倉敷界隈の鉄道とバスを巡る旅

2017/03/19 - 2017/03/19

津山のホテルを早朝に出た後、鉄道で岡山駅で乗り継いで倉敷駅に向かった。

本当の目的は宇野～高松間の四国フェリーが、４月から大減便するためにこれに乗っておきたい、のだが、たまたまこの日、倉敷から出る水島臨海鉄道で国鉄型の古い車両キハ20が引退するとのことなので、ついでに見に行った。

エリア 倉敷(岡山)

着いたのは、JR倉敷駅に隣接する水島臨海鉄道の倉敷市駅。ちょいと駅前広場から中に入る。ここに鉄ヲタの方々が勢揃い。

記念乗車券などのグッズを売っていたので、友達への土産でこれを買っておく。

やがて今回の主役、キハ20がやってきた。ただ残念ながら、これに乗れない。ハガキによる事前の予約制である。

仕方ないので、この出発を見送った後、後続の普通列車に乗った。

途中、浦田駅というところで下車する。何故、ここかと言うと、児島方面へのバスが近くを走っており、この後宇野から高松行フェリーに乗るには便利が良さそうだったからだ。

ただ他にも、鉄ヲタの皆様方も大量に下車される。めぼしい撮影地でもあるのか？

私はそんなことをあまり気にせず、バス停でバスを待っている間に走行してきたキハ20をパチリ。

我ながらあまり絵にならない場所での撮影だ（笑）

で、早々と水島臨海鉄道沿線から離れ、下電バスで児島駅方面に向かう。

でも下車したのは児島市民センター。旧下津井電鉄児島駅がそのまま残っている。キハ20よりもむしろこちらの方が自分にとってはメインだった。

しかし中を見ると、もぬけのカラ。昔、電車が保存されていたような記憶がしたのだが、記憶違いか？

鉄道廃線跡を活用した自転車道がここから下津井方面に延々続いていた。

まだ時間があるので、自転車道を歩く、のではなく下電バス「とこはい号」に乗る。

児島駅（味野）と下津井を循環するバスである。つまり下津井鉄道の廃止代替の役割を担う。

倉敷駅～浦田～児島駅のバスは客が少なかったが、こちら「とこはい号」は客が多かった。

鷲羽山ハイランドで大量下車。車内放送によると、JR四国がこの施設が使える割引切符を出しているようだ。

それで下津井駅跡近くの下津井漁港に着いたら、驚いた！

ホームとレールがそのまま残っている。いや、それだけではない。

しっかり鉄道車両も保存されていた。

しかし屋根が破けている。どちらかというと、児島駅で保存した方が状態は良さそうに思えるのだが。

保存されている車両には何故か屋根のないものまである。

人が多いなあ、と思っていたら、地元の人々が出店を出していて、イベントをしていた。

中を見たら、漁師町らしくタコ飯とうどんを出していたので、買って食べることに。

ああ、ちょうど昼飯時になっていたのを忘れてしまっていた（笑）

しかし何も調べずに、こういうイベントに遭遇すると嬉しいものがある。

おかげでここで昼飯を食べられることができた。それもタコ飯という地元の味を。

廃線跡のホームで食べると旨い！それにしてもいい天気に恵まれて良かった。

ここには車輪も大量に置いてあった。

1時間以上滞在しただろうか、駅跡を離れることにする。

下津井は廃線跡のパラダイスのような場所。いやー非常に楽しかった！

再び少し歩いて、バス停で「とこはい号」を待つ。5分ぐらい遅れてやってきた。

ここから児島駅に帰るのだが、循環なので行きとはルートが異なる。

今度は下津井の町の中を走る。風情があってなかなかよろしい。瀬戸大橋の下もくぐる。

瀬戸内海の遠景もなかなか素晴らしい！

ここから見る景色は最高級ですね。

この日は三連休の中日ということもあり、クルマも多い。

というか、児島駅より少し南の児島ボートも開催中で一部渋滞が発生。下電バスも臨時バスをひっきりなしに出していた。

児島駅に到着し、下車した。

ところで「とこはい号」では、下津井が何かのアニメの舞台になっているということで、車内放送でその説明までされていた。

バスも見たら、そのアニメにラッピングされている。

これがそのアニメ。映画ですね。

自分が下津井を訪れた前日に封切りしたばかり、なのに、バスはアニメ用にラッピングするわ、車内放送はアニメの説明をしたりと、下電バスは仕事が早い（笑）