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11月6日 日曜日 Fornos de Algodres (ポルトガル) &#128665;移動距離約2 km<br />時差ぼけで、2匹とも朝早く目が覚める。昨日は暗かったので周りの様子は解らなかったが、小さな窓から朝日が昇ってくるのが見える。中庭はテラスになっていて、キウイやレモン、ネーブル等がなっている。インコや鶏も飼われていて面白い。畑もあって何か解らない野菜がなっている。朝食はタヌキ特製の野菜一杯入れたマシュルームソース味のシチューだ。昨日スーパーで買い物して、今の日本と比べてここは野菜が凄く安いので、調子にのって一杯買った。ここの宿の主人家族は2階に住んでいるらしいのだが居る気配が無い。今日は日曜だから教会にでも行っているのかも。この辺りを散歩することにした。そもそもここの場所を選んだ理由は、ポルトガルのリスボン、シントラへ行く為の中継地点以外なにもない。ポルトガルでどこにでもある普通の田舎町だ。どこに何があるか解らないので、とりあえずタブレットの地図を頼りに2匹で歩いてみる。景色が良さそうな山の上を目指して歩いていくと、街のあちらこちらで犬に吼えられ威嚇される。日本と違い鎖につないでいないので、道路まで出てきて吠え掛かる。噛みつきははしないだろうが、道を歩くのも容易ではない。この犬達は、人の姿がほとんど無いこの町で、ちゃんと番犬の仕事をしている。地図上に世界遺産のマークが付いた場所があったので、そこを目標に歩いて行く。いたるところに栗の木があって、実をたくさんつけている。栗の木は私有地らしいところと、道路脇や林の中にもあり、キツネは散歩そっちのけで栗拾いにせいを出し始めた。まったく拾ってどうするんだよ。そもそもこの栗食べられるのか?、目的地の世界遺産(じゃないぞ!)のマークの場所は大きな古びた風車だった。ここでもキツネは栗をとっている。今日の晩御飯は栗ご飯にしようとのたまうが、タヌキは栗ご飯嫌い、栗のお菓子は好きだが。しこたま栗をとって帰る。<br />戻る途中でおばあさんが庭からしきりにこちらに呼びかけてくる。言葉が通じないって言ってるのに身振り手振りでなにかを必死に訴えている。最初はお茶でもどうか、という誘いかと思ったがそうではないらしい。庭から入っていくと奥の物置の前におばあちゃんが倒れていた。足が悪く起き上がれなくなったらしい。タヌキが抱き起し、杖をついて家に入ろうとするのを鎖につながれた犬がじゃれついて邪魔する。この馬鹿犬!しかし、おばあさん二人だと散歩にも連れて行ってもらえないんだろうな。タヌキがおばあさんを抱き上げて階段の下まで運んだ。もう一人のおばあさんが階段に洗濯物を引いたので、そこに座らせろという意味だと解釈し抱き下ろした。”オブリガード”と言うのでもう大丈夫だという意味だと思い家を後にした二匹のズボンには犬の足跡がたっくさんついていた。猫が数匹心配そうに遠巻きにしていたが。そのせいか、帰る途中でシェパードが二匹道まで出てきて吠え掛かってきた。<br />家に戻り、中庭に出てしばしティータイム。昨日スーパーで甘いもの買っておくんだった。ただチョット寒いな。部屋に戻って栗の皮むき、なんでこんなことしてるんだろうと思いながら、2匹で無心に皮むき。本当にこれ食べられるのかな。<br />キツネが温泉に行きたいと言うので、車で20分程のスパ付きホテルに行ってみる。ホテルの受付は団体客でごった返していて、英語がまったく通じず、&quot;SPA!&quot;と叫ぶと指で上を指してポルトガル語で何か言っている。どうやら2階らしいと察し、外から回れと入り口を指しているので、ぐるっとホテルの敷地を裏手にまわり、スパの入り口を見つけたが、閉まっている。ポルトガル語で何か書いてあるが当然意味不明。数字だけは読めるので、8:00-12:00、15:00-20:00が開いていると解釈。でも今は15:30だ。開いているはずだが?曜日は読めないが、閉まっているんだったらホテルの受付できっと何か言われただろう。裏へ回れと言ったんだから開いているはずなのだが。どうしようもないので、宿に戻ることにしたが、せっかく来たのだから、キツネがマニュアル車の運転を練習することにする。バックに入れて何回かエンストさせていると、車が来たのでやめた。運転してきたおじさんがどうやらスパの客らしいので話してみる。おじさんもポルトガル語とドイツ語しか話せない。でも、腕時計を見せてくれて&quot;ドライ&quot;と言っているので3時からだと解る。えっ?今3時前なの?スペインとポルトガルでは1時間時差があったんだ。現地時間を表示しているはずの携帯がスペイン時間を表示している。なんだ!3時になってスパの扉をおねえさんが開けてくれた。このおねえさんは片言だが英語を話す。よかった。実際に入ってみると温泉というよりも、ヘルスセンターという感じだ、一匹11ユーロで約1時間利用できる。14ユーロだとジャグジーも全部利用できるというが、プールだけでいい。ジャグジーもついてるし、サウナはクローズだと言ってるし。ドイツ語のおじさんは温泉治療に来たらしく、どこか他の部屋に行ってしまった。マッサージや温泉治療もやっているようだ。地下で着替えて、帽子とバスロープを貸してもらい、2匹でジャグジーのある大きなプールに入ってみるが、熱い湯を好むタヌキには少し寒い。キツネは誰もいない貸し切りプールで上機嫌だ。キツネのくせに水につけておくと喜ぶ。&#127925;こぎつねコンコン川の中&#127926;、タヌキの得意な歌だ。プールサイドからの眺めは良かったが、暗くなる前に宿に帰る。<br />夕食は栗ご飯ならず、パスタになった。<br />

