クロアチア縦断の旅③ドブロヴニク編

2017/05/04 - 2017/05/13

夫が前から行きたがっていたクロアチア。
私にとっては‘地味な東欧の国’というイメージしか無く、大した思い入れも無かったのですが、行ってみたら印象が変わりました。

G.W.を含めて８泊１０日。
まったりと主要な観光地を廻ってきた感想などです。

5/4 羽田発→フランクフルト乗り換え→ザグレブ
5/5　ザグレブ
5/6　プリトヴィツェ
5/7　ザグレブ→スプリット（飛行機）
5/8　スプリット
5/9　スプリット→ドブロヴニク（バス）
5/10　ドブロヴニク
5/11　ドブロヴニク
5/12　ドブロヴニク→フランクフルト（入国して観光）→
5/13　羽田着

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスはドブロヴニクの長距離バスターミナルに到着。
そこからタクシーで旧市街北側まで来ました。

今宵の宿　Apartment Ana　を目指します。

グーグルマップを頼りに宿を探したがたどり着けず。
宿の主人に電話したら、
「今バスに乗ってるからちょっと待っててー！」だって。笑

しばらくしたら宿のおばさんがハアハア言いながらやってきた。
裏道を入って階段を上がったすごい所にそのアパートはありました。

ここの一階の部屋です。
看板も無く、どうやってたどり着けと…

おばさんがこんなおもてなしをしてくれました。
自家製レモンジュースとケーキ。
ラキヤとバラ酒も味見させてもらいました。
ほっこりするようなアットホームな宿です。

オシャレでも豪華でもないけど、広くてくつろげる部屋。

ベッドルーム

近くの Pizzeria Tabasco で夕食。
美味しいピザでした。
頼んでもないのに２人分に分けてもってきてくれた。
気が利いているなー。
しかも夫の方をちょっと多めに配分してあるし。

翌朝
旧市街を観光します。

わ～素敵！
旧港が見えます。

プロチェ門から入ります。

中世の時代、海洋貿易で栄えた街だそう。

城壁の迫力は想像以上。
近くで見るとかなり堅牢な作りです。
このような門をいくつかくぐってしばらく歩くと、

旧市街の中心　ルジャ広場に出ます。

来る前からわかっていたことですが、旧市街というにはかなり小奇麗な街並です。

ミッキーマウスが出てきそう。

それもそのはず。
1991年に勃発したクロアチア紛争でかなりの部分が破壊され、紛争終結後に修復されたそうです。

破壊される前の古い街並を見てみたかった。

戦争は人々の命を奪うだけでなく、かけがえの無い文化遺産をも奪ってしまうおろかな行為であることを実感しました。

ザグレブ・スプリット・ドブロヴニクと旅してきましたが、どの街も治安が良さそうで、今の平和的な雰囲気からは、ほんの20年ちょい前まで戦争をしていたなんて想像できません。

ここまで大きな復興をとげたのは、クロアチアの人々の多大な努力の結果なのでしょうね。

メインストリートの端にあるオノフリオの大噴水。

噴水というよりゲローーって感じ…

フランシスコ会修道院に入ってみます。

修道院の中に薬局があります。
ヨーロッパで3番目に古い薬局だそうです。
なんと1391年開業だとか。

美しい回廊

こじんまりした中庭があります。

宝物殿もありますが、撮影禁止なので写真無し。

雨が降ってきたので教会で雨宿り。

教会は雨宿りや休憩にちょうどいいんですよね。
タダで入れて座れるし静かだし、素敵な内装を見物しながら厳かな気分にひたれるし。

雨が止んで観光再開。
ピレ門から外に出てみました。

予算の都合上断念したヒルトンが見える。

雨上がりのプラツァ通り

お土産屋が多い裏通り

お店が無い通りはひっそりしてます。

おとないしい子ね(*´∀｀*)

階段を上ると、

聖イグナチオ教会がありました。

この小奇麗なファサードに比べると、

こっち側はかなり古そう。

爆撃を免れた部分かと思います。

総督邸の前

青空市がありました。

Presa でランチにします。

夫はハンバーガーとビール。
私はココナッツクレープ。

美味しくてよかったんだけど、なんとこの店トイレがありません。

軽食とはいえ、店員がテーブルまで注文を訊きに来るようなそれなりの店なのに。
ただでさえ公衆トイレが少ないのに、飲食店でトイレ使えないなんてショック。
そもそもこれだけ大きな観光地である旧市街の中に、公衆トイレが一つだけって少なすぎ。（入場料が必要な場所のぞく）

