車で廻る、きままなお遍路旅 １日目（１）

2017/05/18 - 2017/05/18

前々から「お遍路」を体験してみたいと思っていたところ、ちょうど機会ができたので『プチお遍路の旅』をやってみることにしました。

今回の休暇は５日間なので、とても８８カ所を廻れるはずもないうえ、ご朱印集めや数多く回ることが目的ではなく、気に入ったお寺はゆっくりお参りしたい、お寺だけではなく観光もしたいと、巡礼と観光を兼ねた欲張りな旅行にしました。
行程を計画しても１日で廻れる範囲がわからないので、宿泊予約は１,２泊目のホテルのみ、あとはの現地で決めることにしました。
題して『車で廻る、きままなお遍路旅』の出発です。
〔写真：第一番札所 霊山寺〕

『１日目（1）』で訪れた先〔 ( )は88ｶ所札所番号です〕
(1)霊山寺、大麻比古神社、(2)極楽寺、(3)金泉寺、亀山神社、山神社、(4)大日寺、(5)地蔵寺、(5)五百羅漢

エリア 徳島市(徳島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

札幌から東京へ行き、東京で用事を済ませた後、東京から〔サンライズ瀬戸〕で高松経由、乗継ぎで徳島へ向いました。徳島から『プチお遍路の旅』スタートです。

… 日程が直前まで決まらなかったため、5月17日夜発の寝台券を5月13日に札幌で購入しました。２階シングルが取れましたが、禁煙ルームは満席で喫煙ルームでした。

東京駅22時発〔サンライズ瀬戸〕に乗車。

サンライズ瀬戸 乗り物

一晩過ごす２階シングル。
禁煙ルームを希望したのですが満席で、喫煙ルームでガマンです。
ただ、タバコの臭いは全く気にならなかった。

5月18日朝、高松に到着。
岡山の少し前までぐっすり眠ることができました。

乗継ぎの徳島行〔特急うずしお〕の発車まで時間があるので、改札を出てみました。

高松駅 駅

「モーニングセット」を目指して喫茶店を探すと、駅ビル内に「ＵＣＣカフェプラザ」を発見。
店の入口はちょっと地味ですが、モーニングセットがあったので入店。

UCC カフェプラザ COM高松店 グルメ・レストラン

モーニングセットはごく簡単なもの。
味は普通だったが、スタッフは高齢の男性ばかりで言葉少なく、なんとなく暗いイメージ。

8時23分発〔うずしお３号〕で徳島へ向います。

高松駅 駅

特急うずしお３号で徳島へ向います。

特急うずしお 乗り物

徳島駅到着後、レンタカーを借りて出発。
今回利用したのは、キャンペーン中で他社より安かった日産レンタカーです。

先ず向かったのは、第一番札所の霊山寺。駐車場から山門へ向う門には「発心」とあります。
最初に第一番札所へ行ったのは、お遍路に必要な品が数多く揃っている、と聞いたからです。
確かに品揃えが豊富で、ここで納経帳や納札などを買い求めました。

第１番札所霊山寺 寺・神社・教会

霊山寺仁王門。風格があります。
門前にお遍路姿の人形がありますが、私的にはない方が良いと思うのですが…

霊山寺、大師堂。
弘法大師が霊山寺を「第一番札所」と定めたそうです。

霊山寺多宝塔。長い歴史を感じる建物です。
五智如来が安置されていますが、非公開でした。

霊山寺・不動明王。
霊山寺にはこの他にも、本堂（改修工事中）、雲集殿、縁結び観音、十三仏、水子地蔵など多くの見所があり、ゆっくりお参りしました。

巡礼発心のお寺として、風格あるいいお寺でした。

第二番札所の極楽寺へ行く途中、大麻比古（おおあさひこ）神社に寄ってみました。
写真の「一の鳥居」はコンクリート製ですが風格を感じます。ここから神殿までの参道はかなり距離があります。

大麻比古神社 寺・神社・教会

一の鳥居から石燈籠の参道を抜けしばらく進むと、祓川（はらいがわ）橋を渡ります。参拝する前に、この川で体をみそぎ、お祓いを行っていたようです。

大麻比古神社の拝殿。
大麻比古神社は霊山寺の奥の院だったことがあり、お遍路旅にゆかりがあります。
ご祭神は大麻比古大神と猿田彦大神で、ご利益は、安産、交通安全、方除、厄除などです。

大麻比古神社の御神木「楠」。幹に触れれば長寿になると言われているそうですが、今は保護のため禁止されていて、紐を通じて授かりました。
樹齢約1,000年とのことですが、パワーを感じました。

第二番札所、極楽寺へ向います。
写真の仁王門を過ぎると、庭園を囲んで、願掛け地蔵、釈迦如来像、水子地蔵、一願地蔵などがありました。

第2番札所極楽寺 寺・神社・教会

極楽寺、願掛け地蔵尊。
「お願いすると共に、自分も精進努力することをお誓いなさい」とありました。ちょっと反省...

極楽寺、薬師堂。

極楽寺、観音堂。

階段を上った所に、本堂と大師堂があります。

階段を上ると極楽寺の本堂があり、本尊の阿弥陀如来が祀られています。

極楽寺の長命杉。樹齢1,200年以上、弘法大師がお手植えしたとされていてパワーを感じます。

第二番札所極楽寺も多くの見所があり、ゆっくりお参りしました。

第三番札所、金泉寺の仁王門。
弘法大師が井戸を掘ったところ、黄金色の霊水が湧き出てきたのが寺名の由来だそうです。

金泉寺 寺・神社・教会

金泉寺不動堂。

金泉寺の本堂。本尊の釈迦如来が祀られています。

金泉寺の一番奥にある、忠霊塔。

金泉寺大師堂。古寺らしい雰囲気が漂います。
堂内へ上ることができお参りしてきました。

八角観音堂。勝負運の観音様が祀られているそうです。

金泉寺のお参りを終え、四番札所・大日寺へ行く途中に亀山神社があった。
なんとなく気になり寄っていくことにした。

亀山神社本殿。
由来を見ると、亀山天皇陵の守護神で、主祭神は須佐之男命や日本武尊など７祭神を祀ってるとのこと。
由緒ある神社のようですが、社務所なく４トラのスポットもありません。

大日寺へ行く途中に、又も神社を発見。
気になって寄ってみると「山神社」と言うが、由来などの説明はなかった。

ようやく第四番札所、大日寺に到着。
写真は、少し色あせた朱色の仁王門。

大日寺 寺・神社・教会

大日寺の本堂。
弘法大師作の本尊・大日如来にちなんで大日寺と名付けられました。

本堂と大師堂を繋ぐ回廊に、西国三十三カ所の千手観音像が安置されています。

大日寺大師堂。

第五番札所、地蔵寺仁王門。

地蔵寺(徳島県板野町) 寺・神社・教会

仁王門を入ってすぐ、大きな修行大師像があります。

地蔵寺本堂。寺名の通り、本尊・延命地蔵菩薩を祀っています。

地蔵寺八角堂。

地蔵寺の淡島堂。万病封じのご利益があるとされています。

地蔵寺大師堂。こちらも風格があります。

地蔵寺境内にある大銀杏。樹齢約800年、パワーを感じます。

地蔵寺の裏手にある奥の院「五百羅漢」へ行ってみました。

五百羅漢の弥勒堂。
ここが受付で拝観料（200円）かかりますが、パンフのほか「お守り」も頂けます。

弥勒堂から釈迦堂、大師堂へ回廊で結ばれており、羅漢像が並んでいました。

五百羅漢にある１３仏。


１日目（２）へ続きます...