2016/10/19 - 2016/10/19
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MechaGodzillaⅢ&703さん
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■秋景色をさがしながら♪標高500ｍの中国山地の集落へ＜日本の原風景・井仁の棚田＆旧安野駅＞
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
可部線の非電化区間（可部～三段峡）が廃線となってから、今年の12月で１０年になります。
レールが外されてしまうと崩壊が加速されたようで、今ではかつてそこにあった駅でさえ、どこにあったか探しても、見つけることができないところがあります。
安野花の駅公園は、桜と桃、レンギョウの三色の花が咲く「花の駅」として親しまれていた安芸太田町の旧可部線安野駅が、2005年春、駅の面影を残した公園として生まれ変わりました。
写真はJR可部線の旧安野駅に保存されているキハ58 554です。
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
広島県の西北部、中国自動車道戸河内ＩＣから約４ｋｍ、急坂なつづら折りの県道を登りきり、小さいトンネルを抜けると突如、「桃源郷」のような集落が開ける。
標高５００～５５０ｍの集落全体が山に囲まれた、すり鉢状の傾斜地で、「井」は丸い、「仁」は村・集落の意味があると言われている。安芸太田町津浪の国道１９１からも約４ｋｍと、両方面に県道でつながっている。
平均勾配は６分の１で、農地面積は約１２ｈａ、内棚田が約８ｈａ（３２４枚といわれている）。
棚田の石垣は少しでも面積を広くするためにほぼ垂直に築かれている。水田の水は、総延長約６kmの水路によって、山の向こうの３つの谷から引いてきている。
昭和１５年ごろ、セメント代の村費補助を受けて、地元の人たちの労力奉仕で完成し、その後改良を加えて今日に至っている。
また、井仁の人は集落全体を囲む延長約４kmのオリの中で生活している（猪防護柵高さ１.８m）。
井仁のトンネルは昭和３５年に開通したもので、高さ制限３m、車の離合は困難で、大型車は通れないので注意が必要。
【 手記 】
ずいぶん前の旅行記でたいへんシラけますが、それも一興、「４トラならではの楽しみ方かな」って、忘れかけた記憶を辿りながら、せっせと＾＾昨年秋の旅行記を作成しました。昨秋まではいろんなところへ出かけていたので、行った先の記憶がごちゃごちゃになってしまって、作成に手間取ってしまいました＾＾；
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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■秋景色をさがしながら♪標高500ｍの中国山地の集落へ
ずいぶん前の旅行記でたいへんシラけますが、それも一興、「４トラならではの楽しみ方かな」って、忘れかけた記憶を辿りながら、せっせと＾＾昨年秋の旅行記を作成しました。 -
▽JR可部線安野橋梁／広島県山県郡安芸太田町
昨秋まではいろんなところへ出かけていたので、行った先の記憶がごちゃごちゃになってしまって、作成に手間取ってしまいました＾＾；
写真は旧安野駅より少し下流方向の安野橋梁です。もう使われておりません。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
到着～♪久しぶりです。可部線の非電化区間（可部～三段峡）が廃線となってから、今年の12月で１０年になります。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
駅舎の横にザクロの実が生っていた。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
JR可部線は、広島市の横川駅を起点とし、芸北三段峡までの路線でした。沿線にあった安野駅も廃線となると同時に、その役目をいったん終えましたが、その後、2005年春に、駅一帯が花の咲く公園として整備されました。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
駅舎には鍵がかかっていて中へ入ることはできない。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
写真はJR可部線の旧安野駅に保存されているキハ58 554です。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
2003年（平成15年）11月30日、廃線になった可部線の旧安野駅にディーゼルカーが１両やってきました。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
昭和39年6月28日宇都宮運転所へ、昭和39年7月5日大阪へ、昭和61年10月29日広島へ、平成3年3月18日小郡へ配置換えされ平成15年11月まで現役で働いていたようです。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
運転席 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
このキハ58では1時間1000円（要予約）で、車内を貸し切りにすることもできるそう。宴会かなんかで使用するのかな。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
座席が取り外されて宴会用？の木製のテーブルが置いてある。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
ここは春に来るべきだな。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
キハ58ディーゼルカー -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
