2016/07/25 - 2016/07/25
159位(同エリア401件中)
ポポポさん
山口県下関市北浦地方にある角島。角島大橋と海の美しさで知られる島ですが、この時期にのみ見られる美しい風景があります。
それが島の北端夢崎に咲くハマユウです。ハマオモトとも呼ばれており夏のこの時期にのみ咲く花ですが、ここ夢崎が北限地になっています。角島大橋の景色が最も美しい時期ですので、久しぶりに橋の観光も兼ねて訪ねてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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中国自動車道を下り、美祢インターで高速道路を降りて国道435号線に合流。
後は国道を道なりに走って特牛(こっとい)で国道191号線に合流、さらに県道に出て角島大橋に到着しました。
今回の日帰り旅行の目的は角島のハマユウを訪ねてみることと、久しぶりに角島大橋の写真をとることです。
角島大橋と付近の海を綺麗に写真に撮るための条件があるので参考にしてください。
①写真を撮る時期は太陽光線の青色をより反射する7月か8月であること。もちろん晴天の日を選んでください。
②必ず午前中に角島大橋に到着していること。午後になると逆光になるのでいい写真は撮れません。写真は晴れた日の午前中に写してください。
で、7月の午前中に写したのが左に写真です。
角島大橋が架かる海は同時に3色の色を楽しむことができます。
海岸近くはエメラルドクリーン、中ほどの海はブルー、さらに沖は群青色です。
訪れた日は日差しが強すぎたのか、青色が強く出すぎてエメラルドグリーンが少なめでした。角島大橋 名所・史跡
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イチオシ
アップにするとエメラルドグリーンが多くなったようです。
角島大橋 名所・史跡
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角島大橋の全景。向かい側の島が角島で、写真左の小高い所は展望所です。
ここは海士ケ瀬公園と呼ばれている所。海士ヶ瀬公園 公園・植物園
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橋の右の建物は売店とトイレです。
海士ヶ瀬公園 公園・植物園
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この角度であれば海の色の違いが分かると思います。
角島の海底の砂は白砂のため、石灰岩の川底の川がエメラルドグリーンに見えるように(例えばクロアチアのプリトヴィッツエや九寨溝のように)、同じような現象でエメラルドグリーンに見えるんだそうです。角島大橋 名所・史跡
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久々に訪れましたが、特に海が綺麗だったので同じような写真ばかり撮ってしまいました。
しかしながら、橋ができる前はこんなもんじゃなかった。本当に綺麗だった。
この海岸沿いにある西長門リゾートホテルや白砂の海岸から眺める海はもっともっときれいだったんです。
西長門リゾートホテルのオーナーは、ホテルを建てるにあたって日本中の海岸を回って候補地を捜したそうです。そのなかで一番美しかったのがこの海が見える海岸だったと聞いています。
確かに橋ができる前は言葉では言い表せないくらいに綺麗でした。 -
橋ができる前はいつの時期に行っても綺麗でしたが、橋ができてからは7~8月以外は綺麗な海は見れません。
橋ができ多くの観光客が押し寄せるようになると、急激に汚れ始めたんです。
橋の開通直後は観光地としての受け入れ態勢が十分整っていなかったこともあり、観光客が持ち込むゴミがポイ捨てされ、大きな問題になりました。
現在は訪れる観光客のマナーも改善され当初のようなことは無くなりましたが、それでも多くの人が島に渡るという事はそれだけ海岸や海が汚染されているんです。
観光は島の活性化にはなりますが、それだけ自然が壊されて行くのを見続けるのは辛いですね。
いい例が夏の海水浴です。橋ができるまでは島には本州側の島戸から渡船で渡らなければ行けませんでした。
不便なためわざわざ島に海水浴に行く人などいませんでしたが、今は夏休みになると橋が渋滞するほど観光客が押し掛けてきます。
そのため海水浴場では海中の砂が巻き上がり濁ったようになってしまいます。このようにして汚れていくんです。角島大橋 名所・史跡
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私が心配してもどうにもなるもんではありませんが、島民は地域活性化と自然破壊の狭間で困惑されているんじゃないでしょうか。
私の感想はこれくらいにして、旅行記を進めます。
ここは角島行きの渡船が出ていた島戸地区です。この海岸や海も綺麗ですね。
どうやら私は海が綺麗に見えるドンピシャの日に見たようです。 -
角島大橋は高所から写すのがベストです。
今写している場所は橋の手前にある丘の中腹です。ここがベストポジション、ポスターになっている橋の写真はこの場所で撮られています。
橋の左にあるのは展望所。ここからは眼前に橋と海が広がった景色を楽しめます。角島大橋 名所・史跡
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展望所の前の海も綺麗ですね。
海士ヶ瀬公園 公園・植物園
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マリンスポーツをしている人もいましたよ。
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ポスターで見かける写真がこれですが、右の海を広く写真に入れたかったので、橋は真ん中にしませんでした。
角島大橋 名所・史跡
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手前に植物を取り込むとこんな写真になりました。
