ここはアジアか、それともヨーロッパか？　～陸路でイランを周遊するGW'17～　＃２　「イランの人々は日本人を家に招待したがる」のは本当だった！　＠イスファハーン（前編）

2017/04/29 - 2017/04/30

イラン旅の2回目は、サファーヴィー朝ペルシアの時代に「世界の半分」と讃えられたイマーム広場を擁する観光都市、イスファハーンです。
テヘランからバスで6時間ほど。

この街は観光スポットには事欠きませんが、前半のハイライトは、イラン人のおじさんにご自宅に招待していただき、ランチをご馳走になったことです。
確かに、事前にネットで情報を集めていたとき「イランは親日国で、日本人旅行者を見ると”ウチに来なよ！”と誘ってくれる人が多い」というエピソードをかなりたくさん見ていましたが、到着早々、本当にそういう流れになりました。
観光スポットをなぞるツアー旅行では絶対に味わえない、貴重な経験です。
もっとも、急な誘いに乗ったことで当初考えていたことが全くできなかったので、後半の観光が相当タイトになったのですが。。


□4/28　羽田→バンコク→テヘラン
■4/29　テヘラン→イスファハーン
■4/30　イスファハーン
□5/1　イスファハーン→シーラーズ
□5/2　ペルセポリス→シーラーズ郊外の村→シーラーズ
□5/3　シーラーズ→…　　※夜行バス移動
□5/4　ヤズド→…　　※夜行バス移動
□5/5　マシュハド
□5/6　カング村→マシュハド→…　　※夜行列車移動
□5/7　…→テヘラン→…
□5/8　…→（バンコク）→羽田


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《ここはアジアか、それともヨーロッパか？　～陸路でイランを周遊するGW'17～　目次》

＃０　パスポート紛失で強制送還の危機から…まだ見ぬカオサン通りへ　＠バンコク
https://4travel.jp/travelogue/11241797

＃１　道も食事も宮殿も…洗練された大都会、雨のテヘラン（前編）
https://4travel.jp/travelogue/11241802

＃２　「イランの人々は日本人を家に招待したがる」のは本当だった！　＠イスファハーン（前編）
https://4travel.jp/travelogue/11241806

＃３　バザールは続くよどこまでも　＠イスファハーン（後編）
https://4travel.jp/travelogue/11241810

＃４　シーラーズから日帰りhalf day trip　ペルセポリスとナグシェ・ロスタム
https://4travel.jp/travelogue/11241819

＃５　Lonely Planetにも未掲載！イラン人と行く謎の村　＠シーラーズ（前編）
https://4travel.jp/travelogue/11241825

＃６　アイドル扱いされたい日本人はサアディー廟へ行こう！　＠シーラーズ（後編）
https://4travel.jp/travelogue/11241843

＃７　ゾロアスター教徒との出会いは突然に　＠ヤズド
https://4travel.jp/travelogue/11241848

＃８　遂にボッタクられた！シーア派総本山の大都会　＠マシュハド（前編）
https://4travel.jp/travelogue/11328104

＃９　山あいにひっそりと佇むsmall village、そしてチャイハネ　＠カング村＆マシュハド（後編）
https://4travel.jp/travelogue/11241862

＃１０　平和な世界に思いを馳せて…快晴のテヘラン（後編）
https://4travel.jp/travelogue/11241866


【参考書籍】
○深夜特急〈4〉シルクロード　(著)沢木耕太郎
○イラン人は面白すぎる！　(著)エマミ・シュン・サラミ
○イランはこれからどうなるのか―「イスラム大国」の真実　(著)春日孝之
○イラン～世界の火薬庫～　(著)宮田律
○地政学リスク―歴史をつくり相場と経済を攪乱する震源の正体　(著)倉都康行

エリア イスファハン(イラン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

引き続き【旅行2日目：4/29（土）】

テヘランから6時間、VIPバスがイスファハーンに到着しました。
テヘラン（テルミナーレ・ジョヌーブ：南BT）14:00頃
→イスファハーン（テルミナーレ・カーヴェ：北BT）20:00頃

