2017/06/05 - 2017/06/07
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チューぱぱさん
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~ こりゃ、なんじゃ~~! アン・ラッキー! あゝ!無情! ~
高岡の観光地で一番有名なのは「瑞龍寺」
伽藍瑞龍と呼ばれて、国宝に指定されてる仏殿、法堂、山門の3棟の内、一番荘厳な山門が変な鉄の棒で囲まれてる。
ガ~ン!
こけら葺きの大屋根の修理だそうで、あと二日もすると幕が張られ何も見えなくなるそうな。
そんなこと、どこにも書いてなかった。今回で一番楽しみにしてきたお寺だけにガッカリも極まれり 涙
瑞龍寺で御朱印を頂いてから前田利長の墓所を参拝し、高岡大仏をお参りします。その後、高岡の街をふらふら歩いて回ります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
高岡は、初代加賀藩藩主前田利長が開いた町で、2代目藩主の前田利常が利長の菩提寺として瑞龍寺を開基したそうで。
でも、信長から能登藩を授かった前田家開祖の前田利家が初代加賀藩主という説もあるそうです。ちょっとややこしいですが、前田家の歴史は戦国時代の花ですね。とっても面白い。傾奇者の前田慶次は、同じ前田でも血筋が違うとか?
利長が、戦国時代を生き残るため家康と事を構えなかったことが加賀百二十万石の末代までの繁栄の元となったようです。
利常に代替わりをするときに富山に隠居所を構えた利長ですが、富山の神通川の暴れ方には頭を抱えたことでしょう。富山城が火災を起こしたことをきっかけに、高岡に町を作りさっさと引っ越したのは、やはり利長の才覚でしょうか?
・・・と、まあ歴史を紐解きながら旅行の余韻に浸ってる私でございます。(^^ゞ
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瑞龍寺へは駅前から八丁道へ出て右に行きます。左へ行くと前田利家公墓所になります。
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八丁道は参道というより利家墓所への連絡路かな?長さは約870mだそうで
道の途中には利家公の像がありました。 -
高岡山 瑞龍寺
「一つやいと」の看板がありますが、無病息災を祈って足におきゅうを据える行事のようです。
で、お寺に目を向けますと、総門の奥になにやら見慣れた鉄の棒がたくさん立ってます。 -
が~ん!
がぎぐげご~~~ん! 何よ~、これは!
足場が組まれてます。
これはこれで幾何学模様として立派ですが、こんなものを見るために名古屋から来た訳じゃない!ガッカリです。 -
伽藍瑞龍
人体を表す配置は、禅寺の象徴。男の象徴の部分に足場では・・
はぁ~~、力が抜けました。(^^)/ -
前田家の家紋入り総門も、後ろが無粋です。
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細部まで前田家の家紋が入った総門は釘を使わない建て方です。
山門も、おそらく同じような造りだったと思われますが -
そう、この真ん中の王道を歩いてみたかった
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ボランティアガイドの押し売りがありましたので、ガッカリついで話にのりました。
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右が大庫裏で左が僧堂です。
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伽藍の内部の回廊です。
凛とした雰囲気はとっても素敵。 -
ばっだばら菩薩
浴室の神さまです。
禅寺では、すべてが修行となり浴室で体を洗うのも修行です。トイレで用を足すのも修行です? (^^♪ -
大庫裏の部屋の上に掲げられてます。
食事の世話をする厨房です。食事も修行です。( ^^)
食事中は会話もダメ、タクワンかじって音を出すのもダメです。もちろん、お茶をすすって音を出すのもダメ!
ダメ!ダメ!ダメ!ダメ! が修行です。(^_-) -
片隅に韋駄天さまが・・
飯は素早く食えとのお達しでしょうか? -
仏殿へ向かいます
ここで、ガイドがご本尊を写すのは禁止となってますって
どこにもそんな事は書いてなかったから勝手に写してきたけど、だからガイドの押し売りは嫌いなんです。説明も学校の授業を受けてるような文言が多い。
大体、グーグルが全部写してるのにね!なんで、そんなアホを言うのかな?
