2015/09/05 - 2015/09/14
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porculsさん
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- 旅行記90冊
- クチコミ376件
- Q&A回答8件
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- フォロワー30人
2013年秋、英国俳優ベネディクト・カンバーバッチに会いに人生後半戦にして初めてイギリスを訪問後、5度目となる渡英は、2015年9月、ロンドン・バービカンでの舞台「ハムレット」を観るための10日間の旅でした。夜は毎日ハムレットを観て、昼間は列車に乗ってあちこち遠出して、英国初心者らしく基本的な観光地を少しずつ制覇していきました。
旅日記その③は、ちょこっとロンドン観光と、ドラマ「主任警部モース」&「ルイス警部」のロケ地・オックスフォードと、ハムレットです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ベネディクト・カンバーバッチの舞台「ハムレット」観劇英国旅6日目は、劇場があるバービカンに泊まっている間にぜひ見てみたかった、名探偵ポワロの自宅アパート(ドラマの中ではホワイトヘイブンマンションという名前)を探しにいきました。地下鉄バービカン駅から、バービカンの劇場や自分の宿泊するホテルのある場所とは反対側(西側。正確には北西)に出て、駅から徒歩5分もかからないところに、ホワイトヘイブンマンションことFlorin Courtがありました。普通に人が住んでいるアパートなので、敷地内には入れず、広大なマンションの庭(公園みたいな緑地)の鉄柵の間から撮影。ドラマに出てくるまんまの美しいアール・デコ建築に、テンション上がります。
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56B号室(イギリス式なので、6階)に、ポワロの部屋があります!ドラマでこのアングル、見覚えありませんか?中も見てみたいなー。
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さて、この日も夜はハムレット観劇ですが、それまではロンドンでのんびりすることにして、朝イチで、タワーブリッジに向かいます。地下鉄タワーヒル駅で降りて、ロンドン塔を横目に歩きます。
ロンドン塔 建造物
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この1年前にロンドンに来たとき、ロンドン塔で、第一次大戦の戦死者数と同じ数のセラミックの赤いポピー(ケシ?)をロンドン塔のお濠のところに刺すというインスタレーションをやっていて、このロンドン塔の広いお濠がポピーで埋め尽くされて、血が流れているように見えるとても印象的な光景を見ました…が、そのときも、この日も、ロンドン塔はいつも入場のところですごい列になっていて、並ぶのが嫌いな私は、いまだに中に入ったことがありません。というわけで、この日もスルー。
ロンドン塔 建造物
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(ちょっと写真が傾いていますが)、「テムズ川に映るタワーブリッジの影」の図。
タワーブリッジ 建造物
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この少し前に、タワーブリッジの高い方の橋の、テムズ川がスケスケのガラス張りの床の上でヨガをするクラスがある、という記事をネットで見て、ヨガはさておき、ガラス張りの高いところからテムズ川を見よう!と、高所恐怖症のくせに、いそいそと朝イチで(並ばなくていいように、早めに)行ってみました。(朝、オープンと共に入ったら、ほとんど並ばずに入れましたが、普通は結構並ぶようです。並ぶのが嫌な人は、朝イチに行ってみてはいかがでしょうか。)
タワーブリッジ 建造物
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橋の下でチケットを買って、エレベーターでタワーブリッジの一番高いところへ。すると、わああ。こんな、ほんとに床の大半がガラス張りの、スケスケ。はるか下はテムズ川。この人は平気でガラスの上に立っていますが、私は全くダメでした。エレベーターを降りたところで足がすくんで進めず、後ろの人の邪魔になり、色んな人から、大丈夫だよー、とか、鉄枠の上に乗ればいいんだよ、とか、ひっきりなしに励まされましたが、それでもこわくてガラスの上に乗れず、端の方の狭い木の床のところにへばりつくように、よちとちと進みました。こんなに自分がチキンとは知りませんでした…
タワーブリッジ 建造物
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ここの高さは40メートルほどだそうです。上から見下ろすと、そんなに高くは見えないのですが、高さではなく、ガラス張りというのが、高所恐怖症のキーワードみたいです。足がすくんで一歩も進めないチキン、通行の邪魔。
タワーブリッジ 建造物
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真下を見下ろすと、こんな感じ。写真は撮れるのですが、前に進めません。もうこのまま帰れないかと思いました。
タワーブリッジ 建造物
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平気そうにガラスの上に立っている人もいれば、私のように端っこの木の床にへばりつく人もあり(笑)。お仲間がいると、ちょっとほっとします。
タワーブリッジ 建造物
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端っこの木の床にへばりついて遠くを見ると、景色はきれいなのです。
タワーブリッジ 建造物
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タワーブリッジ自体も、下から見ていると、こんなきれいな建築とは思っていませんでした。ディテールがとても素敵。
・・が、前に進めない私。見るに見かねた係の人と見知らぬ観光客の人が両側から手をつないでくれて、反対側の(降りる方の)エレベーターまで引っ張って行ってくれました。怖くて騒ぐ私。笑。タワーブリッジ 建造物
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タワーブリッジ建設前、今の形に決まる前に、色んな案があったらしく、代替案の図がいくつか展示されてました。たとえばこれ。これだと、ガラス張りにして渡ることは無理でしたね。ダニエル・クレイグの007くらいしか渡れないでしょう。
タワーブリッジ 建造物
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途中の階段のところの明かり取りみたいなところ。意外と細部に凝った意匠です。タワーブリッジを、美しい建物として見たことがなくて、上ってみるもんだなあと思った次第。
タワーブリッジ 建造物
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恐怖のガラス張りの高層橋を渡り終わると、いったん地上階に降りて、今度は下の橋が上がったり下がったりする動力のもとになるエンジンルームみたいなところを見学に行きます(面倒くさかったら行かなくてもいいのですが、入場料に込みなので、しっかり見てきました)。
タワーブリッジ 建造物
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19世紀、ヴィクトリア朝時代のエンジンルームが、ほぼ当時のままの状態で保存されているところを見学することができます。シャーロック・ホームズの頃のものだと思うと、この保存状態に感銘を受けます。
タワーブリッジ 建造物
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エンジンルームの中。19世紀の人たちから見れば、船が通るときに電力で上がる橋って、大英帝国の象徴みたいな感じだったのかなあ。
タワーブリッジ 建造物
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これもエンジンルームの中。何だったのか、思い出せないのですが・・・(笑)
タワーブリッジ 建造物
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これもエンジンルーム。このあと、ショップに立ち寄ってお土産を買い、それで見学コースは終わりです。(ショップはなかなか楽しいです。)
タワーブリッジ 建造物
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橋を渡り終わって、テムズ川の反対側(南側)に上陸。やっぱり近くで見ると、なかなかの建築美です、タワーブリッジ。
タワーブリッジ 建造物
