2017/05/05 - 2017/05/05
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ROSARYさん
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2017年のGWはコーカサス3国へ。中でもアルメニアが第一の目的でした。
その9は、首都エレヴァンから西に20kmほど離れた、エチミアジン大聖堂とその周辺の教会へ。リプシメ教会やズヴァルトノツ古代遺跡とあわせて、世界遺産に指定されています。特に、「四アプス形式」と壁の深いニッチの様子、四角形の上にドームを載せるための工夫など、アルメニア教会建築の特徴をよく残した、618年創建の聖リプシメ教会が印象的でした。
・ズヴァルトノツの古代遺跡
・聖リプシメ教会
・エチミアジン大聖堂
・エチミアジンの宝物庫
表紙写真は、花に囲まれた聖リプシメ教会の遠景。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- ユーラシア旅行社
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エレヴァンから西へ。空港の名前にもなっているズヴァルトノツの遺跡です。
スヴァルトノツ 史跡・遺跡
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643年から 652年にかけて建てられた教会。残念ながら10世紀の大地震で崩れてしまいました。
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イチオシ
4つのアプスを形作っていた列柱とその上のアーチ。
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渦巻きとカゴメ模様の柱頭が特徴的です。
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鷲を表した柱頭も。
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奥側からみたところ。
四葉型の教会のまわりに円形の周歩廊が作られていた様子が分かります。 -
地震で崩れた石。
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アーチの向こうにアララト山が見えるはずなのですが…
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どんより曇った雲に下に、ちょっぴりだけアララト山の麓部分が見えました。
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祭壇だったところ。
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ズヴァルトノツから、聖リプシメ教会に向かいます。
その途中、啓蒙者グレゴリウスの右手をあらわすモニュメントがありました。 -
聖リプシメ教会。618年に建立された当時の姿をとどめています。
右側の鐘楼は17世紀に増設されたものです。 -
四方に半円形のアプス、その周囲に四角い部屋を設けて、全体には長方形のプランになっています。
そして、中央部に16角形のドラム、そしてドームが架けられています。リブシメ教会 寺院・教会
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鐘楼と入口。
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扉の彫刻も繊細です。
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中に入ると、驚くほど明るい。
ドームから光が降り注いでいます。
祭壇にはカーテンがあり、今も使われている教会であることがわかります。 -
祭壇のアップ。
こんなにがっしりとした石組みなのに、高い天井を持つことが不思議です。 -
12本のリブが残る天井のドーム。
四角から八角にするために、ヒダヒダのスクィンチが据え付けられ、そこから16角に近づけようと、帆立貝のようなフィンがはめ込まれています。 -
イチオシ
スクィンチとフィンのアップ。苦労のほどが忍ばれます。
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聖堂内にあったハチュカル。
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祭壇の石段。下の部分には聖人の絵が描かれています。
一番手前が聖リプシメらしい。 -
祭壇の石も見もの。旧約をあらわすザクロと、新約の象徴であるブドウが彫り込まれています。
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祭壇に向かって左手に、地下聖堂に通じる入り口がありました。
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そこには、聖堂の名前となっている、聖リプシメの墓が。
大層美人のキリスト教徒だったリプシメは、ローマ皇帝やアルメニア王の求婚を拒み、殺されてしまったそう。
その後、アルメニア王は病気となり、幽閉していたキリスト教徒のグレゴリウスを釈放すれば病が癒えるというお告げに従ったところ、病気が治ったことから、国王もキリスト教に帰依したと言われています。 -
正統派の美人として描かれていますね。
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実は、この教会は1世紀の神殿の上に築かれたもの。
神殿の礎石が地下に残っていました。 -
聖リプシメ教会。4アプス方式と並び、外壁の深いニッチもアルメニア教会の特徴です。
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鐘楼と教会の間。教会の壁面にもレリーフが。
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続いてはエチミアジン大聖堂へ。
大聖堂の周辺はたくさんの建物が集まった公園のようになっており、これはその門。エチミアツィンの大聖堂と教会群及びズヴァルトノツの古代遺跡 史跡・遺跡
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公園内には、たくさんのハチュカルが並んでいました。
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エチミアジンで出会った猫。
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公園内のたくさんの建物。
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手前右手は神学校。
正面が大聖堂です。 -
大聖堂の横手。
5世紀に遡る大聖堂も四葉のクローバー型でしたが、周囲にいろんな建物が加わって、当初のプランがわかりにくくなっています。 -
壁の石の色が変わり、構造も変わっているのがわかります。左側は新しく付け加えられたところです。
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イチオシ
手前の鐘楼は17世紀に付け加えられたもの。
左側、半円形のアプスが飛び出していて、クローバーのひとつの葉っぱを形成していたことを彷彿とさせます。 -
鐘楼の下から大聖堂の中に入ります。
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中は極彩色。
今までジョージアやアルメニアで見てきた質素な教会とは随分雰囲気が違います。
ここもドームの下、ドラム部分から光が降り注いでいます。 -
円形のドーム。スクィンチの様子も洗練されています。
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祭壇とその前の玉座。
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玉座を横から見たところ。
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祭壇。ここも下の部分に聖人が並んでいます。
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大聖堂附属の宝物庫へ。
たくさんの古いイコンがありました。 -
宝石で飾られた聖遺物箱や冠も。
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そして、これがキリストの脇腹を突いたと言われている、ロンギヌスの槍。
真偽の程はわかりません。 -
そしてこちらは、ノアの箱舟の破片。上に十字架のついた箱に収められていました。
もちろんこれも真偽の程は不明。 -
宝物庫から聖堂に戻りました。
老若男女が祈りを捧げています。 -
外には聖職者の姿も。
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修復の足場がなくなったころ、また訪れたいと思いました。
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