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イチオシ
橋の手前にある駐車場から写した写真。エメラルドグリーンの海が強調できました。
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角島に渡ります。車を運転しながらコンデジを操作してみました。車載カメラを搭載していないので、手動で写した写真です。
角島 自然・景勝地
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これも同じく運転中に写した写真。
車が少ないのでやってみましたが、危ないのでお勧めはできません。どの車もスピードを落として車を走らせているので挑戦してみましたが、普通のスピードでは、危なくてとても出来ません。角島 自然・景勝地
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写真に写っているのが西長門リゾートホテルです。
このホテルには何度か宿泊しました。景色が抜群のホテルです。下関つくの温泉 ホテル西長門リゾート 宿・ホテル
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角島大橋と海。この辺りがエメラルドグリーンと青色の境目ですが、なぜはっきり境目があるかは知りません。
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橋を渡り切った所にある瀬崎陽の公園。ここからは橋の中間部分の写真が撮れますよ。
ここは公園と呼ぶほどの公園ではありません。見晴らしがいい場所なのでわざわざ切り開いて造ったという印象です。公園のスペースも駐車場も狭いです。
橋の右の小さな島は鳩島です。どう見ても鳩には見えませんが名前の由来は何でしょうか。瀬崎陽の公園 公園・植物園
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橋を中心に据えるとこんな感じです。
瀬崎陽の公園 公園・植物園
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映画「四日間の奇跡」で使用されたロケセットの教会(礼拝堂)。
今は教会としては使われていないんです。何のための建物と思われますか?
答えはトイレです。教会なのにトイレだなんて信じられますか?
意外性があって面白いでしょうか?礼拝堂 名所・史跡
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映画「四日間の奇跡」は面白かったですね。天才的なピアノの才能がある少女と魂が入れ替わった女性が生きることを許されたのは僅か四日間。この四日間に主人公の女性はどう生や死と向き合い自分の人生を結論づけるのか。死の運命を受け入れることができるのか。
「涙なくしては見れない」というのがあ映画の売り文句だったような気がしますが、自分に置き換えて、自分の人生を振り返って見る機会を与えられた映画でした。
お涙頂戴という映画ではなく、静かに心に響く作品だったと思います。素直にいい映画でした。礼拝堂 名所・史跡
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建物の写真は撮っていませんが、ここは「つのしま自然館」。映画「四日間の奇跡」で診療所として登場した施設です。
内部はクジラ、角島の貝、植物、鳥などの展示のほかに動物と鳥類のはく製のコレクションと貝類のコレクションが展示されています。
これは幻のクジラ、新種のツノシマクジラの骨格標本です。漁船に追突して死亡したクジラで角島に引き上げられました。
専門家や鯨類研究者の手によって調べられた結果、まだ発見されたこのない未知の新種のクジラであることが判明。「ツノシマクジラ」と命名されました。つのしま自然館 美術館・博物館
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館内にあるはく製のコレクション。鷲や鷹などの猛禽類のはく製が多かったのですが、写真はその一つ。
大きく羽根を広げた姿は迫力満点でした。
私がはく製を見ていると館長さんがやってきて、「まだほかに特別なはく製がありますが見てみますか」と声をかけられました。
私が見てみたいと告げると別室に案内され、大変羽根の美しい鳥類のはく製を見せていただきました。
雉などの羽根や胸毛の美しいはく製ばかり展示されたいましたが、なかにひときわ目を引くはく製がありました。
私が初めて見る鳥です。館長さんに名前を聞くと「山鳥」とのこと。万葉集にも謳われている鳥です。
山鳥はよく聞く名前ですが実物(はく製ですが)を見るのは初めてでした。羽根や胴の毛色が若干違う3羽の山鳥でしたが、茶色や褐色の経路で赤や白の斑点が入り大変美しい鳥でした。山鳥を山野で見つけるのは難しいそうです。
この鳥の写真を撮りたかったんですが、特別に見せて頂いたとのことなので遠慮しました。つのしま自然館 美術館・博物館
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角島大浜海水浴場。ここは海辺にある休憩所。海水浴場より離れているので静かな景色が楽しめます。
角島大浜海水浴場 ビーチ
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つのしま自然館から夢崎に向かうと島の北西にある角島灯台に到着しました。
有料駐車場に車を止めて散策開始。
この灯台は明治9年3月に点灯した古い灯台です。角島灯台/角島灯台公園 名所・史跡
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角島灯台の説明板。
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角島灯台と灯台記念館。