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ただ橋を渡っただけなのに、一仕事終えたような英雄的な達成感に浸ります。ガラス張りの高層階を渡りきった自分(笑)。踏破したエベレストを見上げるような気持ち。
タワーブリッジ 建造物
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この、高いところがガラス張りなんですよ!怖いでしょう。
タワーブリッジ 建造物
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せっかくテムズの南に来たので、バラマーケットでお昼を食べようと、西の方へと、ぶらぶら歩いていきます。川の向こうに、ロンドン塔が見えています(写真左端)。
タワーブリッジ 建造物
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テムズの反対側から見たロンドン塔。シティ・クルーズの観光客が全員ロンドン塔の方を向いていて、ちょっと笑えます。
ロンドン塔 建造物
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テムズの南岸から入れる、ベルファスト号という船。チケットを買って入場して、内部を見学できるようです。
HMSベルファスト号 博物館・美術館・ギャラリー
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テムズ川の南側の、サザークという辺りを散策するのがおすすめよ!と、この半年前にドラマ「シャーロック」のファンイベントでサインをもらったときに、モリー・フーパーことルイーズ・ブリアリーが教えてくれました。
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バラマーケットの手前にあった、サザーク大聖堂。ロンドン最古のゴシック建築だそうです。
サザーク大聖堂 寺院・教会
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ゴシック建築といっても、ちょっと素朴な味わい。
サザーク大聖堂 寺院・教会
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お腹が空いて、一刻も早くバラマーケットに行きたかったので、大聖堂、素通り。
サザーク大聖堂 寺院・教会
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バラマーケットに到着。初めて来たので、まずはぐるりと一周歩いてみて、お店をひととおりチェック。
バラ マーケット 市場
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チーズのお店。試食させてもらったら、激ウマでした!
バラ マーケット 市場
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パンも美味しそう。美味しそうなパンを売る店だけでもたくさんあって、迷います。
バラ マーケット 市場
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果物を売るお店。全部美味しそう。
バラ マーケット 市場
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この、真ん中の魚の顔が気に入ったので、ぱしゃり。笑ってます、魚。
バラ マーケット 市場
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パルマのプロシュート。ここで生ハム買って帰って、ハムレット終わりの夜遅くにホテルでワイン飲みながら食べましたが、絶品でした!
バラ マーケット 市場
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メレンゲのお菓子。
バラ マーケット 市場
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太陽の塔かと思ったら、フクロウのクッキー。左は象さん。
バラ マーケット 市場
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ジンジャークッキーと、ハートのクッキー。
バラ マーケット 市場
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ヤギのミルクのアイスクリーム屋さん。
バラ マーケット 市場
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迷ったあげく、ベジタリアン・インド料理のところで、カレー味のポテトを買って、マーケット内のベンチで食べました。複雑なスパイスが効いていて、見た目より相当美味しかった!結構な量でしたが、ぺろりと完食、しかもヘルシー。
バラ マーケット 市場
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お腹がいっぱいになって元気が出たので、今度はジョージ・インという歴史的な建物を見に、てくてく歩きます。これは、途中でみかけたブルー・プラーク。詩人のキーツのゆかりの建物みたいです(キーツの住んでいた家はハムステッド・ヒースにあり、この1年前に見に行きました)。ロンドンを歩いていると、あちこちの建物にこのブルー・プラークがついてて、有名な作家やミュージシャンや偉人が住んでたとか生まれたとか、それらの建物がちゃんといちいち残っていることに、心打たれます。日本だと、ちょっと古い建物はすぐ壊してしまうことが多いから。
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めざす「ジョージ・イン」に到着。ディケンズの小説「リトル・ドリット」に出てくる場所だというので、小説は読んでないけどドラマを見たので、当時の雰囲気がそのまま残っていたら、ちょっと中を見てみたいなー、と思って来たのですが…
ジョージ イン バー
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ナショナル・トラストが管理していて、ディケンズやシェークスピアが訪れた、とか書いてあるのですが…
ジョージ イン バー
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歴史を感じさせる、雰囲気ある建物なんですよ。
ジョージ イン バー
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ところが、この建物全体が、カフェとかレストランとかパブとか、とにかくお店だらけで、ナショナル・トラストが管理している歴史的建築物だけど、そういう展示とかは一切なし。
ジョージ イン バー
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そんなはずはない、何か展示があるはずだ…と、2階に上がってみましたが、何もなし。(あれ?でもギャラリーと書いてあるから、何かあったのかな。見落としたのかもしれません。)
ジョージ イン バー
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2階はこんな感じ。
ジョージ イン バー
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昔のジョージ・インの絵。今とあまり変わっていないようです。
ジョージ イン バー
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せっかくだから、ここでビールでも飲んで帰ろうかと思ったものの、夜にハムレット観劇が控えていて、体力温存しなければならないので、お酒は控えます。ていうか、「リトル・ドリット」の世界が再現された展示館かと思って、ちょっとわざわざ歩いて来たのに。
ジョージ イン バー