安野花の駅公園は、桜と桃、レンギョウの三色の花が咲く「花の駅」として親しまれていた安芸太田町の旧可部線安野駅が、2005年春、駅の面影を残した公園として生まれ変わりました。（写真：2010年04月訪問時） -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
駅前のお店。今は営業されていない。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
錆びたＰＥＰＳＩの看板が寂しそう。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
裸電球外灯。かつては店先を照らしていたのでしょう。 -
▽JR可部線旧安野駅／広島県山県郡安芸太田町
駅前の手掘りのトンネル。昔の191号線の名残。今は北500ｍほどのところに新トンネル道ができている。 -
▽県道303号線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
空き屋です。井仁の棚田へ向かう。ブーッ＝３＝３ -
▽県道303号線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
廃墟。生簀跡が見えるので昔は養魚場かなんかだったようだ。 -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
広島県の西北部、中国自動車道戸河内ＩＣから約４ｋｍ、急坂なつづら折りの県道を登りきり、小さい井仁のトンネルを抜けると突如、「桃源郷」のような集落が開ける。 -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
今回は県道303号線から進入。井仁のトンネルは昭和３５年に開通したもので、高さ制限３m、車の離合は困難で、大型車は通れないので注意が必要。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
標高５００～５５０ｍの集落全体が山に囲まれた、すり鉢状の傾斜地で、「井」は丸い、「仁」は村・集落の意味があると言われている。 -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
いい趣味ですね。確か山口県のどっかから来られたと言われていた。忘れた＾＾； -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
井仁の棚田は安芸太田町津浪の国道191号からも約４ｋｍと、両方面に県道でつながっている。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
平均勾配は６分の１で、農地面積は約１２ｈａ、内棚田が約８ｈａ、３２４枚といわれている。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
棚田の石垣は少しでも面積を広くするためにほぼ垂直に築かれている。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
水田の水は、総延長約６kmの水路によって、山の向こうの３つの谷から引いてきている。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
昭和１５年ごろ、セメント代の村費補助を受けて、地元の人たちの労力奉仕で完成し、その後改良を加えて今日に至っている。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
また、井仁の人は集落全体を囲む延長約４kmのオリの中で生活している（猪防護柵高さ１.８m）。 -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
井仁の歴史・・・太田川上流域の｢大田郷」は平安時代末期から鎌倉時代（西暦1100年頃～1300年代）にかけて開墾が進められ、厳島神社社領に組み入れられ、領主制の中で農業生産の向上と農民の自立･土地所有が進んだとされる。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
室町時代前期（1400年頃）に初期的な村落の形成が行われたとみられている。
一般に石垣技術は山城の築城から発達したと言われ、棚田は山を開墾して出た石を積み重ねて築かれた。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
井仁で最も古いとみられる石垣は戦国時代(約500年前、室町後期)のものと推測される。寛永15年（1638）の「地詰帳」には、耕地が現在とほぼ同じ広さがあったという記録がある。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
秀吉の朝鮮出兵（「文禄・慶長の役」1592～1598）のとき、安芸国の山間部に本拠を持つ吉川氏も出兵を命じられ、山県郡内や太田地方からも、築城要員として多くの人夫が動員された。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
この人たちが故郷に帰って、石割りや石積みの技術を広め、棚田の石垣の多くが築かれたといわれている。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
棚田とは ・・・急峻な地形を巧みに利用して階段状になった耕地が棚田であるが、それはただ地形のみでなく、そこに暮らす農民の毎日の生活の場であり、自然条件と一体的にきちんと手入れ、管理されて、機能しているものを棚田と呼びたい。 -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
何百年も耕された棚田も、丸１年も手を入れなかったら棚田とは呼べなくなるのである。棚田は、稲作に日々利用されて初めて、その公益的機能を発揮することができる。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
