2017/04/29 - 2017/05/04
129位(同エリア525件中)
Kodamariさん
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ここのところ、テーマのある旅や目的がはっきりした旅が続いていました。モチベーションが高いと楽しいけれど、疲れてしまうのも事実。たまには単純に、行ったことがない国に行ってみよう…と、選んだ旅先はブルガリア。
自分の中のブルガリアに対する知識をひり出してみても、旧共産圏、ヨーグルト、鳴戸親方(琴欧洲)、バラくらいしか出てきませんでしたが…ま、何とかなるでしょう。
滞在がメーデーと週末が繋がる時期だったので、事前にリラの僧院とプロヴディフへの日帰りツアーだけおさえ、あとは何も決めずに出発。
深夜に到着し、翌日は街の概要を知るべく、地元のNPOが主催するFree Sofia Tour に参加しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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羽田を出発。
-
機内でしっかり休みすぎて、あまりお腹が空きません。
せっかくのビジネスですが、セカンドミールはこんな感じで。
選択肢があるのがありがたいです。 -
FRA に着いて初めて、ブルガリアが非シェンゲン国だと知りました。何往復したか分からないほど慣れっこになってしまったFRA 経由のEU圏…油断していました(反省)。
がら~んとした、何にもないターミナルは、行き交う人も少ないし、いつもならば周囲に何組もいるアジア人観光客どころかアジア人も皆無で、進むほどにアウェイ感が増します。
お店が並ぶメインエリアに戻ろうかと思いましたが、今更片道15分を往復するのもなぁ…。 -
そんな寂れたエリアですが、セネターラウンジは新しく、落ち着いた雰囲気。
ただ、贅沢な悩みではありますが、利用者が少なすぎて(アジア人が珍しいのも?)、スタッフに一挙手一投足をガン見されて、多少居たたまれなかった感も。 -
ソフィアに着いたのは深夜。
結構高いなと思いつつ利便性で決めたSense Hotel にチェックイン。
広々した清潔な部屋で、これは高くても仕方がないなと納得。センス ホテル ソフィア ホテル
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イチオシ
眺望は最高。ライトアップされたアレキサンダル・ネフスキー大聖堂のドームが真正面に。
センス ホテル ソフィア ホテル
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初日は曇天。ちょっと肌寒い。
オスヴォボディテル大通りをセルディカに向かって歩きます。
途中にあった国立考古学研究所付属博物館、入ってみると「今日は無料だよ」と。
何でだったんだろう?
ローマの彫刻からトラキアの黄金の装飾品や中世の教会の内装やイコンなどが、ざっくりと置かれています。考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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時間になったので、裁判所の前に行き、Free Sofi Tour (http://www.freesofiatour.com)に参加。
初めて訪れる街では、なるべく滞在の早いうちにローカルがガイドするウォーキング・ツアーに参加することにしています。
文字通り、NPOが主催する予約不要の無料のツアーで、かなり沢山の人が待っていました。
人数が多い時は複数のガイドさんで対応してくれるようです。裁判所 建造物
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聖ネデリャ教会。オスマンからの解放後に建てられた大きなブルガリア正教の教会で、20世紀前半に爆破され、再建されたそうです。
ソフィアの教会はほとんどが内部の撮影禁止です。
ブルガリア正教会ロシア正教会も、正面にパーティション状にイコンが並べられたイコノスタスがあり、その奥が至聖所となっています。イコノスタスの前には、いくつかの額縁に入ったイコンがあり、信者はそれに手や額を添えて祈り、キスをしてその場を離れます。額縁に花やコインを添えたりする人もいます。
椅子は柱に沿った一部にある場合もありますが、高齢者や立って礼拝できない人のためのものなのだそうです。聖ネデリヤ教会 (ソフィア) 寺院・教会
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2本の地下鉄が交差するセルディカ駅に沿ってむき出しになっている遺構。その先に見えるのはオスマン朝時代に建てられたモスク。この後ろにはとても小さな地下教会があります。
ちなみに、モスクの左にはシナゴーグもあったりして、各種宗教施設がこのエリアに集中しています。セルディカ駅 駅
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セルディカにある、若干いかつめな聖ソフィア像。
共産主義時代のレーニン像からすげ替えられました。
ガイドさん曰く「ソフィアの街の象徴として作られたけれど、そもそもソフィアSofia の名のもとになったのは聖ソフィア(Sveta Sofia = Holy Wisdom)教会であって、聖人ソフィア(St. So'ph'ia)ではないので正直微妙。」とのこと。
ややこしや、ややこしや、です。聖ソフィア像 モニュメント・記念碑