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夕方、バービカンで毎日行われている「バービカン建築ツアー(Barbican Architecture Tour)」に参加してみました。荒々しいコンクリート打ちっぱなしみたいな「ブルータリズム建築」(ブルータリズムは、獣のような、みたいな意味で、ル・コルビュジエのユニテ・ダビタシオンとか、ボストン・シティホールなどがあり、バービカンは代表的な建築)の傑作といわれるバービカンの広い敷地内を、ガイドさんが案内してくれて、隅々まで歩いて建築を学ぶツアー。わくわく。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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(本職は俳優ではないかと勝手に推測した)男前のガイドさんが、丁寧に説明してくれます。これはアパート部分の、屋上の半円モチーフと、窓のすだれみたいなルーバー面格子みたいな特徴的なパーツについて説明しているところ。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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すごく個性的なアパートです。住んでみたい!と叫ぶと、高いよ、とのことでした。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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アパートの窓のルーバー面格子みたいなもの。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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ゲートにも半円モチーフ。柱はブルータリズム建築ならではの、ごつごつのコンクリート。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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中庭の噴水の池やベンチにも、円モチーフが見られます。手前はごつごつコンクリート。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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アパート内には温室(Conservatory)があり、熱帯植物がにょきにょき生えた中で、予約しておくとアフタヌーンティーがいただけるそうです。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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こんなところでアフタヌーンティー。気になります。我々ツアーご一行は、中を見ただけでしたが、いつか予約して体験してみたい。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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温室の上の方のテラスみたいになっているところは、ロミオとジュリエットか何かをイメージして…とか何とか説明されたのに、忘れてしまいました。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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ブルータリズムのごつごつコンクリート。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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激しい身振りで説明してくれるガイドさん。絶対、本職は舞台俳優とかではないかな。1年前にコヴェントガーデン・ウォークツアーに参加したときのガイドさんも、売れない舞台女優だと言っていたし。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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バービカンの象徴の、2つの高層アパート。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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これが、私が住みたい棟(笑)。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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アパートの中庭。バスケットコートもありました。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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ローマ時代の城壁の残骸、ロンドン・ウォールが、敷地内に食い込んでいます。逆か。こっちが2000年ほど先にあったんですね。笑。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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「バービカン建築ツアー」の参加者は、若い人が多くて意外でした。日本だと、こんな建物を見て回るウォーキング・ツアーなんて、じじばば(私を含む)ばっかりなイメージだけど。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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池のところにも、半円モチーフ。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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こういう、下がコンクリの柱で、上がコンクリ打ちっぱなしみたいなアパートって、私が子供の頃によく見たような気がするので、妙に懐かしいです。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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建築時に、ブルータリズムのごつごつコンクリートの質感を出すために、色んな配合とか材質をテストしたときの、見本のコンクリが、建物の秘密の部屋?に保存されているので、鍵を開けて、潜入します。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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当時テストのために塗ってみた、質感の違うコンクリが並べて保存されているところ。この秘密の部屋を見終わると、男前ガイドさんとの建築ツアーは終了です。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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バービカン建築ツアーを終えて、さて、「ハムレット」4夜目。この日のベネディクト・カンバーバッチ王子は最高に気合の入った演技をした後、カーテンコールでいきなりスピーチを始めました。シリアの難民について、人はHomeを失うのがつらいんだ、と熱く語り、募金を呼びかけました。何となくシュンとしてしまった観客は、たぶんほぼ全員、募金箱にお金を入れて帰りました。この日から毎日、カンバーバッチ王子はカーテンコールで必ずシリア難民についてスピーチするようになりました。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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劇場内でカメラを取り出すと(上演中でなくても)、すぐに監視員が飛んできて怒られるので、中の写真はありません。これは、劇場の入口のところ。バーがあるのですが、3時間くらいの長い芝居で、休憩時間はトイレが激混みで戻ってこられなくなり、戻れなかった人は入れてもらえないので、皆、休憩時間にトイレに行かずに座っているため、開演前にバーで飲む人も少なかったように思います。またバービカンの劇場の座席が、縦の通路が全然なくて、真ん中の方の席の人がトイレに行こうと思うと、10人以上の人にスミマセンスミマセンと言いながら立ってもらわないといけないので、ますますトイレに誰も立ちませんでした。以上、ハムレット裏情報。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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そしてこの日、終演後、楽屋口のファンの大群の最前列に潜り込んだ私は、パンフレットにサインをしてもらいましたー。追っかけ大和魂、自分よりでかい外国人たちに負けず。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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ハムレット観劇旅7日目は、パディントン駅から列車に乗って、オックスフォードへ小旅行。
イギリスの列車は、出発の10分くらい前まで何番ホームから出るかが決まらないので、電光掲示板の前で、コーヒーとか飲みながら、ホームの番号が出るのを待ちます。電光掲示板の「Calling at」というのが、途中の停車駅のこと。この9時21分発は、オックスフォードに着く前に、スラウ、レディングと2つの駅に停車するということです。パディントン駅 駅
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この黄色い列車で、一路オックスフォードへGO!
