ここはどこ？異世界感漂うふしぎな光景「篠栗九大の森」

2017/05/02 - 2017/05/02

博多の中心地からもほど近い篠栗（ささぐり）町。

九州大学と篠栗町が共同で運営管理に当たる研修林の「篠栗九大の森」には、
まるでここは日本か？と疑いたくなるような不思議な光景が広がっているんです。

昨年ぐらいからSNSで急速に拡散されて人気が出てきたスポットですよ！

▼よろしければこちらも併せてご覧ください。（詳細コメントあり）
http://tabinomori.com/travel-blogs/asia/japan/fukuoka/

エリア 博多(福岡)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

近年、この篠栗九大の森の画像がネットで話題になり、
SNSを中心に拡散され一躍話題に。

場所は、博多駅からわずか20㎞ほどしか離れていない篠栗（ささぐり）町
あの、世界一の涅槃像がある南蔵院の町です。

車で行く場合、地図で調べるとおそらく南駐車場に誘導されると思いますが、もしそこだけ行きたいなら北駐車場を目指すべし。
そちらの方が断然近いです。

北駐車場は、南駐車場と違ってちょっとさびれています。
分かりにくいですが、目を凝らして入口を探しましょう。

10台ぐらい停められる駐車場があり、
夕方17時まで入場可能です。
案外閉園が早いのでうっかりして締め出されないように。

なお、入場料は無料です。

篠栗九大の森の全体図。
周囲約2kmの遊歩道が整備されています。
余裕がある人はのんびり森林浴にも最適！

さて、目的地は「水辺の森」です。
地図でいうと斜め右上。
北駐車場からだと斜め右下。

大体ゆっくり歩いて20分ぐらいの距離です。

入口ってわざわざ書いていないけど、
案内板の横から入りましょう。

少し歩くと、T字路にぶつかります。
道の中央に植えられた木々の裏側に
実はお手製のウォーキングステッキが
隠すように置いてあります（無料）。

足に自信のない人は借りた方が賢明です。
ときどき足元が悪いところもあるので。

鬱蒼と生い茂る木々。

SNSで拡散されて人気急上昇中で観光客いっぱい、
と勝手に思い込んでいましたが、

ふたを開けてみたらお昼頃にもかかわらず
（あるいはお昼時だったからか）
観光客らしき人物は、わたしたち以外にたった一組。

あれれ・・・？？？

ここは九大の研修林の一つ。

なので、いろんな植物が植えてあります。

スダジイなどの約50種の常緑広葉樹、
コナラなどの約40種の落葉広葉樹、

ちゃんとプレートもあるので子どもさんには自由研究にもなりますね。

20分ほど歩くと…

見えてきました！、水辺の森！！

そして、これが見たかった沼地に生えるラクウショウ群。

あれ、陰ってるな…

水辺の森はかなり狭い範囲です。

その中で2つの群生地があります。

先ほどの写真と群生地と
こちらはもう一方の群生地。

こっちの方が日当たり明るいけど、幹がやや貧相。

やっぱり、こっちの方が絵になります。

ただし、日陰っている…（涙）

どうも、写真撮影には午前中の方が向いているみたいです。

この日は河内 藤園を優先させたので、
午前中立ち寄れる時間なかった。

ちなみに、河内 藤園から博多に戻るまでに立ち寄れます。
スムーズに来れたら1時間ちょっとですね。

このラクウショウは漢字で「落羽松」と書きます。

もともと北米原産で、沼地などに生息する落葉針葉樹だそう。

日本にも持ち込まれ、結構あちこちにあるようです。

東京でいえば、小石川植物園とか新宿御苑。

でも、こんな水の張った光景は見られないと思います。

（同じような写真が続きます。ごめんなさい。）

ラクウショウの特徴は、見ての通りその根っこ。
縁起がよさそうな末広がりで、象の足みたいですね。

誰かが“チョコのアポロ”みたいって言っていた。
なるほど、いい得て妙。

ラクウショウの根っこの特徴は「膝根」といわれる水分を吸う吸根。

これは水に隠れてわかりにくいですが、
長い根っこの節々が膝のコブのようにボコボコして
地上にニョキニョキ生えているんです。

ちょっと気持ち悪い。

新緑の季節も良いですが、
一番のフォトジェニック（写真映りの良い）な季節は紅葉の秋。

ネットで見かけたときは確かに紅葉でした。

・・・そして、気が付いてしまった。

ネットで見かけたその美しい写真と私の写真は
あきらかに構図が違う。まず枝の向き。

てっきりこの角度からかと思っていましたが、
どうも反対側のようです。

なんと・・・

是非皆様は間違えないようにSNS映えする写真を撮ってくださいね。

あと、波風立ってない日が良いです。
水面に映る影がピシッとキマっていた方が見栄えがいいですからね。

おまけ。

福岡県民なら知らない者はいないという
「天ぷら　ひらお」
ランチに立ち寄りました。

この久山店は篠栗九大の森から目と鼻の先の距離。

激混み1時間待ちはザラという天神や空港の支店に比べ
久山店は立地の都合か、
40分待ち程度で入れるそうです。
（それでも40分待ち・・・）

天麩羅処 ひらお 久山店 グルメ・レストラン

回転ずし屋みたいな座席の並び。
天ぷらは回転しません。
揚げたそばから、店員さんがオーダーした天ぷらを持ってきてくれます。

料理の安さはセルフのサービスによる人件費と
客の回転率でカバーしているんですね。

天麩羅処 ひらお 久山店 グルメ・レストラン

鶏のささ身とあなご1本尽くしの天ぷら定食。
これで770円は超激安。

揚げたてでなおかつこのボリューム、
東京ではありえないお値段で
感動的しました。

天麩羅処 ひらお 久山店 グルメ・レストラン

客席に備え付けられているお惣菜は食べ放題。
無くなりそうになったらすぐに補充してくれる。

これは一番人気の柚子とイカの塩辛

最高にうまい！

テイクアウトする人の気持ちすごくよくわかる。

天麩羅処 ひらお 久山店 グルメ・レストラン

ついでに、ほかのお惣菜は
このかぼちゃの煮つけともやしのナムル、大根の煮物。

味付けは優しい関西風で、
家庭的で素朴でおいしい。
これだけでも天ぷらなくてもご飯いただける。

なんて贅沢なランチ。

見た目は立ち食いソバレベルですが、
デートに連れてきても彼女喜ぶこと間違いないです。
味とお値段は折り紙付きですね。

-----------------------------------
最後までご覧いただきありがとうございました！

▼よろしければこちらの旅行記も併せてご覧ください。（こちらよりコメントちょっと多いデス）
http://tabinomori.com/travel-blogs/asia/japan/fukuoka/

天麩羅処 ひらお 久山店 グルメ・レストラン