フランス南西部のミディピレネーの黒い聖母像が見守る巡礼地、ロカマドゥール

2017/04/22 - 2017/04/22

フランス南西部のミディピレネーの巡礼路のロカマドゥールです。
巡礼路のル・ピュイアンにある街です。
アル―ズ渓谷の絶壁に築かれた街は
崖の上から城塞、聖堂、住民の街に分かれています。
エレベータ、階段を利用しながら歩いています。

エリア ロカマドゥール(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

ロカマドゥールは南西フランスの
ミディピレリ―にあるサンティアゴコンポステーラへの
巡礼路の街です。

険しい岩山の崖に築かれた街です。
初期キリスト教徒であったアマドゥールの遺骸が
岩のくぼみで発見され
この場所に教会などが建設されています。

ロカマドゥールの手前の２ｋｍの場所です。
全体像を見るのには最適な場所です。

ロスピターレと呼ばれる昔に宿泊施設が
あった場所からの眺めです。

左の崖下に流れている川はドロニュー川の支流である
アルズー渓谷です。
崖の高さは１５０ｍほどあるそうです。

ロスピターレの街です。

街は３層になっていて、
谷底から商店街（昔は市民の街）、
聖堂、礼拝堂がある聖域と呼ばれ場所、
一番上は城塞となっています。

ロスピターレの街から行くと
城塞の高さの道につながっています。

ケーブルカーで聖域へと降ります。

ケーブルカーから出たところです。

聖域への城門です。

下には商店街の通りが見えます。

崖の青い岩は剣を示しているといわれています。

ノートルダム礼拝堂です。
なかには１２世紀から数々の奇跡を起こしてきたという
黒い聖母像があります。

像の上には鐘があり、
奇跡が起こるときにはひとりでに鳴るといわれています。

ノートルダム礼拝堂のなかは撮影禁止で
黒い聖母像などは撮れませんでした。

６つの礼拝堂、１つの聖堂があるそうですが、
建て増しを繰り返しているので、
入口、どこまでがその建物かなどが
よくわかなくなってきます。

聖域から下の商店街まで降りて行く階段
（巡礼者の階段）です。
２１６段あるそうですが、
下りはそれほど苦痛でもありませんでした。

サンソバールバジリカ礼拝堂です。

観光客も多いですが、信者の方も多いようです。
祈りをささげている人も多いです。

ほとんどの礼拝堂のなかは簡素です。

サンミシェル礼拝堂の入口の横の岩壁には
１２世紀に描かれたフレスコ画があります。

見上げた最上部の壁にもフレスコ画があります。

アマドゥールの遺骸が発見されたという
岩のくぼみの場所です。
鉄柵で覆われています。

下の街へと降りて行きます。

通りは２００ｍほどで、
両側には土産物店、雑貨店、カフェなどが並んでいます。

地元の名産のチーズ、フォアフラなどの食品も
多く売られています。

出入り口の城門（サルモンの門）です。

下から聖域を眺めたところです。

通りにはミニトレインも走っていました。

反対側の城門（いちじくの門）です。

ロカマドゥールの簡単な地図です。

エレベータに乗って帰ります。

ロカマドゥールはかつての歴代フランス国王も訪れたという
フランス国内でも有数の人気の観光地ということで
年間１５０万人が訪れているそうです。
フランスで５番目に多く観光客が訪れています。

大都市から離れた場所ですが、
訪れる理由がわかるような気がします。