パディントン駅 駅
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オックスフォード駅到着後、街の中心の方へ、てくてく歩きます(バスもあるけど、歩ける距離なので)。建物が皆古くて雰囲気あって、気分が盛り上がります。チェーン店の本屋のウォーターストーンも、こんな素敵なレトロビル内に。
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ベネディクト・カンバーバッチの次に好きな俳優ローレンス・フォックスが出演する「ルイス警部」というドラマの(というか、ルイスはスピンオフで、本家のドラマ「主任警部モース」の)ロケ地ウォーキングツアーに参加します。観光案内所で集合。予約していなくても、飛び込みで聞いてみて、空いていたら参加できます。他にも色々なウォーキングツアーがあります。
観光案内所 (オックスフォード) 散歩・街歩き
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観光案内所で売っていた、「モース」と「ルイス」の関連本。何冊か買ってきました。イギリスでのモース人気はすごくて、ドラマの中のモースも主演俳優のジョン・ソウも亡くなった今でも、本当~に愛されているようでした。(作者のコリン・デクスターも最近亡くなりました。自身もオックスフォードに住んでいて、ドラマのモース全話に顔出しするという、ヒッチコックみたいなお茶目なこともしていました。)
観光案内所 (オックスフォード) 散歩・街歩き
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この、白っぽいジャケットを着たおじいさんが、我々ご一行のガイドさんです。以前はオックスフォード大学のどこかのカレッジで働いていて、今はリタイアして、こうしてたまにガイドをしているそうです。ドラマの「主任警部モース」とそのスピンオフ「ルイス警部」だけでなく、コリン・デクスターの原作小説を含む全てのモースのディテールが頭に入っていて、ドラマの撮影現場を見たこともあり、コリン・デクスターとしゃべったこともあるというスーパーガイドさんが、豊富なエピソードを駆使して説明してくれる、至福のモース体験。
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べリオール・カレッジ(Balliol College)。
「主任警部モース」シーズン7第2話「The Day of the Devil」と、「ルイス警部」パイロット版に出てきます。ローレンス・フォックス演じるハサウェイ刑事が立っていた聖地。バーリントン・フェロングの美しいテーマ曲が頭の中で流れました。ベイリオル カレッジ 建造物
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マクドナルド・ランドルフ・ホテル。この中に、その名も「モース・バー」があるということで、「主任警部モース」でモースがたびたび飲んでいたり、「ルイス警部」でもよく出てきます。ツアーでは外から見るだけだったので、後でちゃんと行ってみよう~、と思っていたのに、時間が足りなくなって行けず(常にそのパターン。予定の立て方に無理があるんですね)。
The Randolph Hotel, by Graduate Hotels ホテル
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マクドナルド・ランドルフ・ホテルのドラマ露出メモ:「主任警部モース」シーズン2第1話でアメリカ人観光客が宿泊するホテル。
で、モース役の俳優ジョン・ソウも、よくここのパブでビールを飲んでいた、とガイドのおじいちゃんが言っていました。今度またオックスフォードにゆっくり時間をかけて行く時に、絶対ここでビール飲もう。The Randolph Hotel, by Graduate Hotels ホテル
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「主任警部モース」シーズン2第1話「Wolvercote Tongue」で、大学教授がこの場所から観光客相手のツアーをする場面(笑)で出てくるMartyr's Memorial(殉教者記念碑)。マクドナルド・ランドルフ・ホテルから道路(マグダレン・ストリート)隔てた反対側にあります。
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ツアーご一行様が、セント・マイケルズ・ストリートを西へ歩いていくところ。
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「モース」「ルイス」両方に登場する「オックスフォード・ユニオン」。討論クラブみたいなところみたいです。と言っても貧乏くさいサークルではなく、中には超ハイソサエティな感じのゴージャズな食堂みたいなのとかあるようです。「ルイス」だとシーズン1第2話「Old School Ties」とシーズン6第4話「The Indelible Stain」に出てきます。「モース」だとシーズン4第1話「Infernal Serpent」に登場。セント・マイケルズ・ストリート沿いに門があります。
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シップ・ストリートとコーンマーケット・ストリートの角っこ。シェークスピアの時代みたいな由緒ある建物ですが、中にはプレタマンジェ(デリカフェ)が入っていました。この建物の左側の通り(シップ・ストリート)を、さらに奥へと進みます。
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シップ・ストリート(Ship Street)。「主任警部モース」シーズン3第2話「The Last Enemy」で、モースと相方のルイスが、自転車で逃げるドライスデール教授をここで引きずり倒します。奥に見えている教会のような建物のところは、エクセター・カレッジ(Exeter College)。モースが倒れて最期を迎える場所としてファンの間で有名です(シーズン12「The Remorseful Day」)。
