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2017年のGWはコーカサス3国へ。中でもアルメニアが第一の目的でした。<br /><br />その10は、首都エレヴァンから東に30Kmほど離れたガルニ神殿と、ゲハルト洞窟修道院へ。<br />ガルニ神殿はアルメニアに残る唯一のヘレニズム時代の建築物(20世紀になって復元されたもの)。<br />アザト川の渓谷の奥にあるゲハルト修道院は4世紀に遡る古い修道院。標高1760mの地に建つ現在の修道院は、13世紀に建てられたもの。石を積み上げた通常の聖堂のほかに、岩山を上から掘り進んでつくった洞窟修道院があります。アザト川上流域の景観と合わせて世界遺産に指定されています。<br /><br />・ガルニ神殿<br />・ガルニ神殿の浴場とモザイク<br />・ゲハルト修道院へ<br />・下のガヴィットとゲハルト聖堂<br />・プロシアン家の廟とアストヴァシャシン聖堂<br />・泉が湧き出すアヴァザン聖堂<br /><br />表紙写真は、2頭のライオンと、牛をつかむ鷲のレリーフが印象的なプロシアン家の廟。右奥はアストヴァシャシン聖堂です。このあたりは岩山をくり抜いてつくられた洞窟修道院です。

2017GWコーカサス3国 その10~岩をくり抜いてつくったゲハルト洞窟修道院と、ヘレニズムの遺跡・ガルニ神殿

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2017/05/05 - 2017/05/05

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ROSARY

ROSARYさん

2017年のGWはコーカサス3国へ。中でもアルメニアが第一の目的でした。

その10は、首都エレヴァンから東に30Kmほど離れたガルニ神殿と、ゲハルト洞窟修道院へ。
ガルニ神殿はアルメニアに残る唯一のヘレニズム時代の建築物(20世紀になって復元されたもの)。
アザト川の渓谷の奥にあるゲハルト修道院は4世紀に遡る古い修道院。標高1760mの地に建つ現在の修道院は、13世紀に建てられたもの。石を積み上げた通常の聖堂のほかに、岩山を上から掘り進んでつくった洞窟修道院があります。アザト川上流域の景観と合わせて世界遺産に指定されています。

・ガルニ神殿
・ガルニ神殿の浴場とモザイク
・ゲハルト修道院へ
・下のガヴィットとゲハルト聖堂
・プロシアン家の廟とアストヴァシャシン聖堂
・泉が湧き出すアヴァザン聖堂

表紙写真は、2頭のライオンと、牛をつかむ鷲のレリーフが印象的なプロシアン家の廟。右奥はアストヴァシャシン聖堂です。このあたりは岩山をくり抜いてつくられた洞窟修道院です。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
交通手段
観光バス 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
ユーラシア旅行社

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  • ガルニ神殿。おおかみ?の毛皮に出迎えられました。<br /><br />このあたりはアザト川の上流、標高1400mほどの丘の上。

    ガルニ神殿。おおかみ?の毛皮に出迎えられました。

    このあたりはアザト川の上流、標高1400mほどの丘の上。

  • ハチュカルが置かれています。

    ハチュカルが置かれています。

  • 丘を背景に、端正な建物が。<br /><br />アルメニアに唯一残る、ヘレニズム様式の建物です。もとは紀元1世紀に建てられた神殿ですが、その後壊され、20世紀になって再建されたものだそう。

    丘を背景に、端正な建物が。

    アルメニアに唯一残る、ヘレニズム様式の建物です。もとは紀元1世紀に建てられた神殿ですが、その後壊され、20世紀になって再建されたものだそう。

    ガルニ神殿 寺院・教会

  • 小型のパルテノン神殿、と言う感じですね。

    イチオシ

    小型のパルテノン神殿、と言う感じですね。

  • ここでプロの歌手による女性のポリフォニーを聞かせていただきました。<br /><br />とても良く響く建物です。

    ここでプロの歌手による女性のポリフォニーを聞かせていただきました。

    とても良く響く建物です。

  • 屋根の裏側にも彫刻が施されていました。

    屋根の裏側にも彫刻が施されていました。

  • ガルニ神殿の前には、昔の教会の遺構も。

    ガルニ神殿の前には、昔の教会の遺構も。

  • アザト川の渓谷。

    アザト川の渓谷。

  • 3世紀のローマ浴場の跡もありました。

    3世紀のローマ浴場の跡もありました。

  • かすかに残るモザイク。

    かすかに残るモザイク。

  • りんごの花が咲く美しい渓谷。パノラマでどうぞ。<br />(クリックすると大きな写真が開きます)

