2017 伊豆で雨宿り　～ 修善寺温泉 湯回廊菊屋 ～

2017/03/31 - 2017/04/01

当日予約の伊豆旅行その２です。
春とは思えないほどの寒い日で、氷雨の中、道路凍結を危惧して
公共交通機関を使ってのお出かけでした。
宿泊した湯回廊菊屋さんは、文豪に愛された歴史ある旅館ですが
内部はモダンで快適。食事も美味しくて再訪決定です！

日程
3月31日(金)：－熱海ー三島（三嶋大社）－修善寺ー修善寺温泉(泊)
4月1日(土)：－修善寺ー伊東(東海館）－熱海ー

エリア 修善寺温泉(静岡)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

JR東海道線で三島へ。
うっかりSUICA（PASMO)で乗車してしまっていたので
精算のために熱海で途中下車し、三島までの乗車券を
購入して（320円）三島へ。（熱海以西はJR東海の管轄でした）

三島駅 駅

三島駅前です。
雨なのでどうしようかと迷いましたが、初めての街ですし
昼食がてらちょっと歩くことに。

駅から5分ほどで通りかかった文化会館(ゆうゆうホール）。
突然からくり人形が動き出しビックリ。
ちょうど13時だったみたいです。

三島プラザホテルの1階に入っている
カフェレストランセゾンでランチ休憩します。

カフェレストラン セゾン グルメ・レストラン

寒い外から入って内部のあたたかさとともに
店員さんの応対にも癒されました。

カジュアルランチコース(1620円）はスープから始まります。
鶏肉の入ったコンソメスープでした。

メインは夫も私も魚料理をチョイス。
白身魚のポワレ　空豆とシラスのソース。
華やかでシラスの塩味が効いて美味しかったです。

パンも美味しくてお代わりまで(^^;