前提条件なしで当時の状況を想像し、風情を楽しむのが我が家の旅行なんですが。
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長い年月を受けてます。
造りは二重屋根のようで -
釈迦如来像
柱の陰に隠れて、そっとシャッターを切ってたから傾いてます。 -
こちらはボケちゃった (^_-)
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天井を写すのは堂々と (笑)
見事な造りです -
伽藍の回廊の周りは芝生で覆われてます。
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法堂
法堂では、副住職によるガイドで案内を受けてるツアー客がいました。 -
僧堂
無料ガイドの私らは、有料ガイドの邪魔をしないようにと僧堂へ向かいます。 -
起きて半畳、寝て一畳の世界です。
座禅はそんなに辛くはないものです。一番辛いのは入山志願して山門横で一日中正座するときです。永平寺あたりの有名どころでは、それを何日間も経ないと認めてもらえません。本気度を計るためですが、正座はひざを痛めます。
坐蒲を使用する座禅は素人でも可能です。 -
道元禅師かな?
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禅堂の外側に縁側みたいな場所がありますが、ここも座禅のスペースで一般人は腰かけてはいけません。
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禅堂についての説明です。
重要文化財の指定を受けてる禅堂が日本には三ヶ所あるそうで
京都東福寺・宇治萬福寺、そして瑞龍寺です。
私の考え方としては、、、
そんなに形にこだわる必要はないと思うのですが
仏陀が坐禅の修行に精進し悟りを開かれたことに由来するものだそうですが、悟りは己の心との格闘では?
四国を歩いて回るのも修行でしょう。座るばかりが修行ではないと思うのですが。
もう一つ、仏教は外来宗教で政治と結びついて拡大したもの。古来からの小さな村社のほうが有難く感じます。 -
・・とか言いながらも、位牌の祭ってある法堂では手を合わせます。
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前田利長公の位牌です。
ガイドからこれも撮影禁止と言われましたが、どこにも書いて無く他の旅行客はフラッシュを焚きながら撮影してます。
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欄間などの飾り物は見事なものです。
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天井絵も素敵です。
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こちらは便所の神さま
あれっ?撮影禁止と小さな札がある?
だけんども、お顔は全然見えんじゃろ!顔を写したわけじゃねぇ~から、ええんじゃろ! おらっ!知らねぇ~ (^◇^)
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ウスサマ明王だって
トイレの神さまって歌が無かったかな? -
確かにねぇ~、こけら葺きは傷みが早いのです。
修繕する必要は認めますが、あらかじめ告知するとか、私が来ないときにするとかしてくれないかな?(^_-) -
こちらで御朱印を頂いて前田利長公の墓所へ向かいます。。
なお、拝観料は修理中も同じで一人¥500です。 -
八丁道を反対向きに進みます。
で、もう一つ予定外の出来事が・・・アンラッキーでした。 -
まちの駅 たかおか
懐石・精進料理 清風
参道にあるこのお店で精進料理を頂くつもりでしたが、なんと本日休業の札が掛かってる。あちゃ~、火曜休みとは気が尽きませんでした。
我が家の旅行は人が少なくお安い平日に行くのですが、時々こうした事態に遭遇します。食事処は気を付けてチェックしてるのですが、失敗しました。 -
しょうがなく、違うお店を探しながら八丁道を進みます。
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ところが、いざ探し出すと全然見当たらない。
まさか食いはぐれることはないと思うけど (^^ゞ -
利長公墓所へ着きました。
公園みたいになってます。実際、地図で見ると前田公園となってます。 -
昔はもっと広くて、二重のお堀に囲まれていたそうな
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完璧に神社スタイルになってます
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大名の墓碑としては最大規模だそうで
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お堀が一部残ってまして、蓮の花に囲まれて静かに眠ってるようです
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前田公園の横から外へ出ますと、繁久寺がありました。
曹洞宗のお寺ですが、前田利長公墓所の廟守を務めてるそうで -
門前にはお釈迦様? 乳飲み子を抱いてます。
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内部の回廊には五百羅漢がありました。
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五百羅漢の中には自分と同じ顔を持つ者がいるとの伝説があり、私も探してみました。
私はこんな顔かな?できるだけ、優しそうでハンサムな像を選びました。(笑) -
利長公墓所を後にして、飲食店を探しながら駅方面へ
高岡大仏を目指したかったのですが、精進料理を食べ損ねて空腹なので・・
取り合えず、駅前に行けば何かお店があるだろうとの判断です。
本当は、タクシーを捕まえたかったのですが流しのタクシーは全然なし。
観光場所の近くならタクシーの1台ぐらい見つかると思うのですが、高岡の町では無理なようで
結局、駅まで歩いてしまいました。 -
綺麗なビルの地下へもぐってみますと和食店がありましたが、メニューを見てゲッ!
