マレムレシュ地方の木造教会を廻って

2014/08/31 - 2014/09/07

ルーマニア、ハンガリーの国境付近マレムレシュ地方の木造教会を巡りました。

８月３１日　スチャバからシゲットマルマツェイへ移動

９月１・２日　周辺を回りました。
　　　　　　　マレムレシュ村の教会
　　　　　　　https://youtu.be/PvifWxutUHk
　　　　　　　シゲットマルマツェエイの木造教会
　　　　　　　https://youtu.be/M8em6L5_D8c
　　　　　　　マレムレシュ　バルサナ修道院
　　　　　　　https://youtu.be/b1pdbo13SC0
　　　　　　　サプンツァ村　陽気な墓地
　　　　　　　https://youtu.be/LN33a-saqDc

エリア シィゲトゥ・マルマツィエイ(ルーマニア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

８月３１日　スチャバからシゲットマルマツェエイへ移動

スチャバのホテルで入り口のドアが二重になっているので不思議に思っていましたが、分かりました。同じフロアに披露宴会場があり、夜は結婚式そしてカラオケ大会。朝方４時まで盛り上がっていました。防音使用になっていたのです。

今日はシゲットマルマツェエイまで約８時間の移動です。まずファルティチェニまでミニバスで行き乗り換えです。１日に１本しかバスはありません。
ミニバスが来て乗り込もうとしたら、荷物が大きいのでドライバーに「ちょっと待て」と言われ一番に着いたのに後回しにされ、最終的には「満員だから乗れない！！！」ふざけるな！！何を言っても無駄だし英語も通じない！「次のバスで行け」明日じゃないか！！日本と違いルールがないのがこんな時に困る。いくら言ってもらちが明かずにドアを閉められ行ってしまった。
ターミナルのスタッフに言ってもらちが明かず、もめていたら別のバスのドライバーが来て「途中まで行ける」と言う事でとりあえず乗車、出発。
途中の山中二股道で停車「右に行けば着く」と言われ下車。
「バスはいつ来るの？」
「バスは無い、ヒッチハイクだ！頑張れ！！」
「・・・・」
乗客に声援されバスはいってしまいました。
何台か車を止め行先を言ったが、すべてアウト！！
道端に一軒店があるだけの山の中。スマホの調子が悪く宿に連絡できない。店で電話を借りようとしたが「ＮＯ」
店前で飲んでいるグループに携帯を借りて宿に電話をしました。
事情を話したら「今日は来ないのか？」と言われました。
現在血がわからないので、酔っ払いに代わってもらい「迎えに来てくれないか？」
聞いたが「迎えには行けないタクシーで来い」
酔っ払いに「誰か載せていってくれないか？」
「金は出せるか？」当然OK
若い素面の人が載せてくれました。ルーマニアはガソリンが当然とてつもなく高いのでまずはスタンドでガソリンを入れて出発。
いくつも峠を越え多分１５０km近く走りやっと到着！！
ヒッチハイクで行けるか！！という距離でした。シゲットマルマツェエイのスーパーの横で下され。「ここで待てばオーナーが来る」と言われ１０分ほどでオーナーが来ました。

シゲットマルマツェエイの宿はブラショフの日本人オーナーの知人で日本人が好きで日本語が少し話せると言う事で事前予約の宿をキャンセルして変更しました。

私は理系の体育会系とちょっと面倒な人間で今回の旅でももうすべての宿は予約済みだし、移動の方法、時刻表、予備の移動手段とりあえずすべてチェックしてあります。ただ現地で臨機応変で変えていますが。

宿は街はずれと言う事でドライブに！！途中結構式がありました。民族衣装を着た人が行列をしていました。
行列が始まる前の宴会？会場に入れてもらい軽食をいただきました。
オーナーに「知合いですか？」と聞いたら「ＮＯ」誰でも参加できるそうです。

道端のベンチには井戸端会議のおばあちゃんがたくさんいました。
各家の前には結構な確率でベンチがあります。

ルーマニアのもう一つのタイプの木造教会。
独特のスタイルが好きです。しかしマラムレシュ地方では移動手段が全くなく、タクシーをチャーターする予定でしたが、オーナーが３日間案内をしてくれると言う事だこの宿にしてよかったです。ちなみにオーナーは地球の歩き方にも紹介されています。

９月１日　教会巡り

近くの民家は立派な門があります。いろいろなデザインがあり、楽しめます。
宿は２食付きです、朝食前に村を散歩しました。
のどかな雰囲気が最高です。

庭から見た宿です。

正面です。この鳥かごみたいなところで食事をしました。

かなり細かい装飾がされています。

個人的には人物写真は撮らないのですが、皆笑顔で素晴らしいです。

家畜市場です。
牛や馬につける金具類を扱っています。

豚がぎゅうぎゅうズメ

ここからはマレムレシュ民族博物館です。
このような蔓で編んだ生け垣が良く見受けられます。

多分訪れる人は少ないと思いますが、結構手入れが行き届いていました。

地元の人がポルチーニの様なキノコを売っていました。
日本よりキノコの季節が一ヶ月くらい早いです。

川の水流を使った絨毯クリーニング

ごく普通の一般家庭です。

このようにホーロー製の鍋とかを気にかけている家が多く見られます。見た中でこの家が一番！！洗った後干しているのかどうか不思議です。

新しい木造教会で比較的大きいです。

サプンチャ村の「陽気な墓地」
個人の生前の職業や生活、好きな物がカラフルに描かれた墓碑で有名です。
ただ車が書いてあったのですが、車好きでなく車に轢かれたというブラックジョークの様なのもあります。

教会は修復中

昔はウクライナと繋がっていた線路です。
シゲットマルマツェエイの駅からウクライナまでは１キロ無い位近いです。
ハンガリーの国境にも近い街です。
なぜか線路がダブルで引かれていて不思議です。分かりにくいですが右の２本だけでは乳母車位しか走れません。

この教会で昼食をいただきました。コンロで豆のスープを温めパンとともに、幾ばくかの寄付でよいようです。

バルサナ修道院
ここだけは観光地化された教会です。手入れも行き届きレストランも併設されていました。

これでルーマニアマラムレシュ地方の木造教会巡りは終わりです。沢山の教会を回りましたがほとんどは名前が判りません。個人旅行出入り色周るのは大変難しいです。ほとんどの教会は日曜日以外はクローズされています。鍵は地元の人が管理して知り合いだと中を見ることもできます。
ホテルのオーナーがアルバイトで丸々２日以上案内をしてくれたので助かりました。料金は１９５ユーロでした。
明日はクルージ・ナポカに向かいます。