デザートはイチゴのパンナコッタ。
コーヒーとともに満喫しました。

昼食後なのに、近くのパン屋さんに立ち寄りました。
三島のキャラクターの看板が出ていて目を引きました。

みしまコロッケをイートイン。
この時期は里芋のコロッケです。(115円）

グルッペ 本町店 グルメ・レストラン

雨は相変わらずですが、せっかくなので三嶋大社に
お詣りしていきます。

いつもなら終了しているという枝垂れ桜もまだ三分咲き
くらい…

桜の咲く週末には賑わうのでしょうね。
この日もこんな天気ですが、結構な参拝客でした。
結婚式も行われていたようでした。

静謐な空気が満ちていました。

三嶋大社 寺・神社・教会

駅までは水辺の文学路と名前の付いた歩道を歩きます。

文豪達の文章が書かれた石碑を楽しみながら
歩くことができました。

三島駅に戻ってきました。
約2時間半の散歩でした。

今度は伊豆箱根鉄道に乗ります。(駿豆線）

修善寺行に乗車します。(510円）

以前ドラマで見たハート形のつり革を探しましたが
見当たりませんでした。

約40分の乗車で終点の修善寺駅に到着です。
とってもきれいな駅舎でした。

修善寺駅 駅

駅前のバスターミナルから修善寺温泉行のバスに乗車します。
約10～15分に1本は出ているみたいです。(220円）

バス乗車後10分はかからずに修善寺温泉バス停に到着です。
バス停の目の前が今日のお宿、湯回廊菊屋さんです。

ロビーからは回廊が見渡せます。

橋の上にある（？）ロビースペースでチェックインを
行いました。

櫻饅頭とお茶が美味しかった。
スタッフさんが部屋までお風呂や食事処など説明しながら
案内しましょうと仰って下さいましたが

館内図を見ながら説明を受けて自分で部屋まで行くことに。
見事に回廊になっていますね。ワクワクします。

私どものお部屋は月の語り部エリアにあります。

階段を上がって2階です。
こちらの部屋は大きな舞台を部屋にしたそうで
なるほどと思わせる造りになっていました。

雰囲気の良い廊下を進みます。

寝室部分と畳の堀テーブルエリアのある和モダンなお部屋です。
こじんまりですが天井が高いので十分快適でした。

外には寛ぎスペースも。
ここまで禁煙というのも嬉しい配慮です。

洗面周りはすっきりと。
左手にシャワースペースのみ付いていました。

とても居心地の良いお部屋でした。

早速お風呂がてら館内探検へ出発です。

月の語り部エリアの1階にはこんな展示スペースも。
ゆっくり見るには連泊が必要かも…

大浴場でひと風呂浴びた後、こちらの漱石庵で休憩します。

各種飲み物が24時間無料でいただけます。
コーヒー、お茶、お水
右手の冷蔵庫には夕方はヤクルト、朝は牛乳が入っていました。

とってもすてきな空間で気に入ってしまいました。

水出しコーヒーも抽出中…
とっても美味しかったですよ。

漱石庵から母屋への廊下がまたとても良い雰囲気♪
歴史を感じる写真も展示されていて、いつもここを通るときは
足を止めずにはいられません。

帳場はこじんまり。
トランプやUNO、ゲームなども借りることができます。

その先にはお土産屋さん。
こちらも24時間営業です！！これにはびっくり。
珍しいですよね。

そして　食事処です。

私どもは19:45からの夕食でした。

個室で窓もあるスペースでゆったりといただきました。

食前酒は桜風味の梅酒だったかな。
先付：桜湯葉豆腐　美味出汁
前菜：鱈子旨煮　椎茸煮凝り　鶏松風　菊花丸十　筍木の芽和え
　　　蛍烏賊沖漬け　山葵茎醤油漬け
どれも美味で目でも楽しみながらいただきました。

先椀は若竹椀　手毬麩が入っています。

御造りも美味しかったです。
本場の山葵とともに。

ここまでは共通のメニューです。この先は趣肴会席と称して
各自好きなものを選択できました。

台の物
2人とも桜海老のかき揚げ　をチョイス。
桜海老オンリーのかき揚げ、インパクトありました。
山菜の天ぷらと共に。

もう一品は鮎魚女雲丹焼きでした。

洋皿です。
手前は私が選択した蟹クリームコロッケ。
旅館でコロッケって珍しいですね。とても美味しかったです。
奥は夫のローストビーフ。こちらも美味だったそうです。

煮物も二人とも同じ選択。
赤魚の煮付け。やさしい味でした。

もう一品は白魚柳川鍋でした。

食事です。
これも夫とかぶってしまいました。
桜海老御飯です。赤出汁とともに。美味しいに決まってます。

ちりめん御飯+赤出汁、門前蕎麦+山菜との三択でした。
裏メニューで特製カレーもありますとのことで夫は惹かれていましたが…

水菓子は共通。
富士山羊羹と桜プリン、抹茶ケーキに苺でした。
これも侮れない美味しさで、特に抹茶ケーキの渋みと
ほのかな甘みがとても気に入りました。

食後は漱石庵で豆から挽いたコーヒーを飲んでまったり。

貸切内風呂「岩戸の湯」です。
菊屋さんで一番熱い湯が満ちているとのことですが
この日はちょうどよい湯温でした。

貸切露天「月」
空いていればいつでも入浴可能です。

お隣の貸切露天「星」

露天風呂付きのお部屋もあるからか、どの貸切風呂も
待つことなくタイミングよく入れました。

22時～23時半の間、夜食処で夜鳴きそば（ラーメン）をいただけます。
夕食で満腹になったはずなのに、お風呂めぐりを終えたら
また食べてしまいました(^^;
とっても美味しかったです。

翌朝、回廊を歩いて朝のお風呂めぐりにでかけます。
今日も雨ですが、館内は快適です。

大浴場は深夜1時～5時まで入れません。
そのときに男女入れ替えとなります。

朝、女性用大浴場となった菊風呂です。
床面にも菊の模様があったりとても素敵でした。

ｐH8.6のアルカリ性単純泉が湯舟からあふれいていて
気持ち良いです。

朝風呂後に漱石庵で待ち合わせ。
落ち着ける空間です。

冷蔵庫からコーヒー牛乳をいただきました。

大好きな渡り廊下。朝の雰囲気は清々しいです。

窓から見える景色。
滝もあるんですね。

空いていた貸切露天「星」でも朝の湯浴みを楽しんで

こちらはやはり深夜は入れない男女別露天風呂朱雀の湯です。
貸切露天とこの露天は部屋から近くて便利でした。

朝食も同じ食事処で。
夕食時に朝食タイムの希望を大雑把に早めor遅めと聞かれました。
遅めでとお願いしたところ、比較的空いている9時半でということに
なりました。(チェックアウトは11時です）