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ソフィア像の周りなこんな感じ。
レーニン像が似合いそうな高い台座、その左手側にある、ヨーロッパ人が忌み嫌う、無味乾燥な共産圏の集合住宅(昭和の団地ってこんなものだったので、アラフィフ以上の日本人は拒否反応が少ないと思いますが…)と、その当時の姿が容易に想像できます。聖ソフィア像 モニュメント・記念碑
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ソフィア像の視線の先にあるのは、いかにもソ連がやってきて建てさせましたよという感じの、威圧的としか表現しようのない、旧共産党本部。
右下に写っているドームの下には、古代ローマ時代の遺構が拡がっています。旧共産党本部 建造物
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モスクのすぐ近くにある、(旧)公衆浴場 Central Mineral Bath。
これは私の大好物の世紀末建築(セセッシォン?)じゃないの!あとでまた来よう! -
浴場に隣接する温泉水の給水所。
高齢者を中心に、ここで水を汲んで生活水にしている人もいるそうです。
街にはこのようなスポットがいくつかあって、それぞれ効能が違うらしい…何に効くかは知らないけれど、とガイドさん。
お風呂に丁度良い温度です。
試しに一口飲んでみました。硫黄の匂いがあるので一瞬怯みますが、味は意外と悪くありませんでした。たくさん飲めと言われれば…ちょっと考えてしまいますが。 -
ポストのロゴは、トランペットにライオン。
トランペットはヨーロッパでは郵便を表すモチーフの代表ですが、ライオンはブルガリアの象徴なのだそうです。
そういえば、ツアーの初めにガイドさんが「私の話がつまらなかったら、ライオンの数でも数えていて。」と言っていました。
私はライオンの数は数えませんでした。 -
…とはいえ、本当にライオンが多い。猫(科)好きとしては、やはり気になる。
こちらは、大統領官邸の門扉のライオン。トラキア風。
ここでは衛兵の交代をしています。滞在中一度ちらっと見ましたが、小規模ながらも一見の価値ありです。 -
大統領官邸のある建物の中庭に、ローマ時代の浴場の遺構と、ソフィア最古の教会、聖ゲオルギ教会があります。
聖ゲオルギ教会 寺院・教会
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街中の水飲み場もライオン。
しかし何故そんなところから水を出す!?飲むのを躊躇ってしまいそう。 -
聖ソフィア教会。ソフィアの街の名前の由来となっています。
古代ローマの劇場跡に建てられ、オスマン朝時代にはモスクとして使われていた事もあったそうです。
この教会には鐘楼がありません。
オスマン朝時代に、キリスト教会は縮小され、鐘楼を作ることを禁じられていました。多くの教会は解放後に改築されたり、鐘楼が増築されましたが、この教会にはありません。
でも、実は鐘はあるのです。聖ソフィア教会 寺院・教会
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イチオシ
聖ソフィア教会の向かいの教会にあるマロニエの木にそれはくくり付けられていました。
これは3代目との話ですが、一説には、ロシアによってオスマン朝から解放された時には既に、このような形で鐘があったということなので、もっと代替わりしているのかもしれません。聖ソフィア教会 寺院・教会
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ウォーキングツアーの終点、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂。
現時点で、バルカン半島最大の正教会の大聖堂。(ベオグラード?に建設中のものが完成するとNo.2 になるそうです。)
オスマン朝の支配から解放された後に作られたこともあり、キラッキラな外観です。はす向かいにある、解放前の教会の面影を残した聖ソフィア教会とのコントラストが、この街の歴史を物語っています。
Free Sofia Tour は、立ち寄る場所は概ね同じですが、ガイドさんによってフォーカスが違うようです。私が参加したグループは、街の紹介だけではなく、民主化した頃の体験談なども聞けて、興味深かったです。アレクサンダル ネフスキー寺院 寺院・教会
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アレクサンドル・ネフスキー大聖堂のファサードのビザンツなモザイクもキラッキラ。
アレクサンダル ネフスキー寺院 寺院・教会
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大聖堂の前に、なぜか桜の若木が植えられたエリアがあります。
統一感のない複数の種類が10本くらい、お座なりに植えられている印象ですが… -
日本がが友好の証に贈ったものらしいです ^^;;
10年くらい経つとちょっと立派になるのかな? -
ツアー後、スーパーでちょっとしたものを買って、一旦部屋に戻ります。
ブルガリアといえばヨーグルト…と思いきや、ヨーグルトは世界中で売られているメジャーなものしかないし、種類もそんなに多くはありません。
ということで、ブルガリアのヨーグルトドリンク、アイリャンを。甘くない飲むヨーグルトです。日本でよくある飲むヨーグルトよりも濃厚ですが、飲み口は意外とさらっとしています。
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