長崎～遠藤周作の小説「沈黙」の舞台をめぐる旅④～外海地区

2017/05/19 - 2017/05/22

かねてから、行ってみたかった長崎。遠藤周作の小説「沈黙」は20年以上も前に読んだが、今年、巨匠マーティン・スコセッシ監督による映画が日本で公開され観に行った時に、なぜか「長崎に行くなら、今かな・・・」という気持ちになりました。
今回のメインは現地発の文学ツアー。遠藤周作文学館はもちろんのこと、個人では行きにくい森の中のキリシタン神社なども訪れました。駆け足ですが観光バスにて約半日の長崎観光もしました。
正味2日間の滞在では、見足りませんでしたので、またじっくり滞在したい街です。

1日目　夕刻、北海道の空港から羽田乗り継ぎで、夜遅く長崎着
2日目　観光バスで、長崎名所めぐり。 終了後、夕方、西坂の二十六聖人殉教の地と記念館、記念教会に行く。
3日目　遠藤周作と「沈黙」の舞台をめぐるツアーに参加。夜、中華街で食事
4日目　朝、出島のあたりを散歩。　午前の飛行機で長崎発、羽田乗り継ぎで夕刻、北海道着

エリア 長崎市(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0

2日目。今日も快晴です。暑くなりそう。

今日は終日、≪遠藤周作と小説「沈黙」の舞台をめぐるバスツアー≫に参加します。文学館の学芸員さんが同行・解説をしてくれます。

長崎駅発着。外海地区にある遠藤周作文学館、道の駅ゆうひが丘そとめ、（レストラン　ラ・メールで昼食）、沈黙の碑、外海歴史民俗資料館、、出津教会堂、バスチャン屋敷跡、出津の漁港、枯松神社、黒崎教会堂、文学館の喫茶アンシャンテでコーヒーブレイク、というコースです。おみやげに遠藤周作の文庫本を1冊（指定された4冊から選ぶ）もらえます。わたしは「白い人、黄色い人」を選びました。

角力灘を望む文学館のテラス。今日は海が青く最高の天気です。

五島列島も見えました。

文学館。「沈黙」展を開催中。

館内のステンドグラス。

夕日が見える窓。ちゃんとＵＶカットしてるそうです。

テラス。床はテラコッタ。

テラスの石積みの壁。

正面玄関。

見学はたっぷり1時間。展示を見たり、テラスから海を眺めたり、ゆっくりできました。

気温は高いですが、海風が吹いてさわやかです。

昼食。道の駅のレストラン。ビュッフェ形式でした。地域の名産品を使った、珍しいお料理がたくさんありました。生のビワ食べ放題や梅ゼリーなどのデザートも充実。

道の駅から文学館を見る。

道の駅でのお買い物も楽しかったです。荷物になると思いながら、生のビワとビワゼリーを買いました。」

午後は「沈黙の碑」からスタート。

「沈黙の碑」から見る眺め。このあたりは、「沈黙」の舞台「トモギ村」のモデルになった場所。この地で、たくさんの哀しい出来事があったことでしょう。

「沈黙の碑」1987年、建立。

「人間がこんなに哀しいのに主よ海があまりに碧いのです」　遠藤周作
と書かれています。

この日の海も碧く美しかったです。

この旅行記へのコメント （3）

• guleguleさん 2017/06/21 20:08:55

  はじめまして

  私も、先月長崎をぶらり一人旅しまして余韻を引きづってこのサイトを見ていましたら
  ほぼ同じ行程をたどられてた旅行記を拝見して、思わずメールをしてしまいました。。
  自分が書いた文章かと思ったほどです（笑）
  
  動機は、カッツェさんと同じで前から長崎は行ってみたい所ではあったものの・・
  沈黙の映画をみて、このタイミングで行きたいと思ったからです。また
  原作読んだのも同じく20年前くらいです（笑）
  長崎とてもいいですよね！！私も3泊4日では足りなかったです。
  見どころが多すぎて魅力的な街・・また行きたいですね（笑）
  青い空に青い海原、外海の海は本当に絶景でした。。キリスト教徒でもなく
  信仰も特にもたない普通の日本人ですが、なんか惹かれるものがありますよね。
  
  周りに旅行の感想を共有できる人がいなかったもので・・
  突然のメールにて失礼しました（笑）

  カッツェさん からの返信 2017/06/21 21:53:12

  RE: はじめまして

  guleguleさん、こんばんは。
  メール、ありがとうございます。
  
  本当にすごい偶然ですね。　どこかですれ違ったかもしれませんね（笑）。
  
  北海道から長崎は、ほとんど外国に行くようなものだと感じました。やはり、長崎は距離的にも、雰囲気的にも、日本だけど異国のような感じを受けました。
  
  今度は「遠藤周作と歩く長崎巡礼」（新潮社とんぼの本）に、紹介されているところを、もっと、ゆっくり訪ねてみたいと思います。あと平戸や五島列島にも行ってみたいと妄想！？しているところです。
  長崎・・・なぜか、惹かれますね。
  
  guleguleさんの旅行記も楽しみにしております。また訪問いたしますね。よろしくおねがいいたします。
  
  カッツェ

  guleguleさん からの返信 2017/06/22 20:44:32

  こんばんは

  カッツェさん、
  
  返信ありがとうございます。
  　
  私が長崎入りしたのは5/21の午後でしたので、ちょうど入れ替わりぐらい
  だったでしょか（笑）
  現在私は東京近郊におりますが、生まれは東北なのでカッツェさんの感じる所は
  よく分かります。九州がすでに未知の土地＆文化です。長崎なんか本当に異国情緒とは
  この事かと思いました。
  
  「遠藤周作と歩く長崎巡礼」←ちょうど今読んでいます！復習＆予習？
  私も、同じく妄想していますよ（笑笑）平戸や五島や、島原など。でも恐らく来夏には
  世界遺産に登録されると思うので、混むようになったらやだなぁ〜とか（苦笑）
  しばらくこんな状態が続きそうです。。来月東京でですが、遠藤周作さんの息子さんの
  講演会があるらしいので（沈黙の作品に関して）行ってみようと思ってます。
  
  私の方は、急ごしらえのマイページなので恥ずかしいですが・・（笑）
  こちらこそ、訪問させて頂きますのでよろしくお願いします。