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モース最期の場所、エクセター・カレッジ。
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ウォルターズ(Walters of Oxford)という由緒ある紳士服店。どのエピソードで出てきたのか、説明を聞いたのに、忘れてしまいました…うう。
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「主任警部モース」シーズン10第1話「Death Is My Neighbour」でモースが聞き込みをしに行くパブ「THe Bear Inn」。何と1242年にできたという、めっちゃ古い、オックスフォードでも最古のパブみたいです。中には入ってないけど、すごく小さなパブでした。
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オリエル・カレッジ。中が垣間見える感じが良いですねえ。私たち日本人は、何げなく「あの人はオックスフォード大学を出ている」とか言いますが、オックスフォードにはたくさん大学があって、合わせてオックスフォード大学というみたいです。
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ここオリエル・カレッジは「モース」「ルイス」の両方のドラマに何度も出てきます。
「モース」シーズン1第2話「The Silent World of Nicholas Quinn」、シーズン2第3話「The Settling of th Sun」(サー・ジョン・ギールグッド出演エピソード)、シーズン3第1話「Ghost in the Machine」、シーズン4第1話「The Infernal Serpent」、シーズン7第1話「Deadly Slumber」、シーズン7第3話「Twilight of the Gods」、シーズン10第1話「Death Is Now My Neighbour」。
「ルイス」シーズン1第1話「Whom the Gods Would Destroy」、シーズン4第2話「Dark Matter」、シーズン9第3話「Magnum Opus」。(関係ないけど、ルイス・シリーズの、知的に肩に力の入った感じのエピソードタイトルのつけ方が、大好きです。LOVE「ルイス警部」。) -
ラドクリフ・スクエアのところのセント・メアリー教会。この辺は、「ルイス」でしょっちゅう出てきて、しょちゅう愛しのハサウェイ刑事が走り回ったりしている界隈です。LOVEハサウェイ。
聖メアリー教会 寺院・教会
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有名なラドクリフカメラ。こんな風に人を入れずに写真撮るのが困難なほど、ものすごくたくさんの中国人観光客が、ずーっとここで写真を撮っていました。
この界隈「ラドクリフ・スクエア」は、「モース」と「ルイス」で何度も出てきます。私の大好きなローレンス・フォックス演じるハサウェイ刑事も、いっつも事件解決後に上司のルイス警部と男二人で(バディ・ドラマですね)このラドクリフカメラ横ら辺のオープンカフェみたいなところでビールを飲んでます。ラドクリフ・カメラ 建造物
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ラドクリフカメラのすぐ横にある、有名なボドリアン図書館。「主任警部モース」「ルイス警部」(シーズン2第1話ほか)のロケ地というより、一般的には「ハリー・ポッター」のロケ地として有名ですね。ハリー・ポッターをちゃんと見ていないので、ありがたみが今イチで、残念でした。帰国したらハリー・ポッターを見ようと思ったのに、いまだに見ていません・・・
ボドリアン図書館 建造物
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図書館の中を見学できるのですが(ハリー・ポッターに出てくる場所は、ツアーでないと見られないようです)、事前に時間が読めなかったのと、ツアー終了後は時間もなかったので、写真撮って、さくっとショップで買物だけしました。賢くなれそうな気がして、お土産というより、ほとんど自分のものばかり(ラテン語が書いてあるトートバッグとか)買いましたが、ご利益あったのか…
ボドリアン図書館 建造物
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「Schola Musicae」(ラテン語?)、音楽学校という意味でしょうか(単なる推測)。ボドリアン図書館は、本だけでなく、音楽関係の資料室もあるみたいです。
ボドリアン図書館 建造物
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ラドクリフ・スクエアから見た「ため息橋(Bridge of Sighs)」。今回、オックスフォードに来たのも、モース(ルイス)ツアーに参加したのも、この「ため息橋」が見たかったからです。大好きなジェームズ・ハサウェイ刑事が、ドラマの中でしょっちゅう、長身を折り曲げて、ちょっと姿勢悪く傾いた走り方で、この橋の下を走り抜けていて、ああ、私もオックスフォードに行って、この場所に立ちたい!!と、テレビ画面のため息橋とハサウェイを見ながら、フェロモン過多に思い詰めていたのです(笑)。
溜息の橋 建造物
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これが「ため息橋」です!!ローレンス・フォックスが何度も行き来した場所。ここで写真を撮れて、念願かないました!