記念館には角島の紹介や灯台の果たす役割や紹介のパネル展示、復元された灯台長の部屋などがありました。
灯台に登るのは有料で200円でした。螺旋階段は狭く一人しか登れません。
混み合う場合は待たないといけませんが、上からの景色は絶景です。ただし風が強く当たるので帽子などを飛ばされないよう注意が必要です。 -
灯台からの景色。映画ロケセットの教会が見えます。
角島大浜海水浴場 ビーチ
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ここは日本海。海が大変美しい。
角島 自然・景勝地
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灯台の眼下にはハマユウの群生地が見えます。
角島 自然・景勝地
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群生地をアップにしてみました。
角島 自然・景勝地
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ハマユウと背景はロケセットの教会。
角島 自然・景勝地
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背景は映画ロケ3点セット。
左から教会、老人ホームのバンガロー、診療所のつのしま自然館。角島 自然・景勝地
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ハマユウの群生地。
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日本海をバックにすると白色の花が映えて美しい。
角島 自然・景勝地
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イチオシ
日本海に咲くハマユウ。
ここはハマユウが咲く北限地です。角島 自然・景勝地
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ハマユウ(ハマオモト)の説明板。
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夢崎のハマユウ。群がって咲くと美しいです。
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ハマユウと角島灯台。
角島灯台/角島灯台公園 名所・史跡
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日本海側の海岸沿いに咲くハマユウ。
角島 自然・景勝地
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イチオシ
日本海とハマユウ。
角島 自然・景勝地
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イチオシ
海が綺麗だと白いハマユウが引き立ちますね。
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ハマユウの群落。
これで今回の旅の目的は果たせたので帰ることにしましょう。 -
再び運転席からの写真。橋の上は景色を楽しむためにどの車もスピードを落として走行します。
だからこそ撮れる運転席からの写真。角島大橋 名所・史跡
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これも運転しながら撮った写真。
角島大橋 名所・史跡
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橋の真ん中あたりは橋の両側が膨らんでいて、数台の車であれば駐車が可能です。
ここは通るたびに車を止めて、景色を楽しんでいる観光客を見にしますが、駐停車禁止なんですよ。角島大橋 名所・史跡
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橋を渡って、これから西長門リゾートホテルに寄ってみましょう。
リゾートホテルに行く道からは角島大橋を横から眺めることができます。 -
手前に見える螺旋形の尖塔は西長門リゾートホテルのチャペルです。
美しい海辺の教会で結婚式を挙げることができますよ。素敵でしょうね。角島大橋 名所・史跡
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潮目なのかどうか分かりませんが、はっきりと海の色分けがされている場所がここです。
不思議ですね。でもとても綺麗。こんなにはっきり海の色が色分けされている場所ってそうそう無いんじゃないでしょうか。 -
色分けされているのはこんな感じです。
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この海の色はまさしく群青色。
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イチオシ
もう一度この景色を楽しんで下さい。
ここからの景色もお勧めです。 -
西長門リゾートホテルの駐車場に到着。
駐車場は高台にあるので、階段を下りてホテルの中に入るようになっています。下関つくの温泉 ホテル西長門リゾート 宿・ホテル
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ホテルからはこんな島も見えます。これは双子島。
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ホテルの花壇
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西長門リゾートホテルが管理している海水浴場。
ヤシ(棕櫚かな?)エメラルドグリーンの海。南国リゾートの気分満載でしょうね。 -
ホテルと角島大橋。
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