不耕作が２年も続けば、畦は崩れ、田の表土は流され、豪雨を受け止めてゆっくりと流すことはできなくなる。棚田は、人間とともに生きている間だけ棚田なのである。
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
そこが、ピラミッドや万里の長城などの、死せる土木構造物との決定的な違いである。（東京農工大助教授・千賀裕太郎氏「棚田は生きている」より） -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
秋景色 -
▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
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▽井仁の棚田／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
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▽県道303号線・帰路途中の景色／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
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▽県道303号線・帰路途中の景色／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
屋根が朽ちて瓦が・・・ -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
廃線沿いを走る。JR旧可部線坪野駅 - 田之尻駅間の廃線跡。橋梁が残る。 -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
平成15年(2003年)11月30日、JR可部線（可部駅～三段峡駅間）が廃止されました。JR旧可部線坪野駅 - 田之尻駅間の廃線跡。 -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
可部線の非電化区間（可部～三段峡）が廃線となってから、今年の12月で14年になります。 -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
レールが外されてしまうと崩壊が加速されたようで、今ではかつてそこにあった駅でさえ、どこにあったか探しても、見つけることができないところがあります。 -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
隧道 -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
隧道 -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
第5太田川橋梁 -
▽県道303号線・JR旧可部線／広島県山県郡安芸太田町中筒賀
JR旧可部線坪野駅 - 田之尻駅間の廃線跡。第5太田川橋梁。 -
▽国道191号線（旧道集落）／広島県山県郡安芸太田町
昔よく通っていた旧道 -
▽国道191号線（旧道）／広島県山県郡安芸太田町
以上で「秋景色をさがしながら♪標高500ｍの中国山地の集落へ」編を終了します。 -
▽友人たちと自宅近くのお店にて食事／広島県広島市
何を思ったのか、この日はお好み焼き以外に鉄板焼きを注文した。 -
▽友人たちと自宅近くのお店にて食事／広島県広島市
ノンアルコールを飲みながら「うんめぇ～！」と思っただけで、叫んではいない。 ＴＨＥ ＥＮＤ．
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この旅行記へのコメント （2）
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- 白い華さん 2017/10/17 15:58:51
- 「棚田の 秋！風景」が センチメンタル・・・。
- 今日は。
農村地帯の 過疎化！は 深刻そう・・・ですが、
「列車が 廃線して、駅の 付近は 変わってしまって」も
桃源郷みたい！な 「里山の 風景」は 健在！で
ほんと、「絵心！が あったら、 写生したく・・・なりますよね～」。
皆さん、「それぞれ・・・の 郷愁を 抱きながら、棚田の 秋！を 描いているんでしょうね」。
葉っぱ！が 落ちた・・・「オレンジ色！の 柿の木」 そして、「干した・・・ 稲束」と
「素敵！な 秋」が いっぱい。で センチメンタル・ジャーニーな 気分・・・で 旅行記を 楽しませてもらいました。
ｇｏｄｚｉｌｌａさん、 体調は いかがですか～ ？
１０月に 入って、「東京は ８月みたい！に 雨ばかり・・・の 毎日」です。
どうぞ、無理せず・・・ ユックリ！されて お元気・回復してくださいね。 これからもよろしくお願いします。
- MechaGodzillaⅢ&703さん からの返信 2017/10/17 17:28:43
- RE: 「棚田の 秋！風景」が センチメンタル・・・。
- 白い華さん こんばんは。＆お帰りなさい。
今朝ロシア旅行記拝見させていただきました。相変わらずいい旅をされましたねー。旅行者の中に頼り甲斐あるおじさん（Ｎさん）と意気投合されて観光地巡りされたようで安心でしたね。姉妹3人で行かれたのですね。女3人集まれば何とかと言いまして＾＾さぞ楽しかったことでしょう。
わたくしのほうは久しぶりに新しい旅行記を作成しました。（昨年分で内容がいまひとつですが）ＨＤに保存している写真データーが膨大にあり、頭の中の記憶がゴチャゴチャになっています。昨秋はよく出かけていましたので溜まりあげています。でも疲れるので大部分の旅記録はそのままにして4トラへはアップしないことにしました。
最近は、時間こそ膨大にあるのですけれども、遠出することもなく、家でゴロゴロしている毎日です。体力回復したらまたどっか遠くへ出かけて行こうと思います。それではまたよろしくお願いいたします。ロシア編第2弾、楽しみにしております。
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