2017/04/07 - 2017/04/17
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polodaddyさん
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前の晩、アルヘシラスのバルでも飲み過ぎない様にして、翌朝早くに大きなスーツケースをホテルに預け、機内持ち込みサイズだけを持って港へ。今回のフェリーはアルヘシラス発タンジェ「新港」着のスローフェリーではなくタリファ発「旧港」着の高速フェリーなので、FRSカウンターでチェックイン後連絡シャトルでタリファ港まで移動してから乗船です。タリファ港でスペイン出国手続きをしてから乗船すると既に遠くに見えている対岸のアフリカ大陸側に向かって出航!
モロッコ入国は船内で手続きするとは聞いてはいましたが、セマナサンタの休暇シーズンなので数少ない船内カウンターは大変な行列になっていました。
大きなスーツケースなんぞ持っていたら大変でしたのでアルヘシラスのホテルに預けて正解でした。
タンジェに着くと予約していた専用車とドライバーがお出迎え。タンジェのメディナ観光をするか?と聞かれましたがメディナ(カスバ)はフェズで堪能予定だから直接シャウエンへ行って欲しいと頼んで出発!
こんな時は専用車は自由が効くし移動も速いので便利です。今回は現地の会社に欧米人向けツアー2泊3日ぐらいで組んで貰ったのですが、元々トランスポートが専門の会社が近頃手を広げて現地ガイドやホテルの手配を始めたものの様で、車と運転手は最高!ガイドとレストラン選択はマアマア(飲食は宿の朝食以外は付帯せず)、ホテルはB&Bレベル(ノД`)という状態でした。
まあどうせモロッコ滞在中は酒が飲める訳でも無いし観光と効率的な移動が最優先でしたからそれはそれで良かったのだと思います。
そんなこんなで到着したシャウエンで昼食後早速ガイドと街歩き。青い街並を十分堪能して草臥れた黄昏時になって、さて今夜の宿の名前を聞いていなかったなぁ、と思って宿に行くと伝えたらドライバーが携帯電話で何だか確認している。何だろなーと思いながら車に乗るとどんどんシャウエンの街の中心から離れて行くではないか?
その内随分急な傾斜の山道を車が登り始めて周りに何もない山の中腹まで登り到着したのがDar Wadada。まあ見た感じ新し目のB&Bなんですが随分辺鄙な処でチョット不安になる。運転手もかなりビックリしていたみたい。
でもこれが当たり!だったんですね。シャウエンの街を見下ろす絶景で街中みたいに埃っぽく無いし静かだし、鳥の声と時々山羊やロバの声も・・・。オーナーも良い方でしたし、同宿したオーストラリア人の若夫婦とその両親との話も弾んだので結果オーライでした。
まあ普通の滞在では見れないシャウエンの夜景も見れたので満足しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
早朝のアルヘシラス港。大きなスーツケースはホテルに預け、身軽な小さい荷物を引いてホテルから歩いて来ましたがアッという間でした。
コンテナヤードも大きい国際港ですが奥の方にフェリー乗り場や運航会社のカウンター等があります。
奥のFRSカウンターでパスポートを見せてチェックイン。国際航路だと云う事が感じられます。
目前のバスターミナルからタリファへのバスに乗ります。船のボーディングパスを見せると無料です。 -
タリファ港のスペイン出国カウンター
左がEUパスポート、右がそれ以外 -
さて乗船です。船は双胴船(カタマラン)でした。
アルヘシラスから出るフェリーは片道1.5時間、タリファの船は1時間+シャトルバス30分。トータルの時間は同じですがモロッコ側の到着港が違います。前者は新港、後者は旧港に到着します。(その間約40㎞)
現地でのピックアップ体制、時間距離を勘案して航路は選ぶべきでしょう。 -
離岸するフェリーから眺めたタリファの砦跡。
此処はヨーロッパとアフリカの間の最前線だった所なので防御の為の砦があった模様。でもアンダルシアは一時イスラムに占領されました。 -
タリファ港の前にあるのは倉庫か住宅か?
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出航するとじきに対岸のアフリカ側がクッキリと見えてきます。
まもなく到着。 -
到着したタンジェ旧港のフェリーターミナル。
空港にある様な荷物検査のX線装置が1台だけあって、手際も悪く随分な行列。
フェリーが接岸してからターミナルを出るまでにとんでもなく時間が掛かる。
効率の悪さ、仕事の非効率さで後進国に来たことを実感する。 -
幾ら「風とライオン」への思い入れがあってもタンジェのカスバ(メディナ)に入り込んで見学する時間的余裕や興味はありませんので、直ぐ出発です。タンジェのメディナはフェズやシャウエンよりも治安が悪いらしいし、物価も高いとの事。
メディナは世界遺産のフェズで堪能予定ですからここは移動の効率優先です。
シャウエンまでは山がちな景色がズッと続きます。 -
着きました!大体3時間程
シャウエン(シャフシャウエン)の中心部。 -
昼食を食べた広場に面したレストランのテラス。場所は教えるが後はご勝手に!というコンセプト。
お仕着せの料理が無いのは好ましい!
この予約では食事は自己負担で、雰囲気良いけど高い処と、悪いけど安い処のどっちが良い?と聞かれて場所を選んで連れて行って呉れるだけ。後は自分でメニューを見て食べて支払うと云うクリアーなシステム。 -
奥の無理やり上まで塗られた青壁と手前の塗り残した部分。
この街で表通りに面した建物を青い色に塗るのは義務らしい。定期的に塗りなおすらしいけれども、手間と資金次第だそう。 -
青い街の表通りから少し入った処に突然場違いのレンガ造りの建物。多分場所的にユダヤ人宅か?