ユーラシア大陸最西端を目指してポルトガルスペインの旅(3)

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2016/11/06 - 2016/11/06

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kichuneko

kichunekoさん

11月6日 日曜日 Fornos de Algodres (ポルトガル) 🚙移動距離約2 km
時差ぼけで、2匹とも朝早く目が覚める。昨日は暗かったので周りの様子は解らなかったが、小さな窓から朝日が昇ってくるのが見える。中庭はテラスになっていて、キウイやレモン、ネーブル等がなっている。インコや鶏も飼われていて面白い。畑もあって何か解らない野菜がなっている。朝食はタヌキ特製の野菜一杯入れたマシュルームソース味のシチューだ。昨日スーパーで買い物して、今の日本と比べてここは野菜が凄く安いので、調子にのって一杯買った。ここの宿の主人家族は2階に住んでいるらしいのだが居る気配が無い。今日は日曜だから教会にでも行っているのかも。この辺りを散歩することにした。そもそもここの場所を選んだ理由は、ポルトガルのリスボン、シントラへ行く為の中継地点以外なにもない。ポルトガルでどこにでもある普通の田舎町だ。どこに何があるか解らないので、とりあえずタブレットの地図を頼りに2匹で歩いてみる。景色が良さそうな山の上を目指して歩いていくと、街のあちらこちらで犬に吼えられ威嚇される。日本と違い鎖につないでいないので、道路まで出てきて吠え掛かる。噛みつきははしないだろうが、道を歩くのも容易ではない。この犬達は、人の姿がほとんど無いこの町で、ちゃんと番犬の仕事をしている。地図上に世界遺産のマークが付いた場所があったので、そこを目標に歩いて行く。いたるところに栗の木があって、実をたくさんつけている。栗の木は私有地らしいところと、道路脇や林の中にもあり、キツネは散歩そっちのけで栗拾いにせいを出し始めた。まったく拾ってどうするんだよ。そもそもこの栗食べられるのか?、目的地の世界遺産(じゃないぞ!)のマークの場所は大きな古びた風車だった。ここでもキツネは栗をとっている。今日の晩御飯は栗ご飯にしようとのたまうが、タヌキは栗ご飯嫌い、栗のお菓子は好きだが。しこたま栗をとって帰る。
戻る途中でおばあさんが庭からしきりにこちらに呼びかけてくる。言葉が通じないって言ってるのに身振り手振りでなにかを必死に訴えている。最初はお茶でもどうか、という誘いかと思ったがそうではないらしい。庭から入っていくと奥の物置の前におばあちゃんが倒れていた。足が悪く起き上がれなくなったらしい。タヌキが抱き起し、杖をついて家に入ろうとするのを鎖につながれた犬がじゃれついて邪魔する。この馬鹿犬!しかし、おばあさん二人だと散歩にも連れて行ってもらえないんだろうな。タヌキがおばあさんを抱き上げて階段の下まで運んだ。もう一人のおばあさんが階段に洗濯物を引いたので、そこに座らせろという意味だと解釈し抱き下ろした。”オブリガード”と言うのでもう大丈夫だという意味だと思い家を後にした二匹のズボンには犬の足跡がたっくさんついていた。猫が数匹心配そうに遠巻きにしていたが。そのせいか、帰る途中でシェパードが二匹道まで出てきて吠え掛かってきた。
