2017/05/05 - 2017/05/05
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mirilinさん
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既に毎日が休日となった相方と、悲しいかな未だ働き蜂の私ではGWの感じ方が違います。
相方…どこもかしこも混んでいて超迷惑。家にこもっているに限る!
私 …せっかくの5連休、ちょっと気晴らしに出かけたい!
ってことで、お互い無理してどちらかに付き合わなくてもいいんじゃないかと思い、珍しく一人で出かけてみました。
だって今年のGWはとってもお天気が良かったから!
といっても、寄る年波、どこに行っても混んでるこの時期の遠出は疲れるし、足元見られた料金アップも許しがたいので、手近なところで、でもちょっと非日常を味わえるところ…と考え、「死ぬまでに一度は行くべき絶景」とかって騒がれているネモフィラの丘に行ってみることにしました。
古い町並みや、ローカル線も好きな私には、このネモフィラの丘と絡めて「ひたちなか海浜鉄道」に乗れるってのも心惹かれて…
あまり一人旅ってしたことのない私。気の向くままにウロウロできるこんな旅は、もしかしたら好奇心の塊の私には合ってるのかもなんて思える一日でした。
9:00 上野発 常磐線 特急ひたち5号
↓
10:20 勝田着
10:43 勝田発 ひたちなか海浜鉄道 湊線
↓
10:59 那珂湊着
【那珂湊 散策】
12:20 那珂湊発
↓
12:31 阿字ヶ浦着
12:34 阿字ヶ浦発 無料ピストンバス
↓
12:43 ひたち海浜公園着
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JR特急 私鉄
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-
JR勝田駅の1番線が「ひたちなか海浜鉄道」のホームです。
1番線を会社線が使っているJR駅は全国でも希だそうで、常磐線との強いつながりを感じます。
ホームの入口で、Suicaの退出チェックをピッとやって、そこに立ってる駅員さんから「1日フリー乗車券」1,100円を購入。
この乗車券は、電車で海浜公園の最寄駅「阿字ヶ浦」へ往復すれば元が取れるだけでなく、なんと海浜公園の入園券付き。
私のように、この電車を途中下車して街をフラフラし、その後海浜公園に行こうという輩には願ったり叶ったりの乗車券なのです。
混雑時は3両編成程度で走るこの電車は、通常はこんな感じで1両だけで走る、ローカル臭プンプンの電車なのです。
ちなみに、これは帰りに撮った写真。夕方には海浜公園に向かう人もなく、電車は日常に戻っていたのです。
行く時は、3両編成にほぼ満員でありました。恐るべしネモフィラ! -
この湊線の駅名標は、デザイナー小佐原孝幸さんのデザインによるもので、ローカル色ムンムンの電車のイメージとはちょーっと違うものの、そのキュートなデザインに、私が迷うわず写真を撮ってしまったのは当然のことです。
ちなみに、2015年のグッドデザイン賞を受賞したそうです。 -
車内に掲示されている路線図にも、このデザインが使われています。
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勝田から3つ目の金上駅は、ここが陸上自衛隊施設学校の最寄り駅であることから、戦闘機、戦車、潜望鏡がデザインされています。
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ここ高田鉄橋駅は、一番新しい駅で2014年10月に開業したそうです。
なんとホームの屋根が国道の陸橋というユニークな駅です。
鉄橋を走る列車のデザインが可愛いですよね~ -
こちらは沿線の中枢駅那珂湊の駅名標
那珂湊の街にある反射炉と、駅に留められている電車ケハ601そして、この駅のアイドルである駅猫の「おさむ」が描かれています。 -
可愛くって一番気に入ったのがこれ。色とデザインがぴったり。
ひたちなか市の市の花ハマギクとケイトウがデザインされています。
ホームものどかな感じです。 -
古びた電車だけではなく、こんな可愛いくペイントされた電車も走っています。
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この電車の中には、何故か黒い兎さんが、いろんな衣装であちこちに描かれていたりします。
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こんな感じのウサギさんが車内の壁のいたるところにいるんです。
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さて、那珂湊で途中下車して街の散策に出てみます。
那珂湊駅には、こんな風情のある駅名標もありました。 -
ちなみに、この那珂湊駅は大正2年に湊鉄道として開業以来の木造駅で、「関東の駅百選」にも選定されているそうです。
木造のホームの柱は珍しいですよね。 -
こちら駅舎内。
雰囲気ありますよね~
電車の到着が近くなると駅員さんが出てきて、正面の扉を開けてくれます。
それまではホームに出られません。 -
駅外観はこんな感じ。
自動販売機が雰囲気崩しちゃってますね。
(ま!現代人には必要ですが…) -
駅前の広場には、那珂湊の観光マップがあります。
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那珂湊といえば、那珂湊漁港で上がる海の幸溢れる「おさかな市場」
駅前から大通りをまっすぐ歩いて15分くらいで到着します。
ちょうどお昼前に到着したので、新鮮なお魚食べようという目論見です。 -
キラキラ光る新鮮なお魚たちが所狭しと並んでいます。
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お魚だけではなく、貝類もいっぱいありました。
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そして、こんな素朴な感じで干物もあります。
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さんまも丸のまま干されていました。
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そして、私の昼食となったのはこれ。那珂湊たこ焼き。
ホントは回転寿司に行こうと思ってたんですが、朝9時から並んでいる人がまだお店に入れていなかったので、諦めたのです。
でも、このタコは焼き、そんじょそこらのたこ焼きとは違うのです!! -
どうです、この景色。
普通のたこ焼き器ではありますが、その中には、イイダコが丸のまま投入されています。
タコがたこ焼きの生地のなかで溺れてる感じです。 -
焼きあがったたこ焼きです。タコの食感は言うに及ばず。
食べごたえ満点のこのたこ焼き、6個で600円です。 -
たこ焼き屋さんの裏には、こんな感じでたこ焼き生地の海に飛び込む順番待ちのイイダコたちがいました。
(@_@) パチクリ -
もうひとつ食べたのがこれ。ウニ焼きです。
なにかの貝殻のうえに、ウニをのせて焼いたものです。
勢いで買いましたが、1個600円はちょいと高い?
