2017/04/07 - 2017/04/17
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polodaddyさん
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夕食を済ませてからは自由時間になります。
ツアーの大半の人達はオプションツアーのフラメンコを見に行ったらしいです。フラメンコなら何処でも見れるんですが・・・まあいいでしょう。
でも折角セマナサンタにセビージャに来てプロセシオンを観に行かない手は無いでしょう?でも殆どの日本からの観光客はそういう事を知らない様です。
という事でホテルでカテドラルの場所と行列の時間情報を仕入れて、一緒になった他のご夫婦2人を誘ってタクシーで出かける事にしました。
カテドラル周辺はプロセシオンの行列の為にアチコチ閉鎖されているので不安でしたが、タクシーのドライバーはその点よく知っていて乗ってしまえば産むが易し。一番近い場所まで行ってくれました。
結果的に出かけて正解でした。スペインでも最も素晴らしいと云われるセビージャのプロセシオン!それも夜の行列はとても素晴らしものでした。
その日最後の輿がカテドラルを出て去って行くのを見届けてから、夜中12時過ぎにまたタクシーを捉まえてホテルに戻りました。
4日目の翌朝は14世紀にそれまでのイスラムの城をペドロ1世がイスラム風のまま改装したアルカサール(王宮)を見学してからいよいよグラナダに向けて出発します。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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夕食の後一旦ホテルに戻り、スタッフから情報を集めてからタクシーで出来るだけカテドラルに近い処まで行ってもらって、後はカテドラルのヒラルダの塔を目印に歩く事にしました。夜10時も過ぎている頃でしたが人通りは多いし、通り道沿いにあるバルで飲食している人も多かったです。
両側の建物はライトアップされていてとてもきれいでした。 -
カテドラルに近付いて行くと、丁度目の前をプロセシオンの輿が通って行きます。
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此れはマリア様が載った輿。
離れて見ていると結構な速さでムックリムックリと動いていきます。
この輿は写真正面左側からカテドラルに入って懺悔?を済ませて反対側右手奥から出てきたもので、この後は自分たちの教会まで戻っていくらしいです。 -
カテドラルの左手には次の輿がやってくるのが見えます。
この道はアベニーダ・デ・ラ・コンスティトゥシオンと云って正面奥の市庁舎からこちらに向かって伸びる道です。 -
イチオシ
此れは磔刑にされたキリストが載った輿。
キンキラキンで凄い豪華だが随分重いのだろうなぁ。大体4,5トンぐらいあるそうです。 -
方向をよちよちユックリ変えて大聖堂の中に入っていくようです。
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後に続くナザレ人達。
ここのナザレ人はマドリッドの様な白い三角帽子ではなく紫色でした。 -
その後にはまた別のマリア様が載った輿がやってきます。
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よちよち方向を変えて・・・大聖堂に入ります。
道路から聖堂内へは傾斜があるので大変そうです。 -
先ほど大聖堂に入ったキリストの輿が反対側から出てきて我々の直ぐ前を通ります。
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ナザレ人の中には子どもも混じっています。
昼過ぎから夜中まで子どもには大変な1日です。と言う事で傍にお母さんらしき人たちが付き添っていました。 -
反対側を見ると又別のキリストの輿がやってきます。
このプロセシオンの1週間は毎日昼過ぎから夜中まで沢山の輿がそれぞれの教会からこの大聖堂を目指して練り歩き、また戻っていきます。
セビージャでは延べ50以上のグループが1週間街中を練り歩きます。
其の為、どのグループが何時ごろ何処を通るかが印刷された案内がホテルにもありました。
元々はカトリックの大行事でしたが、宗教の枠を超えて見学する価値は大ありです。 -
こちらのキリストの輿が大聖堂に消えていくと思ったら・・・・
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今度は後ろに先ほど出てきた輿が迫っていました。
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金の装飾が半端ないです。
随分重いだろうと思います。
セビージャだけでなく大きな街では近隣の教会が競い合うように輿を用意し、その信徒たちは1年を掛けて準備し練習を重ねて本番に挑むそうです。 -
こんなに傍を通っていきました。
輿の中で担いでいるコスタデーロ達の息遣いまで聞こえてきそうです。 -
輿の後ろを楽隊が演奏しながらついて行きます。
この後自分たちの教会にはいったい何時に到着するのでしょうか?