    りんごの花が咲く美しい渓谷。パノラマでどうぞ。
    (クリックすると大きな写真が開きます)

  • ガルニ神殿の見取り図。

    ガルニ神殿の見取り図。

  • ガルニからさらにアザト渓谷を遡って、ゲハルト洞窟修道院へ。<br /><br />途中、牛たちが我が物顔に道を横切ります。

    ガルニからさらにアザト渓谷を遡って、ゲハルト洞窟修道院へ。

    途中、牛たちが我が物顔に道を横切ります。

  • 岩山にかこまれて。上の方にも洞窟が見えます。

    岩山にかこまれて。上の方にも洞窟が見えます。

  • 岩山を背景にしたゲハルト修道院。<br /><br />4世紀に遡る、由緒ある修道院です。

    岩山を背景にしたゲハルト修道院。

    4世紀に遡る、由緒ある修道院です。

  • 向かい側の切り立った崖には十字の印。<br /><br />人里離れた場所だということが身にしみます。<br /><br />ゲハルトとは「聖槍」のこと。今はエチミアジンの宝物庫に収められている、キリストの脇腹を突いたと言われている槍が、かつてはこの修道院に置かれていたのです。迫害を逃れて、こんな山奥まで!

    向かい側の切り立った崖には十字の印。

    人里離れた場所だということが身にしみます。

    ゲハルトとは「聖槍」のこと。今はエチミアジンの宝物庫に収められている、キリストの脇腹を突いたと言われている槍が、かつてはこの修道院に置かれていたのです。迫害を逃れて、こんな山奥まで!

  • 門から見たゲハルト修道院。手前の四角いところがガヴィットです。<br />手前に見える丸い石は、地震の時でしょうか、上から落ちてきたものだそう。

    門から見たゲハルト修道院。手前の四角いところがガヴィットです。
    手前に見える丸い石は、地震の時でしょうか、上から落ちてきたものだそう。

    ゲガルド修道院 寺院・教会

  • 修道院への入口が見えてきました。

    修道院への入口が見えてきました。

  • 入口には繊細なレリーフ。<br /><br />どこかケルトの模様とも相通じるところがあります。

    入口には繊細なレリーフ。

    どこかケルトの模様とも相通じるところがあります。

  • 槍を彫り込んだ入口の扉。

    槍を彫り込んだ入口の扉。

  • ガヴィットの天井。<br /><br /><br />これらの建物は13世紀に作られたもの。ムカルナス文様はアラブの影響でしょうか。

    ガヴィットの天井。


    これらの建物は13世紀に作られたもの。ムカルナス文様はアラブの影響でしょうか。

  • 十字架が彫り込まれた石の柱。

    十字架が彫り込まれた石の柱。

  • ガヴィットに置かれていたハチュカル。

    ガヴィットに置かれていたハチュカル。

  • ガヴィットからゲハルト聖堂へ。<br /><br />このあたりはまだ、石を積んで作られた、通常の建て方です。

    ガヴィットからゲハルト聖堂へ。

    このあたりはまだ、石を積んで作られた、通常の建て方です。

  • 主聖堂のアプスと天井。<br /><br />ここも祭壇にカーテンがかけられ、現在も生きている聖堂であることがわかります。

    主聖堂のアプスと天井。

    ここも祭壇にカーテンがかけられ、現在も生きている聖堂であることがわかります。

  • 祭壇の礎石。

    祭壇の礎石。

  • 鉄製のシャンデリア。ここにも旧約のザクロと新約のブドウが配されています。

    鉄製のシャンデリア。ここにも旧約のザクロと新約のブドウが配されています。

  • ガヴィットにもどり、左手の入口を入ると・・・<br /><br />そこはプロシアン家の廟。このあたりからは岩山を上から彫り抜いたものだそう。

    ガヴィットにもどり、左手の入口を入ると・・・

    そこはプロシアン家の廟。このあたりからは岩山を上から彫り抜いたものだそう。

  • 天井部分。装飾的なレリーフが刻まれています。<br /><br />横の方を見ると、岩山を彫り抜いたことがわかりますね。

    天井部分。装飾的なレリーフが刻まれています。

    横の方を見ると、岩山を彫り抜いたことがわかりますね。

  • 壁に刻まれたハチュカル。<br /><br />そしてちょっとアルカイックな人形や小鳥のレリーフ。<br /><br />一枚岩を彫り抜いたものだということが、ここからもよくわかります。

