晴れおじさん「金ピカお釈迦様」を拝む

2017/05/29 - 2017/05/29

５年ほど前に旅行したタイの仏像は金ピカが多かった。中でも、バンコク「ワット・ポー」のお釈迦様は、金ピカなうえに大きな身体を横向きにして寝ていて、ユニークでした。
そんな日本では珍しい「釈迦涅槃像」が、晴れおじさんの住む山形県にもあるという。
気温が３０度近くまで上がった夏近き日の午後、妻を誘って、巡礼に向かいました。

エリア 尾花沢・大石田(山形)

今日は全国的に気温が上がる予報だったけれど、山形の今の気温は２８度。月山の雪も少し溶けかかっています。

大石田町に到着。
自走式の田植え機が前をトコトコと走っています。

最上川を渡って町の中心部に入ります。

ナビをかけたら、乗船寺は右折してすぐ先にある模様。

数分で着きましたが、人影はありません。

釈迦涅槃像は、本堂でなく釈迦堂にあるようです。

釈迦堂の扉は閉じられています。今日は仏像を見られないかな？

と思ったら、こんな貼り紙がありました。

扉を開けたら、参拝用に小窓が作られていました。

うやうやしく小窓を開けて参拝。カメラを小窓に入れてパチリ。
釈迦涅槃像は体長２メートルほどで、全身に金箔が貼られています。１６９４年に寄進されたとパンフレットに書いてありますが、保存状態はかなり良いようです。

ズームアップ。

さらにズームアップ。「南無釈迦牟尼仏、南無釈迦牟尼仏」

後ろには、阿弥陀如来像が安置されています。こちらは、平安後期の作とのこと。「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」

天井には龍の絵。

丁寧に扉を閉めて、巡礼終了。

すぐ先に有名な団子屋があるので、寄ってみます。

店の外観は、こんな感じ。

午後４時を過ぎているので「売切れ」も当然か。でも、残念。
何か残っていないかと店に入る諦めの悪い夫婦です。

店内は、こんな感じ。

諦めが悪いのが良かったようです。しょうゆ焼き団子が１パックだけ残っていました。

１本ずつイートイン。団子は、すごく柔らかでした。

甘い団子も食べたかったなぁ。未練がましくメニューを撮影。

温泉好きな妻が一緒なので、日帰り温泉｢深堀（ふかぼり）｣に足を延ばしました。

でも、遠くに白い塔が見えたので、入浴前に行って見ることにします。

松尾芭蕉が参拝したお寺とのこと。

樹齢600年の大木が歴史を感じさせます。

門を潜って右に少し進むと

さっきの白い塔が建っていました。

仏舎利塔とのことで、正面に祭壇があります。

同上

平成9年に建立されたとのこと。どおりで真っ白なまま。

釈迦入滅のレリーフ

これは、釈迦誕生の場面のようです。

お釈迦様の逸話がレリーフになって判りやすく表示されています。

同上

同上

同上

全景。妻が並ぶと大きさが判りやすくなります。

近くの民家の庭に菖蒲が綺麗に咲いていました。

さて、温泉に戻って入浴した後、併設の食堂で夕食をとることにしました。

ゲソ天板そば。なかなか旨いが、大石田の蕎麦店は何処もハイレベルなので、特にオススメするほどではなし。

だけど、試飲としてサービスされた｢SOBAコーヒー｣は蕎麦の香りが漂う逸品でした。
大石田の在来種｢来迎寺そば｣と｢ブラジルコーヒー｣を一緒に抽出したもので、今秋から販売予定とのこと。

お釈迦様と仏塔（ソトバ）とSOBA （ソバ）の町、大石田は、なかなかエキゾチックな町でした。

完