白えび丼¥2000 高すぎない?他の店を探すことに。 -
高岡大仏方面へすきっ腹を抱えながら歩いていきますと、夢懐石せせらぎ亭と書かれたお店がありました。
ランチなら大丈夫そうですので、こちらで休憩がてらにお昼にします。 -
夢懐石と言うだけあって内部はお洒落です
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何とか定食 (^◇^)
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これも、何とか定食
それぞれ¥1200 ビール¥680 外税のため合計¥3326
美味しいんだけど、う~ん!ビールも外税だと高く感じるね -
お腹も膨れて、高岡大仏へ向かう道すがらに面白い家がありまして
たぶん、お寺だと思いますが、大屋根は反り返ってるのに庫裏の屋根は逆に垂れ下がってる。
雪の多い土地柄から、こんな建築様式になったのか? -
やはり、道すがらの旅館です。
大仏旅館
さぞかし、参拝客が押し寄せたことでしょう -
高岡大仏
日本三大大仏の一つとされるけど、諸説あるそうで
文句なしは鎌倉、文句ありは奈良の大仏さま
大きさは問題ないけど露座ではないんよね。屋根の中でぬくぬくしてる大仏さまと露座で寒さに震ってる大仏さまを区別しないとかわいそう? (^_-)
名古屋大仏は露座ですが、ヒスイ色に塗られてまして高級感をアピールしてます。笑 -
何処の大仏さまも我田引水かな? (^◇^)
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高さ15mあれば、俺がのが三番だべさと思うかも?
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本堂の扁額は 鳳徳山 とされてます。
誰の書体でしょうか? -
本堂は阿弥陀如来の立像でしょうか?
大仏様は座って、本堂内では立ってる?
いやいや、あまり因縁をつけると罰が当たるかも? ( ^^) -
お賽銭箱には三つ葉葵の紋が入ってます
前田家三代目が徳川二代目の娘さんを貰って、姻戚関係にあるからか?
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本堂のお参り後に御朱印をお願いし、その間に露座の大仏さまの胎内めぐりを
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賓頭盧さまがいらっしゃいました。
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天女の絵
おっぱい丸出しの絵や像は、私の大好物です。 (^^ゞ -
閻魔さまかと思いきや、愛染明王でした。
愛染をあいぞめと呼び、大阪で笑われましたっけ
猥褻映画とされた白日夢主演の「あいぞめ恭子」はおっぱいのキレイな女優でしたよね?
( ;^^)ヘ.. -
聖徳太子
大阪の四天王寺を開いた、一万円札の代名詞です。 -
種田山頭火の句
むかし 男ありけりと いう松が青
山頭火流の My Way かな? -
最後に生首です
ぎょっ! さすがにでかい大仏の首は迫力あります。
睨めっこしましょ! あっぷっ ぷ~! (^◇^) -
住職には問題があるけど、御朱印は立派でした
左が大仏寺、右が瑞龍寺の御朱印です。 -
高岡まち歩き案内に従って、土蔵造りの町並みがある山町筋へ向かいます
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高岡の町は、明治時代に大火が起き町の6割が燃えたそうな
それで、繁華街では防火構造の建物とすることが義務付けられ、現在に残るような土蔵造りの町並みが出来上がったそうです。
どおりで、道の幅も広く江戸時代の町としては違和感がありました。ある種の火除け地の役割を果たしているようです。 -
商店
二階が低く作られてます -
個人の邸宅
漆喰ですと板をはり風雨から守ります。でも、火災時には直ちに取り外す必要が出てくるのですが。 -
こちらの二階は通常の高さです
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屋根には水の神さま鯱が乗り、二階の窓は分厚い壁が見えます。
これなら袖壁は必要ないかな -
重要文化財 菅野家住宅
現在はガス会社の事務所になってるようです
それにしても、見事な造りです。一部公開してるそうです。 -
うだつも必要ないぐらい頑丈にできてます。
でも、明治時代の建物では住みにくいかも? (^^)/ -
商店もレトロ感があります
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これはダメでは?