休憩中に喋りかけてくれたイラン人の青年にお礼を言って、私は降車。
彼はまだこの先まで行くようです。
このバスの終点はどこなんだろうか。

このターミナルも近代的でしっかりしています。
ターミナルとは名ばかりで、ただ道路沿いにバスが並んでいるだけの場所はアジアではお馴染みですが、この国はどうもそういうことはなさそうだということを、この時点で悟りました。

この日の宿は、地球の歩き方にも載っている、世界中のバックパッカー御用達の「Amir Kabir Hostel」です。

もともとBTからはメトロで移動するつもりでしたが、歩き方の記載が間違っているのか、その辺の人に聞くと一様に「メトロなんて無いぞ」と言う。
バスで移動すれば1,000トマーンですが、タクシーでも軽く交渉したら「6」、すなわち6,000トマーン（約200円）だと言うので、もう日が暮れかけていることもあり、おとなしくタクシーにしました。

タクシーの運ちゃんは「～ビッシュ」という言葉を連呼していましたが、最後まで意味不明でした。。
あのダルビッシュのお父さんがイラン人であることは思い出しましたが。
そう言われてみると、確かにダルビッシュみたいなイケメンがイランには多いです。

今更ですが、1,000トマーン＝10,000Rls＝約35円（2017年GW頃のレート）です。
イランの人々は、事実上誰もが通貨単位として「トマーン」を使ってきます。

アミール キャビール ホテル

入り口はちょっと怪しげ。

なお、イランはBooking.comなどでホテル予約ができないのですが、いろいろ調べていたら予約できるサイトを見つけました↓
http://hostelsiniran.com/
なぜかマシュハドはありませんが、他の有名どころは一通り揃っていそうです。

私は、旅程がほぼ確定していたので、事前に一通り予約していきました。
場所によっては全然宿に空きがなく、5軒以上をたらい回しにされている若者もいましたので、事前に取れるならそれに越したことはありません。

アミール キャビール ホテル

典型的な昔ながらのホステル、老舗って感じですね。
フロントにはおっちゃんが3人いて、手慣れた感じで世界中の旅人のリクエストをテンポ良く捌いていました。

各地へのツアーも催行しているようでした。
ドバイやドーハから直接イスファハーンへも入れるので、テヘランへは行かずにここを拠点にいろいろ回るという旅程の組み方も有りかと。

アミール キャビール ホテル

部屋の準備ができてないから1時間ぐらい待ってほしいとフロントのおっちゃんに言われました。
世界遺産・イマーム広場の史跡内へはもう入れないが、ライトアップされていてキレイだから、散歩がてら見てくるといい、とのこと。
まぁ問題なし。

ホステルの目の前は大通りでした。
ここを1kmぐらい南に下って、さらに1kmぐらい東へ折れると、イマーム広場。
歩くにはちょっと遠いですが、滞在中は何度も往復しました。
もうちょっと広場に近い場所に宿を取ろうとすると、安くは泊まれないかもしれません。

道路の横断はここでも相変わらずストレスフル。
ここはアジアと一緒です。
赤ん坊の乳母車を引いていたご両親に突っ込むように車が走ってくるも、乳母車の寸前でピタッと止まる。究極の「お互いに空気を読む」文化でしょうか？
こっちは怖くて見てられないわ。

イマーム広場へ向かう小道沿いには商店が立ち並んでいて、もう21時過ぎだというのに、営業しています。

この先にイマーム広場が。

屋台で売っていたスープを夕食にしました。
もう夜の21時過ぎなのに、こんなにたくさん煮て余らないのだろうか、と余計な心配をしたくなるぐらい大きな器でグツグツと煮込んでいました。
小中学校の給食の200人分ぐらいに相当するイメージ。

