布。
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修造中の南楼門と石鳥居をくぐり「ねねの道」を通って、高台寺に向かいます。
人通りが多く、人力車の着物を着た女の子が写真を撮ってもらって、キャーキャー言ってます。若いっていいねぇ・・・。八坂神社 寺・神社・教会
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14:23 高台寺 鷲峰山高台寿聖禅寺
創建は1606年 本尊は釈迦如来
豊臣秀吉の菩提を弔うために、正室の北政所(ねね・高台院)が建立した寺院。
台所坂 ねねが行き来した坂をゆっくり登って行きます。 -
登り切ったところにあるのが、高台寺天満宮。
ねねが高台寺を創建した時に、綱敷天満宮を勧請して鎮守としました。高台寺 寺・神社・教会
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今年から領布が始まったというご朱印。
ねねさんの印がかわいいですね。 -
庫裏の前を通り湖月庵と遺芳庵を眺めながら庭園へ。
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小堀遠州作の庭園と開山堂
開山堂と書院を結ぶ廊下の真ん中に観月台があり、ねねが亡き秀吉を偲びながら月を眺めたそうです。 -
方丈前の庭は季節により人気のライトアップイベントが行われます。豪快な感じの枯山水
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開山堂 中興開山の三江紹益の像、北政所の兄の木下家定とその妻・雲照院の像、高台寺の普請に尽力した堀直政の木像を安置しています。
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開山堂から霊屋を結ぶ臥龍廊 今回の京の冬の旅では臥龍廊を渡ることができました。
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臥龍廊を渡ります。書院から観月台、開山堂を通り山の途中にある霊屋まで雨にぬれずにお参りできるのです。
特別公開の霊屋(おたまや)では須弥壇や厨子の扉に施された高台寺蒔絵も近くでゆっくり拝観できました。 -
霊屋からさらに上ると、時雨亭と傘亭が並んでいます。
こちらは時雨亭 二階建ての茶室で二階は壁や建具がないつくり。伏見城から移築されたものです。 -
傘亭、こちらも伏見城からの移築で天井が竹で組まれていて、唐傘のようなので傘亭。
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京の冬の旅では二つの茶室のさらに上の展望の良い場所まで行くことができました。
京都の町が一望です。
高台から京の町を眺めながらお茶を頂くなんて、贅沢の極みです。 -
竹林の中の道を通って山を下りました。
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ご朱印を頂きました
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ちょっと休憩、天満宮前の茶店で抹茶のソフトで一息入れます。
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15:18 高台寺向かい側にある塔頭「圓徳院」
高台寺と美術館の三ヶ所共通の割引券(¥900)があります。圓徳院 寺・神社・教会
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唐門を通って方丈へ
創建は1605年 ご本尊は釈迦如来
北政所の終焉の地ともいわれています。 -
庭の苔は真冬なので、くすんだ緑。
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方丈のご本尊正面の襖絵は、赤松燎作の白龍。荒れ狂う海の波濤に一瞬、龍が現れ、目の錯覚か現実か迷いながらも、白い波を起こしているのはあの龍なのだろうと思う・・そんな情景。
赤松燎氏は、この作品を描いた二年後に逝去されました。 -
長谷川等伯の「冬の絵」も拝観しました。
等伯は大徳寺の三玄院の住職に襖絵の作成を願っていましたが、修行の場に襖絵はは必要ないと許されませんでした。あきらめきれない等伯は住職が旅に出て留守にしている間に客殿に上がり、止める雲水を振り切り、雲母刷りの桐紋を散らした唐紙に一気に水墨画を書き上げます。
帰ってきた住職は事の次第を聞き立腹しながらも、絵の出来栄えに感嘆し、襖絵をそのままにしたと言います。
明治の廃仏毀釈で三玄院から圓徳院に移設されました。 -
雪月花図 白龍を引き継いで志村正氏により制作されました。
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こちらは木下育徳氏の松竹梅図
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圓徳院の一番の見どころは北書院の北庭
伏見城北政所化粧御殿の前庭を移したもので、ほぼ原形をとどめているそうです。
枯山水の池泉回遊式で大きな石で構成され 奥行き感と迫力が素晴らしい。 -
まだ時間があったので、座ってお庭を眺めていたかったのですが、つれは座る気はないようで、若干後ろ髪を引かれて、書院を後にしました。
きっと座って眺めたいと言えば、付き合ってくれるのですが、なんかそれも面倒で。やっぱ、京都の旅はひとり旅がいいなと思う。 -
ご朱印は受付で日付を入れた書置きです。
秀吉が念持仏とした三面大黒天尊天の印。 -
圓徳院の敷地内のねねの小路を歩いて行くと、裏の石塀小路に出ます。
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15:40 石塀小路は思ったほど人がいない。もっと混雑しているかと思った。
東山安井から市営バスに乗って京都駅へ。バスの運転手さんは口数が多く、東大路通の渋滞をぼやくぼやく。首都圏の渋滞にくらべりゃ、大したことはありませんが。 -
京都駅の伊勢丹デパ地下で夕食を調達して、奈良線で稲荷駅へ。
荷物を部屋に置いて、つれは伏見稲荷は初めてなので、通り一遍の参拝コースを歩きます。
17:07 本殿でお参り伏見稲荷大社 寺・神社・教会
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ここも、やっぱりハズセナイ。千本鳥居。参拝者少なめです。
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17:15 奥宮をお参りし、まだ明るいので山の上まで行くかとつれに聞くと、今日はたくさん歩いて疲れたという。
おいおい、なにヤワな事言ってんだ?と思うも、口には出さず、ここから引き返しました。 -
17:28 日が暮れました。
いつもお世話になっている稲荷駅横のコンビニへ向かいます。 -
買い物が終わると、門は照明で照らされていました。
参集殿でゆっくりをお風呂に入って、つれとおしゃべりしながら夕食をいただきました。
翌、最終日も、めっちゃ早起きの予定なので、早々に眠りにつきました。
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