2017/04/21 - 2017/04/21
152位(同エリア248件中)
ジバゴさん
柏崎 木村茶道美術館 2017年 4月
春風茶席
冬の間の休館期間を過ぎ、4月から2017年度開館となりましたので行ってまいりました。
この日が待ち遠しかったです。
参席してみて今年も本物のお道具に手を触れお茶が飲めるという最高の時間を過ごしました。
このあとの翌日以降は東京国立博物館での「茶の湯」展と近代美術館での楽なんとかという展覧会にも行ってきたのですが、満足度は木村さんのほうが上でした。 だってアッチは人混みのなか見るだけで参考史料の確認のようなもので実際五感に訴える筈もなしリアルさが違いました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通手段
- 高速・路線バス JR特急
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茶室待合に掛けてあるお軸は
大谷光演 俳号(句仏)の短冊
春の水 和歌可具やう耳 流れ由く
(はるのみず わかかくように ながれゆく) -
達筆過ぎて読めません。
大谷光演
明治から大正時代にかけての浄土真宗の僧、俳人、画家。法名は「彰如」(しょうにょ)。俳号は「句仏」。東本願寺第二十三代法主 。真宗大谷派管長。伯爵。 -
お菓子は地元「最上屋」製 「花いかだ」
花筏といえば同名の植物もあるがこの菓子は川に浮かんだ桜の花びらのを現した方の花筏だろう。
菓子器は「古九谷写鉢」 19世紀 言われなければ本歌とおもうほどの写しだった。 -
お点前が始まる前に釜と炉を撮影
釜 八角釜 大西浄清
炉縁 高台寺蒔絵 -
お点前始まります。
水指 信楽矢筈 17世紀初頭
薄茶器 老松割蓋茶器 吉田醇一郎 -
建水 南蛮〆切
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輪花形口に花図 濃緑の釉
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茶筅通し、コレが始まればお菓子を頂いても良いというサイン
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お菓子を食べ終えた頃にお茶が出ます。
このお茶碗が本日の主茶碗で赤楽 楽家十三代 惺入 -
続いて替茶碗を所望して点ててもらう。
ここ木村茶道美術館では要望すれば何服でも点てて頂くことが出来る。
胃袋が丈夫でお金持ちなら一日で12服以上も可、まあ自分の場合は多くても3服が限界です。 -
替茶碗 井戸塩笥 李朝
ここでいう井戸とは釉が井戸茶碗にある白色の井戸釉と同じだからだろう。 -
陰になって見づらいですがちゃんと緑色のお茶が入ってます。
普通の茶碗よりタップリと入るようですが最後の方は飲みにくいでした。
塩笥(しおげ)とは、小型の壷で、胴が膨らみ、口が狭まった形のもの。もとは塩、味噌などを入れたもの。 -
間違ってフラッシュをたいてしまったので赤っぽくなった。 本来は灰白色。
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井戸茶碗と同じ井戸釉が掛っている。 下部は釉が剥離して土が見えてます。
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飲み終えて改めて床の拝見
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花入れ 鋳銅扁壺 伊藤豊
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花筏と椿(永楽)
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香合 祥瑞写獅子香合
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風炉先は唐時代の名君といわれた人達を描いた名君帖 谷文晁
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茶杓は春に相応しく 大網 銘 日流し
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人物名の特定は不明とのこと。
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右が主茶碗 赤楽 持った感じがとても軽い
左が替茶碗 井戸塩笥 個人的にはコチラが好き -
楽印 と 十三代と花押の手刻印があります。
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井戸釉が巡らされています。
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方向を変えて撮影
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古九谷写菓子器高台底に角福
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替菓子器は三島暦手鉢 15世紀 この菓子器も味があって好き。
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水指の蓋がハンネラ ハンネラとは南蛮焼の一種で焼締土器
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床脇に飾られていた梅蒔絵短冊箱
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