このスープ、ベジタリアン系でしたがとても美味しかったです。
体にも良さそうだし。

地球の歩き方に写真が載っているイラン料理の最初、「スーペ・サブズィー」かな。

そのテイクアウトしたスープをどこで食べようか、とウロウロしていたら、感慨深さに浸る間もなく、唐突にイマーム広場に到着しましたw

イスファハンのイマーム広場 広場・公園

広場の回廊はお土産売り場になっていて、もう22時近いのにやはり営業してます。

これは香辛料？

これはペルシャ絨毯。

この広場沿いで買うと、立地的に高そうだな。

こういう陶器もあるのがやや驚きでした。

ただ歩いているだけで、ペルシャ文化の奥深さにちょっとずつ触れていきます。

回廊から出て、再び広場へ。

広場に入って一番奥の、マスジェデ・エマーム。
ライトアップされているイスラム建築もサマになってます。
翌々日に中へ入りました。

イスファハンのイマーム広場 広場・公園

これが確か広場に入って正面の、マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー

規模的には↑に負けますが、内部の装飾はこちらもキレイです。
翌々日に中へ入りました。

イスファハンのイマーム広場 広場・公園

この日はキレイな三日月。

月だけでなく、星もよく見えました。

世界チェーンのケンタッキーとは違う。

広場の北側にはバザールがありました。

グランド バザール 市場

さすがに22時近いので、こちらは閉まっている店も多めでしたが、それでも明かりはついているし人の行き来もあるし、実際にまだ開けている店もありました。

ここを歩き始めるとなかなか終わらないので大変です笑。
詳しくは、この次の旅行記の＃３で。

グランド バザール 市場

夜のバザールの風景　その1

グランド バザール 市場

夜のバザールの風景　その2

グランド バザール 市場

夜のバザールの風景　その3

グランド バザール 市場

このペルシャ絨毯の店に捕まってしまい、振り切るのが大変だった。
「また明日か明後日に来るよ」と言ってはみたものの、結局戻って来ることはありませんでした。。

グランド バザール 市場

バザールを出て、同じイマーム広場の敷地内から撮影したものですが、広場の最南端にあるマスジェデ・エマームは、もはや、遥か遠くに見えます。

かつて「世界の半分」と称賛されたイマーム広場、とにかく大きいです。

22時も回ったので、ホステルに戻って就寝。
部屋は、1泊10ドルの老舗ホステルらしい、非常に質素な感じでした。

イスファハンのイマーム広場 広場・公園

【旅行3日目：4/30（日）】

マレーシア人のルームメートのイビキがひどく、朝4時ぐらいに叩き起こされてから寝付けず。。
朝食はホステルの中庭でいただきます。
1泊10ドルですが、朝食代もこの中に含まれており、追加料金はありません！しかも意外としっかりした朝食です。パン、スクランブルエッグ＋もう1品ぐらいに紅茶まで付く。十分です。

ただ、運んでくる順番が適当で、明らかにさっき起きてきたばかりの欧米系グループに先に提供されているのを横目に見たときは、ちょっとムッとしましたが。。
まぁ急いでいるわけでもないし。

アミール キャビール ホテル

この日は、教科書通りに遠いところから攻めるということで、スィー・オ・セ橋を渡ってジョルファー地区へ向かうことに。
地図を見る限り、ホステルから橋までは2kmぐらい、そこからジョルファー地区はさらに2km弱ありそう。
徒歩でも移動できなくはないが、往復はしんどいという感じの規模感です。

前を歩く女性の格好を見ればわかるように、この日は結構寒かったです。
イラン＝砂漠＝暑い、とイメージで決めつけて半袖短パンしか持っていかないと、大変なことになります。苦笑