溜息の橋 建造物
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モースは呑兵衛なので、ドラマの中で、すぐ(仕事中でも)パブにふらりと入ってビールを飲んでいて、ロケ地ツアーにも、いくつかのパブが登場します。これはモースのお気に入りの「ホワイト・ホース」というパブ。隣のブラックウェルという本屋もロケ地なのに、写真、切れてます。
ホワイト ホース バー
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シェルドニアン劇場(Sheldonian Theatre)。ボドリアン図書館とかラドクリフカメラと同じ界隈にあります(ラドクリフカメラと形も似ているような気がします。)。こちらはロンドンのセントポール大聖堂やグリニッジの海洋大学とかをデザインした英国が誇る建築家サー・クリストファー・レンのデザインだそうです。私はどちらかというと、この門にいる頭たちの顔が怖くて気になって、この写真も門の顔を撮ったものです。
ロケ情報では、「モース」シーズン6第1話「Dead on Time」でモースがここで大好きなクラシック音楽のコンサートを聴いたり、他にもシーズン2第2話「Last Seen Wearing」、シーズン3第2話「Last Enemy」、シーズン7第3話「Twilight of the Gods」でも出てきます。シェルドニアン・シアター 建造物
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Stone headさんのアップ。顔、怖いです。
シェルドニアン・シアター 建造物
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ツアーが終わって、あんまり時間がないけれども一人であちこち焦ってウォーク。まずは、ため息橋の写真をしつこく撮り直しに。これは反対側から見た、ため息橋。ラドクリフスクエアの方向が奥に見えています。
溜息の橋 建造物
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またもや ため息橋。ドラマ「ルイス警部」の中で、よくこの角度のカメラで、ハサウェイ刑事が奥から手前に走ってくるのです。身長190センチくらいの長身で、ブロンドで、設定ではケンブリッジ卒の(オックスフォードで働いてるのに)インテリ刑事で、音楽をやっていて(演じるローレンス・フォックスも、名門俳優一家のプリンスのくせ、俳優業の合間にミュージシャンとしても活動していて、音楽の方が好きとか時々言っています)、すごく優秀なのに、上司のたたき上げの冴えない感じのルイス警部に最後の詰めのところでいつもいいとこ持ってかれる、ラブリーお坊ちゃまキャラ。
溜息の橋 建造物
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ボドリアンの道を隔てて向かいにある、ハートフォード・カレッジ(Hertford College)。
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たぶん建物の意匠がきれいだから撮影したのだと思いますが、オックスフォード・マーティン・スクール。ブロード・ストリートとキャット・ストリートの角。
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ブロード・ストリート。左側のギリシャっぽい建物が図書館。その右に、ちら見しているのがシェルドニアン劇場。
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何と読むのかわかりませんが、Wadham College。こんな風に、大学の建物と中庭がちら見できる門というか入口というか、いい感じです。
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アシュモレアン美術館と間違えて撮影した、ベリオール・カレッジ?
アシュモレアン美術館所蔵の絵画「森の中の狩り Hunt for the Forest」(パオロ・ウッチェロ画)が事件を解くカギになるエピソード「The Point of Vanishing」(シーズン3第3話)が好きで、でも美術館の中まで絵を見に行ってる時間がなかったので、美術館外観だけでもと撮影したのに、どうも違う場所だったようです。うう。 -
「不思議の国のアリス」に出てくるドードー鳥を見たくて、オックスフォード大学の自然史博物館へ行きました。ラドクリフ・カメラの辺りから、徒歩10分ほどの距離です。無料です。
自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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これが、ドードー鳥のはく製!!
自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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もともとモーリシャスにいた飛べない鳥で、16世紀にヨーロッパ人がモーリシャスで発見して、同時にヨーロッパ人がモーリシャスに犬、猫、ねずみとかを持ち込んだせいで、ドードー鳥は、その約100年後に絶滅しました。なので、「不思議の国のアリス」に出てきますが、その時にはもう絶滅していました。悲しいドードー鳥の歴史を読むと、アリスの挿絵ではユーモラスに見えてた顔や体つきも、悲しそうに見えてきます。
自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ドードー鳥のはく製と、骨格。骨格の方が、ちょっと生々しかったです。
自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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これも興味深い展示でした。「リアル・アリス」。不思議の国のアリスに出てくる生き物たちの、本物を展示して、後ろにアリスの本からテニエルの挿絵を表示しています。
アリスの作者ルイス・キャロルはオックスフォードの先生時代にアリスを書いたので、オックスフォードにはアリスゆかりの地を巡る「アリス・ツアー」もあり、「オックスフォードのアリス」という本も買いました。あと、有名なアリス・ショップもあり、この後行くつもりだったのに、時間がなくて断念。オックスフォードから少し行ったところにあるブレナム・パレスにも絶対行きたくて(ケネス・ブラナの「ハムレット」他色んな映画のロケ地だから)、オックスフォードは近いうちにrevisitしなければならない場所となりました。自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館のショップで、ドードー鳥の本を買ってきました。他にも、ドードー鳥のイラストのついた、クロテッドクリーム・ファッジとか売っていました。こちらの博物館のマークも、ドードー鳥です(この本の表紙右下に、博物館のマークが写っています)。
自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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博物館の、恐竜の骨。ここも「モース」に出てきます。
自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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恐竜の骨。天井のクラシックなガラス張りの感じと恐竜の骨が、とても素敵にマッチしていました。
自然史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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そろそろロンドンに戻るため、オックスフォード駅に向かって歩きます。歩きながら、大学のカラフルなエンブレムをちょこちょこ撮影。
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トリニティ・カレッジのマーク???
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ドアとか蝶つがいとか装飾とか、細部の意匠が素敵です。
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エクセター・カレッジのマーク?