ヨーロッパ人って１日２回ぐらいしかトイレ行かないのかね？

気をとりなおしてケーブルカーに乗りにきました。

ケーブルカー乗り場からの景色もいいですね。

乗車中

おお～っ！

まさにアドリア海の真珠！！

城壁に囲まれた旧市街の全貌を見ることができます。

しばらく景色を眺めたり崖に下りてみたりして、帰りもケーブルカーで下りました。

旅行中ほとんど天気が不安定だったけど、こういう肝心な所では晴れてくれてラッキーだった。

夕飯
せっかくキッチンがあるので作ってみようかと。
といっても冷凍野菜を温めて塩コショウふっただけ。
あとはピスタチオ・チーズ・チップス・ワイン・ビール。

翌日

いよいよドブロヴニクのメインイベント、城壁めぐりです。
旧市街をぐるっと囲む城壁の上を歩いて一周します。

プロチェ門近くの入り口から上ります。

思ったより高い所を歩くんですね。

階段もいっぱいあるのでそれなりに脚力が必要かと。

いやーしかし景色は最高！！

絶景のテラスで洗濯物を干す住民。

こんな所で暮らすのってどんな気分だろう？

一番高い所かと。

楽しい～♪

見張り塔の銃眼から。

こんな感じの遊歩道をてくてく…

旧市街は、山側から中央部に向かって下りしばらく行くとまた海側でグォーっと上るという地形になってるんですね。

この独特の地形が味わいある景観を生み出しています。

前日行った修道院の中庭が見えます。

プラツァ通りを見下ろす。

修復されてないエリアでしょうか。

海側から山側を見た眺め。

対岸にロヴリイェナツ要塞が見えます。
後でここに行くのですが、思わぬハプニングが…

城壁沿いの民家
世界中からやってくる観光客の目の前でパンツ干して恥ずかしくないんですかね？笑

崖っぷちのカフェ

これでは海からの侵入は難しかったでしょう。

旧港が見えてきました。

もうすぐ終わりです。

城壁めぐり、圧巻でした！

部屋に戻ってランチ＆休憩。
そろそろサンドイッチは飽きてきた。
きつねどん兵衛をもってくるべきだったか。

今度は北側のブジャ門から入ってみます。

旧市街の中を通り抜け、ロヴリイェナツ要塞へ向かいます。
午後の光に照らされた旧市街の遠景を撮影したかったのです。
ところが、

５時でクローズの看板が。
時刻は５時をわずかに過ぎていたので、入れませんでした。
５時でも昼間のように明るいので夕方という感覚が無く、うっかりしていました。
あああ私としたことが！
まあまあ、旅に少々の失敗は付き物です…

でもここ（要塞の入り口前）からでもなかなかいい景色が見れました。

夕飯までの間お土産を買ったりしてうろうろ…

旧市街の LAJK Restaurant Dubrovnik　で夕食。

外でちょっと寒かったけど、ヒーターを点けてくれたり毛布を貸してくれたり、なかなか気がきいてます。

タコサラダとイカフライ
どちらもとても美味しかった。
イカは半分ずつ分けて盛ってくれたので、これで半量。

サービスでプリンをいただきました。
丁寧な接客でいいお店でした。

ルジャ広場でジェラートを食べて、

夜の街を散策。

クロアチア最後の夜です。

翌朝は４時前に起床。
まだ暗いうちに空港バスで空港へ。
このバスがとんでもないバスでした。

５：０５長距離バスターミナル発のバスに乗りました。
我々が乗車した場所は、長距離バスターミナルから５～１０分かかるケーブルカー前なので、早くても５：１０ぐらいにバスが来るはずと思ってたんですが、なんと５：０２ぐらいに来てしまいました。
ということは、長距離バスターミナルを４：５５分ぐらいに出たことになります。
始発なのに１０分も早く出発していた！
ありえない…
乗れなかった人いたかもしれない。
これに乗れなかったらタクシーで行かないと飛行機乗り遅れちゃうわけですよ。
こんな早朝にタクシーつかまるかっていうの。
シャレにならないよ。

④フランクフルト乗り継ぎでプチ観光編へ続く