2017/05/09 - 2017/05/09
457位(同エリア896件中)
風待人さん
実は、最近墓や寺院を巡ることが多くなってきました。
あの世に近づいているのかななんて思っています。
今回は、以前から気になっていたキリシタン至福の里へ行って見ました。
行くとは決めたものの、生憎の雨。
それでも思い立ったが吉日とばかりに出かけました。
私の家も妻の家も、宗派は浄土真宗なのですが、何故かキリシタンにまつわる物が気になります。
母方の実家は、島原・天草の乱の流れで激戦区となった富岡城に近く、近所には天草四郎乗船の地もあるので、そちらの血筋が私のDNAに影響しているのでしょうか。
さて、キリシタン至福の里は、看板が大きく出ているものの、その先は人家と田んぼで車では行けそうもありません。
近くに駐車場もないので、かなり離れた空き地に車を停めて、徒歩で行くと人家の庭を通り、山奥に入った先に墓石群がありました。
今まで見つからないはずです。
辺りは竹林が風に揺られ、不気味な音を立てていて薄ら寒い感じでした。
山奥で永遠の眠りにつくキリシタンの方々にとっては今こそが至福の時なのではないかと思いました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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萩市内から、県道10号沿いに大板山たたら製鉄遺跡がある紫福方面に車を走らせると左手に看板が見える。
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大きな文字でキリシタン至福の里とあり、200mの文字も見えるがその先には人家しかない。
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駐車場もないので、かなり離れた所に車を停め、看板が指し示す人家の方に歩いて見る。
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なだらかな坂を上るも、周辺は人家ばかりで引か返そうかと思うことしばし。
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目の前に、二つに分かれた道が現れ、小さな看板が見える。
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看板が指し示す、右手に道を折れて進む。
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これまた人家の軒先に今度は、左手に折れるように指し示す看板があった。
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しかし、看板の先にあるのは民家の庭、少しためらうもこの庭を通り過ぎて奥に進んで見る。
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庭の奥にイノシシ避けか何かの衝立がありこれを乗り越えて前に進む。
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右手にサギソウが並んで咲いているが何故か物悲しい。
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先行きは、狭くて滑りやすい山道が続く。
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奥にも進み道が有るが山肌が崩れている。
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ふと左手を見ると、また小さな看板が誘ってくれた。
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看板が指し示す、更に細い獣道のような道を歩いて進む。
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目の前に、竹やぶを切り開いたような場所が現れ、切支丹墓標群がそこにあった。
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キリシタン迫害を恐れた信徒がこの地に移り住み、至福の時を待ちながら亡くなりその墓がこちらの有るのだとか。
当地の地名である紫福(しぶき)は至福が訛ったものだとも言われていてそれも何だか納得が行くような佇まいだった。 -
基本、お墓なのであまりじっと見ていたくは無いのだが、何故か見入ってしまう。
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墓というよりも、石灯籠のような墓標が並んでいた。
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これらの墓標群は、半ば忘れられていたものを整備して現在に至っているのだとか。
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裏面から、見下ろした墓標群の様子です。
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辺りが竹林なのでこんな立派なたけのこが生えていました。
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風雨が強かったので竹林が鳴る音が不気味に感じて、早々に墓標群を後にしました。
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