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さて、オックスフォードからロンドンに戻って、その日の夜は、5度目のハムレット観劇。終演後、またもや楽屋口へ行ってみます(一度行ってしまうと、行かずにいられなくなる。追っかけの悲しき性です)。今まではカンバーバッチ一筋で、他の俳優が出てきても見向きもしなかったのですが、この日は待ち時間が長くて手持無沙汰で、つい?悪い王様クローディアス役のキアラン・ハインズを撮影しました。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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カンバーバッチとは、映画「アメイジング・グレース」(2006年。主演はドラマ「FOREVER」のヨアン・グリフィズ、他にアルバート・フィニーやマイケル・ガンボン、あと「シャーロック」シーズン4第2話でコワ~~~~い悪役を楽しそうに演じているトビー・ジョーンズも出ている)、「裏切りのサーカス」(原題Tinker Tailor Soldier Spyなのに、変な邦題。2011年。ゲイリー・オールドマンが主役のスマイリーを演じてて、脇役がひそかに豪華。カンバーバッチ、コリン・ファース、トビー・ジョーンズ、マーク・ストロング、ジョン・ハート)で共演歴あり。他にハリーポッターとかにも出ています。アイルランドのベテラン俳優。
以上、キアラン。ハインズ情報でした。バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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6日連続で見る「ハムレット」の、この日は5日目。6日目は翌朝の帰国便が早く、さっさとホテルに帰って荷造りしないといけなくて出待ちはできないので(老体だから帰国便のために体力温存しないといけないため)、これが最後の出待ちとなります。なので、がんばってちゃんとした写真を撮ろうと気張ってみたのですが、やはりこの大混乱の中、周りが全員自分より背が高い中、ちびの日本人女の私が背伸びして手をいっぱいに伸ばして撮影すると、ほとんどがピンボケのボケボケでした。これは一番マシな方の写真です(これでも・・・)。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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いい表情をとらえた!と思ったら、こんな風に前の人がフレームインしてくるし・・・(泣)。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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「ハムレット」を見る英国旅、8日目。翌日の朝早い帰国便に備えて、ヒースローへの移動が楽なように、バービカン近くのホテルからパディントン駅近ホテルへと移動します。
バービカン駅 駅
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バービカン駅だけでなく、ロンドンの地下鉄は、こんな感じのレンガ造りのクラシカルな駅舎が多くて、風情あります。
バービカン駅 駅
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パディントン駅隣接のヒルトンにチェックイン。アール・デコの、とっても素敵な建物です。バービカンで泊まっていたホテル(モントカーム・アット・ブルワリー)もお洒落なホテルでしたが、ヒルトン・パディントンは過去に何度も泊まっているので慣れていて、自宅に帰ってきたみたいに(ちょっと大げさ)ほっとします。
ヒルトン パディントン ホテル ホテル
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ホテル近くで朝食。エッグ・ベネディクトさま。・・・に、なぜか(英国式に)必ず付け合わせで焼きトマトがついてくる。ハッシュポテトも。トマトは焼いてない方が好きなんだけど。
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日本の英国通っぽい紅茶好きな人たちは、ティーバッグなんか邪道だとか、レモン入れちゃだめとか、ポットとカップを温めておかなきゃだめとか、それが本場英国式なんだとか、いろいろ厳しいですが(私の友人にもいます)、まあ英国初心者の私はまだ英国のちゃんとしたところで紅茶を飲んでいないからかもしれませんが、結構ちゃんとしたレストランでも平気でティーバッグで紅茶が供されました。何度も。しかもティーバッグをカップに入れたまま出てくる(笑)。別にそれで十分美味しいと思うんだけどなー。
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英国に来るたびに英国式朝食を儀式みたいに食べ続けてみますが、あんまり美味しいと思ったことがないです。いつも適当に通りすがりのお店で食べるからだめなのかな。いつかちゃんと「Best English Breakfast in London」みたいなリストに載ってるお店で食べてみよう。ここのエッグ・ベネディクトは美味しかったです。
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パディントン駅の、くまのパディントンショップ。この翌年ロンドンに行ったときは、駅の改装工事でお店がクローズしていて、小さな出店みたいなのになっていました。このショップは品揃えが実に充実していて、特にくまのパディントンが大好きでなくても、見ていてすごく楽しくて、おすすめです。お土産探しにもGood。
パディントン駅 駅
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パディントン駅に行くたびに気になる、回転SUSHI屋さん。結構人気のようなのです。一度行ってみようかな。
パディントン駅 駅
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さて、6日連続でベネディクト・カンバーバッチ主演舞台「ハムレット」を観る旅も終盤にさしかかり、この日が最後のハムレットです。さんざん通い詰めたバービカンともお別れです。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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何度もお茶を飲んだ、バービカン1階のカフェともお別れです。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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カンバーバッチ王子がカーテンコールでシリア難民への募金を呼びかけ、帰りに出口のところでこの赤いバケツを持ったスタッフがたくさん立っています。私も毎日募金しました。王子のシリア難民への関心はこれだけでは終わらず、翌年、ロンドンに見に行った王子ご出演の朗読イベント(王子出資のプロダクションが企画・制作)では、シリア難民の人が朗読して、カーテンコールでは並みいるスター出演者たち(カンバーバッチ、ジュード・ロウ、ダニー・ボイル等)を従えて、シリア難民の人が真ん中に立ったりしていました。社会派カンバーバッチ。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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さよならバービカン。いつかここに住みたいなー。LOVEバービカン。