歩道でしょ!
広い道幅の両サイドは歩道になっているけど、ただ色で区分してるだけだから乗用車が違法駐車をしてる。
また通行してる車も、観光客が道に出て写真を写してる横をスピードを落とさずすり抜けていく。観光地としては失格ですね。 -
銀行もレトロ調
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煉瓦風タイル壁は洋風モダンです。
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信用金庫は和風調
こんな建物の金庫に預けておけば火災時にも燃えることはない? -
高岡御車山会館
高岡にも山車があるそうで
春のお祭り時に市街を巡行するそうです。
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続いて、千本格子のある家並みにやってきました。
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金屋町
高岡鋳物発祥の地で、高岡に隠居していた利長が領内の砺波郡西部金屋から7人の鋳物師をこの地に呼び寄せ、産業として保護したことが始まりです。 -
現在も鋳物工房が残ってます
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でも、なかなかのお値段で (^_-)
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街中にもブロンズ像が飾ってあります。
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昔ながらの町並みは石畳が良く似合います。
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遊び心も満点で、ハートの銅板が埋め込まれてました。
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ただ、ちょっと範囲が狭すぎるかな?
少し歩くだけで終わってしまう。( ^^)
毎年6月19・20日は、この金屋町一帯で利長公の遺徳をしのぶ「御印祭」が行われ、老若男女が歌い踊るそうです。 -
鳳凰
コケコッコウとは鳴かないと思うけど ( ^^)
鋳物の町は面白い飾りがたくさんありました。
これで高岡の駅に戻り、あいの風とやま鉄道に乗って富山へ戻ります。
高岡の町は、観光地間のタクシーが拾えずたくさん歩きました。駅の北と南の両方歩けば疲れるのも無理はないか (笑)
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会乃風
ホテルへ戻り少し休憩してから近くの居酒屋で夕食を -
明朗会計でお品書きが店の前に掛けてあります
一番気に入ったのは、日曜日が休日になってます。と言うことは、観光客相手の商売ではなく、近くのサラリーマン相手の居酒屋なので・・
地元の人が多い店は、必ず美味しい! (^^♪ -
カウンターへ座り込み大将と話をしながらビールです
楽しいオヤジさんでした -
店内に神棚を置き、天井に「雲」と書いた紙が貼ってあります。
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お造り
めっちゃ美味しいお刺身でした。
カウンター越しに見てると、オヤジさんが客に出せない切れっぱしは自分の口に(笑)
料理の上手な人は、食べることも好きな人です。 -
ホタルイカの沖漬
富山名物です -
箸休めに豆腐サラダを
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ホイル焼き
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中身はフグの白子の昆布焼
とってもクリーミー -
新湊の魚のすり身揚げ
美味しい! (^^♪
んっ!山芋を少し入れて柔らかくしてあるね・・なんて夫婦で話してると、オヤジさんがニソッと笑ってました。
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定番の白えびのから揚げ
白えびは傷みが早いから、獲ったらすぐに冷凍をしないとダメだそうで、刺身で食べるような超新鮮なものは僅かな量で何千円もするって
そうでしょう!そうでしょう! と、頷きながら聞く私ら (^^ゞ
1時間ほどで切り上げようとすると「なに?もう帰っちゃうの?ゆっくりしていきなよ」なんて声をかけてくれました。ほんとうに気さくな良いオヤジさんでした。
思わず、また来るよ! って、返事をしてしまいました。今回の富山旅行は親切で気さくな人たちばかりと出会い、ラッキーでした。
冬になったら、またバスに乗って富山へ行っても良いかな?
楽しい夕食になり満足してホテルへ戻りました。
明日は、午前中だけだから富山城と日枝神社にお参りに行きます。
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