大通りを南へ下っていきます。
緑の草木がとてもキレイで、お店も立ち並んでいて、散歩していても飽きません。

謎のアイスクリームの人形。
この写真だけだとうまく伝わりませんが、横から強い風圧の風が出ていて、嫌でも目立っていました。

イランの人々は甘いものが好き、と聞いていましたが、あまりアイスクリームは食べた記憶がない。

ハシュト・ベヘシュト宮殿

大通りのすぐ裏にあります。
奥に見えるのが宮殿ですが、一帯は、実質的には公園です。
市民の憩いの場になっていました。

ハシュト ベヘシュト公園 広場・公園

どこへ行っても草花が美しい季節。

ハシュト ベヘシュト公園 広場・公園

建物の通路を切り抜くように作られたバザール。
バザーレ・ホナルというそうです。

中へ入ると、両側、見事なまでに宝石店やブライダルショップしか並んでない。
反対側まで300mぐらい続いていますが、本当にそれ以外の店は1つもない。

「ホナル」はペルシャ語で美術／芸術といった意味のようです。

ショーウインドウは、こんな感じ。
汚い格好をしたバックパッカーには無縁の場所（苦笑）

しかしなぜこうやって同じ種類の店を一箇所に集めるのだろうか？
わざわざ競争率が高い環境を作ってどうするんだろう、と思ってしまうのですが

アッバースィーという5つ星ホテル。
しかし目の前は車通りが激しいメインロードで、道路側の部屋だったら、さぞかし夜もうるさいのではないかと。

交差点の角っこに立っている、マドラセイェ・チャハール・バーグ。

しかし改修中のようで、肝心のドームがこんな状況のうえ、どこから入れば良いのかもよくわからなかったので、パス。
こういう史跡系は、イスファハーンではイマーム広場を十分に見て回ればお腹いっぱいかなと。

またバザール街があったので、興味本位で中へ入ってみましたが、

またか。

もういいわ！

そのまま大通りを300mぐらい下って、ロータリーの交差点を渡ると、スィー・オ・セ橋があります。
ここはイスファハーン観光で必見の場所です！

シー オ セ ポル 建造物

渡り始めると、フレンドリーなイラン人に声を掛けられました。
日本人と見るや否や、すぐに声を掛けてくる。親日国だとは聞いていたけど、本当なんだなぁ。

一緒に肩を組んで写真を撮ったりしたあと、Telegramやってるか？と聞かれました。イランではFacebookが使えないことから、Telegramというアプリを使う人が多いそうです。
ちなみにLINEは使えますが、あまりダウンロードされていない模様。

シー オ セ ポル 建造物

橋の両端は川に面していますが、柵も何もありません。
これで事故がないのが不思議。しかし柵がないからこそ景観が保たれていることも事実でしょう。

シー オ セ ポル 建造物

川の中を自転車で横切っていく兄ちゃんを発見。

で、対岸まで渡ったところで今度は50歳ぐらい？のおっちゃんに声を掛けられました。
ひとしきり話したところで、この辺で昼ごはんを食べるならどこがいいと思うか質問したところ、「ウチに来て食えばいい」と言い出し、その場で奥さんに電話をして了解を取ってしまった！
確かに、イランの人々は日本人を家に招待したがるとは聞いていましたが、本当なんですね。

シー オ セ ポル 建造物

「知らない人にホイホイ付いて行ってはダメだよ」とは小さい子供が必ず教わることですが、毎度の如く、今回も知らない人にホイホイ付いていきます。
イランを旅した方なら感覚的にわかると思いますが、なんか、この国ではマズいことが起こる予感がしないんですよね。
本当に平和な国です。

橋のたもとのバス停から、西バスターミナルまでローカルバスで移動。
バスに乗る前、なかなかこちらの言ったことを聞き取ってもらえず「お前は英語が下手だ、もっと勉強した方がいい」とこちらの発音のせいにされたときは、若干ムッとしましたけども。おっちゃんの英語も十分わかりにくいよ。

そこで、今度はこの小さいスクールバスみたいなやつに乗り換え。
実際、学生だと思われる若い女性がたくさん乗ってました。
そこに50歳過ぎのおっちゃんと、お前はどこから来たんだという旅行客がひとり。
客観的に見ると、なんともシュールな光景ですw

ONLY GOD

「イスラム共和国」なので。

どんどんイスファハーンから遠ざかり、田舎へ向かっていきます。

隣に座った女学生。
2人ともそこそこ英語が話せて、どうにかコミュニケーションが取れました。
奥の子は気が強い感じで、終始押されっぱなしでした。。
イラン人はあまりLINEを使わない、と教えてくれたのも彼女です。

バスターミナルに到着。
ここからおっちゃんのマイカーに乗せてもらいます。
ここで突然放り出されたら、イスファハーンまで戻れるかどうかすらわかりません。
誰も知り合いがいない国でどれだけ無茶なことしてるのか、という感じもしますが。。