昨夜とはまた違うスペースに案内されました。
窓があって朝の景色を見ながら食事ができます。

朝食は和洋から選べますが、二人とも和食でお願いしました。

サービスジュースは私はリンゴ酢、夫は野菜ジュースを。
お鍋は湯豆腐です。薬味の鰹節も削りたてです。
鯵の干物や煮物、品数も多くて満腹になりました。

食後にコーヒーも出していただいてのんびり。
遅い時間なので静かでゆったりした時間が流れていました。

給仕して下さるスタッフさんもみなさん丁寧で気持ちのよい対応でした。

名残惜しいですが、11時少し前にチェックアウトしました。
とってもいい宿を見つけました。
修善寺は車ならもっと楽に来れるので再訪したいです。

駐車場から外観も撮影。
380年の歴史をもつお宿。館内展示もほとんど見れていないので
またお邪魔します。

バスの時間まで少し修善寺温泉を散策します。

旅館からすぐのところに日枝神社がありました。

このあたりが温泉街の中心地でしょうか？
川の中州に見えるのは伊豆最古の温泉「とっこの湯」かな。

この先対岸には竹林の小径もあるようです。
今度ゆっくり歩きたいな。

修禅寺です。
今日は雨で寒いので参拝はまたの機会に…

修善寺温泉から修善寺駅までバスで戻り(220円）
今度は伊東駅行の東海バスに乗り込みます。
東海バスの営業所でチケットを購入しました。(1130円）

11:35　修善寺駅を出発しました。
乗客は私ども二人だけの貸切です。

冷川峠を通過した瞬間です。
すれ違い困難なクネクネ道をバスは進みます。

伊東側も雨模様です。

伊東駅には12:30に到着しました。
約1時間のバスの旅、面白かったです。

伊東駅 駅

少し伊東の町も散歩します。
(熱海行きの普通列車が本数少ないので時間つぶし）
レトロな商店街ですね。

湯の花通りと名の付いた商店街を進みます。

お湯かけ七福神めぐりができるようです。

アーケード街は雨の日にいいですね。

昭和の建築様式を残す東海館に入館します。
旅館閉館後は市の文化施設として見学できるようになっています。
寒いので入浴もしようと500円払って入りました。
（入館のみは200円）

東海館 名所・史跡

ちょうど男女の浴場入れ替え直後でした。
タイル張りの美しいお風呂です。
やわらかいお湯でした。ややぬるめだったかな。

東海館 名所・史跡

入浴後は館内を自由に見学します。
お部屋も内部に入ってみることができます。

湯上りにここで寛いだら気持ちよさそう。

三浦按針の部屋には各種展示も。

美術館のような部屋もありました。

3階の大広間にはお雛様が飾られまぶしいくらい

伊東駅近くのSAZANAMIというパン屋さんで
伊豆サンドとコーヒーの昼食。
伊豆サンドには山葵漬けが入っていてぴりっとします。

熱海行の列車はラッキーなことに黒船電車でした。

これはいい景色を楽しめそうです♪

ちょっとお天気が悪いのが残念ですが、オーシャンビューを
ほしいままに極楽気分の移動です。

間もなく熱海に到着。

よいリフレッシュになった2日間でした。

この旅行記へのコメント （2）

• poodle714さん 2017/04/15 17:36:32

  私だったらお部屋に戻れるかしら

  batfishさん、こんにちは
  いつもありがとうございます。
  
  伊豆旅行記第二弾も、楽しく拝見しました。
  お近くにこんな温泉があって、batfishさんはよいところにお住まい
  ですね。
  湯回廊菊屋さんの迷路のような「館内のご案内」は、思わず拡大して
  じっくり見てしまいました。
  階段もあちこちにあるようですし、ワクワクするお気持ちが
  よく分かります。
  batfishさんのお写真を見せていただくと、廊下の雰囲気も場所に
  よっていろいろなので、きっとお部屋の感じもバラエティに富んで
  いるのでしょうね。
  何度か訪れても、そのたびに違うお部屋に泊まったら、別の温泉宿
  に来たような気分になりそうです。
  