家に戻り、中庭に出てしばしティータイム。昨日スーパーで甘いもの買っておくんだった。ただチョット寒いな。部屋に戻って栗の皮むき、なんでこんなことしてるんだろうと思いながら、2匹で無心に皮むき。本当にこれ食べられるのかな。
キツネが温泉に行きたいと言うので、車で20分程のスパ付きホテルに行ってみる。ホテルの受付は団体客でごった返していて、英語がまったく通じず、"SPA!"と叫ぶと指で上を指してポルトガル語で何か言っている。どうやら2階らしいと察し、外から回れと入り口を指しているので、ぐるっとホテルの敷地を裏手にまわり、スパの入り口を見つけたが、閉まっている。ポルトガル語で何か書いてあるが当然意味不明。数字だけは読めるので、8:00-12:00、15:00-20:00が開いていると解釈。でも今は15:30だ。開いているはずだが?曜日は読めないが、閉まっているんだったらホテルの受付できっと何か言われただろう。裏へ回れと言ったんだから開いているはずなのだが。どうしようもないので、宿に戻ることにしたが、せっかく来たのだから、キツネがマニュアル車の運転を練習することにする。バックに入れて何回かエンストさせていると、車が来たのでやめた。運転してきたおじさんがどうやらスパの客らしいので話してみる。おじさんもポルトガル語とドイツ語しか話せない。でも、腕時計を見せてくれて"ドライ"と言っているので3時からだと解る。えっ?今3時前なの?スペインとポルトガルでは1時間時差があったんだ。現地時間を表示しているはずの携帯がスペイン時間を表示している。なんだ!3時になってスパの扉をおねえさんが開けてくれた。このおねえさんは片言だが英語を話す。よかった。実際に入ってみると温泉というよりも、ヘルスセンターという感じだ、一匹11ユーロで約1時間利用できる。14ユーロだとジャグジーも全部利用できるというが、プールだけでいい。ジャグジーもついてるし、サウナはクローズだと言ってるし。ドイツ語のおじさんは温泉治療に来たらしく、どこか他の部屋に行ってしまった。マッサージや温泉治療もやっているようだ。地下で着替えて、帽子とバスロープを貸してもらい、2匹でジャグジーのある大きなプールに入ってみるが、熱い湯を好むタヌキには少し寒い。キツネは誰もいない貸し切りプールで上機嫌だ。キツネのくせに水につけておくと喜ぶ。🎵こぎつねコンコン川の中🎶、タヌキの得意な歌だ。プールサイドからの眺めは良かったが、暗くなる前に宿に帰る。
夕食は栗ご飯ならず、パスタになった。

旅行の満足度
3.5
観光
3.0
ホテル
3.5
交通
3.5
同行者
カップル・夫婦
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配

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