こんな住宅街のど真ん中で車は止まりました。

そのおっちゃんの邸宅。
大きいな。

リビングルーム。
広い。

床に敷いてあるのは、当然ながら本場のペルシャ絨毯。

ご丁寧に、お茶を入れてくれました。

4人家族で、これは奥様。経験なイスラム教徒です。
ちょうどお祈りの時間だったかも。

あとは画家志望の25歳ぐらいの息子さんと、まだ小学校低学年（？）ぐらいの可愛い女の子。
ずいぶん年齢が離れてるな。

イスラム教の聖典みたいなやつ。

ペルシャ語で書かれていて当然読めないので、英語に訳しながら説明してくれましたが、それでもよくわからない。。

約束通り、ランチを振る舞ってくれました。

テーブルではなく、床の上に置いて食べるのが習慣のようです。
ペルシャ絨毯の本場だからか。

豆のスープ。体に良さそうな味で、美味しかった。
お代わりしました。

何を食べたいかと聞かれ、ケバブ以外に何も知らないのでそう答えたら、リクエスト通りにケバブが出てきました。

この右に写ってるヨーグルトみたいなやつが独特な酸味で個人的に好きでした。
日本にはあまりないタイプの食べ物かな。

中央にある薄い皮はナンです。
ナンといってもインドカレーの店で出てくるような分厚いやつではなく、私が大好物の南インドのチャパティに近い感じです。

お茶を入れるやつかな

ひとしきり美味しくいただいた後に、画家志望の兄さんとお喋りしました。
普通に英語が話せました。

トルコに攻め込まれて、停戦交渉をしているときの絵だと説明してくれました。
構図設計から完成まで、1年掛かったそうです。

このモナリザも、兄さんが書いたそうです。
普通にウマいな。

家族写真で、背景が気になったので質問したら、マシュハドのモスクとのことでした。
イスファハーンからマシュハドまで陸路で行くと、20時間ぐらい掛かるはずなのですが、果たしてどうやって行ったのだろうか。

こうしてごはん、お茶をご馳走になっただけでなく、イランの人々の暮らしに数時間だけとはいえ直に触れることができて、とても素晴らしい経験ができました。
声を掛けてくれたおっちゃんに感謝です。

十分満喫したので、そのままイスファハーンへ帰りたかったのですが、おっちゃんが「もうちょっと俺の家の周りを見ていけよ」と案内してくれました。
といっても大した場所があるわけでもなく、これは素朴な公園。

近くのモスク。
観光で見て回るモスクって、規模も大きくてきらびやかで…というものばかりですが、本来、こういう写真映えしないモスクの方が多いのだと思います。

とはいっても、このモスクはちょっとボロボロ度合いが凄くて、本当に現役で使われてるの？と思わずおっちゃんに聞いてしまうぐらいでした。

おっちゃんの友達が経営している花屋へ。
もうイラン観光と全く関係がない（苦笑）

「お土産にどうだ？」とやたら勧められましたが、これを日本に持って帰ると思っているのだろうか？

まだまだ連れ回されそうでしたが、私もイスファハーンで過ごせる日数には限りがあり、いつまでもここにいるわけにはいきません。
ご馳走してもらいながら恐縮ですが、もう失礼したいと若干無理やり切り出し、バスターミナルまで送ってもらいました。
本当は、今晩は家に泊めてくれるつもりだったらしいのですが、まぁさすがにそこまでは…

帰りもスクールバスみたいなやつでした。

おっちゃんが名残惜しそうに手を振ってくれましたが、それを見た周りの乗客が露骨に怪訝そうな顔をして、若干気まずかった。。

西バスターミナルに到着。
かなり予定が狂いましたが、、イラン人のお宅を訪問するという、誰でもできるわけではない貴重な経験をさせていただきました！
ここから慌てて、イスファハーンの本来の観光スポット散策がようやく始まります。


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＃３　バザールは続くよどこまでも　＠イスファハーン（後編）　へ続きます。
http://4travel.jp/travelogue/11241810