多分夜中2時にはなるのではないかと思います。 -
皆さんご苦労様ですー。
既に12時間程も外を演奏しながら、担ぎながら練り歩いて随分疲れている筈ですが、皆晴れやかな顔をしていました。 -
十字架を担いだナザレ人たち。
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その後ろを大きなロウソクを掲げたナザレ人が続きます。
溶けたロウが地面だけでなくナザレ人達の衣装にも沢山落ちています。 -
先ほど中に入るのを見たマリア様の輿も出てきました。
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どうも最後の輿が大聖堂の中に入った様なので、我々もそろそろホテルに戻ることにします。
既に12時半を過ぎていました。 -
此れは翌朝出かけたPlaza Espana(スペイン広場)
1929年に此処で開催されたイベロ・アメリカ博覧会の為に作られたいうなればレプリカです。
スペイン各州の様子が描かれたタイルがありました。 -
言うなればテーマパークみたいなものですが、さっさと次に行きましょう。
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さて本日のメイン、世界遺産に指定されているセビージャの王宮アルカサルを見学する事にします。時間になっても中に入れないので如何したのかと思ったら、コンピュータのシステムが不調で入場券の発券、入場の作業をマニュアルでやっているとの事。
私達はツアー会社が地元ガイドに事前に入場券を手に入れてもらっていたので比較的スムーズに入れました。
こういう事前手配がツアーのよいところです。
後日アルハンブラ宮殿も事前の手配がなければ入れないところでした。 -
イスラム時代の城をキリスト教徒のペドロ1世が大改築した王宮。
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此れは比較的近年の王室メンバーを描いた絵だと思います。
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ペドロ1世が亡くなる直前、本人の希望で周りに支えられながら懺悔をしている模様を描いた絵画。
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コロンブスの船のレプリカらしい。
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ペドロ1世は随分イスラム文化オタクの王様だったらしく、またその治世は治安が良く保たれていたらしい。
「残酷王」という呼び名もあるが「正義王」という呼び名もあり、前者はペドロ1世と対立しその後自分達に都合の良い王を立てた貴族階級のプロパガンダによるものである事が今では解っていて、正義王と云う呼び方が正しい事が判ってきている。
結局プロパガンダと云うものは数百年の歴史には耐えられない事が明らかだが、日本の近所にある某特殊アジア国家やシベリア国家の人達は如何思っているのだろうか? -
日本でもお茶室の網代編みの天井は10㎝幾ら?という程高価ですが、天井に凝ると云うのは本当の贅沢の様ですね。
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この天井の装飾にも大変な労力がかかっているのでしょうね。
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アルハンブラ宮殿を彷彿とさせる中庭のデザイン。
乙女の中庭と呼ばれているらしい。 -
1階と2階で建築様式が違っていますが、このムデハル様式はどこかで見ましたね!
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このタイル凄いですねー。
タイルマニアの家内も見とれていました。 -
タイルと漆喰細工、天井ドームのガラスへと時代の変遷が垣間見れる建築です。
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大使の間を前に。
此処が一番の贅を尽くしたと思われる部屋ですが、如何でしょうか? -
大使の間の円形天井。
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庭園にはふんだんに水を使っています。
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昔、この地域では水は豊かさの象徴でした。
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この黄色いタイルは、一見イスラム風ですがよく見るとキューピッド?が描かれていて本当のイスラムではない事が判ります。
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本当にイスラム様式が好きだったんですね!
14世紀当時は未だヨーロッパよりもアラビア方面の方が先進国だった様ですから、先進国に対する憧れでしょうかねぇ。 -
向こうにカテドラルの塔が見えます。
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王宮とアルカサル庭園を出てから街で見かけた街角のハム屋さん。
どうも天井からぶら下がった生ハムを見るとついつい目が吸い寄せられてしまう。 -
バスターミナルに向かいます。
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此れはセビージャのバスターミナル。
ここも壁画で装飾されていてなかなかよいです。 -
此処から昨日と同じバスと運転手さんでグラナダを目指します。
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グラナダまでは約4時間ちょいのバス移動ですが、グラナダに近付くにつれて周りの景色はオリーブ畑ばかりになりました。
2時間以上もオリーブ畑を見続けましたが流石世界最大のオリーブオイル生産国!
行けども行けどもオリーブが続くので大体他の皆も眠くなってスヤスヤ寝ていました。
途中の休憩所もオリーブ畑の真ん中にあるドライブインでしたが、そこで品質のよいエキストラバージンオイルを見つけて早速購入。
帰ったら此れをパンに付けて食べるのだ。 -
いよいよ遠くにグラナダの背後に聳えるシエラネバダが雪を抱いている山並みが見え始めます。
この時期グラナダ近辺では下界は25度以上ですが3千mを越えるシエラネバダでは未だスキーが出来るそうで、スキー場まで車で3-40分で行けるとの事。
この時期にリゾートとして長滞在する人も多いのだという事です。
今夜はアルハンブラ宮殿内のパラドールに宿泊します。
此処は随分前に予約しないと中々泊まれない事で有名で、此れもツアー会社に頼んであったお蔭です。
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