でも、ウニだし美味しかったので良しとします。 -
こちらは、牡蠣を目の前で開いて食べさせてくれるところです。
見事な手際でどんどん牡蠣を開いていくおじさん。
長蛇の列が出来ていました。
私も食べようか迷ったのですが、以前、牡蠣ではないですが、食中毒になって苦しんだことがあり、勇気が出ませんでした。
美味しそうだったな~ -
さて、那珂湊の魅力は海の幸だけではありません。
ここは、江戸時代、舟運の拠点として、水戸藩で一番栄えた地だったということで、水戸藩由来の遺跡が点在しています。
これは「山上門」。水戸藩江戸小石川邸にあった勅使奉迎のために設けられた門を、昭和12年に移築されたものです。
この門の形式は江戸時代の典型的な薬医門で、西郷隆盛など幕末の志士たちもくぐったと言われています。 -
そしてその山上門をくぐって階段を上がっていくと、ど~んと現れるのが、この反射炉。那珂湊駅の駅名標のデザインにもなっていたものです。
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安政4年(1858)、国防の必要性を唱えた9代藩主徳川斉昭が鉄製大砲の鋳造施設として建設したものだそうで、反射炉の前には大砲が置かれています。
江戸時代の反射炉にしては白すぎる気もしますよね?
現在あるこれは、昭和12年に作られた復元模型だそうです。
当時のものは幕末の元治甲子の乱(1864)に消失してしまったとのことですが、現役の時には、約20門が鋳造されて幕府へも献上されたそうです。 -
那珂湊の街にはポツポツと古い家が残っています。
これは、大正初期の建物ということで、「明石家 安源七商店」です。
那珂湊の街は、水戸藩で一番栄え賑わっていた街でしたが、幕末の水戸藩の内乱や、昭和22年の大火、そして先般の東日本大震災などで、著名な建物や神社仏閣、町家や商家の多くが失われてしまいました。
こうして、今なお当時の面影を残す貴重な商家などは。「まちかど博物館」と呼んで大切にしているようです。 -
店の入口も趣がありますね。店主がいれば、お店の昔話や、建物説明などを聞くこともできるそうです。
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古びた家と看板が、いい感じです。
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道を歩いていると、民家と民家の間にひっそりとこんな表示があったりします。
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江戸時代舟運で栄えた町も、今は車が大渋滞。
ま、今日が5月5日、GWだからだとは思いますが、那珂湊漁港=おさかな市場へ続く道には、車の長い列が出来ていました。
この時期は、電車で行くことをおすすめします。 -
那珂湊散策から引き上げ、最大の目的であるネモフィラの丘のある国営ひたち海浜公園に向かいます。
国営ひたち海浜公園の最寄駅は、ひたちなか海浜鉄道湊線の終着駅「阿字ヶ浦」
ちなみに、駅のデザインは海辺の町らしくアンコウと釣り針、海藻そして温泉です。でも、有名な温泉あったっけ? -
表紙の写真を見て訪問してくださった皆様お待たせしました!
いよいよネモフィラの丘です。
阿字ヶ浦駅から電車に接続して発車する無料のシャトルバスに乗り換え約10分程で公園の海浜口に到着です。
この公園は総面積350haと広大で、ネモフィラの丘に行くには、この海浜口が一番近いので、お勧めです。といっても10分程度歩きますが…
ちなみに南口からだと1.7kmもあります。 -
そして現れました!ネモフィラの丘。圧巻です。
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「死ぬまでに1度は行ってみたい日本の絶景」に選ばれているだけあります。
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450万本のネモフィラに埋め尽くされた青一色の丘は、画家「葉祥明」の絵の中に入り込んだようです。
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丘の向こうには、太平洋が見えます。
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ちょうど苫小牧港から大洗港に向かっているフェリー「さんふらわあ」が沖合に見えました。
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まだ行ったことないというあなた!死ぬまでに是非一度行ってみてください。
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こーんな愛らしい花々に囲まれれば、日頃の憂さは間違いなく飛んでいきます。
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引きもアップもいずれもOKなネモフィラちゃん。
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ちょうど子供の日だったので、風にたなびく鯉のぼりとのコラボも見られました。
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あ、ちなみに、人混みも相当なもんです。
ネモフィラのベストシーズンがGWなんで、そこのところは目をつぶらなきゃいけません。
人の入らない写真を撮るのは一苦労ですよ~
今度は公園貸し切って行かなきゃ!…ロト6当てたら…ね。
( ̄ー+ ̄)キラーン
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