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最後の夜は、荷造りという大変な作業があるので、晩御飯はテイクアウェイでホテルでさくっと済ませることにして、晩御飯を買いに行く途上で、中華料理店のお茶目な看板が・・・「全ての炭火焼き」。
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「全ての中国飲食及び韓国飲食料理」・・・
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結局、うろうろした挙句、前に何度も行ったことのある「ミッキー」というフィッシュ&チップス屋で、テイクアウェイ。ここはお店でお酒が出ないので、ホテルで食べる方が(私は)いいです。
ミッキーズ フィッシュアンドチップス 地元の料理
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シュールなショップバッグの絵柄。
ミッキーズ フィッシュアンドチップス 地元の料理
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ポテトの好みは細切りカリカリ派なので、英国のF&Cの、ほくほくポテトはそんなに得意ではないですが、ミッキーのは美味しいです。もちろんフィッシュも美味しいです。お店で食べると、コーラとか飲みながら食べなきゃいけないので、ホテルに持ち帰って、ミッキー行く前に近所の酒屋でワインも購入しておいて、飲みながら食べました。ロンドン最後の晩餐。笑。
ミッキーズ フィッシュアンドチップス 地元の料理
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9日目は、朝早い便なので、朝ご飯抜きでホテルをチェックアウトして、ホテル隣のパディントン駅からヒースロー・エキスプレスで空港へ。空港のプレタマンジェで軽く朝ご飯。
ロンドン ヒースロー空港 (LHR) 空港
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帰りの飛行機の中から見た、雲。
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乗り継ぎのアムステルダム・スキポール空港で、ミッフィーのお菓子をお土産に購入しました。
スキポール空港 (AMS) 空港
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スキポール空港で自分用に買った、デルフトブルー・ミッフィー。デルフトブルーシリーズのミッフィーは、ラブリーさと禁欲的な色使いのバランスが素敵すぎて、あれもこれもと欲しくなります(写真以外にも色々買いました)。
スキポール空港 (AMS) 空港
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スキポール空港の、キュートなお店。
スキポール空港 (AMS) 空港
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というわけで、6日連続で観劇したベネディクト・カンバーバッチの舞台「ハムレット」ですが、英文科なのにちゃんとハムレット読んだことがなかったため、今回の舞台のために原書で精読し、全部のセリフを1回、ハムレットのセリフを3回、ノートに書き出して(!)頑張って覚えて、かなり万全な体制で観たのですが、希望としてはカンバーバッチ王子のオーソドックスなハムレットを観たかったのですが、リンゼイ・ターナーの演出が、とにかくとんがっていて、シェイクスピアを空気のように浴びて育った英国人ならともかく、外国語の古文で見る日本人にとっては、変化球のハムレットに、最初はとまどいが大きかったです。6回観ても意図のわからない演出が色々ありました。
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出演者では、カンバーバッチが突出して良くて、あとはハムレットの母ガートルード役のアナスタシア・ヒルは良かった。墓堀りのカール・ジョンソンはコミカル縁起が良かったけれどもハムレットの父王の幽霊役も兼ねていて、そっちは声の高さがつらかった。オフィーリアのシアン・ブルックは、演出だから仕方ないとはいえ、ただただ薄気味悪かった(で、「シャーロック」シーズン4でも薄気味悪い役で出てきた)、レアティーズのコブナ・ホルブルック・スミスは力不足で魅力不足(この俳優は英国ドラマの脇役で時々見かけます)、ローゼンクランツのマシュー・スティアーは存在感あり(彼も英国ドラマで時々見かける)、ギルデンスターンは存在感なし、ポローニアスのジム・ノートンは良かった(ハムレットとの「Words, words, words」のシーンとか特に良かった)、ホレイショのレオ・ビルは個人的な好みとしては最悪、演出的にも中途半端、ハムレットの父を殺す悪役クローディアスのキアラン・ハインズは、6日間観ているうちにだんだん良くなってきた(セリフの間を取って言うようになったり)…けども、圧倒的にカンバーバッチの演技が素晴らしかったです。コミカルなシーンのキレっキレの演技、独白シーンのセリフ回しの素晴らしさと熱演、何もかも素晴らしかった。演出は変だったけど。
バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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演出の消化不良な例:ハムレットなど一部の人物が現代の服装をしている(ハムレットが死に至る決闘シーンでも、パーカーとか着ていて緊張感をそぐ。オープニングのナットキングコールのレコード聴いてるシーンや、オフィーリアがやたらとカメラで写真撮ってるシーンなども意味不明)。原典のシーンの順序が入れ替わったり、セリフが微妙に変えられている(例:ハムレットがローゼンクランツとギルデンスターンに「ウィテンバーグからよく来たね」と言うセリフが「イングランドからよく来たね」に変わっていたり、カンバーバッチの見せ所の独白シーンのひとつ、「Remorseless, trecherous, lecherous, kindless villain. 」が「Remorseless, lecherous, trecherous, kindless villain」と、微妙に単語の順序が変えられていたりする。意図は不明。)
でも!ハムレットの6か所の独白シーンでは、ベネディクト渾身の演技が観られて、前から2列目なので、血管切れそうな熱演、血管が浮き上がり、顔が真っ赤になり、汗かいて、涙流して、つば飛ばしての熱演がはっきり見えて、何よりさすが英国できちんと演技のトレーニングを積んだエリート俳優だけあり、シェークスピアのブランクバースの美しさが、こんなに体感できたことはないというくらい、セリフ回しが素晴らしい。映画やドラマでも演技のうまさは感じていたけれど、舞台では他の俳優と一人だけ違う星の人みたいに突出して演技が素晴らしかった。バービカン センター 博物館・美術館・ギャラリー
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ありがとう、ベネディクト・カンバーバッチ王子。こんな経験は2度とできない気がします。素晴らしい演技でした。
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