  表紙写真の窓際に飾られているのは、つるし雛でしょうか？
  私もミニサイズですが、以前京都でかわいいのを見つけて母に買って
  もらったのを自宅に飾ってあるので目に留まりました。
  調べてみると、つるし雛は伊豆地方が有名みたいですね。
  
  「世界の車窓から」オーストリア編の録画したのを今日見てみました。
  映像で見せられると、旅行に行きたい病がさらに悪化しますね（笑）
  夫はインスブルックより西側が紹介されなかった（インスブルックで
  また東へ引き返してしまった）ことを残念がっていました。
  私は、やっぱりザルツカンマーグート地方に行ってみたいなーと思い
  ながら見ました。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　poodle714

  batfishさん からの返信 2017/04/15 19:21:29

  大丈夫です！！（RE: 私だったらお部屋に戻れるかしら）

  poodle714さん　こんにちは！
  
  いつもあたたかいメッセージをありがとうございます！！
  
  > 伊豆旅行記第二弾も、楽しく拝見しました。
  > お近くにこんな温泉があって、batfishさんはよいところにお住まい
  > ですね。
  > 湯回廊菊屋さんの迷路のような「館内のご案内」は、思わず拡大して
  > じっくり見てしまいました。
  > 階段もあちこちにあるようですし、ワクワクするお気持ちが
  > よく分かります。
  > batfishさんのお写真を見せていただくと、廊下の雰囲気も場所に
  > よっていろいろなので、きっとお部屋の感じもバラエティに富んで
  > いるのでしょうね。
  > 何度か訪れても、そのたびに違うお部屋に泊まったら、別の温泉宿
  > に来たような気分になりそうです。
  
  詳細に見ていただいてありがとうございましたm(__)m
  楽しいお宿でした。露天風呂付きの離れ客室がこの宿一番の
  お部屋だと思うのですが、貸切風呂も自由に入れて
  ラウンジでの飲食も楽しめるので、私どもとしては
  今回のお部屋で十分満足でした(^^)v
  なんとなく、東北の「だいこんの花」というお宿と似ていました。
  
  > 表紙写真の窓際に飾られているのは、つるし雛でしょうか？
  > 私もミニサイズですが、以前京都でかわいいのを見つけて母に買って
  > もらったのを自宅に飾ってあるので目に留まりました。
  > 調べてみると、つるし雛は伊豆地方が有名みたいですね。
  
  つるし雛は伊豆の東海岸にある稲取温泉が有名みたいですよ。
  早咲きの桜で有名な河津のすぐ近くで、河津桜とセットで
  訪れる方が多いようです。
  かわいくてお部屋に飾るのにいいですよね。
  
  > 「世界の車窓から」オーストリア編の録画したのを今日見てみました。
  > 映像で見せられると、旅行に行きたい病がさらに悪化しますね（笑）
  > 夫はインスブルックより西側が紹介されなかった（インスブルックで
  > また東へ引き返してしまった）ことを残念がっていました。
  > 私は、やっぱりザルツカンマーグート地方に行ってみたいなーと思い
  > ながら見ました。
  
  私も旦那様と同じでインスブルックで引き返してしまったことが残念でした。
  もっと西のスイス国境まで行くものと思い込んでいて…(^^;
  ザルツカンマーグート地方、よさそうでしたよね。
  でも、行き方がよくわからなくて（あのあたり、バスや列車の経路が
  全然頭に入りません…）ザルツブルクから1日ツアーとかに参加しちゃいそうです。
  
  「世界の車窓から」、4月から週2回だけの放映になっちゃいましたね。
  結構好きな時間なのに残念です。
  
  batfish