    イチオシ

    壁に刻まれたハチュカル。

    そしてちょっとアルカイックな人形や小鳥のレリーフ。

    一枚岩を彫り抜いたものだということが、ここからもよくわかります。

  • ライオンと鷲、そして牛のレリーフも可愛い感じ。

    イチオシ

    ライオンと鷲、そして牛のレリーフも可愛い感じ。

  • 右奥のアストヴァシャシン聖堂にはいってみます。<br /><br />こちらの天井も、岩をくり抜いて作られています。<br /><br />ドームの下にアーチがならび、四周をムカルナスがふちどります。そして柱。<br />これらを全て一枚岩を彫って作ったものだとは!

    右奥のアストヴァシャシン聖堂にはいってみます。

    こちらの天井も、岩をくり抜いて作られています。

    ドームの下にアーチがならび、四周をムカルナスがふちどります。そして柱。
    これらを全て一枚岩を彫って作ったものだとは!

  • アプスとドーム。ほんとうに見事です。

    アプスとドーム。ほんとうに見事です。

  • 祭壇の礎石はややプリミティブ。

    祭壇の礎石はややプリミティブ。

  • でもその脇のハチュカルは、法螺貝を吹く人の姿もユーモラスで、心が和みます。

    でもその脇のハチュカルは、法螺貝を吹く人の姿もユーモラスで、心が和みます。

  • 一旦ガヴィットに戻り、左奥の入口から入ると、そこはもひとつの洞窟、アヴァザン聖堂。<br /><br />アプスと祭壇。石の力に圧倒されそうです。

    一旦ガヴィットに戻り、左奥の入口から入ると、そこはもひとつの洞窟、アヴァザン聖堂。

    アプスと祭壇。石の力に圧倒されそうです。

  • アヴァザン聖堂の天井。ここはムカルナス模様に彫り込まれています。

    アヴァザン聖堂の天井。ここはムカルナス模様に彫り込まれています。

  • アヴァザン聖堂の霊廟でしょうか。壁と一体になっています。

    アヴァザン聖堂の霊廟でしょうか。壁と一体になっています。

  • アヴァザン聖堂の奥からは水が湧き出しています。<br /><br />聖なる水と言われ、病を癒やすそうです。

    アヴァザン聖堂の奥からは水が湧き出しています。

    聖なる水と言われ、病を癒やすそうです。

  • 右上、タイル状の岩の上から、水が流れ出していました。<br /><br />ちょっと手につけて、口に含んでみました。

    右上、タイル状の岩の上から、水が流れ出していました。

    ちょっと手につけて、口に含んでみました。

  • 外に出て。主聖堂の横の部分です。

    外に出て。主聖堂の横の部分です。

  • 壁の上の方にもレリーフ。二頭の牛ですね。

    壁の上の方にもレリーフ。二頭の牛ですね。

  • 主聖堂の裏手。<br /><br />ここにもアルメニア教会の特徴である、深いニッチが彫り込まれています。

    主聖堂の裏手。

    ここにもアルメニア教会の特徴である、深いニッチが彫り込まれています。

  • その裏、岩山を上ったところにもハチュカル。<br /><br />この奥に上のガヴィットがあったのですが、時間の余裕がありませんでした。

    その裏、岩山を上ったところにもハチュカル。

    この奥に上のガヴィットがあったのですが、時間の余裕がありませんでした。

  • もう一度、槍の扉にもどって。

    もう一度、槍の扉にもどって。

  • ゲハルト修道院の見取り図。

    ゲハルト修道院の見取り図。

  • 修道院から駐車場に降りる道。<br /><br />春の訪れを告げる花。

    修道院から駐車場に降りる道。

    春の訪れを告げる花。

  • プラムの花でしょうか。ここもまた桃源郷です。

    イチオシ

    プラムの花でしょうか。ここもまた桃源郷です。

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