色が違うだけでなく素材に金も掛かっているみたいだ。 -
此れから暫く青くて狭い通路の夢を見そう・・・・。
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ガイドの説明を聞く家内
このガイドさんはちょっとエキセントリック!
この街のある人によると、このガイド儲かっているらしいけどよく酒に酔っている事があって、イスラム的には問題紳士らしい。 -
青い扉
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これも。此れから暫く青い街の景観。
ゲートの扉特集でも組んで扉の写真は別にすれば良かったかも。 -
街の最上部にある水車小屋のある辺り、洗濯場もあって此処は街の住人の社交場の様だ。流れる水は透き通って綺麗。
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此処がかつて街の入口だった門。
城壁などの見た目はアルハンブラで見た様な雰囲気に似ている。 -
ゲートから今度は街に下りる様に歩いて行きます。
この辺りは通りを歩く人が少ないです。 -
この辺りには観光客は殆どやって来ません。
街の上部はかつて入口の門が近く街の中心部でしたが今では貧しい人たちの住む地域だそうです。 -
庶民の街の民家の入口
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これも迷路。
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青い扉。
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青い扉・・
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ネコも被写体になってくれました。
イスラムでは犬は不浄、その代りネコは幸福の使者らしいので、何処のイスラム国でもネコが多いです。 -
ウーン。左側の壁、もう少しちゃんと塗ればー?途中でやめないで!
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この辺りまでは観光用ではない風景。と云って別に元々の青色を塗ったユダヤ人が今でも住んで居ると云う訳ではないらしい。
アンダルシアがキリスト教徒によって奪還された後に避難して来たユダヤ人が当初沢山移住してきて作った街だったらしいので、ユダヤ人好みの青に塗られたとの事。 -
青の広場
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これ、扉と水汲み場の色のコントラストが好きです。
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コルドバのユダヤ人街で見たのは白い壁に青い植物ポットでした。
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ドアにはよくダビデの☆の鋲が使われている様です。これは鋲の形が☆
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狭い空間でサッカーを楽しむ子供達
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イチオシ
これは旅行会社のPR媒体に良く使われている路地の景色。
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別に家内の広告をしている訳ではありません。
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街角、街角。綺麗な街角。
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美しい扉
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パン焼き屋さん。でも「パン屋」ではありません。
材料は持ち込みで「焼き賃」を払って焼いてもらう仕組み。アラブではよくあるパターンらしい。
兄さんが持っているのはパンではなく焼く前のお菓子。 -
小路に街燈。
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美しい尖塔が見える一角。
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小路の奥の門
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門?
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青い扉・・
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この一角もアーチがあって美しい景観です。
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ダビデの星が鋲で打たれた扉
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ン?色なし扉だ。
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さて草臥れたので宿に行くと云うと、運転手が携帯で場所か何か聞いている。
宿泊予定の宿の事は未だ何も聞いていないので、何処に行くのかと思っていたら、どんどん山を登って行って何とシャウエンを見下ろす高台まで来た。多分シャウエンで過去に此処まで高い場所の宿に泊まった人は余りいないだろうと思う。
標高が随分高い筈だが、メキシコ在住の我々は高地順応済で大丈夫!! -
案内されたのが此処、Dar Wadada、民宿と云うかB&Bですね。
でも何だか景色も良いし良さそうじゃないですか? -
こんな感じのこじんまりした宿。欧米人相手の会社が手配したので多分欧米人好み。英国やコモンウェルスの人はこのコージー感は好きだろうね。
我々も気にいりました。 -
これが泊まった部屋。
バスルームはシャワーのみだけど十分でした。 -
1Fのリビング。他に誰も客が居ないのかと思ったら、暫くして観光に行っていた同宿者が帰って来た。
モロッコ駐在中のオーストラリア出身の若夫婦でインター校で働く奥さんと多分ディプロマティック(外交官)のご主人とオーストラリアから遊びに来ている奥さんのご両親の4人。
うちの次女がオースト留学中なので話が弾んだ。 -
テラスでミントティーを飲みながらシャウエンを見下ろす絶景と鳥のさえずりを楽しむ。
予想外だったけど結構いいじゃない?
オーナーはカサブランカ出身、元パリ在住のスタジオミュージシャンだったらしい。とても感じのいい人でした。 -
黄昏とはいえ既に9時過ぎている。
シャウエンの夜景が始まった。
これは絶景だ! -
流石にこの場所では周りに何も無いので夕食は此処でお願いするしかない。
たっぷりの各種味付けされたオリーブにパンと手作りフレッシュバター、そしてお代わりした野菜スープ -
シャウエンの夜景が何よりのご馳走!
多分この景色を見た事がある日本人は殆ど居ない筈。 -
メインはタジン料理。
野菜の味が美味しい!
お酒を抜くには良い数日かも。 -
翌朝の朝食もチョット寒かったけど外で頂きました。
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翌朝こんな山まで約束した時間にちゃんと迎えに来てくれた運転手と車に乗って、フェズに向かって出発!
この運転手さん3日間ずっと一緒だったけど、慎重な運転、親切な態度、控えめだけど必要な説明をしてくれるお兄さんでした。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Mugieさん 2017/06/15 21:04:27
- こんばんは!
- だいぶ前にモロッコには行きましたが、当時はシャウエンは全く有名ではなく、訪れなかったのが今となっては心残りです。
青の街はなんだか心が安らぎそうですね。
あの扉とか街の雰囲気とかはチュニスのシディ・ブ・サイドを彷彿とさせます。
それにあんなに夜景がきれいなんですね〜
イギリス人がよくcozyと感慨深げに言いますが、あんな感じのホテルのイメージなんですね!(^^)!
日本人がコタツに入る感じと説明されたことがありますが、いまひとつピンときませんでした。
一連の旅行記、ゆっくり拝読させていただきます!
Mugie
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